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“国境なき記者団” 山本美香さん追悼8月21日 22時23分
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シリア北部で取材していた日本人ジャーナリストの山本美香さんが銃撃に巻き込まれて死亡したことについて、報道の自由を擁護する民間団体「国境なき記者団」は、山本さんの死を悼むとともに、アサド政権と反政府勢力の双方にジャーナリストを攻撃しないよう強く求めました。
パリに本部がある「国境なき記者団」によりますと、去年、シリアで武力衝突が起きてから、取材に当たっていて死亡した外国人ジャーナリストは、山本さんを含め5人に上るということです。
「国境なき記者団」で中東地域を担当しているソアジック・ドレ氏はNHKのインタビューに対し、山本さんはアフガニスタンやイラクでの取材で世界的に知られたジャーナリストだとしてその死を悼むとともに、今回の攻撃を非難しました。
そのうえで、「山本さんの死は、紛争地での取材経験が豊富なジャーナリストであっても、常に身を守れるわけではないことを示している。シリアの危険度は非常に高く、ジャーナリストにとって、今、世界で最も危険な場所だ」と述べました。
そして、シリアでは、ジャーナリストは政府軍だけでなく反政府勢力やイスラム過激派からも攻撃を受ける可能性があると指摘し、「アサド政権と反政府勢力の双方に対し、ジャーナリストを保護し、決して攻撃の対象にしないよう強く求める」と述べました。
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