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2012年8月21日23時33分

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プルトニウム汚染拡大せず 福島、30キロ圏にとどまる

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図:原発事故によるプルトニウムの汚染が確認された箇所拡大原発事故によるプルトニウムの汚染が確認された箇所

 東京電力福島第一原発の事故で放出されたプルトニウムについて、文部科学省は21日、周辺の土壌の汚染マップを公表した。調査した62カ所のうち、原発事故による汚染と判断されたのは10カ所で、半径30キロ前後の範囲にとどまっており、100カ所を調べた昨年6月の調査に比べ、汚染の拡大はみられなかった。

 調査では福島県内と宮城、茨城、栃木各県の一部を含む62カ所(23市町村)の土壌を分析した。原発事故の影響と判断されたのは飯舘村、大熊町、浪江町、南相馬市の4市町村の計10カ所で、プルトニウム238の最大値は浪江町の1平方メートルあたり11ベクレル。原発から最も離れていたのは飯舘村の32.5キロだった。

 大気圏内核実験が主に行われていた1970年代までに国内で観測された最大値の41ベクレル(78年、福井県)を大きく下回り、最近の11年間(99〜2009年)の最大値の8ベクレル(01年、熊本県)を上回ったのは1カ所。文科省は「セシウムに比べ圧倒的に少ない沈着量で被曝(ひばく)量は小さい」としている。

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