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【プロ野球】2年ぶり1イニング3発も沢村乱調 巨人、神宮で勝てない…2012年8月22日 紙面から
◇ヤクルト6−6巨人巨人は1点を追う5回に実松、坂本、阿部の3本塁打で4点を奪った。ヤクルトは4−6の6回に森岡の2点適時打で追い付いた。沢村、石川の両先発投手は5回で降板した。7回以降は互いに救援陣が踏ん張り、引き分けた。 ◇ 鬼門は都にあり。巨人が戦う相手は神宮の魔物だ。2010年8月26日の東京ドームでの中日戦以来となる1イニング3発などで6点を奪ったものの、沢村ら投手陣が6失点と崩壊してドロー。昨季は1勝4敗2分け、今季も0勝3敗1分け。何かに取りつかれたかのように、神宮では白星が幻と消えていく。 中大時代に東都で19勝の「神宮の申し子」も、プロでは勝手が違うらしい。自己最悪の3被弾などで5イニング4失点。「先発が5回でマウンドを降りるようでは。ふがいないっスね」。クラブハウスへと歩く右腕は敗戦投手の顔だった。 オセロのように白と黒を繰り返す。11勝11敗だった昨季に続き、今季も9勝8敗。大黒柱への成長を期待する首脳陣からも落胆の声が漏れた。原監督は「先発が4点も取られると苦しい。リリーバーに少しプレッシャーをかけた状態になる」とポツリ。川口投手総合コーチも「沢村? えらい昔の話を聞くなあ」とあきれ顔だった。 中日が敗れていれば点灯していたマジックは、またまたお預け。22日に勝ち、中日が敗れればM31が点灯する。原監督は苦手とする舞台でのドローに「引き分けたことは大きいと思う」と首位の余裕を見せた。ただ、攻撃陣の奮起で形作った勝利の流れを自ら手放したことも事実。満足できる内容ではない。 これも魔物の仕業なのか。それとも…。指揮官は「まあ、まあ」と受け流した。とはいえ、神宮以外での対戦では5勝4敗2分けと互角以上に戦っているのだから、神宮との相性を無視することもできない。22日、23日を含めて鬼門では残り4試合。覇権奪回のキースポットとなることは間違いない。 (井上学) PR情報
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