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【グラニュース】


ダニルソン、今季3度目の負傷離脱

2012年8月22日 紙面から

子供の背中にサインをするダニルソン=トヨタスポーツセンターで(宮崎厚志撮影)

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 名古屋グランパスのMFダニルソン(25)が21日、またしても離脱することになった。18日のG大阪戦(豊田スタジアム)の試合中に右足付け根を負傷。19日に豊田市内の病院で精密検査を受け、右足内転筋の肉離れで全治2週間と診断された。この日、クラブハウスで治療を行ったダニルソンは「次の川崎戦は無理だが、その次には戻ってきたい」と9月1日の柏戦(瑞穂陸上競技場)での復帰を目指すことを明かした。

 もがき続けるグランパスに、またしても不幸な報告が届いた。中盤の底で守備に奔走していたダニルソンまでも離脱することが決定。18日のG大阪戦はフル出場したものの、慣れないセンターバックでのプレーに右足付け根を痛めていた。19日のファンクラブのサッカー教室にも開始時は参加していたが、すぐに痛みを感じたため病院に直行し、肉離れであることが確認された。

 それでもこの日、ダニルソンは悲壮感を漂わせなかった。「痛みはそんなにないけど、張っている感じ。川崎戦は無理だけど、その次の試合には戻ってきたい。1週間休んで1週間しっかりトレーニングできれば、間に合うと思う」。優勝戦線から脱落寸前にあるチーム状況を憂い、最短での復帰を誓った。

 ただ、今季すでに3度目となる負傷離脱は、次節川崎戦で3連敗阻止を至上命題とするチームには痛恨の事態。増川とダニエルのDF2人がともに出場停止。ダニルソンはG大阪戦で増川が退場した後にセンターバックを務めており、川崎戦で闘莉王と組む可能性もあった。

 左膝手術の中村と右足骨折の磯村というボランチ2人は復帰の見通しすら立たないなか、守備力の著しい低下は避けられない。

 「増川もダニエルも出場停止で、チームは難しい状況だ。でも他の選手たちがきっとやってくれると思う」。つぶらな瞳で仲間に3連敗阻止を託したダニルソン。ただ、グランパスはまたしても過酷な試練を課されてしまった。 (宮崎厚志)

 

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