この錦タワー(避難等)は、防災まちづくり事業により、東南海地震の教訓を生かし、地形的に津波来襲の際には避難が困難と予想され、通学路も縦貫している日の出町一帯の人名救助を図る必要性から建設をいたしました。
収容人数の設定として、東南海地震津波の高さ(6.5m)を基準に、2階(8.1m)以上は浸水しない想定のもと、周辺住民を中心に500人程度が避難できるスペースを確保しています。
建物の基礎は地盤改良を行い約6mの深さにあり、強固なものとなっています。また、構造的には、大地震(震度6から7)及び大地震後に発生すると予測される津波並びに津波による浮遊船舶の衝突に対しまして、部分的には損傷を生じても建物の機能は保持し人命の安全が確保されるよう耐震設計されています。
利用形態につきましては、災害時の避難所のためのスペース、避難住民用の非常用電源の発電機をはじめ防災資機材の保管庫の他、平時の際には、2階は地区住民の集会所、3階には東南海地震津波被災時等の写真、防災資料の展示を行い防災意識啓発の提供の場を設けております。
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