- 「界戦記ディスガイア」の二次創作だから活動報告短編ということで♪
- うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーー!!!
ディスガイア1の二次創作書きたいぃぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーー!!!
という訳で、ノリで書いてみましたが投稿するわけにもいかず、活動報告への投稿でお茶を濁すことになるんですけどねw
まぁ、折角ですので日本一ソフトウェアと魔界戦記ディスガイアが好きな人がいましたら読んでみてください。今回は投稿予定だった魔界戦記ディスガイアの二次創作の第一話にあたる部分です^^
オリ主とクリチェフスコイが親友というポゼッション!
か~ら~の、エトナといちゃいちゃルートを目指す物語を目指していたんですが、まだエトナは出ないんですよねぇ~w
まぁ、詳しい設定なんかは最後に載せていますので、どういう小説が書きたいのかはそちらを読んでみてください。
これが! 私の! ディスガイアへの! 愛!
◆ ◆ ◆
何と言えばいいのか……。私は自分の立ち位置というか、自分自身の在り方について考えた時に驚いたことがある。
自分のあり方だなんて、自分自身の行動の結果なのだから、それに対して自分が驚くというのも不思議かもしれないが、それでも私自身、自分の現状には驚きを隠せないでいる。
「久し振りに訪ねてきたと思ったら、何をそんなに難しい顔をしているんだい?」
私の友人が聞いてくる。
「ん……、あぁ、すまない。
少しばかり運命というものの不思議さについて考えていたのだよ」
いやはや、不思議ではない運命などあるのか? と聞かれればそんなもの預言者であろうとも否定するだろう。
「不思議だからこそ運命というのではないか?」
「そうだろうな」
この友が言うように不思議だからこそ運命であり、だからこそ生きることは面白いと常々考えている私にしては、いささか陳腐な悩みだったのかもしれない。
「それよりもだ。
私は友人である君の顔が久し振りに見れて嬉しいよ」
「それは私もだ。
しばらくは君のところに滞在させてもらう予定だ。
それになにより、もうそろそろなのだろ?」
「ああ、そうだな……」
何やら感慨深そうに遠くを見つめる友人。
永き時を生きてきた彼には、近々愛する女性との間に子どもが生まれるそうだ。
私が来たのはそのお祝いのためでもあるのだが、
「ところで、子どもの名前は決めているのかい?」
私の問いに友人は答える。
「ああ、ラハールと名付けようと思う」
そう言った彼――我が友にして永い歴史の中でも抜きんでて最強の魔王クリチェフスコイは笑みを浮かべたのだった。
私と彼の種族は悪魔だ。
闇に生きる魔族の中でも高位に位置する家柄らしく、幼い頃から両親により悪魔としての教育を受けてきていた。
私自身の価値観で言うなら、力で他者を捻じ伏せ、我を通すためなら何をしても構わないという悪魔にとっての理想的な生き方は性分に合っている。
単純に強さを求めていた私は疑問に思うでもなく逆らう者はだれであっても容赦なく捻り潰して育ってきた。
『悪』だからこその悪魔であり、両親の悪魔らしく愛情など欠片も持たずに自分たちの血統を守るためだけに生きる在り方には同じように愛情は持たずとも敬意を持っていた。
そんな歴史ある名門に生まれたからか、その地位を狙う者も多く、俺は生まれてからずっと友などと呼べるものはいなかったが、それは平気だった。
強さとは孤独であり、孤独こそ悪魔だと信じ切っていたのだからな。
今にして思えば、周りから舐められないようにという意図があっての両親の教育だったのだろう。
気がつけば私は、悪魔の中でも家柄だけでなく、一人の悪魔として最強と呼べる存在にまでなっていた。
だからだろう、油断をしていた。
決して自分が負けるはずがないと。
自分は将来、両親から勧められて適当な女性と結婚し、子を為し、血と家を存続させていくだけの人生を送るために強さを求めていたからだ。
相手がだれであろうと負けるはずがない。
いや、すまない。油断していなくとも私は彼に勝てる気がしないな。
そして私のそれまでの強さが通用しない相手との邂逅こそが、私の初めての友との出会いだったのだ。
「お前……面白いやつだな」
たった今、私を完膚なきまでに叩きのめした彼が最初に行った言葉だ。
いや、あいつと戦う前に何か一言二言交わした気もするが覚えていないから、覚えているあいつの最初の言葉、という意味でだがな。
「……お前は強いな」
それが私の返答だった。
この頃はまだ、私も彼も子どもだったから、というのもあるが、なぜかお互いに惹かれるものがあったのだろう。
私には彼の笑顔が眩しく見えた。
「なぁ、お前。
俺は将来立派な魔王になって、この<暴力>でしか支配出来ない魔界を<秩序>によって統治したいと思っているんだ。
良ければ俺の夢に付き合ってくれないか?」
「……お前、バカか?」
あいつは子どもの頃からちっとも変わらず、悪魔としては異常な考えで魔界を支配しようとしているそうだ。
その時は冗談だと思っていたが、それから何度か会うようになり、つるむことが増えたが、あいつは変わらず秩序こそが正しいあり方だと言ってきた。
「お前の言う<秩序>とやらで支配する魔界に、お前自身は何を求めるんだ?」
「支配じゃなくて統治だって。
悪魔にだって愛はあるんだ。
それを広めて、どの魔界よりも自由な魔界を作りたいんだ」
まぁ、確かに……悪魔は自由だ。
両親から最初に習ったことでもあるが、私はそれを「力さえあればなんでも出来るから」という意味に解釈していた。
しかし、彼が言うように、本当に自由な存在ならば、悪魔としてのあり方には反しているが、誰かを愛したり、他者と暴力を用いない関係を作ることも自由なのではないか? と考えたのだ。
それが本当の自由なのではないか、と。
「それで我が友よ。
お前は何で自由な魔界を作りたいんだ?」
私がそう聞くと、彼は迷いなく答える。
「愛したいからだ」
それは自分が育ったこの魔界を。
自分が愛する存在全てを。
自分の周りの全てを手中に望むという、最も悪魔らしく、しかし悪魔らしくない答えだった。
「もしも、大人になってもその考えが変わっていなかったら協力しよう。我が友よ」
「そいつはありがたいな、我が友よ」
何とも青臭い事を言っているが、これは実際、当時私達が子どもだったからだな。
その辺は流してくれるとありがたい。
まぁ、そんな感じで、私と彼――クリチェフスコイと友となった訳なのだ。
「アイガス様~、お部屋の用意が出来たッス~!」
「ん、あぁ、すまないね。
いつもありがとう」
そう言えばまだ名乗っていなかったが、私の名はアイガス。
爵位もある名家の生まれだが、そんなものは私の友、クリチェフスコイが魔王になったことで肩書の一つにしか過ぎないのだがな。
「アイガス様はオレ達にも優しくしてくれるッスから、陛下の客人兼友人って立場じゃなくてもお世話させてもらうのは望むところッスよ!」
案内係を買って出てくれた魔界では最低辺悪魔のプリニーが誇らしげに言う。
私としては普通に接しているだけなのだから、そこまで気負わなくてもいいと思うのだがね。
だが、魔界最低辺の彼らすら慕っているあたり、我が友の魔王としての在り方の揺るぎなさには安心を覚える。
やはり私は彼の友で良かったと思う。
◆ ◆ ◆
オリキャラの名前は相変わらずですが、名前なんてただの記号ですし、どうでもいいと思うのですよ。
むしろこういう単純な方が私の好みですし♪
細かい設定について語りますと、主人公の種族は特に決めておりません。
別に吸血鬼でも人狼でも、意外性を狙ってプチオークやゾンビでも構わないんですが、外見イメージは『ダークソウル』の“大沼”のラレンティウスさんだったりするんですよね。
またも呪術師かってな気もしますが、炎は主人公っぽい能力なので、ラハールの「獄炎ナックル」の師匠という設定も後付けしやすいですのでw
同じ理由でアデルの師匠もアリですが、ディスガイア2の二次創作は今のところ燃えないので。
主人公のアイガスは魔王クラスの実力でありながら、魔王を名乗るつもりはなく、色々な魔界を放浪し、賞金稼ぎや傭兵稼業で日銭を稼ぐ悪魔。
クリチェフスコイと出会ったことでだいぶ砕けた性格をしているので固い口調の割には気さくな人で交友範囲はかなり広い。
そのうち“呪術王”シュナムクルも登場予定(炎攻撃完全無効体質のシュナムクルには勝てないアイガス)。
エトナとは、彼女が小さい頃から面倒を見ている頼れるおじ様的存在(後に恋心)。
1:この後の展開として予定しているのは、ラハールが生まれて大はしゃぎのクリチェフスコイ。
2:クリチェフスコイに忠誠を誓っているものの、結婚したこともあって同じくらい尊敬しているアイガスに段々と異性として惹かれていくエトナ。
3:超魔王バールの噂を少し早目に聞いた(ラハール幼年期)アイガスがクリチェフスコイに黙って戦いに行こうとするのに同行するエトナ。
4:バールを探して旅をするうちに強くなったエトナとアイガスは次第にコンビとして実力をさらに上げ、誰も死ぬこと無くバールの封印に成功。
5:これによりクリチェフスコイは変わらず魔王として秩序による魔界統治を行い、アイガスはエトナと一緒に波乱万丈な生活を続ける。(エトナに恋心はあれど恋愛描写は特にないと思います)
6:オマケとして成長したラハールが父クリチェフスコイと一緒になって超魔王バールに戦いを挑み(原作開始時)、完全勝利!
7:ラハールは父から魔王の位を正式に受け取り、立派な魔王として活躍していくのであったとさ。めでたし、めでたし♪
注:この物語は魔王クリチェフスコイが死なない話なので、ラハールは父親から魔王のなんたるかをきちんと教わり、悪魔らしくも秩序の大切さを理解しております。
姐御肌のプリニーこと、ラハールママの扱いは未定。
ラハールが幼かった頃、難病にかかった我が子を自分の命と引き換えに助けて死ぬってのも良い話ではありますが、それが原因でラハールは「愛」が大嫌いになってしまいましたからね。
いっそのことシュナムクルを早々に呼び出して、その伝手で回復魔法の管理人のトコナっちゃんに頼めばなんとか……。
う~ん、やっぱり設定に穴はありますが、これ位なら修正可能ですし思いつくのも容易ですから日本一ソフトウェアの二次創作投稿許可早く下りないですかねぇ~……。
以上、お盆が終わると客商売はとたんに売上激減してしまうので休みが増えに増えて二連休中のヨイヤサの溢れるディスガイア愛を開花させた小説でした♪
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2012年 08月21日 (火) 12時19分
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