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【サッカー】香川 開幕戦フル出場で存在感2012年8月22日 紙面から
【ロンドン原田公樹】イングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドに今季から新加入したMF香川真司(23)が20日、敵地で行われた開幕のエバートン戦にフル出場し、プレミアリーグデビューを飾った。最も得意とするトップ下でフル出場した香川は得点には絡めなかったが、鋭いスルーパスやクロスで何度も好機を演出。チームは0−1で敗れて2004年以来の開幕戦黒星を喫したものの、香川は鮮烈な印象を残した。 見せ場は何度もつくったが、チームは敗れた。ブルーに染まった敵地で、背番号「26」はがっくりと肩を落とすと、控室へつながる廊下へ消えていった。 「負けたことにものすごく責任を感じている」 試合後、香川はテレビの取材にそう答えると、唇を噛んだ。 念願のシーズン開幕戦で先発。ポジションは最も得意とするトップ下だった。 「試合に入るとプレッシャーは感じなかった」 パスのつなぎ役に繰り返し入ってボールを支配。少しずつエンジンの回転数を上げていった。らしさを出したのは、前半39分。中盤からFWウェルベックへ鋭いスルーパスを出した。ゴールにはつながらなかったが、昨季までのマンUにはあまり見られなかった、新しい攻撃パターンを生み出した。 さらにルーニーに左からクロスを入れるなど、息の合ったプレーを見せたが、ゴールが割れない。逆にエバートンに攻め込まれ、何度もGKデヘアの好守でしのいだが、後半12分についに失点。その後、後半34分には途中出場したファンペルシーからの右クロスへ走り込んだが、ブロックされてシュートは打てず。「攻撃面で決定的なところで決め切れなかった」。結局、90分間プレーして、絶好のパスは何本も出したが、シュートは1本も放てなかった。 ファーガソン監督は「われわれはボールを支配して、いくつかの得点機をつくった。ただフィニッシュが決められなかった。ほんの少しの差だ。今度は試合に勝てる」と前向きに話した。香川も「1試合1試合が勝負なので、これからの1週間を大事にして、次のホーム戦では、この悔しさを忘れずに結果を残したい」と気持ちを切り替えた。 PR情報
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