まちの栄養食事指導
栄養指導のコーナーをって要望があって栄養指導のコーナーを設けましたが個人個人症状が違うので、このように皆さんに共通の事しか言えないのが心苦しいのですが、一般的なことしか書けない事をご了承願います。いつも病院でやってる栄養指導はこんなにかしこまっていません。いつもリラックスしてます。一度聞きに来て下さい。きっとためになります。
 
高脂血症編

コレステロールってなあに?

コレステロールは人間や動物の体に広く存在する脂肪の一種です。そしてこのコレステロールは多くても少なくてもいけないのです。私たちの健康を維持する上でなくてはならない大切なものなのす。

 

コレステロールの働き

1.血管壁や赤血球の保護

2.体内の性ホルモンや副腎皮質ホルモンの構成成分

3.脂肪の消化に必要な胆汁酸が合成されるときの材料になるもの

もし、体の中のコレステロール量が不足すると、脳の血管が弱くなって脳卒中になりやすい、病気の抵抗力である免疫能力が低下していろいろな病気に感染しやすくなる、などの問題がでてきます。もちろん多すぎるのは動脈硬化を進行させる原因になり、心筋梗塞・狭心症・脳梗塞などいろいろな病気を引き起こします。    

つまり、コレステロールは多すぎても少なすぎても、健康には良くないのです。

善玉(HDL)と悪玉(LDL)コレステロール

善玉コレステロール(HDL)・・・動脈壁にたまった余分なコレステロールを取り去って肝臓へ送り出す。

悪玉コレステロール(LDL)・・・動脈壁にこれがたまると動脈硬化を促進する。

動脈硬化を防ごうと思ったらHDLコレステロールを増やして余分なコレステロールをどんどん排出すればよいというわけです。

こんな人は動脈硬化
血清総コレステロール 220r/dl以上
LDLコレステロール 150r/dl以上
HDLコレステロール 40r/dl以下

 

善玉コレステロールを増やすには

1.中性脂肪を減らす。

コレステロールの多い食品を制限し、同時に肥満を解消します。(過食に中意)

2.持続的に運動をする。

持続的な運動はHDLコレステロールを増やします。(ウオーキング30分以上)

3.適度なアルコール(ほかに病気のない方)

飲み過ぎは禁物。(ビール中瓶1本・ウイスキーならダブル1杯以内)

4.不飽和脂肪酸を積極的にとる。

マーガリン、サフラワー油など不飽和脂肪酸の含有量の高い植物油を使って調理する。

5.たばこは止めましょう。

たばこはLDLを増やしHDLを減らします。出来れば禁煙、少なくても喫煙を。

6.食後の緑茶

緑茶はLDLの合成を抑えHDLの合成を高めると言われています。脂っこいもの食べた後は緑茶を。

 

食事のポイント

1.バランスのとれた食事

毎食、ご飯とタンパク質と野菜がありますか?そして3食きちんと食べていますか?食事の時間もだいたい決まった時間に食べる方がベター。(ご飯が多すぎたりタンパク質が多すぎてもだめですよ)

タンパク質も良質のタンパク質と言われるものたとえば白身の魚・豆腐・大豆製品・脂身の少ない赤身の肉・鶏肉など

2.食事はゆっくりよくかんでたべる

早食いは肥満のもとです。

3。食物繊維を積極的にとる

食物繊維は野菜・海草・豆類・芋類に多く含まれています。食物繊維は血中コレステロールを下げる効果があります。(食物繊維には腸管でのコレステロールや中性脂肪の吸収を阻害する働きがあります)

4.塩分を控える

塩分のとりすぎは高血圧を誘因します。高い血圧が細い動脈を圧迫し、その結果、動脈は弾力を失って硬化が進行します。

5,マヨネーズよりノンオイルドレッシング

マヨネーズは以外と油が多くかけたらかけただけ全部口に入ってしまいます。ノンオイルドレッシングは少しカロリーはありますが皿に残りますよね。

6.揚げたものや冷凍食品・インスタント食品には要注意

以外とカロリーが高かったりします。出来るだけ自分で調理しましょう。

7.1人分ずつ小皿に分けて食卓に出す

大皿だとどれくらい食べたかが把握できません。洗うのが面倒でも1品づつ小皿に盛って下さい。

8.夕食後の間食の禁止

9.夕食後、寝るまでの時間2時間以上ありますか?

10.もちろんコレステロールの多い食品はさけてほしいのですが卵は1日1個は食べて下さい。卵の成分は他の食品にはないとっても体にいいものが入っていますから。