関塚ジャパンを支えたコント番組
2012年08月21日 18時00分
【ロンドン五輪熱闘の舞台裏(5)】
関塚ジャパンを支えたのは、伝説のコント番組だった。ロンドン五輪サッカー男子で44年ぶりのベスト4進出となった日本は「チームの一体感」が躍進の原動力となった。そんなイレブンは宿舎で毎晩のように“お笑い観賞会”を開いて結束を固めていた。
「よく誰かの部屋に集まって、お笑い番組を見るんですよ。特に多いのが『リチャードホール』ですね。みんなでめっちゃ笑って良いリラックスになってます」(新潟DF鈴木大輔=22)
「リチャードホール」とは、フジテレビ系列で2004年10月から約1年間放送された深夜のコント番組。くりぃむしちゅーやアンタッチャブル、おぎやはぎ、森三中など現在バラエティー番組に欠かせない面々が出演しており、ファンの間では“伝説の番組”として語り継がれる。
関塚ジャパンにはお笑い好きが多く、鈴木を始めMF清武弘嗣(22=ニュルンベルク)やFW大津祐樹(22=ボルシアMG)、MF東慶悟(22=大宮)らが夜な夜な集まりDVDを観賞。合宿生活でストレスもたまる中、大笑いすることでオンとオフをうまく切り替えられたという。
これで普段からのコミュニケーションも深まった。「金メダルを取ったアジア大会(10年)のような雰囲気に似てる」(東)と話していたように、伝説のお笑い番組が下馬評を覆しての4強入りに一役買っていた。
(終わり)
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