俺は修理技師として店に来ている立場だが、

店の人が忙しいときはなど、サイズ調整や電池交換

の客の接客はしないといけない。時に店員が途中ま

でやった接客を引き継がないといけない事もある。


　店員が「電池交換お願いします。」とか「サイズ調整お

願いします。」っていって、そのつもりで店に出て客に

機械的に対応すると、大きなトラブルのもとになる。

無料券の有無や、そもそも本当に電池交換の客なのか

確認しなければならない。当然、虫の居所の悪い客が

キレて帰れば完全に俺のせいだ。


　店員は忙しいときは客に「少々お待ちください！」とだけ

いって、別の仕事をしてたりする。だから時間が経っている

場合もあるだろう。そこに俺がいきなりぬっと出てきて、開口

一番「腕のサイズ測らせていただきますｗ」（機械的に）或は

「こちらにお名前とお電話番号ご記入願います。」（超機械的に）

では、客もカチンと来るのだろう。


　「お待たせしました」と、一言いえる、ちょっとの気配りなん

だろう。結局は俺にそれが欠けているわけだ。しかし、その

ちょっとの気配りが、逆に自分の身を守ることになるのだから

気をつけていきたいものだ。何かあったら、自分に非が在ろう

が無かろうが、全てが自分のせいになる場合がある。だから、

いかに自分の身を守るような仕事をするかが、今後重要に

なってくるだろう。


　身を守る。そのためには、店員の言っていることも、客の

言っていることも、全てを鵜呑みにしないことだ。まずは

自分が「確認」「確認」また「確認」これしかない。忙しい

ときこそ、１秒や１分を惜しんではいけない。たかが１秒

たかが１分だ。それを惜しんだために、自分のせいになっ

ってしまうのは、物凄くバカバカしいことだ。


　仮に俺が自営業なら、「１００人に１人キレたからって

気にすることはねえYO！」って言えるが、残念ながら、

仕事というものはチームプレーだ。そういうわけには

いかない。


　今日はちょっと、自己反省をこめた、こんなくだらない、

独り言で終わらせてもらう。