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笹川陽平(ささかわようへい)の国内外における活動の記録。このブログを通じて、私の毎日を覗いてみてください。

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東北地方太平洋沖地震応援基金
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5月17日(火) [2011年05月17日(Tue)]
5月17日(火)

 11:30 成田発

 16:30 フランクフルト着

 18:30 フランクフルト発

 19:30 ジュネーブ着

 20:30 ホテル着
「ジュネーブ出張」 [2011年05月17日(Tue)]
「ジュネーブ出張」

今朝(5月17日)から21日まで、ジュネーブに出張です。

活動内容は、WHOの総会で「笹川健康賞」の受賞者、Dr Eva Siracká(スロヴァキア)「癌に対する啓蒙活動」と、The Pequeña Familia de María (パナマの団体)「HIV/AIDSに対する取り組み」への祝辞。

ハンセン病対策についての意見交換は、ブラジル、インドネシア、ミャンマー、インド等の保健大臣並びにWHOのアフリカ、南東アジア、アメリカ大陸、中近東のWHO地域事務局長との会談。マーガレット・チャンWHO事務局長との昼食会。

国連人権理事会を訪問。世界医師会本部では会長、副議長と2012年のハンセン病差別撤廃のグローバル・アピールについての打合せ等を行います。
学生ボランティア その1 [2011年05月17日(Tue)]

海上保安大学校の海保体操


「東日本大震災への救援活動」その62

連休を中心に、被災地には全国から心ある学生ボランティアが集まり、瓦礫の撤去をはじめさまざまな分野で活動、汗を流してくれた。被災直後の「日本は一つ」の連帯意識が若者の心の中にしっかりと意識されたとしたら、望外のことである。

簡単に参加しているように見える学生ボランティアであるが、日本財団の例を見ると、相当な覚悟で挑んでいることが分かる。

日本財団から被災地までの往復バス代以外はすべて自己負担である。12時に受付で1400円の損害保険に加入。被災地の映像を見せながら財団職員が現地での作業内容、緊急時の避難場所の説明、秩序ある行動をとるために7〜8人に一人の小隊長の任命、指揮命令系統の確認等を行い、15時頃、3泊5日間の作業に出発するわけだが、寝袋、長靴、手袋、食糧、全て個人負担、個人持参なので、エベレスト登山かと思われる重装備の学生もいる。しかし、それぞれ秘めたる責任感、志を持っての参加で、底抜けに明るい表情に学生らしい若さを感じ、見送る方も心が弾む。

多くのボランティアが参加する被災地の中で、先般、防衛大学、海上保安大学の学生を中心に、牡鹿地区の漁村で、陸に打ち上げられた牡蠣棚、魚網、ブイ、漁船、イカリ等々、山にまで散乱した津波の爪痕の整理に汗を流した。回収したブイだけで3000個余りになり、失意のどん底にあった漁民もボランティアの活動を目のあたりにして発奮。「皆に本当に助けてもらった。何年かかっても俺ら必ずまたおいしい牡蠣を作るから、この浜に帰って来いよ。牡蠣をいっぱい食わせてやるからな!!」と別れを惜しんだという。


学生ボランティアにより回収されたブイ


筆者は学生ボランティアの出発式で「人生とは何か、生きるとは何か、自然と科学技術の関係等々、作業を通じて『何か』を考えてきてほしい」と偉そうな激励をしたが、十分にこたえてくれたと確信している。

防衛大学生と海上保安大学の学生は、日頃の鍛錬(たんれん)で鍛えあげられた体力と集団生活の中で養われた規律で、当然といえば当然だが、普通の大学生とは大いに異なる。作業場所での「海保体操」は独特のもので、他大学生の笑いを誘いながらも好評であったらしい。

座学も重要だが、生きた学問を学ぶ機会でもあるので、早速、鈴木久泰海上保安庁長官に休日を利用して海上保安大学生全員のボランティア参加を要請した。厳しい大学のカリキュラムの合間を活用し、全員参加を了承してくれた。

海上保安大学生の海辺での真摯な活動は、多くの漁民に今一度、海で生きる希望を与えるに違いない。



<支援金募金>
10,000,000円 大村市モーターボート競走事業部 
7,873,323円 (社)日本造船協力事業者団体連合会
2,000,000円 当麻町会計管理者
1,248,480円 Mr. Ca Van Tran (ベトナム障害者支援協会代表)

有難く、心より御礼申し上げます。
責任をもって、大切に活用させていただきます。

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