左から大毅、興毅、正式契約したメキシコ人プロモーターのゴメス氏、和毅
|
 |
WBC世界バンタム級シルバー王者亀田和毅(21)が20日、高松市内で記者会見し、大物メキシコ人プロモーター、ペペ・ゴメス氏(44)と正式契約したことを発表した。ゴメス氏は和毅の次戦が12月1日のWBC総会(メキシコ・カンクーン)での興行になるとし、和毅の世界戦実現のため、今月27日にホセ・スライマンWBC会長に会うことを明言した。
「昨日、和毅が勝った試合を見てほれ込んだ。アメリカ、メキシコでも人気の出るスターが誕生した」とゴメス氏。前日、世界前哨戦と位置づけた試合をクリアした和毅は、12・1の対戦希望相手を伝えたという。
WBCで和毅の挑戦が可能な世界王者は、スーパーフライ級佐藤洋太、バンタム級山中慎介、スーパーバンタム級アブネル・マレス(メキシコ)。スライマン会長の鶴の一声で、一度は消滅した佐藤戦が再浮上することもあるかも。
さらにゴメス氏は、米国大手プロモーションのゴールデンボーイなどと太いパイプがあり、亀田兄弟のラスベガス進出にも意欲を見せた。 (竹下陽二)
この記事を印刷する