日中韓学生交流環境フォーラム:学生、被災地で植樹
毎日新聞 2012年08月20日 東京朝刊
「第1回日中韓学生交流環境フォーラム」(主催・イオン環境財団、後援・毎日新聞社、中国青年報社、朝鮮日報社)で来日中の中国の清華大、韓国の高麗大と、早稲田大の学生らが19日、東日本大震災で被災した岩手県北部の田野畑村を訪れ、記念の植樹をした。
地元の森林組合の協力でコブシやコナラなど約120本の苗木を公園の一角に植えた。田野畑村は早稲田大の農山村体験実習の場の一つ。村民と同大のサークルの学生らが守り、育てている「思惟(しい)の森」があり、サークルのメンバーとも交流した。
同村は海沿いの地区が津波で壊滅的な被害を受けた。高麗大の金瑞顕(キムソヒョン)さん(22)は「植樹は初めて。森と海の関係や自然を守ることの意味を考えていきたい」と話した。3カ国の学生たちは23日までの期間中、京都の鞍馬寺などを訪問する。【明珍美紀】