◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇
◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇
内戦状態のシリア北部アレッポで20日、反体制武装組織「自由シリア軍」に同行して現地を取材していた日本人女性ジャーナリスト、山本美香さん(45)が銃撃戦に巻き込まれ、死亡した。藤村修官房長官が21日の記者会見で発表した。
昨年3月にシリアで反政府デモが本格化して以降、日本人が戦闘の犠牲になったのは初めて。藤村氏は「極めて遺憾だ。このような行為を強く非難する」と述べた。山本さんはアサド政権側の部隊に銃撃された可能性がある。
日本の外務省や在トルコ日本大使館の当局者によると、山本さんの遺体は20日夜、トルコ南部キリスの病院に搬送された。山本さんと行動を共にし、遺体を見た佐藤和孝さんが同大使館関係者に対し、本人に間違いないと説明したという。
山本さんと佐藤さんは独立系メディア、ジャパンプレスに所属し、紛争地取材で知られるジャーナリスト。ジャパンプレスのホームページによると、2人はシリアでの取材結果を日本テレビの番組で報告していた。
英国に拠点を置くシリア人権監視団によると、山本さんが亡くなったのはアレッポのスレイマン・ハラビ地区。佐藤さんが山本さんの家族らに伝えたところでは、前方からやって来た迷彩服の一団が20~30メートルの距離から銃を乱射。首への銃撃が致命傷になったという。
佐藤さんは共同通信の電話取材に、山本さんの遺体の「顔はきれいだった」と述べた。
監視団によると、一緒に行動していたレバノン人やトルコ人ジャーナリストら3人も行方不明になった。迷彩服の一団は政権側部隊の可能性があり、この3人も同部隊に拘束されたとの情報がある。
反体制派は右腕に大きな傷を負った山本さんとされる遺体のビデオ映像をネット上で公開。山本さんとされる遺体が救急車とみられる車内で横たわっている別の映像も公開された。
山本さんが宿泊していたキリスのホテル従業員らによると、山本さんらは20日朝、ホテルに荷物を残したままアレッポに向かったという。
家族によると、山本さんは1967年、山梨県都留市生まれ。都留文科大卒。アフガニスタンやイラクなど世界の紛争地を取材、2003年度のボーン・上田記念国際記者賞特別賞を受賞した。(共同)
(2012年8月21日16時03分 スポーツ報知)
国内最大規模の携帯ニュースサイト。スポーツニュース速報のほか、旬の社会、芸能ニュースも満載。月額84円(税込)
巨人軍公式サイト。待ち受け画像や注目の選手情報など、シーズンオフも必見。「NEWS読売・報知」の全コンテンツも利用できて月額210円(税込)!
翌日朝掲載の釣果情報を当日夜に配信。厳選した指定船宿と協力店からの正確な情報や、船宿の自慢料理・仕掛けなど、実用的なメニューもご用意。月額210円(税込)
携帯初の競輪予想情報。グランプリやダービーはもちろん、関東・南関東を中心に各レースを徹底予測。月額210円(税込)