特定保健用食品:商品詳細
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商 品 詳 細

商品イメージ

食品名

キリン メッツ コーラ

形態:炭酸飲料

内容量:480 mL

製造あるいは販売者

キリンビバレッジ株式会社

住所:東京都千代田区神田和泉町1番地

電話番号:0120-5959-55 (お客様相談室)

許可された実際の表示

許可された年月

本品は、食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて排出を増加させる難消化性デキストリン (食物繊維) の働きにより、食後の中性脂肪の上昇を抑制するので、脂肪の多い食事を摂りがちな方、食後の中性脂肪が気になる方の食生活の改善に役立ちます。

2011年10月13日

適切な利用法

お食事の際に1本 (480 mL) 、1日1回を目安にお飲みください。

利用上の注意事項

・多量に摂取することにより、疾病が治癒するものではありません。
・飲みすぎ、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。

関与成分についての解説

【関与成分および作用機序】
【成分の特性】
でん粉由来の水溶性食物繊維であり、低粘性・低甘味で水溶液はほぼ透明。耐熱性・耐酸性に優れており、様々な食品に応用しやすい。ミネラルの吸収阻害はなく、FDA (米国食品医薬品局) のGRAS (Generally Recognized As Safeの略称.米国における食品安全性に関する審査制度) にリストされた安全性の高い素材である。

【作用・効果および機序】
難消化性デキストリンは、上部消化管における脂質の消化吸収の過程で、リパーゼによる分解後のミセルからの脂肪酸やモノグルセロールの放出を抑制し、脂質の吸収を遅延させ、便量増加によって便中への脂質排泄を促進させることにより、食後中性脂肪の上昇を抑制すると考えられる。

出典:
J. Health Sci.,55,5,838-844 (2009)

【関与成分の分析方法】
低分子水溶性食物繊維を含む食品に適用される酵素−HPLC法 (1) に準じ、下記の操作を行う。
1. 酵素処理液の調整:各種酵素により炭水化物およびたんぱく質の消化を行う。
2. 高速液体クロマトグラム用溶液の調整:イオン交換樹脂によりイオン性不純物質 (たんぱく質、有機酸、無機塩類等) の除去を行い、難消化性デキストリンを濃縮する。
3. 高速液体クロマトグラムで定量:得られた高速液体クロマトグラムより三糖類以上の画分中の難消化性デキストリン画分を求める。

出典:
(1) AOAC 2001.03:Journal of AOAC International、85,2,435-444 (2002)

【関与成分の構造式】

安全性に関する評価

【ヒト試験】
研究1:
空腹時血中中性脂肪値が正常から高値の成人男女18名を対象とし、12週間に亘って1日1回いずれかの食事の際に難消化性デキストリン (食物繊維として) 5 g配合当該食品を1本摂取させた。摂取開始前、4、8、12週間目に理化学的検査、血液学的検査、血液生化学的検査、尿検査及び医師診察を行った。その結果、試験飲料の摂取に起因する臨床上問題となる有害事象は確認されなかった (1) 。

研究2:
空腹時血中中性脂肪値が正常から高値の成人男女18名を対象とし、4週間に亘って1日1回いずれかの食事の際に難消化性デキストリン (食物繊維として) 15 g配合炭酸飲料を1本摂取させた。摂取開始前、2、4週間目に理化学的検査、血液学的検査、血液生化学的検査、尿検査及び医師診察を行った。その結果、試験飲料の摂取に起因する臨床上問題となる有害事象は認められなかった (1) 。

出典:
(1) 薬理と治療,38,7,627-35 (2010)

【動物・その他の試験】
研究1:
大腸菌及びネズミチフス菌を用いた変異原性試験は陰性であることが確認されている (1) 。マウスを用いた急性毒性試験においては、死亡例は認められず、LD50値は本試験の最大無作用量の20 g/kg以上と推定された (1) 。

研究2:
ラットを用いた5週間連続投与試験においては、体重増加曲線、血清総蛋白質及び血清カルシウム値について難消化性デキストリン非投与群との差異が認められなかったことから、ミネラルを含めた栄養素の吸収阻害作用はないことが示唆されている。また、肝機能の指標である血清GOT及びGPT値についても、難消化性デキストリン非投与群との差異は認められていない (2) 。

出典:
(1) 食品衛生誌,33,557-562 (1992)
(2) 日本栄養・食糧学会誌,44,471-478 (1991)

有効性に関する評価

【ヒト試験】
研究1:
空腹時血中中性脂肪値が正常高値域からやや高めの成人男女90名を対象者とした二重盲検によるクロスオーバー試験を行った。高脂肪食とともに試験飲料または対照飲料を摂取させ、摂取開始前、2、3、4、6時間後に採血を行い、血中の脂質関連指標を測定した。
試験飲料は難消化性デキストリンを食物繊維として5 g配合した当該食品であり、対照飲料は難消化性デキストリンを含まない点を除き試験飲料と原材料が同一である飲料とした。
その結果、対照飲料と比較して試験飲料摂取後2、3、4時間後の血中中性脂肪値およびAUC値の抑制が認められた。以上より、試験飲料は食後中性脂肪上昇抑制効果を有することが明らかになった (1) 。

出典:
(1)薬理と治療,38,7,637-43 (2010)

【動物・その他の試験】
研究1:
ラットを用いた脂質負荷試験の結果、脂質摂取後の中性脂肪値は、難消化性デキストリンの摂取量に依存して低値を示し、難消化性デキストリンが食後中性脂肪の上昇抑制作用を有することが明らかになった (1) 。

出典:
(1) Eur. J. Nutr.,46,133-138 (2007)