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日中韓 子らのハーモニー
2012年08月21日
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オレンジ色の服を着た蒲郡市の小中学生と、薄緑色の中国・大連市の中学生が一緒に演奏した=蒲郡市 |
●蒲郡で「国際交流音楽祭」
尖閣諸島や竹島をめぐって中韓両国と日本の関係が急速に悪化するなか、日中韓の子どもたちが一緒に音楽を演奏する「蒲郡市青少年国際交流音楽祭」が、蒲郡市で20日まで開かれた。19日には同市と中国大連市、韓国ソウル市の小中高校生計約200人が合同演奏し、交流を深めた。
交流は、蒲郡市の子どもたちでつくる市ジュニア吹奏楽団が2002年、大連市の国際音楽祭に参加したことから始まった。
19日は蒲郡市民会館で、同吹奏楽団と大連市第44中学校吹奏楽団、ソウル市の大真女子高・大真高管弦楽団が合同演奏。20日は「ラグーナ蒲郡」のプールサイドで、日中のメンバーが入り交じって「椰子(やし)の実」など3曲を演奏した。韓国のメンバーは日程上の都合で、先に演奏を終えた。
3カ国が領土問題で揺れる中での開催に、市ジュニア吹奏楽団団長の岡本祐輔さん(41)は「大人は心配したが、子どもたちは特別な感情も持たずに、互いにふれ合っていた。この子たちの世代から互いに仲良くしてくれるといい」。市立蒲郡中3年の高橋美貴さん(15)は、19日の懇親会で各国の子どもたちとメールアドレスを交換したといい、「積極的に話しかけてくれて、楽しかった。今後も交流したい」と話した。
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