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短編版と内容は同じです。
本編
2.極上の企み
 退屈だな…と警察庁のエリート官僚……宇佐見幸也は小さく溜息をついた。

 警察庁の上層部が主催したパーティでなければこんな退屈な催しに参加したりはしなかったのだが、『行きたくない』という感情だけで付き合いを断れば今後の昇進にも響く。
 ただでさえとある事件の影響で経歴に小さな傷がついてしまったのだ、せっかく元の職場に戻れたのだからここから着実に進んでいくしかできない。

 贅を尽くした飾りつけをされた会場を離れ、グラス片手にバルコニーに出る。
 見上げた空には、青白い月が浮かんで彼を見下ろしている。
 手摺りに肘をつき、ぼんやりとそれを見上げてみた。

 本音を言えば、豪華絢爛な食事よりも栄養価を考えたのだと言う手料理の方が食べたい。
 咽返るような香りを身に纏ったゴージャス美人より、抱きしめると仄かにシトラスの香りがする【彼女】がいい。
 女など誰も彼も自分の外見とステータスにしか興味を示さない、浅ましい生き物だと思っていた。
 そんな彼の前に、榎本瑞希という名の『変り種』が姿を現した。

 顔と名前は知っていたが、幼い頃を除けば殆ど交流のなかった母方の従妹。
 自分と同じ警察官……しかしノンキャリアの道に進んだのだと聞いた時は、その程度かという嘲りと奇特なことだという同情めいた感情だけしか持たなかった。
 だが時々本家絡みで噂を聞くうちに、男社会において淘汰されそうになる程度には実力があるのだと知り、ほんの僅か興味を抱くようになった。

 とある事件が起きた際、どうにか九死に一生を得た彼が向かったのはそんな『彼女』のマンションだった。
 彼女が何も反応を示さないなら他に行くしかない、そんな賭けのような気持ちで蹲っていた彼に

『うちに来ますか、宇佐見さん』

 彼女は、手を差し伸べた。
 まるで、血統書付きの家猫が捨てられてるなんて可哀想だから拾ってあげる、くらいの気安さで。

 拾われてからというもの、彼の世界は彼女一色になった。
 どんな女と付き合っても【自分のペース】を崩さず、インナースペースに誰も踏み込ませなかった彼が、彼女の為だけに生きようと、彼女の傍でなら自然に笑っていられると、そう思うまでになった。


 手にしたグラスには、好物の赤ワイン。

「…………不味い」

 年代物の熟成された味のはずだ、なのに何故か美味しいとは感じられずにそのまま手を逆さまにひっくり返した。
 下の繁みに向かって流れ落ちていく真紅の液体を眺め、この程度なら酔っ払いの悪戯クラスか、などと小さく口の端を上げる。

『なんだか幸也さんって猫みたいですね』

 もし猫だったなら、ここから器用に飛び降りて彼女の部屋の扉を引っ掻いてやるのに。
 こんな窮屈な檻に閉じ込められ、愛想を振りまくなんてことはしなかっただろうに。


「具合でも悪いのかね、宇佐見君」

 コツ、と響く革靴の音が彼の意識を外部へと向けさせる。
 表情を取り繕って振り向くと、主催者である男と取り巻きの女数人が出入り口を塞ぐように立っていた。
 チッ、と舌打ちするのは内心だけに止め、

「久しぶりの華やかな空気に酔ってしまっただけですよ。もう戻ります」

 完璧な【社交辞令の仮面】を貼り付け、宇佐見は笑った。



 コンクリートの廊下が、コツンコツンと足音を反響させて鳴る。
 彼女がもし起きているなら、その足音に気付いてすぐに扉を開けてくれる。
 不在か寝た後なら、出迎えは諦めて自分で開けるしかない。

 一度、彼女が張り込みか何かで数日帰ってこなかったことがある。
 その時でも彼は、開けてもらえるまで何日も通い続けたというのだから、そんな彼をもし知り合いが見ることがあれば目を剥き己の正常性を疑うに違いない。

 さすがに近所の目もある、ということでそれを知った瑞希は翌日すぐに合鍵を彼に渡してくれた。

 辿り着いた、彼女の部屋の前
 扉は、開かない。

 ふと視線を扉の横に向け、そこに鮮やかに残る引っ掻き傷に瞳を細める。
 これは、自分のマーキングだ。
 用が済んだとばかりに自分を締め出した薄情な主人に、自分の居場所はここなのだとアピールする為に何度も何度も引っ掻いた……その傷痕がくっきり残っている。
 指先でその跡をなぞり、そのまま指を滑らせて部屋の主の名前がアルファベットで書かれたプレートで止まる。
 彼の人生を変えてくれた人の名が刻まれたそこに、自分の名を並んで刻めたらどんなにいいだろうか。
 ここに引っ越してきたいと告げたら、彼女は困ったような顔をして

『幸也さんにこんな狭い部屋は似合いません』

 と、やんわり彼の申し出を否定した。
 これまで何度となくそういったやり取りを繰り返してきたのだから、すぐには無理かもしれない。


 開く気配がない扉に鍵を差込み、音を立てないようにして中に入る。
 リビングに明かりがついているところを見ると、どうやら不在というわけではないらしい。

「瑞希、いるのか?」

 そっと呼びかけてみるが、返事はない。
 シャワーか何かだろうかとリビングに入ってみて、そこで彼の足が止まった。
 テーブルの上に突っ伏して動かない瑞希に、一瞬思考が真っ白に染まる。
 が、その肩が小さく上下しているのを認めると、深い安堵の溜息が漏れた。

「……驚かすな……ったく」

 余程疲れたのだろう。
 パソコンもつけっぱなしで、瑞希はすぅすぅと寝息をたてていた。
 身動ぎでもしたのか、画面にはスクリーンセーバーではなく実に回りくどい内容の論文めいた報告書が書きかけのまま映っていて。
 お前はどんだけ仕事バカなんだと呆れる気持ちが湧いてくる。

 要領よく立ち回ればいいものを、彼女は常に全力で任務に調査にと飛び回っている。
 こうして仕事をプライベートに持ち込んでまで頑張っても、【警察組織】は彼女に何もしてくれないと言うのに。

 宇佐見は寝入った彼女はそのままに、上着を脱いでキッチンに立つ。
 彼が所有している部屋のカウンターとは比べ物にならないが、この対面式キッチンカウンターにも中々趣味のいいお酒が並んでいる。
 彼は少しだけ考え、エスプレッソマシンでコーヒーを淹れてから角砂糖を一つ摘み上げた。
 スプーンの上に角砂糖一つ。
 そこに零れない程度のブランデーを注ぎ、キッチンの明かりを落としてからライターで火をつける。

 バルコニーから見上げた月と同じ、青白い光が角砂糖を包みこんだ。

「……カフェロワイヤル……綺麗ですね」
「なんだ、起きたのか」
「はい。でも早かったんですね、パーティもう終わったんですか?」
「いや、適当に言って抜け出してきた」

 ご機嫌を取らなければならない上役も、しつこく言い寄ってくる女達も鬱陶しくて仕方がなかった。
 だから、酔ったふりをしてどうにかその場を抜けて帰ってきたのだ。

 ただ、彼女に逢うだけのために。

「仕事のお付き合いですよね?いいんですか、そういうことして」
「顔を出しとけば後は長居する必要もないだろ。それより、何か飲むか?」
「あ、私もそれ飲みたいです」
「ん、」

 近づいてきた瑞希に、カップを差し出す。
 お前が飲めと示された彼女は戸惑ったが、礼を言って微笑んだ。
 宇佐見も、漸く肩の力を抜き小さく微笑む。

 彼がこんな無防備な笑顔を見せるのは彼女の前でだけ。
 学生時代の後輩や同期に対しても彼はシニカルな態度を崩すことなく、適度に距離を取り、綺麗に本音を押し隠す。
 少ない親戚づきあいの中でもそんな彼しか知らなかった彼女にしてみれば、彼のこんな素顔を見せられた時はさすがに『別人か』と驚かされたようだ。
 良く似た別人か、もしくは爆発のショックで性格が変わったのではないか、と。

「幸也さんはカプチーノでいいですか?」
「ああ」

 そんな彼が、実は意外と甘い物好きだということを彼女は知っている。
 ブラックコーヒーを嗜んでいそうな彼は、息抜きの際はコーヒースタンドのカフェラテを飲んだりしているのだと。
 人は見かけによらない、と手早くエスプレッソマシンを操ってカプチーノを淹れる。

「ラテアートも忘れるなよ?」
「……私はバリスタじゃありません」
「安心しろ。完璧なものは期待しちゃいない」

 あまりと言えばあまりな言い草ではあるが、裏を返せば『書いてくれるならそれでいい』という意味でもあるわけで。
 素直なんだか素直じゃないんだか、と苦笑しながら瑞希はできあがったカプチーノに真っ直ぐ向き直った。


「どうぞ」

 コトン、とカウンターに置かれたカップにはふんわりとした泡に包まれた香ばしいエスプレッソコーヒーが満たされている。
 その表面には、頑張ればどうにか【 Yukiya 】と読めるアルファベットが刻まれてあった。

「…………へたくそ」
「だからプロじゃないですって言ったじゃないですか。すぐ消えるんだから我慢してください」
「消すのも勿体無いな。誠に写メってやるか」
「ちょっ、やめてくださいよ!爆笑されるに決まってます」

『なんだこれ、だっせー』

 彼女の弟ならそう言って、けらけらと甲高い声で笑うに違いない。
 カップを取り上げて阻止しようとしたが一瞬遅く。
 カシャ、とシャッターを切る音。

「遅かったな」
「ああ、もう……」

 送ったというのなら、笑いものにされるのは決定事項ということだ。
 もういいかと諦めつつ、猫舌用に少し冷めたカフェロワイヤルに口をつけた。
 ほんのり甘いブランデーの香りが、疲れた心を少しだけ和ませてくれる。

 そしてもう一つ、テーブルのあたりから漂う甘い香りに気がついて視線がそちらを向く。
 宇佐見は『気付いたのか』と言いたげにテーブルへとって返し、瑞希にとってはお馴染みのロゴが印刷された紙袋を差し出した。

「土産だ」
「手土産なんて珍しいですね。あれ、でもこのお店のこの匂いって……もしかして」
「前に食べたいと言ってただろう?」

 残ってたんだ、と彼はどこか自慢げに告げた。
 その口調は、まるで獲ってきた獲物を主人に見せて『えらいでしょ?』という仕草をする猫のようだ。
 笑い出したいのを堪えて開けた袋から出てきたのは、ザッハトルテ。
 近所の店ではいつも売り切れで、いつか食べたいと話していたのを覚えていていた彼は、通り掛った店でたったひとつだけ残っていたそれを買い求めたのだという。

 どんな顔をして『ザッハトルテひとつ』と言ったのか、想像するだけで微笑ましいやら可愛らしいやら。

「幸也さんも食べませんか?夜中にこれ一つはちょっとカロリーオーバーですし」
「そんなもの、食べてから身体を動かせばいいだけだろ。明日は休みなんだ、夜通し付き合ってやるよ」
「……なんでそういちいち言う事がやらしいんでしょうね、あなたは」
「俺が言ってるのはゲームのことだが?……なにを想像したんだ、お前」

 俺は別に『そっちの運動』でも構わないぞ?
 含みを持たせて言ってやると、瑞希は拗ねたように視線を逸らした。

 さっきの言葉はからかい半分ではあったが、ストレスの溜まるパーティで彼女を思い浮かべてからここまで触れたくて仕方がなかったのもまた事実だ。
 可能なら、すぐにでも腕に抱きこんで上手く言葉にできない想いを伝えたいと切実に思う。
 一度は彼女の方から放されかけた手を取り、二度と離さないと今すぐに誓わせたい。

 だが彼は、手を伸ばすかわりにケーキに刺したフォークを瑞希の口元に持っていった。

「ほら。口開けろ」
「え、いえ、あの……」
「いいから」

 さすがに恥ずかしいと頬を朱に染める瑞希。
 二人きりなのだから開き直ってしまえばいいのだが、視線を上げると宇佐見の頬も薄っすらと色づいているように見えたものだから尚更恥ずかしくなってしまう。
 恥ずかしいならやらなきゃいいのに、と思いながらも諦めて小さく口を開ける。
 口の中に押し込まれた欠片は、評判通りの濃厚な甘さを舌先に伝えてきた。

「美味しい、です」
「そうか」
「やっぱり幸也さんも食べましょうよ」
「そうだな……」

 呟いて、カプチーノを一口。
 先程より少しだけ大きめの欠片をフォークで取り、口に運ぶ。
 興味津々という眼差しを向けてくる瑞希に向かって笑みをひとつ。

「え、な…んんっ、」

 なんですか、と問いかける前に唇を塞いだ。
 するりと差し込んだ舌先で、彼女の舌を絡めとりチョコレートの味をダイレクトに伝えてやる。
 口移し…だけでは勿論終わらず、まるで彼女のそれが上等の菓子であるかのようにぺろりと舐め、優しく噛み、角度を変えては深く、浅く何度も重ね合わせた。

 貪っているようで貪らせているような長い口付けを終えて身を離すと、

「これなら、カロリーもケーキもちょうど半分だな」

 ほんの僅かな照れを隠すように、彼はもう一度ケーキの味のキスをした。


 結局その後、疲れている彼女を更に疲れさせる原因を作ってしまった宇佐見は、ぐっすりと寝入ってしまった瑞希の寝顔を間近で眺めて、ふっと口元を緩めた。

 世間的には財閥と名のつく宇佐見家の後継者ともあろう者が、たった一人の女の前でだけ笑ったり照れたりと普通の男になってしまう。
 後輩達には『スカイツリー並に高い』と称された彼の絶対的なプライドも、彼女を前にすると霧散する。
 自分にもまだ、これだけ他人を想える心があったということに純粋に驚くが、
 それより何より、自分をここまで虜にした榎本瑞希という人間の存在が不思議で、愛しくて。

 コメカミ、頬、と小さく口付けて、耳朶を軽く食む。
 素直に言葉を紡げない声の代わりに、本当に愛しいのだと吐息で告白するように。
 無意識に身動ぎする肩を押さえ、ちょうど心臓の上あたりに頬を寄せて瞳をゆっくりと閉じた。
 肩を押さえた手を背中に回し、甘えるように擦り寄る。
 肌で感じる体温と鼓動に徐々に思考を奪われていくのを感じながら、本気で彼女に依存してしまったと、薄れる意識の中で自覚したのを最後に………宇佐見は深い眠りに落ちていった。



「で、幸也さん。何か言い訳はありますか?」
「ない」
「ってそんなきっぱりと…」

 翌朝
 新聞を取りに郵便ボックスを見に行った帰り、瑞希は部屋の前で数秒呆然と立ち竦んでしまった。

 彼女の名前をアルファベットで刻んだその下

【 Yukiya-Usami 】

 明らかに手書きの ──── しかも万年筆で書いたらしい文字。
 それが意味するものがわからない彼女ではないわけで。
 プレートを外し、こうして取調室よろしく向き合って問い詰めているわけなのだが、彼はあっさりと己の【犯行】を認めた上で『後悔はない』と言外に語った。

「確かに頻繁に来てますけど、幸也さんはここに住んでるわけじゃないでしょう?」
「住みたいと何度も言ったはずなんだがな」
「だめです、と何度も言いましたよね?」
「なら、なんでダメなのか俺を納得させてみろよ。ほら、普段の取調べの力を発揮すれば簡単だろう?」

 確かに、口八丁手八丁で丸め込もうとしてくる犯人と駆け引きめいた対話をすることもあるが、
 普段政治家や警察上層部といった魑魅魍魎を相手に渡り合っているエリート官僚には敵うはずもない。

 ふぅ、と溜息をついて彼女は話題を変えてみた。

「そういえば、いつもここに入り浸ってますけどいい加減本家に帰らなくてもいいんですか?」
「そうだな、お前を連れて帰ってやればジジイも小躍りして出迎えてくれるだろうな」
「ご隠居は足腰がお悪いですから、小躍りはできないんじゃないですか」
「ものの例えだ、受け流せ。大体、ジジイは目下入院中だしそれ以前の問題だろ。家に戻ったところで、出迎えなんてないからな」

【彼】は昔から多くの人に囲まれてきたが、ある意味ずっと一人だった。
 誰も傍に置かず、誰も信用せず、身内であっても仮面を被り続ける。
 シニカルを気取り、ただ誇り高く、身内とも他人とも距離を置いて不敵に微笑んでいればそれで良い。
 そんな生き方をしてきた彼には心を許せる【友人】などなく、唯一何故か懐いてくる瑞希の弟である誠には、適度な距離でなにかと相手をしてやっているという程度だ。
 そんな彼が『傍にいて欲しい』と望んだのは、公私共に『身内』にカテゴライズされる存在。


 視線をまっすぐに宇佐見に向け、瑞希は小さく首を傾げた。
 俯く彼の視線は哀しげで、いつも自信に満ち溢れている瞳も翳っている。

「……じゃあ、私がそこにいますから」
「瑞希、」
「なんて言うのを期待してるんだったら一昨日来やがれ、です」
「……チッ」

 企み通りにいかなかった、と彼は舌打ちで【演技】を打ち切る。
 だがそうでなくては面白くない、この【恋】はまだ始まったばかりなのだから。

【恋愛】という言葉はそもそも『来い(恋)』と呼んで『あい(愛)』と応えることからきているという説があるわけで。
 呼んで、応える。
 それが想い合うということなのだ、そう誰かが言っていたなとちいさく苦笑する。

「俺も甘くなったもんだ」
「はい?」

 彼にとって帰る【家】は彼女の傍なのだとどうやって伝えたらいいだろうか。


「とりあえず、このプレートは新品に換えるか。後で買いに行くぞ」
「費用は幸也さん持ちですよね、当然ですよね」
「わかった。これくらい安いもんだ」

 せめて名前だけでも、と子供っぽい思考の促すまま名前を書き込んだプレートを取り上げ、じっと眺める。
 新しいプレートは滅多な事では壊れない素材にしよう、そうだプラスチックなんて安物じゃなく合金にしてもいい。

「なぁ、名字は【榎本】にするか?それとも【宇佐見】にしてしまうか?」
「…………えーと、その発想の転換がよくわからないんですが。あなたの中で何がどうなってそうなったんですか?」
「とはいえ、俺は宇佐見の家を継がなきゃならないしな……別姓というのは却下するとして、さっさと入籍してしまうか」
「もしもし、人の話はちゃんと聞きましょうね?」

 今はまだ無理でも
 そう遠くない将来、再び新調されたプレートに【宇佐見】姓を持つ二つの名前が並ぶのは彼の中でほぼ決定事項のようだ。


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