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千葉・柏 “ごみの量が限界”焼却再開8月20日 21時23分
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ごみの焼却灰から放射性物質が検出されたため、処理できない灰などがたまって運転停止を繰り返している千葉県柏市のごみの焼却施設について、柏市は、焼却されないままのごみの量が限界に近づいたとして、20日から運転再開に踏み切りました。
運転が再開されたのは柏市南増尾にある「南部クリーンセンター」です。
この施設では、ごみの焼却灰から国の基準を超える放射性物質が検出されたため処理できない焼却灰と、放射性物質が含まれるため燃やさずに保管している草木のごみの影響で、去年9月以降、運転の停止と再開を繰り返しています。柏市は、今回も保管している草木のごみの量が限界に近づいたため、施設の地下に焼却灰の臨時の保管場所を確保し、20日から運転再開に踏み切りました。
柏市によりますと、20日午前9時から焼却作業を再開する操作が行われ、草木の一部を一般ごみと一緒に焼却しているということです。
運転の再開は3回目で、現在、施設内にはドラム缶およそ1500本分の焼却灰と、およそ1500トンの草木のごみが保管されているということです。
行き場のない焼却灰を巡っては、千葉県が県北西部の県有地を一時保管場所にすることを決め準備を進めているほか、国が最終処分場の確保に向けて県内で場所の選定を進めています。
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