滋賀県土木交通部が取り仕切っている総合評価審査委員会 小委員会であるが、この医療観察病棟の本体病棟建設についての委員会は、昨年
4月と11月に開催されている。
しかし、一連の経緯を振り返ると、この医療観察病棟の本体予算の最終議決は、平成24年2月の県議会である。
<滋賀県議会だより>
http://www.shigaken-gikai.jp/voices/GikaiDoc/attach/koho/KhB207_dayori-61.pdf
<平成24年2月県議会 議題15号 平成24年度滋賀県病院事業 会計予算>
http://www.shigaken-gikai.jp/voices/GikaiDoc/attach/Gk/Gk2972_gi-15.pdf
2月に、本体予算の議題があったからこそ、青山学区でも、請願書提出をなんとか実現しようとしていたはずである。
また、議会開催中の3月12日に、厚生・産業常任委員会で、この議題15号の医療観察病棟建設について質疑応答がされている(当HPでも
掲載)。
今年2月の県議会の段階では、まだ議会も県民も本体建設は決まっていないものとして動いていたはずである。
しかし、その一方で、建設を担う土木交通部では、まだ説明会も開催されていなかった4月と、反対機運が最高潮に達していた11月に、こ
の医療観察病棟の本体建設が決まったかのような委員会を開催している。
県民代表が協議して施策を議決する県議会など関係ないかのような動きは、独走ではないだろうか。
今年2月の県議会で予算議決がされてから、各部局の関係委員会は始動すべきはず。
嘉田知事は、2月県議会の予算編成について下記のように述べている。
「今回の予算編成に当たりましては、県政を取り巻く様々な課題の解決に向けて県民の皆さんの生活現場に沿った願いや思いを活かしていく
ために、関係部局が共通の目標を持って部局間の綿密な横串を刺す連携を図るよう徹底してまいりました」
願いや思いを活かしてはくれてはいないし、横串を刺す連携というよりは、それぞれの部局が独走しているように思う。これは県民軽視の姿
勢ではないか。