DPMカンパニー・プログラム(COP)

ポールJ.マイヤーのDPMカンパニー・プログラムは、企業の人材開発を全く新しい視点からとらえた、画期的なシステムです。
飽食の時代、成熟の時代と呼ばれ、人々の生活に対する価値観が多様化・個性化している今日、企業をとりまく環境も、かって体験したことのないほどの厳しい競争力が求められています。こうした中で、C.I.(コーポレート・アイデンティティ)の導入、TQC運動など、企業活性化に取組む企業は少なくありません。とうぜんのことながら、人材育成は、今や企業には欠くことのできない重要なテーマのひとつです。
しかし、ここに大きな疑問があります。つまり、今多くの企業が実施している社員教育のほとんどが、企業の戦力としてのみの社員の成長を目指し、業務上の知識や技術を教育し、企業への忠誠心を育てることに力点が置かれていることです。セミナー型からスパルタ特訓まで、様々な技法をもって試みられているこれらの教育は、残念なことに、いずれも期待どうりの効果を上げていないというのが現状です。なぜなら、確かに「教育」修了直後の社員は、燃え上がり、新しい気持ちで仕事に取り組むでしょうが、しばらくすると、また元の無風状態に戻ってしまうからです。SMIジャパンでは、「育成」とは、人間として根本から目ざめさせ、自発性、創造性を備え、行動力に富んだ企業人に創り変え、しかも、それが永続されるものでなくてはならないと考えています。
ポールJ.マイヤーは、「トータルパースンのコンセプトと、ダイナミックな「モティベーション」の技法を提唱しています。
人は誰もが成功したい、自分の人生を最高の価値あるものにしたい、と願っています。そのためには、経済・職業面、家庭生活面、社会生活面、健康面、精神面、教養面という人生を形成する6つの分野が複合的に組み合わされてバランスを保っていることが不可欠である。─というのが、ポールJ.マイヤーの提唱する「トータルパースン」のコンセプトです。
「トータルパースン」としての生き方を身につけることにより、幅広い能力への自信、個人と企業の目標に向かっていつでも行動しようとする心構えが向上していきます。また、人は生まれながらにして無限の潜在能力を持っています。ただ、その人が育ってきた環境によって、その力を制限する習慣が身についてしまっているのにすぎないのです。潜在能力を発揮しさえすれば、人は大きく変化できます。成功へと自分を導くことができるのです。では、どうしたら眠っている潜在可能力を引き出せるでしょうか。それには、まずこの世界が真の豊かさに満ちているのに気づくこと、環境からの条件づけによる自己制限について深く知ることが必要です。そして、人生目標を強く、高く設定し、心構えと行動を高めていく技法によって「パーソナル・モティベーションの力」を身につければ、潜在能力の発見は可能になるのです。
心構えのモティベーションは、恐怖と報酬というオーソドックスな2つのモティべ一ションに比べ、唯一永続的な効果が期待できる方法です。
企業・組織にとって真に価値ある人材とは、「企業戦士である前に、個人として優れた人間である」というのがマイヤーの思想です。
企業・組織は、その人材を、単に組織の戦力として見るのみではなく、人生の全分野を含んだ人間としてトータルにとらえなければなりません。つまり、企業内における自己目標を確立させること、そして、その人の人生全分野にわたる自己目標の確立を促すことが大切です。
トータルパースンとして全人格の成長を目指し、鮮明な人生目標を持った人には、強い目標意識が生まれます。仕事においても、その人の属する組織の経営理念や経営目標を明確に理解することができるようになります。そればかりではありません。彼らは、企業・組織の目標の達成に貢献してこそ、自己の欲求や目標が実現するのだという事実をはっきりと認識することができるようになります。企業の人材育成にとって、かつてこれほどまでに高い効果を発揮するプログラムが存在したでしょうか。マイヤーのパーソナル・モティベーションの概念を企業・組織の目標達成に結びつけたプログラムが完成して、初めて実現したことなのです。このプログラムは、「間を置いた反復は、心構えを変化させるのに最も効果的な学習技術である」という考えに基づき、反復学習が容易にできるシステムになっており、また、学習者の考え方や行動を再点検し、目標達成に向わせる様々な手法が盛り込まれています。私達は、このプログラムが貴社の人材育成に大きな力を発揮することを確信しております。
世界中で高く評価され、日本でも30年以上の歴史と実績をもつ、現代社会のニーズに応えるプログラムです。
ポールJ.マイヤーが、アメリカ・テキサス州ウェイコー市において、サクセス・モティベーション・プログラムを開発したのは1960年。以来、30年以上に亘り、世界最高の能力開発システムとして世界80数か国で高い評価を得ています。日本に初めて紹介されたのは昭和39年。アメリカでの誕生からわずか4年後のことです。
マイヤーのプログラムは、その独創性、実証性、そして哲学的な奥深さから、日本でも各界の一流の人々から称讃を浴び、多くの熱烈な信奉者を得て、紹介の当初から力強い採用実績を誇っています。現代社会の多様化、高度化、そして、あふれるほどの情報は、あらゆる企業・組織・個人に、絶え間のない自己啓発と、確かな自己確立が不可欠であることを認識させています。マイヤーの哲学と法則は、このような現代社会のニーズに真に応えるものとして、プログラムに結晶化されています。
SMIジャパンが自信を持ってお薦めする、このDPMカンパニー・プログラムの人間主体の思想とシステムは、人材の真の活性化を達成するものとして、意欲的な経営者たちに大きなインパクトを与えると同時に、心からの共感をもって迎えられ、これまで多数の企業をはじめ、団体、商店、学校、各種グループなど、榛々な形態の組織に採用され、輝かしい成果をみせています。