ルーマニア・ブカレスト郊外で日本人とみられる女性が殺害された事件で、現地の日本大使館は20日、遺体の身元が20歳の邦人であると確認した。詳しい身元は「遺族の意向」として明らかにしていないが、兵庫県出身で東京都在住の大学生、益野友利香さん(20)とわかった。
地元メディアなどによると、遺体は19日にブカレストで司法解剖され、死因は絞殺の可能性が高いという。益野さんは海外での就業体験として、ブカレストの西約200キロの地方都市クラヨバで日本語を教えるため、単身でルーマニア入りした。15日にブカレスト郊外の空港に到着後、行方不明になっていた。
17日夕、空港近くの森の中で益野さんとみられる遺体を通行人が発見。地元警察が、15日に空港で益野さんに似た女性に声をかけ、タクシーに同乗したルーマニア人の男(26)を17日夜に殺害容疑で逮捕した。