VisualBasic だって捨てたものじゃない

 物事に対する取り組み方は、その人それぞれの考え方やそれまでの生き方に深く関わります。新しい物事のキャッチアップに余念のない人、多くの人とつながりを持ちたいと考える人、仕事は仕事と割り切る人、その考え方や行動の仕方は非常に多岐にわたります。

 個人的な考えですが、他の業種と比較して新しいものを常に追いかけていく必要があるのが、このIT業界ではないか、と思います。それは今までここのコラムとしても、何度か書いてきました。

 今まで私は、業務としてVisualBasic を利用していましたが、同じ業界の人たちと話してみて思うのは VisualBasic を利用している人はなかなか外部で行われるセミナーや勉強会など、そういった勉強・交流の場になかなか出てこない割合が高いのではないか、という疑念です。これが地域差なのかどうかまでは、実際にアンケートを取ったこともありませんので、まったくの個人的な思いではありますが。

 もともとVisualBasic という言語は開発者向けよりも、現場の管理者やシステム担当者などが利用する風潮が強かったという話もあります。これまでの歴史の中で議論されてきた部分ですが、基本として VisualBasic という言語はバリバリの開発者向けではなく、ビジネスの現場で用いるできるだけ簡易な言語、という側面が強いのではないでしょうか。厳密な定義よりも柔軟な記述に主軸を置いた、そのような感じでしょうか。

 そのような姿勢もあり、現在 VisualBasic は大きく分けて2つの流れがあります。VIsualBasic.NET による本格的な開発者向けに近づこうとしている流れと、Microsoft Office に搭載されている VisualBasic for Application による現場ユーザーや管理者などの非開発者に向けた他の開発言語と比較すると、環境整備などで悩むことが少ない分、より利用しやすくなっている流れです。今回ここで扱いたいのは、VisualBasic.NET 側、開発者向けに近い側の話題です。

 上記に書いたとおり VIsualBasic という言語を利用する層は、他言語とかなり異なるのが分かります。.NET 環境にて、C# は最新の機能仕様を盛り込むことも主題として扱われていますが、VisualBasic では最新機能の利用はどちらかというと 2 番目・3 番目の題目として扱われています。

 そういった利用者層の違いが、最初に書いたなかなか表に出てこないということにつながる要因があるのかも知れません。私が参加しているものが、どちらかというと開発者向けだからというのも大きく関わるかもしれません。

 ここで少し考えていただきたいのは、VisualBasic という言語が非開発者向けをメインターゲットにして考えられている言語というのはいいとして、IT業界で考えると、それほど非開発者が多いわけでもなく、かなりの数が開発者ではないか、という点です。

 恐らくエンジニアライフの読者の方々にも、多くの開発者がいると思われます。ですが、なかなか同じように VisualBasic を用いた開発を行っている人と出会う機会がありません。Web 上を探しても VisualBasic メインで発言されている方は少数派です。多くの方がいるはずなのに、その声をなかなか聴くことができないというのは非常にもったいないことなのではないでしょうか。

 過去に開発言語に対するアンケート結果が発表された際にも、VisualBasic を利用している割合は非常に高いかったという結果があります。恐らくこれは、現時点でもそれほど変化していないでしょう。

 しかし、アンケート結果にもありますが、VisualBasic ユーザーはどちらかと言わなくても保守的な流れの方が多い傾向にあります。特に新しいもの古いものを分け隔てることなく、目の前の課題に対して黙々と取り組むスタンスの方が多いのかもしれません。これはこれで1つの方法論として正しいと思います。

 しかし、それでも私は VisualBasic ユーザーにもっと表に出て、もっと声を出してもらいたいと考えるのです。自分自身が VisualBasic に慣れ親しんできていたことも大きいですが、今現在の VisualBasic は決して当初想定していた現場側のユーザー層に留まるものではなく、先進的な事も十分に対応ができる状態となっています。今後主流となる非同期プログラミング技術も十分利用が可能なのです。今までは C# といろいろな差がありましたが、ここ数回のバージョンアップでそれもかなり埋まってきており、構文の差などかなり範囲は狭まってきています。

 大したことをやっていないと感じるかもしれませんが、意外に他の人と重複するような経験や知識というのはあまり存在しません。仮に同じ事柄を経験していたとしても、それをどう感じ取りどのように自分の知識とするかは、個々人によって大きく異なるのです。

 ここでコラムとしていろいろ書いている私が今まで経験してきたことと、これを読まれている貴方が経験してきたことが似たようなものだったとしても、そこから導き出される方法論や考え方というのは大きく異なることが多々あるのです。同じ会社にいる人たちの中でさえ、同じ考えに至るのは中々難しい事だと思います。それが他の会社の人間となればなおさらです。

 多くの人が多くの声を上げていくこと、それがお互いにとってよりよい方向へ進むために必要なのではないでしょうか。それはただのメモでもいいでしょうし、利用していて不満に感じたこと、「面倒だからこうやってやったぜ」なハック的なもの、さまざまな形があると思います。

 どのような形でも構わないので、まずは少しだけ今までやっていなかったことをやってみるのは、自分たちの仕事だけに留まらず多くの方面にプラスの影響を醸し出してくれるものと信じています。

 そうして多くの人の声が出てくることで、さらに VisualBasic はより良い方向へと進化を続けていくものと思います。プログラミング言語を作ることができるような頭の良い人たちが考えるのですから、当然それを利用する側である自分たちが思うベスト・ベターな方向とは異なる道へ踏み出すこともあるでしょう。

 そうした時にこそ、利用している自分たちの声が非常に重要になってくるのだと思います。今の状態はまだまだそこに至るまではほど遠く、一部の開発者やユーザーだけが声を上げている状況です。それではどれほど不満に思っていたとしても、望まれる方向へ進むことはほぼありません。

 仮に声を出したところで届かないのではないか、と思われるかもしれません。当然相手も人間ですしより多くのことを考えての上で判断を下しているでしょうから、意見が必ず通るということは決してありえません。

 ですが、意見を表明すれば、それが通る可能性はゼロではなくなるのです。ゼロとゼロ以外とは、言葉にする以上に大きな意味を持つことを、皆さんはよくご存じだと思います。
 
 VisualBasic を利用している方々はもっと多くいるはずです。今よりももっと多くの方がなにかしら反応を表すようになれば、VisualBasic という言語に留まらず、それを利用して業務をしている私たちにもより良い影響が出てくるものと信じています。

 もしこの駄文を読んで何かしら思うところがあり、何かやってみようと思えたのなら幸いです。決して書籍を執筆するような方々や、何かしらの記事を書かれる方がた、イベントなどで話しているような方々だけがすべてではありません。一番多いのは普通に利用している、私も含めた一般的なユーザー層なのだと思います。

 同じような境遇にいる皆さんの声を、私は聞いてみたいと考えます。読まれている皆さんはどのように感じられたでしょうか。ぜひその反応を教えてください。

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コメント

貧乏派遣 2012年7月31日 (火) 16:51

MSはVBとC#を同時に拡張させていくと明言していますし、恐らく言語仕様的にも生産性的にもVBとC#は大して変わらないんだとは思いますが、やはりVBのユーザー層は、言われてるように保守的、悪く言えば向学心皆無の人たちで占められていて、他言語への乗り換えをしなかった(できなかった)んじゃないでしょうか。

個人的な意見ですが、Visual Basicの現場ではもう働きたくないです。私は開発経験が多くはないのですが、そんな私から見ても、とにかくレベルの低すぎるコードを見る機会が多すぎるんです。オブジェクト指向のオの字も出てこなかったり、VB6時代からと思われる古いメソッドややり方が依然用いられているのは仕方ないとしても、手続き型言語時代に培われた基準で見ても失格と思われるコーディングがされていて、それで開発経験の少ない私が保守に回るんですよ。

今の現場だと、SQL文をひとつ修正するだけでも、二桁以上のメソッドの中身を見ないといけないんです。例えばあるテーブルの行を更新するときは、変数に代入する列名が違うだけで、あとは全く中身同じのコピペメソッドが二桁並んでいるんですから・・・。SQL文もストアドプロシージャやどっかのリソースファイルに定義するんじゃなくて、各メソッド内部に直接書かれています。そんな技術者が平気でまかり通るのは、VBぐらいでしょう。

Ahf 2012年8月 1日 (水) 02:11

貧乏派遣さんコメントありがとうございます。

>とにかくレベルの低すぎるコードを見る機会が多すぎるんです。

これは私もあくまで主観ですが感じますね。
割合的に「業務のみ」と割り切ってプログラミングされる方の率が、
他言語と比較すると高いのかもしれない、などと勝手に考えてはいます。

>そんな技術者が平気でまかり通るのは、VBぐらいでしょう。

ここは少々違うように考えていまして、他言語であっても同じようにひどいところはひどいと思います。これは言語というよりも、その会社や周りの人材など、違う要素が主因なのかな、などと思いますね。利用する人数が増えれば増えるだけ、ひどいコードが発生する確率も比例して増えていくのではないでしょうか。

ただVBは、言われるようなイメージもつきまとっているのは事実だと思います。
それが真実なのかどうかは、確認する手段がありませんのでなんですが。

foohogehoge 2012年8月 1日 (水) 09:23

VBは経験者が多く、人月いくらで人をかき集めるときに便利なのでは?
という気がしています。
で、そんな感じでかき集めたところでレベルはたかが知れていると。

一番問題なのは「向学心皆無」でしょうね。
言語どころか業務知識も覚える気ないですしね。

nori 2012年8月 1日 (水) 10:30

はじめました。
コメントさせて頂きます。
申し訳ありませんが、記事内容がかなり自分には難しい内容だったので、部分的な感想を書かせて頂きます。

>VisualBasic という言語は開発者向けよりも、現場の管理者やシステム担当者などが利用する風潮が強かった・・

これは初めて聞いた話で驚いています。※勉強不足?
確かにVisualBasicという言語はMS Ofiiceの標準マクロ言語に使われていますから当然と言えば当然かもしれません。(そうゆうユーザーも確かにいました)
しかし開発者向けにステップアップ出来る高級言語だと思っています。
そうゆう意味も含めてスキルが低い人が多い、という考えは変だと思います。
過去の経験上、どんな環境でもスキルのある出来る人は数人に一人。
いない方が逆にスケジュール上では助かるメンバーも何度かいました。
これは言語に関係ないと思います。
まあ、それでもプロジェクトを管理しなければいけないのが現状ですが。

>VisualBasic はより良い方向へと進化を続けていくものと思います。

この意見は同じです。
VisualBasicはVisualBasic.NETに進化?しましたが、いまだ非常に違和感を感じます。
MS のOfficeマクロ言語がVisualBasic.NETを仮にサポートしたとしても、VisualBasicは過去遺産の継承の問題で残るでしょう。
それから考えるとVisualBasicはVisualBasic.NETでは無く、拡張VisualBasicなるものが出てくるのではないかと勝手に期待しています。

VisualBasicはC言語同様に決して無くならないと思います。
別の形で復活する事を期待しています。
その時に隠れたVisualBasic開発者が表に出てくるでしょう。(勘

tysummit 2012年8月 1日 (水) 12:46

生まれて初めてコメントします。
超個人的妄想ですが、専門の時に(15年以上前ですが。。。)、言語は「C」か「COBOL」でした。「COBOL」をやっていた専門生は基本、「C」のポインタがわけわからんから「COBOL」でいいやー的にやっていたので向上心というものが低かったのは覚えてます、自分も含め(全部が全部ではないのですが)。で、そのコボラー達が「COBOL」の次にやらされたのが「VB」でした。なので自分の中では「C」=出来る人、「VB」=ちょっと知ってる素人みたいなイメージがあります。「VB」って良くも悪くもユルイ言語なので、色んなレベルの人達に使われていて悪い部分がよくクローズアップされて、変なイメージがあると思います。自分的には勉強・交流の場に出ていかないのは自分は素人+1ぐらいの技術だから勉強・交流の場に行ってもわけわからんで邪魔するだけだと思うので出て行かないとおもいます。
わけわからん変なコメントですんません。

Ahf 2012年8月 3日 (金) 01:55

foohogehogeさん、noriさん、tysummitさんコメントありがとうございます。
初めてコメントしてみました、という方々がいらっしゃると物凄く嬉しいです!

>一番問題なのは「向学心皆無」でしょうね。

この問題は特に仕事での VB 使いに結構顕著に表れている気がしますね。
何故なのかは全くわかりませんが。
人が集めやすいのもその通りで、このあたりはやはり歴史があるからかな、と感じます。なんだかんだ言っても、Windows 3.1 のころから VB はよく利用されてきている言語ですし。


>申し訳ありませんが、記事内容がかなり自分には難しい内容だったので、
>部分的な感想を書かせて頂きます。

これは書き手のレベルが未熟だからです……もっと努力します……

>そうゆう意味も含めてスキルが低い人が多い、という考えは変だと思います。

なるほど、確かに割合から考えると高いスキルを持つ人がいるのは数人に一人、と言われるのは納得できます。余程の条件がそろわない限り、高スキル者が集まるなどということはないですしね。このあたりも、その会社の考え方とか風土に由来するところがあるのかもしれません。人の出入りが少ない環境ですと、比例してスキルがあがりにくくなるかも、などと考えたりします。

隠れた VB 開発者は非常に多いと感じていますので、今回のようにはじめてコメントをしていただけると、こちらとしても非常に嬉しい限りです。


>「VB」って良くも悪くもユルイ言語なので、色んなレベルの人達に使われていて
>悪い部分がよくクローズアップされて、変なイメージがあると思います。

これは私も感じます。良い部分よりも悪い部分のイメージが多くのところで扱われていますが、VB は良いところもたくさん備えている言語なのですが。ただ注目を引きやすいという点で、悪いところを利用しているのであれば非常に残念なことです。

ちなみに私もtysummitさんと似たような世代、似たような学生時代を歩んできたクチでして、学生時代は試験用にCOBOL、卒業研究でCを使い、社会人になってからCOBOLとVBを利用してきたりしています。

私も初めて勉強や交流の場に出るまでは、同じような考えをしていましたが、一度参加してみるとあまり気にならなくなりました。もちろん参加される場にもよりますが、結構オープンな形でやられている方々が多いですので、機会があれば是非参加してみてください。

Soda 2012年8月16日 (木) 23:27

エンジニアライフ内外に、派生された各種コラムをみて、違和感を感じ、
派生元であるこのコラムに戻ってきました。

個人的には、現在のIT系は、VBの登場により発生、発達したと思っています。
VBが登場したとき、Windowsでの開発は大きく変わったと感じました。
だって、怖いぐらいに簡単にプログラムが作れるんだから・・・

Windowsでプログラムを書くという仕事の難易度を一気に下げたというのは、多くの方が認める事実だと思います。
結果として、VBでの開発は広まり、多くのソフト会社が誕生し、VBによるプログラムも沢山作られました。
まぁ、これが現在では負の遺産として認識されているものなのでしょうが(^^;
また、難易度が下がったということは・・・必要な技術力も下がったということです。
それまで、「知っていて当然」だったことを知らない人が増えたわけですねぇ。
これ、「そんなことも知らないのか?」ってな感じで駄目イメージが先行する元だったりするんですよねぇ。
いまだと「ポインタも知らないのか?」とかでしょうか?w
知る必要がなくなっただけではありますが、このギャップは頭で理解できても、感情がついてこなかったりするわけで(^^;
実際のとこ、登場したてのVBは速度的にC/C++などと比べると見劣りするものだったので、どうしても

C/C++ > VB

みたいなイメージが生まれていましたね。

オブジェクト指向うんぬんってのは・・・結構後から世間でも、認められるようになったと思います。
少なくとも、VBで広まったソフトにオブジェクト指向という発想は、あまり持ち込まれていないでしょう。
当時は、というかVBではそれで問題なかったんですねぇ。
まぁ、開発規模やら作っていたものやらが現在と大きく異なるので、今と比較すること自体には意味がないんですが(^^;

違和感を感じたのは、ここだったりします。

>今までは C# といろいろな差がありましたが、ここ数回のバージョンアップでそれもかなり埋まってきており、
>構文の差などかなり範囲は狭まってきています。

それなら、VBじゃなくてC#でいいんじゃないかと。
個人的には、.NETでVBがあるのは、過去の遺産相続が主であり、主役はC#だと思うんですよねぇ。
オブジェクト指向が(?)使えるVB・・・VBである必要性があるのか?って思いません?
最初に使ったのがVBだから、VBでやりたい?
それは、新しい言語であるC#を受け入れなかっただけじゃないか?

VBらしさってのはVB6までと同じような開発ができることであって、そうじゃないなら、VBである必要はないのではないか?
と思うんですよねぇ。
便利さと引き換えに、言語としての特徴がなくなっていくというか(^^;
こーVBの書式で使えるC#が求められているような気がして・・・
それは、VBへの愛着というよりも、新しい言語を覚えるのが嫌だというのに近いものを感じてしまう(^^;

Ahf 2012年8月17日 (金) 23:27

Sodaさんコメントありがとうございます。

>最初に使ったのがVBだから、VBでやりたい?
>それは、新しい言語であるC#を受け入れなかっただけじゃないか?

その点は非常に痛いところをついていると感じました。
自分としては業務で両方使うことになったので、どちらでも構わないのですが、
やはり慣れ親しんだVBの方が使いたい気持ちは大きいですね。

ただ、他の言語もそうだと思うのですが、ある言語が登用した便利な機能は、
他の言語もこぞって取り入れるなど、言語の進化としては他で出来ることはウチでもできるよ、
という方向が多いと思います。VBらしさ、と言われると難しいところだと思いますが、
やはりVBであっても他の言語の機能を取り入れること自体は、そう悪い事ではないと
個人的には思います。

.NETの言語としてみると、言われるようにVB構文でC#,実際には.NETの機能ですが、
を利用できることが望まれているのは、間違っていないと思います。そしてそれは、
結構多くの人が望んでいるのかもしれない、とも思います。
そのように今までの特徴とは異なる方向へ進んでいくのも、VBらしさの一環ということで・・・w

Soda 2012年8月18日 (土) 08:56

>Ahfさん
>やはりVBであっても他の言語の機能を取り入れること自体は、そう悪い事ではないと
>個人的には思います。

うん、頑なに他を受け入れないよりは、遥かにいいですね。
その結果が現状だと考えると、VBである必要性も薄くなり、VB離れが進む要因になるのかなとも思います。
VB本来の機能より、他言語の機能に魅力を感じて本家に移行するみたいな。
VBが便利になったよーとか言っても、他言語の機能であれば、新規にVBやる魅力も薄いわけです。

なんだかんだ言っても、VBはレガシーな言語として扱われてしまうんじゃないかなーと思うわけでー
保守的な意味では、VB6時代のもののほうが重宝されたりするんじゃないかとも思います。
IT系で考えると、COBOLと同じような扱い・・・かな?
なくならないけど、若い人たちから、嫌だーっていわれてしまうようなポジション?w

.NETになってC#ではなくVBを選択した人は、VBを使っていたという人が多いと思うんですよねぇ。
でもって、結構な人がC#に流れたのか、新規でC#からはじめた人が多いのか、保守以外でVBを使う人が減ったのかなと。
あとは・・・VB6が駄目だーって声を聞いてVB避けてるパターンとかですかね。

VB6から.NETになかなか移行しなかった人は、.NETに対して警戒してたってのもあると思うんですよ。
今となっては、.NETが普及して市民権を得ていますが、当時の.NETは簡単に受け入れられるようなものではなかったはずです。
プログラムの土台が変わるんだから、警戒しないほうがどうかと思いますがw
言語としての系統は同じでも、VB6と.NETでは環境が違いすぎて、同じ言語だとか、.NETが上位バージョンだなんて発想すら
どうなんだろうって思うわけでー

これらの発想が、先入観となって、VB駄目ーみたいなイメージを作るのかなーと想像するわけですw
実際には、やれることが同じならC#だろうがVBだろうが、好きなほうを使えばいいわけですが(^^;
歴史的なことを考えれば、そういう選択でVBを選択している方も多いと思うのですが・・・
既に、VB使ってると「恥ずかしい」ってなレベルまでイメージが先行しているんですかね?
それとも、それだけC#が魅力的だったってことかなぁ。
アセンブラ+BASICからCに流れた時と同じ・・・かもしれませんね。

まぁ、言語なんて、周りが使っているかどうかというか、時代時代の流行があるわけでー
それでも好きだった言語、使っていた言語が、衰退していくのは悲しいですね。
んでもって、何年かたつと衰退した言語を使う人が「信者」と呼ばれるようになるとw

アラファイブ 2012年8月18日 (土) 10:20

こんにちは。自分はこの前人生で初めてC言語(GCC)をいじりました。

ものすごいです。ポインタ自体は何でも無いですが、ポインタが有るという
事から派生して、変数の立場・観点がさまざまに切り替わり、
扱う側も、それにいちいち呼応した宣言をしないといけないなんて
よっぽどそれに見合った利点が無いと見合いません。

たしかに、ワーニングをきちんとつぶしさえすれば、GCCが型推論的な
事をしてくれて、「呼応した宣言になっていず、へんなものを実体として
捉えている」という様なアドバイスをしてくれるのは良いですが、

なかなか(DBをいじるとか)普通のアプリでは利点が見いだせません。

でかいメモリに対して磁気ヘッドの如く変数を移動させ、任意の場所に
読み書きするなんて応用には良いのかも知れませんが、DBが使える様に
なってしまうと、それも過ぎた機構に見えます。

という訳で、VBには勝利を!

VBマン 2012年8月18日 (土) 11:11

SodaさんのコメントはVBを使う人に対する偏見に満ちています。
他者に不快感を与えるコメントは載せないようにしてほしいです。

Ahf 2012年8月19日 (日) 19:06

Sodaさん、アラファイブさん、VBマンさん、コメントありがとうございます。

>.NETになってC#ではなくVBを選択した人は、VBを使っていたという人が多いと思うんですよねぇ。
>でもって、結構な人がC#に流れたのか、新規でC#からはじめた人が多いのか、
>保守以外でVBを使う人が減ったのかなと。
>あとは・・・VB6が駄目だーって声を聞いてVB避けてるパターンとかですかね。

個人的な感覚としては、業務でのVB比率ってそれほど低くないですし、下がっていないように感じています。ただ、それらの話が表に出てこないだけじゃないのかな、と。このあたりは
・VB6以前とVB.NETを違うものとしてとらえていないところが結構多い
・VBスキルをもった人はまだ集めやすい
というのが大きくかかわっているのではないでしょうか。

ただ、ネット上での声を聞いて、VBを避けているのは十分あるとは思いますw

>なかなか(DBをいじるとか)普通のアプリでは利点が見いだせません。

そうですね、多くの言語が世の中にはありますが、適材適所というのがあると思います。
業務系アプリではあまり利点がなくとも、科学的計算には適しているですとか、ローレベルなレイヤでごりごりしようとしたときにはこれでないと、とか。このあたりを見極めて使い分けられるようになれると、すごく素敵だろうなぁ、と思っていますが、なかなか私も頭がついていけてません・・・w

>SodaさんのコメントはVBを使う人に対する偏見に満ちています。

恐らくVBマンさんは、VBを非常に好まれている方だと思います。
なので反対的な立場からコメントしてくださるSodaさんのコメントが受け入れにくいのではないでしょうか。

偏見、に関しては私も人のことは言えない程度に持っていますし、どこからか偏見でどこまでが公平なのか私にはまだまだ難しいところだと感じています。過去のコラムでも書きましたが、このような私ですので、できるだけ反対意見を言ってくださる方のコメントは、賛成意見を言ってくださる方のコメントと同様に大切にしていきたいと思っています。

お気に障るところはあるかもしれませんが、できればご容赦いただければな、と思います。

Soda 2012年8月21日 (火) 03:34

>Ahfさん
>個人的な感覚としては、業務でのVB比率ってそれほど低くないですし下がっていないように感じています。

IT系に限らず、社内の資産があるので、なんらかの転機がなければ開発環境って大きく変えられないんじゃないかなと。
だから、自分のまわりで変化があるなら、それは大きな変化なのではないかなーと思うわけです。
VB.NETを選択した会社は、ずっとVBでしょうから、減ってるという感覚は得にくいでしょう。
どちらかといえば、C#の案件が増えたかどうかってとこじゃないですかね?

.NETの登場、普及により、変化が現れたと考えています。
C#が恐ろしい勢いで普及したという事実は、その分、他の言語の比率が下がったということでー
IT系で一番比率が減ったのはVB・・・ですよね?

VBが急に減ったわけではなく、C#が増えた結果、全体のVB比率が下がっているのが現状ではないかと思います。
・・・で声があがらない、もうひとつの理由はー

現状で満足している人も多いからじゃないですかね?
絶対的に求められるのは、「安定性」であり、最新の仕様よりも枯れた仕様のほうが好まれますよね?
よほど便利なもの以外、新しい機能ってのは、なかなか使われないものだったりするわけでー
VB.NETはVB6という絶対的な土台があるわけで、そこが先入観となると思うのですよ。
今までやってたことに近いことができるのであれば、そのままやるわけでー
追加された新しい機能に触れなくても困らない・・・ってのもあるんじゃないかなと(^^;

>VBマンさん

できれば、どういう部分を偏見だと思われたのか、提示していただければと思います。
正直、どの部分が「コメント削除」を求めるぐらいに酷い内容なのか、わからないのですが・・・
@ITで削除されるコメントって相当なものばかりでしたが・・・

PS.
>お気に障るところはあるかもしれませんが、できればご容赦いただければな、と思います。

おぉ、なんか私が悪者みたい(^^;
特別変なこと書いている気はないんだけどなぁ、なにが駄目なんだろう?

VBマン 2012年8月21日 (火) 07:27

Ahfさんへ
>恐らくVBマンさんは、VBを非常に好まれている方だと思います。
>なので反対的な立場からコメントしてくださるSodaさんのコメントが受け入れ>にくいのではないでしょうか。
違います。反対意見というだけならば他の方も同じです。
反対意見だからといってどんな表現をしてもいいわけではありません。
同じ内容でも癇に障る文章はあります。

>偏見、に関しては私も人のことは言えない程度に持っていますし、どこからか偏見>でどこまでが公平なのか私にはまだまだ難しいところだと感じています。過去のコ>ラムでも書きましたが、このような私ですので、できるだけ反対意見を言ってくだ>さる方のコメントは、賛成意見を言ってくださる方のコメントと同様に大切にして>いきたいと思っています。
過去のコラムと言われても困ります。
一種の人種差別を我慢しての一言で済ますなんてひどいです。
反対意見といえばどんな表現をしてもいいのですか?
偏見を前面に出した文章を書かないのはマナーです。

偏見とは、論理的な根拠がなく個人や集団に対する思い込みだけで非好感的な意見や態度をとることです。
「VBを使う人」の集合に対して「ーと思う」と論理的な根拠がなく、永遠と小馬鹿にした口調で書かれたら当事者は不快に感じます。
Ahfさんもコラムを書く人として注意してほしいです。
反対意見を書く人を大事にするときれいな言葉を使っていますが、実際のところ注意できないだけじゃないかと思います。


Sodaさんへ
Sodaさんの書き方は他者に不快感を与えます。
自分の思い込みだけで顔文字や人を小馬鹿にした口調で書いているので読んで不快感を覚えました。
自身の思い込みだけで書いているので「偏見」と書きました。
Sodaさんは他の方と違い、コラムを土台にして誰かを馬鹿にしたくて書いているように見受けられます。
他の方は反対意見であっても配慮が見られます。
Sodaさんにはそれがありません。


ここの管理者様へ
>@ITで削除されるコメントって相当なものばかりでしたが・・・
と書かれているので、過去も同様の行為をしてまかり通っているようですね。
過去のことは知りませんが、こういった行為が常習化しているサイトはよくありません。
他の読者に我慢を強いてこういう人を放置するのはよくありません。
マナーを守る常識的な人に我慢させ、マナーを守らない人をのさばらすのはおかしいです。
ちゃんと管理してほしいです。

闇夜の鴉 2012年8月21日 (火) 10:37

こんにちは、私はIBM RPG2⇒RPG400(知ってる人いるのかなぁ...)⇒COBOL⇒ACCESS BASSIC⇒Visual Basic(バージョン忘れた)、あとはVBScriptだのなんだの...
まぁそんなことはどうでも良い話ではありますが...(苦笑)
基本的には孫請けクラスを渡り歩いて、現状は社内SEと言われる立場なのですが...。
おそらく、ダメ扱いされる立場の代表格なんではないかと...(苦笑)
貧乏派遣さんあたりには非常に嫌われそうだな...w

数年前から社内の基幹システムのリプレースをやっていまして...未だに続いているという...(^^;
で、現状VB.NETでの開発となっています。(2005というこれまた...アレなのですが)

ネット上では嫌われている代名詞のようなVBですが、社内ではVBですねぇ...それとPL/SQL。
理由は簡単、一番読める人が一番多いから。
こんなこと書くと「向上心がない!」と書かれるんでしょうねぇ...。
ただ、現実問題として会社としての選択を行うならばC#はないでしょう。
そういった理由で今後もVBが割合的に減少するとしてもマイクロソフトが提供している限りVBはなくならないかと思います。
個人的にはSodaさんの意見が一番しっくりくるのかなぁ...と思います。

ただこー、信者ではない(...と自分では思いたい)のですが、VBってそんなにしょっぱい言語ですかね?
言語がなんであれ、所詮は開発者の意識の問題だと思うのですが。
VBの開発者に多いというのも、母体が大きいから目立つだけではないのでしょうか?

確かにね、PL/SQLを読んでるはずなのにVBソースかと思うようなモノにヒットすると凹みます。
真夏の昼間に放置したマグロみたいなソースだってごまんとあって、見る度に鬱にもなります。
ただこー...それってVBの責任ではないように思います。

うーむ、まとまりませんね...無駄に長文だし...コラムニスト様ごめんなさい。

>Sodaさん
これは想像でしかないのですが、私自身はSodaさんの特徴として認識している
・語尾を伸ばす「とかー」みたいな?...あぁ、でも今回はそれほどでもないですねぇ...
・「w」の使用 まぁ多いとは思わないですし、ネトゲユーザーだと句読点代わりだったりもしますね、でも反応する人は激烈に反応しますねぇ...
・あとは顔文字も「w」と同様の反応する人もいますねぇ...
その辺りが「小馬鹿にした」と思われる原因かもしれません。内容については問題ないのかなぁ...と思います。

なんというか...「思いこみ」ですか...(苦笑)
ああ、あと、コラムに関係ないコメント、名指しでの中傷は削除対象になる傾向があるのではないですかね?
ちなみにSodaさんはどちらにもあてはまりませんが(苦笑)

VBマン 2012年8月21日 (火) 17:24

闇夜の鴉さんへ
顔文字とwは使用しないほうがよいと思います。
量については感性の問題なので関係ありません。
闇夜の鴉さんの感性でOKでも違う人の感性ではNGです。
一般的に不快だと認識されている表現をするのはおかしいです。
それと根拠のない書きこみで誰かを馬鹿にするというのもよくありません。
あと、(笑)と(苦笑)も相手に不快感を与えます。
>なんというか...「思いこみ」ですか...(苦笑)
「思い込み」だけで構成されています。
統計データ等がありません。つまり、客観的証拠が何も提示されていません。
Xと思うからVBを使う人はYだとコメントを永遠と書かれたら、該当する人は頭に来ます。
ちょっとだけならば我慢しますが、あの文章だと該当者は腹が立ちます。
SodaさんにVBを使う人に対して多くの「思い込み」があってC#が好きなのはわかりました。
だけどそれは個人的な場所で書くべきです。
不特定多数の人が見るサイトで偏見を展開するというのはおかしいです。


このサイトの管理人様へ
二人の書き込みを見るに、集団に対する差別はこのサイトではOKなのでしょうか?
そうだとしたらサイトの管理が甘すぎます。
普通のマナーも守らせない、特定の集団に対する偏見や差別意識を展開しても放置。
これでは管理しているとはいえません。
このサイトでは個人を特定したらNGで集団や団体に対する偏見や差別を書いてもいいのでしょうか?
それを許すのであれば、差別を助長するコラムということになります。
それでよろしいのでしょうか?

パパゲーノ 2012年8月21日 (火) 19:16

なんか荒れてきてますね・・・。
トリはトリ小屋へお帰んなさいな。真っ当な議論のジャマですよ。

Jitta 2012年8月21日 (火) 21:26

> 8/16 23:27 Sodaさん
> VBが登場したとき、Windowsでの開発は大きく変わったと感じました。
> だって、怖いぐらいに簡単にプログラムが作れるんだから・・・
 ここにちょっと違和感を憶えました。プログラムは、未だに簡単に作れるようにはなっていないと思います。しかし、GUI を簡単に作れるようにはなったと思います。
 「プログラム」と「GUI」は、分けて考えたいです。プログラムというのは、何かの問題を簡単に解決できるようにするために作ります。プログラムは、その問題を解決するためのプロセスを記述したものです。問題を解決するためのプロセスは、プロセスによって言語に対する向き不向きがありますが、ちっとも簡単にはなっていません。最近の Visual Studio の宣伝文句は、「簡単にプログラムが作れる」から、「プロセスの作成に集中できる」に変わってきています。
 なお、「GUI の作り方がわからない」という理由で Visual C++ を投げ出しているので、Visual Basic の「簡単に GUI を作れる」という所は高く評価しています。


> 8/18 10:20 アラファイブさん
> でかいメモリに対して磁気ヘッドの如く変数を移動させ、任意の場所に
> 読み書きするなんて応用には良いのかも知れません
 1990年から延々と C 言語を使い続けていますが、そのような使い方をしたことは一度もありません。もっとも、自分でメモリ マネージャを用意するなら、そのようなこともしますが。「変数を移動させ」るなんてことは、確かに .NET Framework のメモリ マネージャはやっていますが、C や C++ のメモリ マネージャはやっていません。おっと、「C や C++ の」と言ったらアカンね、コンパイラ依存やね。GCC がデフラグを行うという話は聞いたことがありません。「変数を移動させ」て再配置、すなわち動的にデフラグメントを行うようなことはしていないはずです。
 あるいは、配列に対して、Visual Basic でも同じ様に「任意の場所に読み書きする」事ができますよね。そして、このことは、大変意味がある事で…というか、できないと困りますよね。「ポインタ」を簡単に考えることはできませんが、難しく考えすぎではないかと思いました。


 私が「VB はちょっと」と思うのは、書くのが手間、って所かな。この間、MSDN フォーラムでちょっとしたコードを書いたのですが、変数の宣言に「Dim」とか「As」とか、なんで必要なの?とか(苦笑)、配列が丸括弧だとメソッドの丸括弧と見分けが付きにくいじゃない、とか。戻り値があるかないかで Function と Sub を使い分けたりとか。何でこんなに手間のかかるものの方が簡単という人がいるんだろう?と思います。

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