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スポーツ
【冷静と情熱のあいだ】自分がやるべきことをきちんとやるに尽きる 髙橋大輔
2012.8.21 16:03
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バンクーバー五輪のときは僕も意地があって外国人コーチは考えなかったけれど、今はそんな意地や外聞より、大事なのはソチ五輪を目指すに当たって自分が何をしたいのか、やりやすい状況をどう作るのかということ。そして最終的には、僕が自分のやるべきことをきちんとしなければ話にならない。スタッフはその上でのプラスアルファ。そう考えたら、過去のことやメリットかデメリットかはどうでもいいささいなことと思えて、3カ月間悩んだ末、結論を出した。
ニコライの練習法は参考になるけれど、以前のように依存はしないし、当時と同じ関係性を再現したいとか、ニコライに具体的な必要性を求めている感覚とは違う。僕自身4年前とは変わっているし、ニコライがどんなふうに変わっているかわからないから、正直、どんな効果があるかはやってみなければわからない。何も得られないかもしれないし、なんだこんなものか、と僕が見限られるかもしれない、お互いを試す勝負でもある。ニコライの下には他の選手もいる。昔の僕はそれがリアルにイヤだったけれど、今はむしろ、そんな厳しさの中で練習することが自分にとっていい経験になると思っている。
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