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北九州市民が寄せ書きで石巻を激励 「がれき処理、安心を」

北九州市民の寄せ書きを前に言葉を交わす小田理事長(右)と大丸理事長

 東日本大震災で発生した石巻市のがれきを受け入れる北九州市の市民有志が21日、石巻市を訪れ、励ましの言葉を記した寄せ書きを市民に贈った。
 寄せ書きは縦1メートル、横1.8メートル。「日本の皆が仲間」「共に復興を」などと北九州市民200人のメッセージが書き込まれている。北九州青年会議所の小田剛理事長(37)が、石巻青年会議所の大丸英則理事長(30)に手渡した。
 北九州市では放射能に対する一部住民の根強い不安から、がれきの試験焼却時に逮捕者も出る騒ぎが起きた。小田理事長は「反対派が多いわけではないことを伝えたかった。安心して任せてほしい」と話した。
 大丸理事長は「がれきの広域処理という課題に行動を起こしてくれたことがうれしい。支援を受ける立場から早く自立することで恩返しをしたい」と感謝した。
 北九州市は今月中に石巻市のがれき処理を始める見通し。計画では2014年3月までに、年間最大3万9500トンの可燃性がれきを受け入れる。


2012年08月22日水曜日


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