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<作新学院>野球部員、強盗容疑などで逮捕 大会辞退はせず

毎日新聞 8月18日(土)11時40分配信

 第94回全国高校野球選手権大会に出場している作新学院高(宇都宮市)硬式野球部の2年男子生徒(17)が、強盗容疑などで栃木県警に逮捕されていたことが、18日分かった。同校は19日に3回戦の試合を控えているが、長谷川勝比古校長は記者会見で「日本高野連の指示を仰ぐ」とし、出場辞退はしない方針を示した。逮捕は17日で、男子生徒は甲子園出場選手に登録されていなかった。

 県警宇都宮中央署によると、逮捕容疑は10日午前6時50分ごろ、宇都宮市の雑木林で、歩いていた少女(16)を倒して膝に軽傷を負わせ、現金数千円を奪ったとされる。わいせつ行為は未遂に終わったという。生徒は「体には触ったが、わいせつ行為をするつもりはなかった。金は取っていない」との趣旨の供述をしているという。

 同校によると、生徒は9日の1回戦をスタンドで応援。バスで10日午前6時ごろに宇都宮に戻っていた。

 長谷川校長は「出場辞退すべきだと考えたが、甲子園で一生懸命頑張っている生徒の気持ちや県民の期待も考えると、辞退はしのびない。大きな事件を起こし、強く責任を感じる」と話した。

 作新学院は1885年創立の私立共学校で、野球部は1902年に創部。甲子園に春9回、夏8回出場。62年には史上初の春夏連覇を達成した。現在の部員数は約90人。【松本晃、中津成美】

 ◇高野連「出場差し支えない」

 作新学院高の野球部員逮捕を受け、全国高校野球選手権大会を主催する日本高校野球連盟の山口雅生事務局長は18日午前、「個人単独の部活動外の不祥事案であれば、過去の事例に照らし合わせて出場は差し支えないと思う」との見解を示した。山口事務局長は、17日に栃木県高野連を通じて報告を受けたと明らかにした上で、「今の時点で学校側から辞退の申し入れはない」と述べていた。

最終更新:8月18日(土)22時23分

毎日新聞

 

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