野田首相の夏休みを自民猛批判
2012年08月21日 18時00分
自民党は16日、香港活動家による尖閣諸島に上陸した事件と、韓国の李大統領が天皇陛下に謝罪を求めた発言について、外交・領土に関する特命委員会合同会議を開いた。
自民党関係者によると、海上保安庁は12日の時点で活動家が魚釣島で国旗を揚げ国歌を歌い上陸する計画を把握していた。「海上保安庁は情報を知りながらなぜ活動家たちの上陸を許したのか。同庁の説明だと活動家たちにケガをさせないよう安全を優先させたといいます」(自民党関係者)
問題は活動家たちが終戦記念日に合わせて魚釣島に上陸することを知りながら、夏休みを取って公邸に引きこもり、何ら対応しなかった野田佳彦首相(55)だ。
「上陸した活動家たちは、海上保安庁の隊員にレンガを投げつけてきたそうです。命がけで尖閣を守っているのに、国の最高権力者は夏休み。開いた口がふさがりません」と同自民党関係者。
一方、李大統領の発言について「極めて礼を失するもので、到底容認し得ない」と指摘し、謝罪と撤回を要求する声明をまとめた。また、日本が5兆4000億円を融通するスワップ協定の見直しなども盛り込まれた。