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(cache) 黒い温もり…暗器使いの心の闇:性被害について色々 - livedoor Blog(ブログ)

2011年06月19日

性被害について色々

●これが新聞掲載された当時、ネット掲示板で誹謗中傷されまくるわ、ブログに連日中傷の書き込みがあるわ、散々な目に合いました。昔から性被害を話しても深刻に扱われなかったりネタ扱いされる事はあり慣れてましたが、この時は久々に本気で悲しくなりました。
http://t.co/1Zop0ph

●2ちゃんねるも、ツイッターもそうですが、個人の誹謗中傷は本当に止めて欲しい…特に悪い噂を事実のように書くのは悪質。中傷する側は面白半分でも、中傷された方は傷つくし、信頼を失わされる事もあるし、何より一度書き込めばずっと他人の目に触れる可能性があり、その辺り考えて書き込んで欲しいです。

●性犯罪被害者=女性と言う基本軸がありますが、確かに被害者の大半は女性で、加害者の大半が男性ですが、実はあまり知られてないだけで、男性の性被害者も確実に存在しています。
男性間の性暴力もあれば女性→男性の性暴力もあり、性被害者は老若男女いて、結構人知れず苦しんでいたりするのですよね。

●私が今まで直接お会いした事のある強姦被害者は39人いて、その内38人が被害届を出してなく訴訟も起こしてません。
また、私自身も被害者ですが同様です。子ども時代に被害を受けた方もいれば、大人になっての被害もいてばらばらですが、データ上に出てこない被害者が大勢いると言う実感はあります。

●性被害って、話しても信じてもらえない事があるんですよね。特に男性被害者は、信用されない&真面目に受け取られないってのはよくある話で。私みたいなヘラヘラしてる奴は別として、信用されない事で深刻に悩む被害者もいるので、もし皆さんが何かで性被害者の話を聞く機会あれば、まずは信用して耳を傾けてもらえたら嬉しいです。

●性被害を告白すると色々と誤解を受けやすい。個人的に困るのが、性被害者ってだけで腫れ物のように扱われたり、心の病や性依存症を患っていると決め付けられる事で、もちろん偏見や先入観を持つ人ばかりではないけど、変な誤解を与えてギクシャクするのも面倒なので、被害体験は隠すようにしています。

●性被害の話を周りに隠して生活してる事について、「なぜ隠すの?」と聞かれた事もありますが、そりゃ言えないですよ。
被害体験を話しても、信じてもらえない事もあれば、極端な哀れみを持たれたり、軽蔑され距離を置かれる事も。よほど信頼関係があって尚且つ受け入れられそうな相手には話しますが、日常生活に支障が出るリスクを冒してまで、安易に告白できないですって。

●性被害を語ってよく聞かれる質問の一つが、「男性からレイプされた少年は、自分は同性愛者になってしまうのではないかと不安感を持つと聞きますが、その葛藤はありますか?」
私の場合、被害当時はどう受け止めて良いか分からない苦しみは確かにありましたが、「自分がゲイになる」などのって葛藤は全くなかったんですよね。

●「男性から性被害受けたのに何でゲイになる不安がないの?」、「本当はゲイだけど自分で認めたくないだけでは?」と勘ぐられた事があり、これが結構厄介です。
私は同性愛ではないのに、同性愛である事を強制されてる感じがして、『男性間の性被害者=ゲイ』って決め付けられる事が逆に苦しかったりします。

●性被害者に対して「あなたにも隙があったのでは?」、「嫌なら何で逃げなかったの?」など二次被害的な質問をする人がたまーにいますが、どんな事情があっても強姦が許される理由にはならないし、加害者が100%悪いです。
そう言う事言う人がいると、被害者は余計に被害を訴え難くなくなるから控えて欲しいです。

●性被害体験を語ると、「加害者を裁判で訴える気ないの?」、「話が事実なら訴えないのはおかしい」と言われる事がありますが、裁判裁判って簡単に言いますが、お金も時間も凄く掛かるし、仕事や私生活に悪影響が出るし、精神的な負担は半端ないし、その辺りを考えてから言って欲しいと切実に感じます。

●過去の被害体験を話すと、それだけで「不幸で暗い人生を生きてる」…と固定概念を持たれる事があり、不幸だと決め付けられる事が大きな苦しみに感じる事があります。
別に暴力を受けて育ったからと言って、暗い人生を生きてるわけではないんですけどね…人生謳歌してるサバイバーがいても良いと思うのですが。

●「性被害者は××になる傾向がある」と言うのを断定的に捉えるのは、良くないと思います。
同じような性虐待性被害を受けた人でも、百人いれば百通りの性格やその後の人生があって、例えば心の病を発症する人もいれば発症しない人もいるし、「被害者は××」は必ずしもイコールになるものではないです。

●「人より辛い経験をしてきた分誰より幸せになって」と言われる事があるのですが、「誰より幸せに〜」なんて極端な考えでは、心に無理が生じてむしろ幸せになれない気がします。
酷い体験をしたからと言って、別に特別な人生の成功者になる必要はないし、フツーに自分らしく幸せなら、それで良いのではないでしょうか?

●性被害者って、どう言う被害を受けたか…ではなく、「その後どれだけ苦しみ不幸に生きているか」で被害の程度を判断されがちなので、私みたいなのほほんサバイバーは少し肩身が狭いです。
笑って楽しく生きてて、性に肯定的で、病んでなくて、前向き思考な被害者がいても良いじゃないか!!

●多少厳しい言い方ですが、どんなにどん底からのスタートだろうが、その後幸せになれるかどうかは自分次第と感じます。
例え親の愛がなく育っても、虐待やいじめや犯罪被害を受けた事があっても、貧乏な家庭に生まれても、本人が自分を諦めさえしなければ、いくらでも未来に可能性はあると本気で実感しています(・ω・)/☆


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