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  • 腹責め小説

  • 投稿者:管理人
 
オリジナルの腹責め小説投稿の場です。

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sage

  • [75]
  • 筋肉魔人2

  • 投稿者:jy
  • 投稿日:2012年 8月 7日(火)01時15分29秒
  • 返信
 
「ハッハッハ、気持ちよすぎて震えてんのか?おらっ!」

ビルダー男は、拳の上で痙攣している青年の頭を優しく撫でてやると、その背中にゴツゴツの手を置き、拳で腹筋を挟み込むように強烈にめり込ませる。
メリメリメリメリィッ……!

「ごふえぇっ……!ぁっ、は、ぁっ……!!」

苦しそうにうめき声を出す青年に、残りの二人は恐怖に震える。
普段彼らは、ボディビルダーなど、見せかけの筋肉で、役に立たない、俺たちにかかればあっという間に倒してしまう、と言いふらしていた。
もともと態度の大きな彼らをよく思っていない者も多く、それが今回、このビルダー男に一度懲らしめてもらおうと頼んでいたのだ。
普段馬鹿にしているビルダーに、為す術なくボコボコにされる。そんな恐怖に、彼らは動けないでいた。

「ふん、もうコイツは終わりか。……さて、次はどっちが可愛がられたいんだ?」

優しい笑顔の表情とは裏腹に、圧倒的な威圧感を全身から放っている。
震える青年に、ビルダー男はゆっくりと歩み寄る……

nouzxch@yahoo.co.jp


  • [74]
  • 筋肉魔人

  • 投稿者:jy
  • 投稿日:2012年 7月28日(土)01時38分19秒
  • 返信
 
「お前らが今日の獲物か」

全身の筋肉がギチギチに詰め込まれ、パンパンに膨れ上がったビルダー男が低い声を出す。
目の前にいるのは3人の青年。どれもよく鍛えられた肉体をしており、腹筋はボコボコに割れていた。

「お、俺たちをどうするつもりだ!」

威勢のいい声で威嚇する青年。

「なに、可愛がってやるだけだ。……こういう風にな」

ドッボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!

その大木のような腕が、一人の青年の腹筋に突き刺さる。
青年は胃液をまき散らし、ビルダー男の拳の上でヒクヒクと震えている。

「気持ちいいか、俺の拳は?さぁ、他の二人も可愛がってやらんとなぁ?」

nouzxch@yahoo.co.jp


  • [73]
  • 池松亮

  • 投稿者:
  • 投稿日:2012年 7月13日(金)21時27分59秒
  • 返信
 
初めて腹責め小説を書いてみました。


新入社員の池松亮(いけまつ りょう)は会社に遅刻した。



ドヴォ! ボス! ドヴォ! ボス!



池松「くっ かっ かはっ げほっ」



黒いフードで顔を覆い顔には白いマスクをはめたメタボリックな男が執拗に亮の腹を殴っていた。



亮はスーツの上着を脱がされ、上は白いワイシャツだけを着ており、そのワイシャツも前ボタンが全部弾け飛んでおり、スリムだが高校、大学と水球で鍛えられたしなやかなで薄めだが、六つに軽く割れた腹筋をさらけ出していた。



腕は天井の金具から垂れた黄色と黒のロープで結ばれている。ロープはピンと張っている訳ではないが亮が抵抗しても男には拳が届かないくらいに上手く調節されている。



男「まだ序の口、まだ4発腹をいたぶっただけだ、5発目行くぞ、その左右対称に綺麗に割れた腹筋に力を入れとけ…、腹筋を固めないとすぐに終わっちゃうよ…」



男は小声でつぶやく



体格の差は明らかで、学生時代にスポーツで鍛えた亮。腰あたりにくびれが見れるほどスリムだが、腹筋は綺麗に割れ、それも左右対称、肌はすべすべで、ほんの少し浅黒い肌。身長は168cm、決して長身ではない、対してメタボリック男は亮の頭一個分背が高い。



亮にしてみればこの状況から一刻も早く抜け出したかったが、男も亮の腹筋の強度に合わせて上手く調整し、気を失わない程度にいやらしくいたぶる。



男「五発目行くぞ…」



メタボリックな男は体躯こそたるんではいるが、その腕は脂肪と筋肉とで亮の三倍は太かった。そして男はその太い腕を下から勢いよく亮のワイシャツからさらけ出されている腹筋の鳩尾の少し下あたりに今まで以上に強烈に拳を突き刺した。



ドブウウウウゥゥゥゥ!!!



亮「うっっっ ふぅ  グエボ」



腹へのインパクトで亮の体は、鳩尾辺りの腹筋を支点にして一度宙に浮き、後方にある壁に届きそうになる。



亮(はぁ はぁ な… んで い…一体…)



亮は力なくガクっと顔を下に落とした、不幸にも意識はまだある。そして亮はここに来る前のことを思い出していた。




【二時間前】



平日の朝、亮は出勤のため会社のある駅を降りた、駅から会社までは徒歩20分の距離。そこで目の前にいる男に拉致されたのだ。人通りの少ない小道へ入ったところ、目の前に大柄な黒いフードの男が道の真ん中で突っ立っていた。男は亮と目があったとたん、いきなり亮に近寄ってきた。危険と恐怖を感じた亮は咄嗟にもと来た道へ引き返そうとしたところ、何かにぶつかり、直後口を湿ったハンカチで覆われた。




【現在】



そう、そして気づいたらこの部屋で繋がれていた。一見アパートの一室のようなところ、本来あるはずの窓はビニールで塞がれ外の様子は分らない。そして家具など一切ない生活感のまったくないフローリングの部屋。



男「単に殴るだけじゃ芸がないな…まずは…どてっ腹…」



男は亮に聞こえるくらいの小さな声で独り言をつぶやく



ドスっ!!



亮「うふっ…う」



男の拳が亮の腹筋の割れ目の十文字のど真ん中に刺さった。男のパンチはただ殴るだけでなく、毎度殴ったあとはしばらく拳を腹に埋めたまま、その感触を味わっている。



亮はいつまでも抜かれない男の拳がぶっ刺さった己の凹んだ腹筋を見下ろした。拳が半分見えない。早くその手を抜いてくれ…亮は頭でつぶやく。



男「次… そのシックスパックを1パックずつ殴る、いいな?」



亮は胸で呼吸を整えながら、半開きの口で、男の顔を見つめ懇願するように顔をゆっくり左右に振る。しかし男はその亮の懇願の顔を見終えると満足したようで、拳に勢いをつけた。



ボッ! ドボッ! ドス! ドフ! ドヴォ! ドヴ!



亮「グヴォ ケホ ウフ ぐふ ……  ……」



男は亮の苦悶の表情を見つめながら六つに割れた若干脂肪ののったシックスパックを上段から殴っていった。

だんだん亮のうめき声も弱弱しくなっていく。口の端からは一筋の唾液が垂れていた。



男「教えてやろう なぜ俺がこんなことをするのか、なぜお前なのか… 俺は男の腹筋を痛めつけるのが好きなんだ、異常だと思うか? それだけだ。 お前みたいな、男前だとか、イケメンだとか、チヤホヤされている連中が疎ましいというのもある、だからお前みたいな顔の男が顔を歪めていく様を見るのも快感だ。もちろん殺しはしない、お前を楽しんだら解放してやる。」



そして黒いフードのメタボリックな男は自らの口元にあったマスクをとり醜い顔を亮に晒した。

http://ameblo.jp/fogofhouse123/


  • [72]
  • 黒星の味

  • 投稿者:
  • 投稿日:2012年 6月28日(木)02時47分13秒
  • 返信
 
今書いている作品の冒頭をこちらへ投稿させて頂きます。
自分は自分でこの続きとなる展開を書くつもりでいますが、興味がある方はどうぞ好きな様に続きを書いてみて下さい。

*これより長文になっておりますのでご了承下さい。

中央のリングに向って天井からは沢山の照明が当てられ、周囲の観客は今か今かとその戦いが始まるのを待ちわび、声援の声をあげながらそのリングの主役の登場を待っていた。
「それでは!!これより、メインイベントを行いたいと思います!!まずは赤コーナー…挑戦者、沖田武選手の入場です!!」
リングサイドでアナウンサーの声がマイクを通して聞こえて来ると、入場曲が場内に鳴り響き、一人の男に照明がパッと当てられると、場内からは一気に声が沸きあがり男はガウンに身を包み込んでゆっくりとした足取りでリングの中へと入って行った。
武はリングの中へ入るとガウンをバサッと脱ぎ取り、25歳と言う若者とは思えぬ程に鍛え抜かれたその肉体を露にし、ウォーミングアップは万全と言った様子で全身に薄ら汗が出ているのが分かり、声援を送る観客に向かい赤いグローブを付けた拳を軽く上げて見せた。
「続きまして!青コーナー…近藤源治選手の入場です!!」
アナウンサーの声を聞き武が反対側の入場ゲートを見つめると、一人の男がゆっくりとリングに立つ武を見つめながら入場し、武と同じく青のグローブを付けた拳を軽く上げ観客の声援に応える姿が見えた。
「武、アイツがお前の相手になる源治選手だ。見ての通り体付きはガッシリしてるパワータイプの選手だからな。奴の一撃に気をつけろ…良いな?」
セコンドに立つトレーナーが武に向ってそう囁くと、武はトレーナーの目を見て黙って頷き、これから対峙する男の姿をジッと見つめた。
トレーナーの言うとおり、源治の体は筋肉の鎧の上から脂肪を蓄えたガッシリとした体格で、分厚い胸板にガッシリと太い腕が見るからにパワータイプだと言う事を物語っていた。
両者がリング中央へとやって来ると、レフリーは淡々とルール説明を始め二人はその間お互いに目を反らす事無く互いを見詰め合っていた。
(今までの練習を思い出すんだ…俺ならやれる!このデビュー戦…俺は勝ってみせる!)
(ほぉ~…25歳のボウヤにしては良い身体してんじゃねぇ~か…こりゃ、ちょっとは楽しめそうだぜ)
源治は武を見て口元をニタッと歪ませ、そんな源治に気付く事もなく武はジッと源治の方を見つめており、レフリーの説明が終わると同時に二人はリングサイドへと引き返して行った。
「武、落ち着いていけ。まずは相手の出方を見るんだ…良いな?」
トレーナーは帰って来た武に向ってそう言うと、水で濡らしたマウスピースを武の口へと押し込み、武は口に入れられたマウスピースをグッと噛み締めるとただ黙ってトレーナーの顔を見つめて頷き、リングの方へグルッと身体を向けるとギュッと握り締めたグローブを持ち上げ構えて見せた。
「へっ、あのボウヤやる気満々だな。そんなにプロの世界は甘くないって事を教えてやらないとな…ベテランの先輩としてさ」
源治は武の様子を見てそう呟くと、セコンドから渡されたマウスピースをグッと噛み締め、リング中央で待つ武の方へと歩いて行った。

カンッ!

場内に試合開始のゴングが鳴り響き、二人の試合が始まると源治はゆっくりと握り締めたグローブを前へと差し出し、武は一瞬動きを止めて見ていたがそれが挨拶だと分かると応える様にグローブを前へと差し出しコツンと当てると構え直し、源治の出方を窺う様に軽いフットワークで動き始めた。
(っち、セオリー通りまずは相手の動きを窺えってやつか…)
源治は武の動きを見てそう呟くと、ギュッと拳を握り締め様子を窺い続ける武との間合いを詰め始めた。
「最初に間合いを詰めたのは源治選手!武選手!これをどう迎え撃つのか~」
源治は太い腕を前へと繰り出しジャブを放つと、武は冷静にその拳を足を使って避けていき、少し距離をとって様子を見ているので源治は尚も間合いを詰めて連続で拳を武に向って繰り出した。
(よし、相手の拳の動きはしっかり見える。やはりパワータイプの選手は拳にスピードがないな…この速さなら十分に俺でも避ける事が出来そうだ。ならば…)
武は源治から繰り出される拳を避け続けてそう確信すると、次に源治から繰り出された拳をサッと足を使って避け、勢い良く左ジャブを打ち放った。

バスッ!

「…っ!」

「おっと!源治選手のパンチを避けて武選手が攻撃を仕掛けた!!」
(よし!いける)
(コイツ…仕掛けてきやがった)
グッと横を向いた源治の顔が直ぐに武の方へと向けられ、今度は武の方から素早い動きでパンチを繰り出し、源治は太い腕を顔の前で組むと防御の姿勢に入り武の攻撃を防ぎ始めた。
(大したパンチじゃねぇ~な…やっぱまだまだガキだぜ)
源治は武から繰り出されるパンチを防ぎ続け、武の攻撃が一瞬止まったのを見て反撃に出ようと拳を放つと、武は源治のパンチを軽く受け流しハッと驚いた源治の顔を素早く左右に殴り飛ばした。
バスッ!バス!
「ぅ…っ」

「反撃に出ようと繰り出した源治選手の拳を受け流し、武選手が源治選手の顔を左右に揺らした~!これは面白くなりそうです!!」
源治は顔を左右に殴られ動きを止めると、武はチャンスと思ったのか続けて襲い掛かり、素早い動きで源治に向って拳を打ち放つと、源治は黙ってその攻撃を受け止めグラッとよろめいた所へ武が下から突き上げる様に源治のガッシリとした筋肉と脂肪の付いた腹へとボディを打ち込んだ。

ドフゥ!

(どうだ!?)
「うっ…」
源治は小さく呻き声を上げて身体を軽く折り曲げると、武は前に出された源治の顔を左右に殴り飛ばし、最後に下から突き上げる様にアッパーを放つと、武の中では当てたはずのアッパーだったが、見ると太い腕で防御されており源治が咄嗟に武のアッパーを防いだのが分かった。
(くっ…防がれたか)
(さすがにこれは防がせてもらうぜ…)
武は直ぐに源治から距離を取って構えており、源治も防御の姿勢を解くとジッと腕の隙間から武の方を見つめた。
武がまた源治との距離を縮め様と近付き始めたので、源治はギュッと縮まる様に背中を丸めて防御を取り、武はそんな源治に構う事無く上から拳を打ち込み始めた。
(パワータイプの上に防御が固い…まずはこれをどうにかしないと)
(おらおら、次はどうする気だ?)
武は何度も何度も拳を防御し続ける源治に向かって放ち、源治はジッと防御の姿勢のまま武の拳を受け続けており、武の拳が顔の辺りに集中し始めると源治の防御も自然と上へと集中し始め、武がしばらく顔の周囲に攻撃を集中していると、不意にギュッと強く握り締めた拳を下から打ち放った。
(よし、防御が上に集中した…今だ!)

ドフゥ!ドフゥ!ドフゥ!

「うっ…うっ…うっ!」

「おっとここで武選手の連打がボディに命中!!これを狙っていたのかぁ~!!」
(これでどうだ!?)
源治はボディの連打を腹に受け身体を九の字に曲げると動きを止め、方膝がガクッと折れ曲がるとキャンパスに膝を付けダウンし、すかさずレフリーがカウントを読み始めたので、武は黙ってリングサイドへ戻るとコーナーポストに身体を預けて立ち尽くし、目の前で方膝を付いてダウンする源治を見ていたが、源治はペッと唾を吐き捨てると直ぐに立ち上がりファイティングポーズをレフリーに向って見せたので、試合再開の合図をレフリーがすると武は直ぐに構えてリング中央へとやって来た。
(よし、今ので大分相手の体力も奪ったはずだ…この調子で攻め続ければこの試合…俺の勝ちだ)
武はギュッと拳を握り締めて源治を見つめると、源治はグッと上に持ち上げた腕の隙間から武の方を見ているのが分かった。
武が再び源治との間合いを詰めて攻撃に出ようとした時、リングサイドから鐘の音が鳴り響き1Rが終わった様子で、武は構えを解いてゆっくりとリングサイドへと戻って行き、源治はその後姿を見て口元をニタッと歪めると自身もリングサイドへと戻って行った。
「ハァ~ッ…ハァ~ッ…ハァ~ッ…」
「武、今のラウンド良かったぞ。その調子で行け…良いな?」
「はい、相手のパンチはしっかり見えてました…俺のパンチも相手に通用してたみたいだし、次のラウンドも今みたいに行きます!」
「よし、頑張れよ。武!」

「はぁ~ぁ…新人の相手するのも疲れるぜ。あのボウヤ俺にパンチが通用してるとすっかり思い込みやがった。だがよ、この世界そんなに甘くないんだぜ…プロの試合がどんなものか俺がゆっくりその身体に教えてやるぜ…覚悟するんだな。ボウヤ」
源治は武の方を見つめてそう言うと、不適な笑みを口元に浮かべペロッと舌で口元を嘗め回して見せた。

  • [71]
  • 再戦-決着-

  • 投稿者:ヒロ
  • 投稿日:2012年 6月 3日(日)01時10分12秒
  • 返信
 
ドッゴォッ! メリメリィッ!!
「がっ・・・ぼぉえぇぇぇぇっ!」
エイジのヒザがずっぽりとカイトのボディに飲み込まれた! 胃袋を完膚なきまでに潰す感触がヒザの先端から伝わってくる。カイトは断末魔のようなうめき声を上げ、大量の吐瀉物をぶちまけるとビクンッ!と痙攣した。
「ふぅ・・・手こずらせやがって・・・」
エイジが見やると、カイトは白目を剥いてピクリとも動かない。呼吸も止まってしまっているようだ。
ズッポ!
音を立ててヒザを引き抜くと、エイジはコーナーに戻ろうとカイトに背を向けた。
ピクッ
そのため、カイトが微かに動いたことに気付かなかった。筋弛緩剤で末端まで力を奪われたはずのカイトの右手が。
(負けて・・・たまるか!)
ほとんど飛んだ意識の底で、エイジに勝利する執念はまだ健在だった。掻き消された力を取り戻そうと死に物狂いで筋肉に意志を注ぎ込む。
ギュッ!
右手が、そして左手もカイトの意志に応えるように拳を固めた。如何なることか、カイトの全身に力が戻り始めていた。
「・・・ぶっはぁっ!」
止まっていた呼吸も復活した。分厚く盛り上がった胸板が大きく上下し始める。
「?・・・なんだとっ!?」
驚愕とともにエイジが振り返る。
(今、確実にカイトの腹を潰した! そのハズだ!)
だが、エイジの視線の先には荒い息をつきながら上半身を起こすカイトの姿があった。
「・・・ウソだろ? 何でうごけるんだよぉ!?」
ありえない光景に、思わず弱気な言葉がついてでる。
「・・・びっくりだけど、もしかしたらクスリが分解されっちゃったのかも。あの黒い汗、きっと分解されたクスリが排出されたんだよ・・・」
心底驚いた様子でシュウが解説する。
「もう規格外だね、あの筋肉は。」
(研究したらおもしろそー)
何故か目を輝かせるシュウ。一方、エイジは
「クソッ! どこまでバケモノなんだ、カイトのヤツ!? ・・・だ、だが、瀕死も同然のハズ・・・」
(畳み掛けて、今度こそあの世に送ってやる!)
畏怖しつつ、気力を振り絞ってカイトに襲い掛かる! だが、
「ぉ・・・うおぉぉぉぉっ!」
カイトが半死人の状態まで追い込まれていたとは思えない雄たけびを上げる。そして、全身の筋肉が爆発的に隆起した!
この半年の間、カイトはリミッターを外して極限までカラダを苛め抜き、究極の肉体を完成させた。その過程でカイトはクスリの助けを借りずともリミッターを外す能力を身につけていたのだった。
思わず足を止めるエイジ。その視線の先には、尋常ではない筋肉の鎧を身に纏ったカイトの姿があった。限界まで隆起した肩、胸、腕、腹、脚すべてに太い血管がうねる様に浮き上がっている。
「・・・マジか?・・・」
唖然とするエイジ。カイトの肉体は圧倒的だった。だが、カイトには余裕がなかった。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・」
大きく肩で息をする。限界を超えて筋肉を酷使するために、異常な量の酸素が消費されていく。さらに筋肉の出力に骨や腱が長時間は耐えられない。リミッターを外すことはカイトにとって諸刃の剣だった。
(一気にケリをつける!)
そして、呆然とするエイジの懐に恐ろしい速さで踏み込んだ! 全く反応できないエイジ。
ドッボォーンッ! ブチブチッ! グッチャァッ!
「ぼげぇぇぇっ!」
高速で叩き込まれたボディアッパーがエイジのカラダをあっさりと折りたたむ! とんでもない衝撃が一瞬で腹筋を引き裂き、胃袋を完璧に潰す。その衝撃はエイジのカラダを貫き、そのままコーナーポストへと吹き飛ばした。
ドッガァッ!
激しい音とともにコーナーにぶつかったエイジの体は壊れた人形のようだった。繊維を引きちぎられた腹筋は陥没し、カイトの巨大な拳のあとがくっきりと残っている。
吹き飛んだエイジの体をおってカイトはコーナーに踏み込むと、エイジの腹に更なる攻撃を叩き込んだ。
ズドボォォォッ! ボムゥッ! メリメリィ! ブジュゥ!
「えぶぅぅっ!! がぼぉぁっ!」
砲撃のような左右のボディアッパーが残る腹筋を破壊し、レバーを押しつぶす。桁外れのパワーはエイジのカラダごとコーナーポストすら折り曲げていく。
(死んじまうっ!)
声にならない叫びをあげ、頭を振り乱し、ボディに突き立ったカイトの巨大な腕を引き抜こうともがくエイジ。顔からは血の気が引き、半開きの口から胃液、さらには涙と鼻水を垂れ流している。
「腕、邪魔」
ボソリと呟くと、カイトはエイジの太い右腕を抱え、
ボギィッ!
あっさりとへし折った!
「あっがぁっ!」
ゴギィッ!
続けて左腕も粉砕する。
「いぎぃっ!!」
あまりの激痛に意識がとびかけるエイジ。折られた両腕をダランと垂らし、隆起を失ったボディを無防備にさらしながら前のめりに崩れ落ちかかる。そこへ、
ボッゴォッ! ミシミシッ! ボキボキッ!
「ぎぅっ!・・・ごぶっ!」
カイトのヒザが叩き込まれた! 筋肉で異常なほど膨れ上がったヒザがエイジの内臓を残らず破壊し、周囲の肋骨さえも粉砕する。エイジの口からは胃液に混じって赤いねっとりとした液体が搾り出された。
すでにエイジは白目を剥いて、完全失神。全身からは大量の汗が噴出し、小刻みに痙攣を続ける。
「これで、逝け」
最後の言葉とともに、カイトは意識のないエイジの肩をガッチリと掴みグズグズになった腹に全力の膝蹴りをねじ込んだ。
ドゴォッ! ボッギィッ!
もはやそこには腹筋と呼べるものは残っておらず、腹筋の残骸とつぶれた内臓ごと背骨までがへし折られた! すでに失神していたエイジは血混じりの泡を吐きながら崩れ落ちる。リングに横たわったカラダはビクッビクッと大きく痙攣を続け、トランクスからは失禁が広がっていった。
(終わった・・・)


  • [70]
  • 空手vsキック(続き?)

  • 投稿者:Mapleduke
  • 投稿日:2012年 5月31日(木)00時55分8秒
  • 返信
 
聖さんの作品がすごいよかったので、思わず続きを・・・駄作かもしれませんが、喜んでいただければ嬉しいです。あと、聖さんが不愉快でしたら言ってください 汗

「う…ん…はっ! 痛え!!」

和也は気づくと上半身裸で手足が鎖に繋がれていた。
意識と共に、屈辱と腹筋の壮絶な痛みが蘇る。自分の腹がそれを語っていた。
鍛え、洗練されたシックスパックはすっかり腫れ、力を入れると激痛が脳を焼く。
「お、お目覚めかな、空手君」
目の前には和也を蹴散らしたキック代表がいた。
「おい、お前! これ何の真似だ!」
和也が暴れると鎖がジャラジャラと空しく鳴るが、鎖は象ですら壊せないくらい頑丈な代物なのだ。和也はそれを知る由もないが。

ふっ、とキック代表はにやける。
「お前、いい体してたんな。見かけ倒しだったが。そこで、だ。俺のキッククラブのサンドバックにしてやっただけだ。空手ができねえなら、サンドバックくらいならできそうだろ? 感謝しろっ、よっ!」

ぐちゅぉ!!

力が全く入らない和也の腹筋。
それに、キック代表は残酷な威力の膝を入れた。

「う゛ぉぉぇぇ!!」

大きく見開いた目からは涙も少し浮かんでいた。
(空手の名を汚した上……俺の腹筋が何の役にも立たない…くそっ! う゛おえ!!)
和也の後ろは壁だった。
キック代表の強烈な膝と壁に挟まれた和也の腹筋は見事に潰された。

「ぐっおぼぇええ!!!!」

膝を引き抜くと和也は大きくうめき声を上げた。

「おっと~! ごめんな、思わず……へっへっ」

「ぜってえに――許さねえ」

「威勢だけはまだある見てえだな?」

「これを外せ!! 再戦を望む!!」
ガシャン、ガシャン、とにぎやかに鎖は踊る。

「へ~、再戦ね。じゃあ、サンドバックとしての仕事を全うしてくれてからかな。さっきの最後にやったあのワザ、苦しかっただろ? 俺の必殺技だぜ。特別にまたやってやるよ!」

そうするとキック代表は和也の太い首周りに腕を回した。
ゴクリ…和也は固唾をのんで苦痛を忍ぶことしか選択肢はなかった。
キック代表はゆっくり後ろへ膝をひく。
じっと和也の目を見つめる。
一瞬キック代表の目に光が走ったかと思ったその瞬間。

「やってやるぜ」
そう和也に囁くと地獄の膝百烈撃ははじまった。

ガッシ! バッス! ドッボォ! グッチャ! ベチン!
「うぉえ!! ぐぅお!! う゛おぅ!!! うげえぇ!! ぶぅふぉ!!」
……
膝は繰り返し繰り返し、和也の腹筋に埋まっては離れ、すり潰しては抜かれ…

和也は気絶し、ただその肉体が無残にも膝によってひきちぎられていった。

  • [69]
  • 空手vsキック(一場面的な感じで…)

  • 投稿者:
  • 投稿日:2012年 5月30日(水)01時15分12秒
  • 返信
 
ポンと思いついた一場面に過ぎませんので、この後の展開や経緯等に関して書くつもりはありませんので、ご了承下さい。(気に入ったのであればこの続きとかそこまでの経緯を書くのはご自由にどうぞ)

「おぐっ!…ぶっはぁ!!」

深々と埋め込まれた拳を引き抜かれると同時に男はそう声をあげた。

「おっと!ここで空手代表、和也がダウン!!」

和也は太く鍛え抜かれた両膝をマットに着けると、両手の拳で自身の筋肉質な身体を支え、大きく見開かれた目は焦点を失いかけていて、半開きになった口からはボタボタッと胃から搾り出された胃液が吐き出されていた。

「空手代表の和也、キック代表の攻撃に手も足も出ません!試合開始から執拗な攻撃をただその身で受け続けてのダウン!!肌蹴た胴着から見えるその逞しい腹筋が早くも赤みを帯びている様に見えます!!さぁ~、ここで試合終了となるのか!?それとも空手代表の意地を見せるのか?キック代表、余裕の表情でリングサイドで立ち尽くしております!!」

(こんなっ…はずでは…俺の空手はっ…こんなにもっ…こんなにもぉ~!!)

和也は心の中でそう呟くと、グッと顔を上げリングサイドで自分を涼しげな顔で立ち尽くして見続ける男を見ると歯を食い縛り、苦痛に歪めた顔でグイッと口元を拳で拭い去り、ガクガクと小刻みに揺れ続ける両足に力を入れて立ち上がり構えを取った。
「っしゃ~ぁ!!」
和也は大声で叫び声を上げ、それを聞いたキックの代表はゆっくりとリングサイドから離れ、和也に対して身構えた。

「空手の意地を見せて立ち上がりました!空手代表の和也!自身を奮い立たせるかの様な叫び声!!そしてそれに応えるかのようにキック代表も構えた!この試合、一体最後に立ち尽くすのはどちらなのか!試合再開です!!」

(アイツのペースに巻き込まれるな…。腕はまだ動く、足も何とか大丈夫だ。まずはアイツのボディを防ぐんだ。そして懐に潜り込めれば…)

和也はゆっくりと間合いを縮め、キック代表からの素早く重いパンチの攻撃が始まると、太く逞しい腕を前で交わして防御をし、ジリジリと蓄積し始めるダメージを覚悟して間合いを詰め続けた。

「これはまたしてもキック代表の一方的な攻撃が続いております!空手代表の和也、ゆっくりと間合いを詰め続ける!これでは先程の結果になってしまうのかぁ~?」

(もう少し…もう少しで…アイツに…アイツにこの一撃を打ち込めば…)

和也は苦痛に表情を歪めながら襲い掛かるキック代表からの攻撃を噴出した汗で濡れた全身で受け続けながら前へと進み、二人の間合いが至近距離へと縮まって行った。

(よし!俺の射程範囲に入った。てめぇ~の攻撃もここまでだ。さっきのお礼…たっぷりその身体に刻んでやるぜ。覚悟しろよ!)

和也はギュッと拳を握り締めると、キック代表から繰り出されたパンチを片手で受け流し、キック代表の驚いた表情を見てニタッと口元を歪めると、強く握り締めた拳を勢い良く下から突き上げる様に繰り出した。

「うおおおぉぉぉ!!これで沈め~!!」

「おぉっと!空手代表の和也!キック代表の拳を受け流してのカウンターアッパー!!この一撃で逆転となるのかぁ~~!?」

「バァ~カ…見え見えなんだよ。テメェ~の考えてる事は!!」
「なっ…に!?」

ドズムゥ!!

(なっ…なんで…?)

和也は目を大きく見開き、至近距離にいるキック代表の顔を見つめ、和也が繰り出した拳はキック代表の顎へと命中する事はなく、空を切り打ち上げられていて、ゆっくりと和也が目線を下へと移して見ると、そこにはキック代表から繰り出された膝蹴りが深々と和也の鍛え抜かれて六つに溝を作り上げる腹筋の鳩尾へと突き刺さっており、ビクビクッと腹筋が痙攣を始めると同時に逆流し始めた。

「おっ!…うっ!…ぐふっ…うっ…ぷ…うっ!…うっ!…うぐっ!!」

和也の全身から勢い良く脂汗が噴出し、両足はガクガクを小刻みに震え始め、和也は込み上げて来る胃液を何度も口を広げてはどうにか飲み込み、苦痛に歪めた表情で歯を食い縛りキック代表を睨んで見せたが、次の瞬間には黒目が上を向き、打ち上げられた拳はダランと垂れ下がり、ガクガクと震え続ける両膝がガクッと崩れ始めた。

「おっと…まだ倒れんなよ。まだまだキックの恐ろしさを味わってないだろうが…。キックの強さの秘訣はな…この鍛え抜かれた足技なんだよ!!」

キック代表は和也の耳元でそう囁くように言うと、崩れ落ち始めた和也の逞しい首筋に両腕をサッと回してガッチリ固定し、何の抵抗も見せない和也を見てニタッと口元を歪めると、勢い良く後ろへと引いた膝を前へと繰り出し、肌蹴た胴着の隙間から見える鍛え抜かれた和也の腹筋に深々と突き刺し始めると、和也の身体は汗を周囲に飛び散らせながら何度も何度もキック代表から繰り出される膝の連打に身体を前後に揺らし、込み上げて来る搾り出された胃液を半開きの口からブハァッ!ブハァッ!と吐き出しているのだった。

「これは酷い!キック代表、自身の強さを見せ付けるかの様に空手代表の和也に膝の連打です!!空手代表の和也、既に糸の切れた人形かの様にキック代表の膝を受けて揺れ続けております!!これは完全に勝負が決まってしまいましたぁ~!!」

(おっ…俺の…か…空手っ…が…まっ…負け…った)

  • [68]
  • 再戦-逆転-

  • 投稿者:ヒロ
  • 投稿日:2012年 5月27日(日)11時59分2秒
  • 返信
 
エイジの腹からヒザを引き抜いたカイトは、尻餅をついていた。
(え!?)
何が起こったかわからず、一瞬、呆けたような表情になる。
(足に力が入らねぇ!?)
脱力感とも異なる奇妙な感覚とともに、急速に足から力が抜けていく。いや、足だけではなかった。全身に張り詰めていた力が霞みのように消え去っていく!
(な・・・なんだ!? どうなってやがる??)
ドサッ
そしてカラダを支えきれなくなり、カイトは仰向けに横たわってしまった。
その様子を視界の端に捉えたエイジは、
(ようやく・・・効いた! これでカイトをぶちのめせる!!)
残った力をかき集め、ヨロヨロと立ち上がり、カイトの傍らに歩み寄った。
「今度こそ、お前の腹、ボコボコにしてやるぜ、カイト!」
自分の身に何が起こっているかわからず混乱しているカイトに告げると、エイジは高く右足を上げて踏みおろした。カイトのムキムキに隆起した腹筋めがけて。
ズムゥッ!
「はぁあうぅっ!」
エイジの踵は、カイトの腹に深々と埋まっていた。足首まで完全にめり込んでいる!
(そんな、バカなっ!?)
エイジの拳を、ヒザを、完全に跳ね除けてきたカイトの最強の腹筋。それが今は全く機能していない。
ズンッ! グリュッ!
「げぇ、げぼぇっ!」
エイジがカラダを捻りながら右足に全体重を移す。磨り潰されるカイトの胃袋。
(よしっ! 行ける!)
冷静を装いつつ、内心、安堵と歓喜するエイジ。一方、踏み潰されたカイトは、
(エイジ・・・何しやがった?)
驚愕の表情。
「カイトぉ、さっきは散々、なぶってくれたなぁ!? 屈辱的だったぜ・・・だが、今度はお前の番だ!」
エイジはニヤリと唇を吊り上げると、右足を引き抜き脱力して動けないカイトを抱き起こした。そのまま、自分のコーナーに引きずっていく。
「クソ重てぇなぁ。どんだけ筋肉つけりゃあ気が済むんだ? ま、それも役に立たないがな」
カイトのカラダをコーナーにもたせかけ、崩れ落ちないように両腕をしっかりとロープに絡めて固定する。ここまでされても、カイトのカラダはピクリとも動かせず、成すがままだ。その無防備なボディへ、エイジの連打が始まった。
「オラオラオラオラオラオラオラッ!」
ドッボォッ! ズムゥッ! ボグゥッ! ボムボムッ! ドッゴォッ! ドズゥッ!
ミシミシッ! メリメリッ! グッチャァッ!
「げっぼ! えぶっ! ほっがぁっ! はうはうっ! うぼぉえっ! がぶぅぇっ!・・・ぉ・げぼぇぇぇぇぇっ!!」
今や、カイトの腹に鋼鉄の強度はなかった。分厚い腹筋の層を貫通し、エイジのパンチはすべてヒジ近くまでめり込んだ。エイジの拳とポストに挟まれて逃げ場のないカイトの内臓はすべての衝撃をうけざるをえず、ぐちゃぐちゃと音をたてて潰されるしかなかった。
(なぜ、なぜ、なぜだっ!?)
目を見開き、胃液を撒き散らし、驚愕に震えるカイト。そこへ、
「あ、ちゃんと効いたみたいだね! よかった~。兄ちゃんがボコボコにされて負けそうだったから心配だったよ」
無邪気な声が聞こえてきた。
声の主は、リングに上がる前にカイトにぶつかった、あの少年だった。
(兄ちゃん、だとっ?)
「紹介がまだだったな。弟のシュウだ」
「よろしく~カイトさん! エイジ兄ちゃんの個人ドクターやってますっ」
場違いなほど元気に挨拶するシュウ。
「さて、理由もわからず逝くのは嫌だろうから、種明かしをしてやるぜ。試合前にシュウがぶつかっただろ? そのときお前にあるクスリを打ち込んておいた」
「特殊な<筋弛緩剤>だよ! 僕が調製したんだ~。主に随意筋っていう自分の意志で動かす筋肉を弛緩させるんだよ? 心臓とかの筋肉は止まらないから安心していいよ! ただ、カイトさんは普通と違うって聞いてたから、普通の人の5倍の量を入れたけどね」
(あのとき・・・ぶつかっただけだと思ったが?)
カイトの疑問を見透かしたのか、シュウが
「無痛針ってのを使ったから、わからなかったかもね。それにしても効きが遅いから、打ちそこなったかと思っちゃったよ! 5倍じゃたりなかったのかなぁ?」
と解説した。
「ってわけで、お前の自慢の筋肉は、もはや役に立たないぜ? カイト。覚悟はいいか?」
エイジの宣言にカイトは蒼白になった。鍛え上げてきた肉体が完全に無力化された事実は、さきほどのボディブローで思い知った。
(なにか・・・なにか方法は・・・)
懸命に打開策を考えるカイトに、エイジのヒザが襲い掛かった。カイトは、はっとして腹筋に力を込めようとするが、意に反して腹筋はピクリとも動かない。
ドムッッ! ズンッッ! ドッボォッ! ズムゥッ! ドッゴォッ! ズドボォッ!! ドムドムゥッ! ゴッボォッ!!
「がっぼぉ! おぶっ! げぼげぼぉっ! はぁうっ! うぇぇっ! あっがぁっ! ぼぉぇぇっ! おえええっ!」
壁の役目を果たせない腹筋にエイジのヒザが深々と突き立つ。背中を突き抜けんばかりの衝撃がカイトの巨体を震わせ、ベコベコに潰された腹筋が波打つように痙攣する。ヒザがめり込むたびに潰されていく胃袋からは絶えず胃液が逆流し、カイトの咽喉を焼く。カイトのぶっとい首は膨らんでは胃液を吐く作業を繰り返し、吐き続けるために舌は飛び出さんばかりに口から突き出ている。
(た・・・助けてくれっ!!)
筋弛緩剤はカイトの筋肉のすべてを奪っていた。普通、無意識レベルで腹筋は最低限の防御力を持っているが、今はそれすらない。エイジも弱っているとはいえ、とてつもない破壊力をもった拳やヒザが防御力0いやマイナスになったボディに叩き込まれるのだ。
「ぁぅううっ! ぇぇえっ!」
搾り出される胃液とともに全身から大量の黒い汗をたらし、白目を剥きかける。
「そろそろ終わりだな・・・オレもおまけをつけてやるぜ!」
エイジはカイトの巨体を投げ捨てると、仰向けにひっくり返した。潰され、隆起を失った腹筋がむき出しになる。
(くそっ! 動け、オレのカラダ!!)
すばやくポストに上ったエイジは、高く跳躍しヒザをたててカイトの腹めがけて落ちてくる!
「あばよっ!」

  • [67]
  • 再戦-圧倒-

  • 投稿者:ヒロ
  • 投稿日:2012年 5月26日(土)11時21分2秒
  • 返信
 
「ぅ・・・はぁっ、ぅぐっ・・・」
荒い息をつき、何とか呼吸を整えようとするエイジ。
這いつくばった筋肉の塊は、ときおり小刻みに痙攣している。
「・・・つまらん。オレはまだ本気だしてねぇのに、このザマか・・・リミッター外せよ、エイジ。オレは全力のオマエを完璧に叩き潰したいんだぜ?」
心底、残念という口調で言い放つカイトを、エイジはノロノロと見上げる。
(バカにしやがって・・・だが、このままじゃ、<アレ>が効く前にやられちまう・・・)
エイジには秘策があった。仕込みもしてある。だが、カイトのパワーはエイジの予測をはるかに超えていたため、その仕込みが効果を表す前にボコボコにされる破目に陥っていた。
(クソッ、しょうがねぇ!)
エイジはガクガク震えるヒザに力を込めて弱々しく立ち上がると、よろけながらコーナーに戻った。その様子を手出しせずに静かにカイトは見つめる。
「ペインサプレッサーとリリースをくれ・・・」
コーナーにかけよってきたチームドクターに告げると、エイジは崩れ落ちるようにコーナーポストにもたれかかった。その腕に、注射器で手早く2本のクスリを打ち込むドクター。効果はすぐに現れた。
「ぉおおおっ!」
痛覚を鈍くするクスリの効果でボロボロにされた腹部の激痛が急速に薄れる。そして筋肉の出力を抑えていた脳のリミッターが外れたエイジは、全身に力を込め筋肉を弾けるように隆起させる。
一回り以上肥大するエイジのボディ!
「待たせたな・・・」
先ほどまでの弱り具合がウソのように平然とした様子でエイジはカイトに対峙した。はち切れんばかりに筋肉を膨らませたエイジのカラダは、しかし外見的にはいま一歩カイトに及ばなかった。それだけ、カイトの肉体は圧倒的だった。
(どんだけバケモノなんだ? コイツは・・・)
内心の驚愕を押し隠しつつ、エイジは
「今度こそ、オマエの腹をギッタギタにしてやるぜ!」
言い放ち、渾身の右ストレートをカイトのボディに叩き込む。
ドゴッ!
「うぐっ!」
カイトはうめき声をあげるが、その表情はまだ余裕たっぷりだった。エイジの拳は僅かにカイトの腹にめり込んだものの、鋼のようなカイトの腹筋にしっかりと受け止められており、たいしたダメージを与えることができない。
(これでも、ダメか・・・)
「ふっ、全力を出して、この程度か・・・残念だぜ、エイジ。もう、死んでいいよな?」
ため息をつくと、カイトはエイジの顔面に右ストレートを放った。
ドガッ!
とっさに両腕をクロスしてガードしたエイジはカラダごと自分のコーナーに吹っ飛ばされた。そのままポストに背中から叩きつけられ、反動で前のめりに崩れ落ちかかる。そこへ、追いかけるようにカイトが駆け込んできた。
ドッボォッ!!! ぐっちゃっ、ぐっちょぉっ!
カイトの巨大なヒザがカウンター気味にエイジの腹に叩き込まれる。抑制を外され極限まで隆起したエイジの腹筋は、しかしながらその衝撃に一秒も耐えられず崩壊し、包み込むようにカイトのヒザを受け入れた。
「あっぐぅえぇぇぇぇっ!」
鍛えこまれたヒザが胃袋だけでなく他の内臓をも押しつぶす。ふとももの半ばまでがエイジの腹に埋まった。コーナーポストとヒザに挟まれているため、すべての衝撃はエイジの腹筋と内臓に吸い込まれてしまった。
「・・・っ!・・・っ!」
時がとまったようにエイジのカラダはカイトのヒザでコーナーに縫いとめられた。大きく見開かれた目は、瞳孔が完全に開ききっており、だらしなく空いた口から垂れた涎が大量の汗とともにポタポタと突き出した顎から滴り落ちる。
「まだ、ヒザのお返しをしてなかったからな! たっぷり味わってもらうぜ?」
カイトはエイジをポストに押し付けたまま、筋肉が膨れ上がった両腕を首にまわしてヒザを打ち込み始めた。
ズドボォッ!! ドムドムゥッ! ゴッボォッ!! ズンッ!
「はぶぇっ! ぅんはぁっ!! ごぼぅぇあっ!! あっがぁっ!!」
リミッターを外しても、何も意味がなかった。なすすべもなくエイジの腹はカイトのヒザに蹂躙されていく! ヒザがめり込むたびに情けないうめき声をあげ、全身を激しく痙攣させながら潰された胃から逆流してくる液体を撒き散らす。
ドサッ!
地獄の腹責めから開放されたエイジはボロ雑巾のように投げ捨てられた。見事な隆起を誇っていた腹筋はグチャグチャに潰され見る影もない。横たわった筋肉体はビクンッビクンッと痙攣して残った胃液を吐き出し続ける。
(こ・・・こま・・・で圧・・・倒的・・・とは・・・・)
朦朧とする意識で絶望にうめくエイジ。痛覚を鈍化させていなければ、激痛で神経は焼き切れ失神していたことだろう。むしろ、その方が幸せだったかもしれない。
「おまけのプレゼントだ。うけとりな!」
崩れ落ちたエイジのカラダを蹴り転がして仰向けにしたカイトは、その言葉とともに無防備に曝け出されたエイジの腹にヒザを落とした。
ボグゥッ!!
「はがががががっ! おぶぇぇぇぇぇっ!」
130キロ以上ある筋肉の塊がエイジの使い物にならなくなった腹筋に突き立った! 鋭く鍛え上げられた右ヒザ一点に途方もない衝撃が集中し、エイジのボディを貫く! 成すすべもなくカイトのヒザを受け入れたエイジのカラダは折りたたまれ、搾り出された胃液が舌をダラリと垂らした口から勢いよく吹き上がる!
鈍化させた痛覚をもってしても耐え難い激痛がエイジを苛む。しかし、意識を失うまでには到らなかった。霞む視界の端に凶悪な笑みを浮かべたカイトの横顔が映る。
「終わったな・・・」
ズボッ!
呟きとともに、エイジの腹に埋まったヒザをひきぬくカイト。そのまま立ち上がろうとするが、異変はそのとき起こった!


  • [66]
  • 再戦-余裕-

  • 投稿者:ヒロ
  • 投稿日:2012年 5月26日(土)00時23分12秒
  • 返信
 
カイトの敗戦から半年後・・・
(エイジをチャンピオンの座から引きずりおろす時がきたぜ。アレは俺のもんだ!)
専属ドクターのサヤマと後輩の双子ファイター、レンとヨウの協力を得て、カイトは大幅な進化を遂げていた。
極限まで鍛え上げられた肉体を堂々と晒し、リングへの道の最後の角を曲がる。そのとき、
小柄な少年が角の向こうから飛び出してきてカイトに正面からぶつかった。
「あっ、すいません!」
慌てて謝る少年。
「おう。気をつけろよ!」
少年に気さくに声をかけたカイトはそのまま悠々と歩いてリングへ上った。
そのまま、不敵な表情でチャンピオンのエイジを待ち受ける。
すぐにエイジが現れた。
半年間、王座に君臨し続けるだけあって、その肉体はさらに鍛え上げられていた。
エイジのスペックは身長185センチ、体重98キロ、胸囲110センチ、上腕囲46センチ、ウエスト85センチ、太腿囲74センチ。
無駄な脂肪は全くない。ハンドボール大の隆起した肩、分厚い胸板、丸太のような上腕、8つに割れたボコボコの腹筋、全身の筋肉が隆起した見事な体躯だ。
しかし、カイトの肉体はそのさらに上をいっていた。
身長191センチ、体重127キロ、胸囲136センチ、上腕囲57センチ、ウエスト90センチ、大腿囲83センチ。
バレーボールほどもある丸々とした肩、膨れ上がった大胸筋、岩のような筋肉が隆起したぶっとい上腕、エイジのウエストほどもあるふともも。
脂肪は極限までそぎ落とされ、太い血管が縦横無尽に走っている。分厚く盛り上がった筋肉の鎧が、そこにはあった。特に、半年前にボロボロにされた腹筋は徹底的に鍛えたのだろう。8つに割れた腹筋は深い溝を刻んでいる。

「しばらく見ないうちに随分貧弱なカラダになったなぁ、エイジ?」
リングに上がったエイジにカイトは嘲るように声をかけた。
「ふん、誰かみたいに使えない筋肉は必要ないからな!」
応じるエイジ。
そして再戦が始まった。
「打たせてやるから、かかってこいよ! 非力さを痛感させてやるぜ?」
余裕の表情でボディを曝け出すカイト。力をこめるとさらに弾けんばかりに筋肉が隆起し、ボコボコの腹筋が浮き上がる。
「・・・なめんなよ? 吠え面かかせてやるぜ!」
エイジも応じるように全身に力を漲らせ、無防備なカイトのボディに全力のボディブローを放った。
だが、
ガツッ!
「なんだとぉっ!?」
エイジの拳は硬く乾いた音をたててカイトの腹筋に完璧に受け止められていた。めり込む様子など微塵もない。
「おいおい、遊びじゃないんだぜ? 本気出せよ!」
肩をすくめながら冷やかすようにカイトは言った。
「オラオラオラオラッ!」
立て続けに重いボディブローを放つが、やはりエイジのパンチは全く効いた様子がない。カイトは嘲笑うようにニヤニヤするばかりだ。
「く、くそっ!!」
渾身の打撃が通じないエイジは焦りの声をあげると、カイトの首に両腕を伸ばしガッチリと掴んだ。そのまま、膝蹴りを連打する!
ゴツッ! ガツッ! ドスッ!
「ふっ! ふんっ! ふぅっ!」
蹴りを受け止めたカイトは軽く声をあげたものの、涼しい表情。
(そんなバカなッ!! オレのヒザが通じないだとっ!?)
エイジは自分のヒザにかなりの自身を持っていた。半年前、カイトの腹をズタボロにし、チャンピオンの座を守り通した最強のヒザ。それが全くといっていいほど通用しない。
「もう終わりか? つまんねーなぁ」
カイトは鼻で嗤うと、
「じゃぁ、ちっと揉んでやるか。腹に力、込めとけよ?」
といって大きく右腕を引いた。
ヒザさえも通じず呆然としていたエイジは、ハッと我に返ると反射的に腹筋に力を込める。ボコボコに浮き上がる腹筋。だが・・・
ドッボォッ!!! メリメリッ!!
「ゲッボォォォエェッ!!」
カイトのパンチはあっさりと腹筋の壁を貫通し、エイジの胃を直撃した! エイジのボディは「く」の字に折りたたまれ、足がリングから浮き上がる。
「かっはぁっ!」
ポタッ、ポタッ。
大きく眼を見開き、すべての息が強制的に吐き出される。カイトの腕は手首までずっぽりとエイジの腹にめり込み、100キロ近いカラダを空中に釘付けにしていた。空気を求めて半開きになった口からは舌がはみ出し、涎が滴り落ちる。
「ナンダァ? 一発でダウンか?」
侮蔑の視線をエイジに向けるカイト。ビクンッ!と大きく痙攣したエイジのカラダを投げ捨てる。
ドサッ!
「・・・ぁうっ、ぅぅうえっ!」
崩れ落ちたエイジは腹を抱えて悶絶し、胃液交じりのよだれを撒き散らしながらのた打ち回った。その様子を哀れむように眺めていたカイトだったが、思い出したように
「一発じゃぁ、終われないよなぁ? さっき、ボディを連打してくれたことだし、お返しをしないとなっ!」
ニヤリと笑うと、エイジのこめかみを左手で鷲掴みした。そのまま、左手一本でエイジのカラダを軽々と高く持ち上げる。足は地に着かず、宙吊りの状態。
「がぁぁぁぁっっっ!」
眼も眩むような激痛から逃れようと、腹をおさえていた腕を上げるエイジ。顔面を握りつぶさんばかりのカイトの豪腕を両手で引き剥がそうとするが、左腕はビクともしない。ボディはがら空きだ。
「まだ死ぬんじゃねぇぞ?」
そうエイジに声をかけると、カイトは空いた右腕でエイジのボディを滅多打ちにし始めた!
ボッグゥッ!! ズムゥッ! ボムゥッ! ドッゴォッ!
「はっがぁっ!! ごぶぅえっ! げぶっ、げぶっ! おごぉえぇっ!!!」
カイトの重いパンチは一撃ごとに深くエイジの腹にめり込み、腹筋を引きちぎり胃袋をすりつぶした。顔面がカイトの左腕で固定されたまま、パンチをもらうたびにサンドバックのように揺れるエイジのカラダ。腹筋は壁の役目を果たすことなく、カイトの拳がめり込むたびに軋みを上げて凹み、波打つように痙攣する。
「ちっと休憩させてやるぜ!」
カイトの左腕から開放されたエイジは、再び腹を抱えてうずくまると、
ビクッビクッ!
「おえぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!! ぶぅえぇぇっ!」
全身を大きく痙攣させて、盛大に胃液をぶちまけた! 目を極限まで見開き、全身から冷や汗を噴出させながら吐き散らかすエイジ。
その様子をカイトは物足りない表情で見下ろしていた。

  • [65]
  • 罰 2

  • 投稿者:りょうた
  • 投稿日:2012年 3月24日(土)04時01分10秒
  • 返信
 
前回の続きです
相変わらず文章力と表現力がなにのはご愛嬌



嘔吐した後りょうたは気絶していたが師範にバケツの水をかけられ目を覚ました。

「うっ・・・」

腹責めには慣れていてそれなりに回復力もあったから
紫色に変色していた腹筋も少しずつ元の色に戻りつつあった。

「嘔吐した罰だ!カイトの組み手の相手をしろ!」


りょうたは心の中で不思議に思った。

なぜなら、これから相手をするカイトはまだ小学5年生で当然階級もまったく違う。
しかも相手をして、耐えるだけなので正直楽だと思っていた。

「りょうた!さっきの水で胴着が濡れて動きづらいだろう、上だけ胴着を脱げ」

りょうたも気になっていたので胴着を脱いだ。


すると、なぜかカイトも胴着を脱ごうとしていた。

胴着着てたら胴着にもダメージが吸収されてハンデになるから脱ぐそうだ。

りょうたはハンデがあってもいいと思ったが、カイトは相当自信があるそうだ。

しかし、カイトが胴着を脱いだ時、自信の理由がわかった。

腕はテニスボール分はあり、胸筋は少し薄いがそれでも小学生にしては十分だ。
なによりすごいのは
鍛え上げられ深々と溝を作り呼吸をするたびに凸凹が強調される6つに割れた腹筋だ。
一つ一つの陰影は深く、さっきまでの練習でかいた汗は深々と作られた溝に流れて引き締まった腹筋がされに強調されている。

(もしかしたら、俺以上かもしれない・・・)

りょうたはそんな不安を抱き始め、すでに冷や汗をかきはじめていた。


そして、試合は始まった。
試合は道場のど真ん中で道場の生徒全員に見られながらしている。
りょうたは見られてるなかで年下相手に負けるわけにはいかないっ!と焦っていた。

そのせいで大振りになっていた。

ブンッ!ブンッ!ブンッ!
「せいっ!せいっ!せいっ!」

だがカイトは冷静にりょうたの攻撃を避ける。
30秒間、それが繰り返された。

「ハァ・・・ハァ・・・」

ずっと大振りで攻撃していたためりょうたの体力はほとんどなくなっていた。


「ふっ・・・」

カイトは一瞬ニヤリとし、わざとボディを開けた。


「後悔させてやるぜっ!」

りょうたは焦っていたのもあり、挑発に乗ってしっかりと腰を落とし腕を引いて全力でパンチを
カイトのバキバキの腹筋の鳩尾に打ち込んだ。

ドゴォォォォォォォ!!
「・・・その程度か?」
「なっ・・・なに!?」
「じゃあ、今度はこっちからいくぞ!!」

そう言うとカイトはりょうたの鳩尾に強烈なアッパーを突き上げた。

ドボォォォォォォ!!!!
「おぶぅぅぅぅぅぅっ」

なんとカイトの放った強烈なアッパーはりょうたの鍛え上げられた腹筋の壁を
軽々と突き破って拳が半分以上埋まっていた。

(くっ・・・なんだこのパンチは!?速いうえに威力が半端じゃない・・・)


カイトはさらに鳩尾に埋まった拳は捻り始め、さらに拳は埋まっていった。

「さっきまでの元気はどうしたんだぁ?その綺麗に6つに割れた腹筋は飾りかよ
どんどんめり込んでいくぞ、おらおら」
ズブッ...ズブッ...メリメリ
「ぐおぉぉぉぉぉ(くそっ、こんなガキ相手にぃ・・・)」

ズボッ

カイトが腹筋に埋まっていた拳は抜いた。

「!?(だが助かった・・・危うく吐いちまうところだった・・・)

りょうたは少し後ずさりし、口を押さえ口まで迫っていた胃液を飲み込んだ。

しかし、カイトはその瞬間を見逃さなかった。
強烈なボディの嵐だ。

ドムゥ!ズボッ!バキッ!ドコォ!
「うぐっ!ぐあっ!ごふっ!おぐっ!」

強烈なボディの嵐を受け次第に後ろにさがっていくりょうた!
しかし、後ろが壁になった!ここからが本当の地獄の始まりだ!

その瞬間カイトがニヤリと笑みをこぼした。

「オラァ!オラァ!オラァ!」
ドボォォォ!!!バキィィィ!!ズムゥゥゥ!!
「ぐはぁ!!ぐぇぇ!!うぉぉ!!」

さらに強力になり止まることをしらないボディの嵐!!
壁に挟まれて倒れる事も許されずただただ機能を失い原形もなく紫色に変色した腹筋で
強烈なパンチを受け止めることしかできない!!
もう足はほとんど地に着いていなく空中で「く」の字になっている!!

ついにラッシュは100発を超えた!!
気絶しかけ口の端からは胃液が垂れている!!
だがカイトは興奮して目の前の塊を潰す事に集中している!!
そして、ついに200発!!
300発を超えた!!
だがまだ終わらない!!

「うう、おえぇぇぇぇぇぇぇっ!!」

ついに耐え切れず生徒たちの前で嘔吐してしまったりょうた!!
それでもカイトは止まらない!!

「胃潰して最後の一滴まで搾り出してやるよ!!」
「おらぁ!おらぁ!おらぁ!おらぁ!」
ドムゥ!!!バキィィ!!メキメキィィィィ!!!
「ぐあぁっ!!もう・・・ぐはぁ!・・・やめて・・・ぶはぁ!!・・・くれ・・・ぎゃぁ!!」

必死で命乞いをするりょうた!!

「まだまだ、これからだろうがよぉ!!!」

止まらないカイト!!

ついに500発を超えた!!

りょうたの意識は遠のくが殴られる痛みで何度も意識を戻される!!

「おらぁ!おらぁ!おらぁ!」
バキバキィィィィィィィィ!!!!
「ぐはぁっ!!!!ぐあっ!!おうぇぇぇぇぇ!!」

ついにアバラが折れてしまった!!!

「そろそろトドメだぁ!!!!!」
そう言って腕を大きく引きしっかり振りかぶってりょうたの完全に機能を失った腹筋の鳩尾にぶち込んだ!!!
「おうらぁ!!!!」
ドボォォォォォォォォォォォォッ!!!
「ぐぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!おぇぇぇぇぇぇ!!」

放たれた拳はりょうたの原形を留めてなく完全に紫色に変色し機能を失った腹筋を
貫通し胃にまで突き刺さっていた!!
りょうたの口からは搾り出された胃液が勢いよく飛び出してきた!

「なんだ、こんなもんかよ。道場の生徒の中でも腹筋とかバキバキだし筋肉すごいしすこしは楽しませてくれると思ってたけどこの程度かよ。あ、聞こえてないか」


りょうたは口から胃液を垂れ流し完全に意識を失っていた。


  • [64]
  • 殴られ屋

  • 投稿者:
  • 投稿日:2012年 3月 4日(日)19時37分21秒
  • 返信
 
長文になっております。

ここは薄暗い公園の少し奥にある広場…。
今宵もその広場で一人の男が生業を始めた。
その男の生業とは「殴られ屋」である。この社会の中で日々生きている男達の溜め込んだストレスを、この男は自分の体を使い発散させる。と言うのが仕事である。
男は一人、近くのベンチに座って客が来るのを待っていた。
逞しく鍛えられた肉体をタンクトップと短パンに身を包んで隠し、ジッと座っていると一人の男が暗がりの中から現れ、男の前に来ると立ち止まった。
「アンタかい?殴られ屋って言うのは?」
「えぇ、やりますか?」
男はジッと目の前に立つ背広姿の男を見てそう言うと、男は黙って頷くだけで着ていた上着を脱ぎ始めた。
「利用は初めてですね?」
「あぁ、そうだ。ここに来ればアンタを殴れると聞いたんでな…」
「えぇ、殴れますとも。ではシステムについて少し説明しておきましょう」
男はそう言いながらベンチから立ち上がり、着ていたタンクトップを一気に脱ぐと逞しい肉体が男の前で露になり、薄暗い広場の中で分厚い胸板やボコボコと凹凸を作り、呼吸に合わせてその深みを変える腹筋が見え、男はそれを見てゴクッと生唾を飲み込んだ。
「システムは簡単です。私は彼方に対して何の反撃もしません。ただアナタは私を好きなだけ殴って下さい。ですが股間や頭部と言った生命に関わる部位を殴るのは禁止です。アナタも犯罪者になるのはイヤでしょう。料金は一発単位で頂きます。アナタが殴った分だけ料金を頂きます。何か質問は?」
「別に…アンタは俺に殴られる。殴った分だけ金をアンタに払えば良い…それで十分だ。始めようか」
男がそう言うと上半身を露にした男はニタッと口元を歪め、ベンチの裏からグローブを取り出すと男に手渡し、男は黙ってグローブを腕に付けるとグルグルと回し始めて身構えた。
「では、お好きにどうぞ」
「よっし!ガンガン行くぜ」
男はそう言うと目の前に無防備で立ち尽くす男に殴り掛かり、繰り出された拳は男の頬を思いっきり殴り飛ばすと、男はグイッと顔を横に向け直ぐに男の方へと顔を戻した。
「一発…500円です」
男がそう言うと再び拳が放たれ、男がまた顔を横に向けると間髪入れずに次々と男は殴られ続け、両頬を数発交互に殴り飛ばされ顔を左右に振ると、今度は下から突き上げられた拳を顎に受けて顔を上へとあげ、男はがら空きになった腹に向かって勢い良く拳を繰り出した。
ドフゥ!
「うっ…」
「はぁ~っ…はぁ~っ…気持ち良いな…人を殴るって…」
男はそう言うと黙って目の前に立ち尽くす男の腹を何度か殴り続け、男は黙って腹に力を入れながら短く呻き声を出し、男の拳が腹へと打ち込まれる度に小刻みに身体を前後に動かしていた。
「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…もう十分だ。いくらになる?」
「はい、7000円になります」
殴られ続けた男は呼吸一つ荒げる事もなく男にそう言うと、殴っていた男はグローブを外して財布からお金を取り出すと男に支払い、脱いだ背広の上着を着ると去って行った。
「毎度…またどうぞ」
男は金を受け取りそう言うと、少し痛かったのか腹を擦りながらベンチへと近付き、置いておいたタンクトップを着込むと腰を下ろした。
「ふぅ~、疲れた。素人相手に殴られるのも疲れるな…」
男はそう言うと、また客が来るのをジッとベンチに座って待ち始めた。

この男、先程殴られたのにも関わらずほとんどと言って良いほどダメージを受けておらず、その理由は簡単で男は殴られる瞬間に打点をずらしたり、拳が頬に当たると同時に自ら顔を横に向け受けるダメージを軽減していたのである。
そんな芸当が素人に出来るはずもなく、またこんな仕事も素人が思いついて出来るはずがない。
男は過去に格闘家としてリングの上に立っていた事があるのだ。
上から降り注ぐ照明に鍛え抜かれて汗ばんだ身体を映し、リングの周囲から聞える観客達からの声援や罵声を聞きながら目の前に立つ男達と拳を交え、マットの上に無様な姿で沈めてはその強さを見せていた。
だが、そんな男もある試合で拳を痛めその世界を去る事となり、こうしてこの「殴られ屋」を始める事となった。

男が黙ってベンチに腰を下ろし客が来るのを待っていると、暗がりの方から足音が聞こえて来るのに気付き、その音がする方をジッと見つめていると、一人の男がズボンのポケットに手を入れながら姿を現した。
「格闘界で名を知らしめたアンタが、今じゃこんな薄暗い所で『殴られ屋』とはね」
「誰だ?」
「俺か?そうだな…昔のアンタに憧れて格闘界に入った男…とでも言っておこうか」
「悪いがプロの拳は受けないと決めてるんだ。悪いな…」
「ならプロじゃなきゃ良いんだな?」
「だが、お前はプロだろ?…誰に聞いて来たか知らないが、帰ってくれ」
「客は俺じゃないさ…アンタを殴りたいのは事実だが、今日は違うんでな」
「じゃ~何しに来た?」
「客を連れてきた。ちゃんとした客だ」
「……」
男はそう言うと後ろから一人の男が現れ、二人はベンチに座る男の方へとやって来た。
「コイツがアンタの客だ。まだプロにもなっていない正真正銘の素人さんさ…問題ないだろ?」
「……分かった」
男はそう言うと立ち上がり、着ていたタンクトップを脱いでベンチの上へと置くと後ろからグローブを取り出そうとした時、男から声が掛かり振り替えると、客だと言われた男は既にグローブを持っており、男は少し怪訝な顔で男の方を見つめると男は説明を始めた。
「コイツはまだプロじゃない。素人と言えば素人に違いはないが、プロよりの素人…と言えば良いかも知れないな」
「どう言う意味だ?」
「プロを目指す素人…と言えば分かって貰えるかな?」
「要するに何処かの格闘ジムの練習生ってわけか?」
「あぁ~、俺の所に通っている」
「なら俺じゃなくても相手は居るんじゃないのか?」
「いや、一度コイツにプロの忍耐ってのを教えたくてね?プロの格闘家にそんな事を頼める訳もなくてな、そんな時にアンタの噂を聞いて来たと言う訳さ」
「俺はもうプロじゃない…」
「だが、元プロだろ?」
「……」
「金ならちゃんと払うさ」
男はそう言って財布を取り出すと、男の前でヒラヒラと振って見せた。
男はフッと小さく息を吐き出し、それを見た男はニタッと口元を歪め連れて来た男の肩をポンッと叩き、叩かれた男は黙って頷き着ていた服を脱ぎ捨てると、練習生と言われなければ分からないほどに逞しく鍛え抜かれた肉体を男の前に現し、持って来たグローブを腕に付けて身構えた。
男は黙って立ち尽くすと、構えた男は一歩前に踏み込むと腰を勢い良く捻りながら拳を前に繰り出した。

ズムゥフ!!

「おっ…ぐほぉ!」
繰り出された拳は男の凹凸を作る腹筋へと打ち込まれ、力を入れて身構えていたにも関わらず、拳の半分がその深く溝を作る腹に捻じ込まれ、男は体を折り曲げた。
(何だっ…このパンチは…)
男が打ち込まれた拳に驚き戸惑っていると、拳は一気に引き抜かれ赤くなった腹が見えたかと思うと、間髪入れずに再び拳が打ち込まれた。

ドホッ!

「うっ…んぐぅ!!」
男は腹にめり込む拳に体を勢い良く折り曲げ、目を大きく見開いた。
「まだ二発でもうそれか?元プロなら意地を見せてみたらどうだ?せっかくの客なんだからさ」
(コイツ…本当に練習生か?…プロの時でもこんなパンチ…喰らった事ないぞっ…)
男は苦痛に顔を歪めながら男の方を見上げると、男は表情一つ変える事はなく男を見下ろし、ギュッと握り締めた拳をゆっくりと男に見せたかと思うと、苦痛に耐えながら前屈みに立ち尽くす男に向かって拳を繰り出した。

ボグゥ!!…ドムッ…ドスッ…グフゥ…ドズムゥ!!

「おぐぅ!…おふっ…あがぁ!…うっ…うっ…ぐあぁ!」
男は顔を殴ろうとせず、繰り出す拳は全て腹へと打ち込まれ拳を受け続ける男の腹は赤くなり始め、最初はどうにか腹筋で防いでいたダメージも今では無力に近く、拳が打ち込まれる回数が増えて行くにつれ、男の鍛え抜かれた腹筋に拳がめり込む深さが増して行き、最後に深々と腰を屈めて捻られて体重を乗せた拳が男の腹へと勢い良く打ち込まれると、男は激しく体を折り曲げ、一瞬だけ足が宙に浮き上がり地面に着くと同時に両膝はガクガクと震え出し、大きく見開かれた目と半開きになった口からは涎がダラッ…ダラリッと垂らされ、鍛え抜かれた上半身からは一気に脂汗が噴出すと、拳を打ち込んだ男は黙って拳を左右に捻じ込みながら深々と拳を押し込み、男の鍛え抜かれた腹筋を押し崩して胃を押し潰し、男は目を見開き身体を悶えさせ全身を駆け巡る苦痛に顔を歪めると、胃から搾り出された胃液が徐々に上がり始め、男は頬を膨らませ我慢していたが遂にそれも我慢し切れなくなり、口を開くと同時に勢い良く胃液が吐き出された。
「おっ…ぐぅお…おえぇぇえええぇ~!!」
男は押し寄せて来る胃液を吐き続け、拳を引き抜かれると腹を押さえて両膝を地面につけて蹲り、その無様な姿を二人の男は黙って見続けていたが、グローブを付けた男がゆっくりと目の前で胃液を吐き続ける男に近付き髪を鷲掴みにして無理矢理に立たせると、ギュッと握り締めた拳を勢い良く打ち込み、拳は鈍い音を立てて真っ赤になった腹筋へと打ち込まれ、男はその拳を受けて目を見開くと糸の切れた人形の様に膝から崩れ落ち、地面に撒き散らかされた胃液の溜りに顔を埋めて気を失ってしまった。
「この人は本当にプロだったんですか?」
腹を殴っていた男は目の前で無様な姿で倒れこむ男を見下ろしそう呟いた。
「あぁ、昔はプロだった…だがどうやらそれは昔の栄光だったのかも知れないな。今じゃ素人相手に小細工使って自分を殴らせる素人だったと言う訳か…」
男はそう言うと財布の中から数枚の紙幣を取り出し、無様な姿で意識を失う男を見下ろし口元を歪めて持っていた紙幣をばら撒くと、二人は男をその場に残して去って行った。

  • [63]
  • 投稿者:りょうた
  • 投稿日:2012年 1月28日(土)03時10分40秒
  • 返信
 
俺の名前はりょうた。
今17歳で高校2年生だ。
しかし、体は大人にも負けない自慢の肉体だ。
長身で少し細身だがしっかりと綺麗に6つに割れた腹筋、鍛え上げられた胸筋、上腕二頭筋
俺は週に3日、空手を習っていて、どれもその長年の鍛錬で鍛え上げられたものだ。

俺の通っている道場は子供から大人まで2、30人の人がいる。

いつも俺は学校が終わるとすぐに空手場に向かっているのだが
今日は補習で少し長引いてしまって稽古が始まる時間に遅れてしまった。
しかも最悪だったのが、30分近く遅れてしまったことだ。


息を切らしてやっと道場に着いた俺は罰を受けることになった。

「遅れてすいません!!実は今日、補習があって・・・」
ドムゥ!
「ぐはっ!」
言い終わる前に師範が制服の上から俺の力のまったく入っていなかった鳩尾を的確に突いた。
「言い訳はいらん!30分も稽古に遅れてどうなるかお前に教えてやろう、早く胴着に着替えてこい。」
俺は凄まじい威圧に少し後ずさりし、すぐ胴着に着替えた。
「よし、お前、帯をほどいて壁に背中を向けて立て!」
俺は何をされるのか不安になりながら言う事を聞いた。
そして、俺が言う通りにしたその瞬間に師範が俺の前に立ち、俺の腹筋のど真ん中に正拳突きを
打ち込んできた。

ドゴゥ!メリメリ
「ぐおっ!・・・うぅ・・がはっ!」

まったく予期していなく、力の入ってなかった6つの凹凸に拳はどんどんめり込んでいった
さらに壁と拳に挟まれているため、威力は2倍以上になった。

そして拳を引き抜くと
「これからお前の腹に30発正拳突きを打ち込む、もしも嘔吐なんてしたらさらに厳しい罰を与えるぞ!いいか、覚悟しろ!」

ドスッ!ドスッ!ドスッ!ドスッ!
「ぐっ!・・・うごっ!・・・がはっ!・・・ぐあっ!」

一発目のダメージが抜けきらなく、十分に力をいれることができない腹筋に絶え間なく打ち続けられる拳は深く深くめり込んでいった。

そして、何とか20発を耐え切った俺は全身脂汗まみれで目の焦点はほとんど合ってなく、自慢の綺麗に6つに割れた腹筋は紫へと変色していった。

「はぁ・・・はぁ・・・(あ、あと10発だ・・・)」

「よく、ここまで耐えたな、褒美に私の本気を少し見せてやろう。」

そう言うと師範は胴着を脱ぎ、上半身のその肉体を露にした。
少し汗をかき、なおさら割れて見える腹筋は彫刻のように深く8つに割れていた。
胸囲もかなりの太さで、さらにすごかったのがその腕だった。
まるで丸太のように太く力をこめるとボコボコに力こぶができていた。

俺が師範の肉体美に見惚れている瞬間だった。
師範の本気の拳が下から俺の腹筋を突き上げた。

ドゴゥゥゥゥ!!メリメリィィィ
「ぐおおおおおっ!!おえぇぇぇぇぇ」

その拳は思いっきり捻じ込まれまったく見えなくなるくらいまでめりこんでいた。
完全に油断していた上に今までのダメージが蓄積した分もあり、俺の腹筋に容易くめりこみ、俺は嘔吐してしまった。
そして、俺の完全に機能を失った腹筋からその拳が引き抜かれると
俺は腹を押さえ倒れこみ涙目になりながら、道場に嘔吐していた。

しかし、俺の地獄はまだ終わりではなかった。

続く?



  • [62]
  • 特訓

  • 投稿者:
  • 投稿日:2012年 1月 5日(木)03時07分13秒
  • 返信
 
ここは大学にある武道館の中…。
一人の男が右の眉毛の端に絆創膏を付け、頬を少し腫らし逞しく鍛えられた肉体を使い古された胴着に身を包んで入って来ると、二人の男の前で立ち止まって軽く礼をして見せた。
「押忍!」
「おぉ、来たな。昨日の大会では優勝は逃したが良く頑張ったな、信二」
「押忍、ありがとうございます」
信二と呼ばれた男はそう言うと少し恥ずかしそうに頬を掻いて見せ、目の前に立つ男は黙ってそれを見ていた。
「昨日の大会だがな、お前何故負けたと思う?」
「押忍、それは…俺の力量が足りなかったと…すんません」
「本当にそう思ってるのか?信二」
「え?…と言うと?」
信二は男にそう言われて少し戸惑った様子で二人の顔を見比べ、男は小さく溜息をつくと置いてあったTVの電源を入れデッキに入れておいた映像を黙って再生し始め、三人は再生の始まった映像を黙って見始めた。
「これは…昨日の決勝戦の試合じゃ…」
「良いから黙って見ていろ。これにお前の負けた理由が映っているから」
「押忍…」
信二はそう言われて黙って映像を見ていると、信二と対戦する事になった一回りも小柄ながらも程好く筋肉のある体型の男が現れ、試合が始まると信二の素早い動きで繰り出される攻撃に防戦一方の映像が流れ始め、初めにポイントを奪ったのは信二で決定打と呼べる回し蹴りを深々と小柄な男が腹に受けて蹲る姿が映し出された。
「見ての通り、お前は技術も力もある。だがここからが問題だ」
「……」
そう言ってリモコンを持っていた男は映像を少し早送りし始め、再び試合が再開されて少しした所で再生を始めると、小柄な男はその体型を生かして信二の攻撃を掻い潜り、懐に潜り込むと同時に下から突き上げた拳を激しい動きで肌蹴た胴着の隙間から見え隠れする引き締まって六つに深々と溝を作る腹筋に打ち付け、信二は急に動きを止め大きく目を見開くと口を半開きにし、逞しい上半身が折れ曲がると同時に膝が崩れ落ち蹲って悶える姿が見え、その攻撃で信二は小柄な男からポイントを奪われてしまった。
「今の見たか?お前はあのたった一撃で膝をつきダウンした。そしてこの後だ…」
映像は再生をし続け、信二は苦痛に顔を歪めながら歯を食い縛って立ち上がると大きな声で自身に活を入れて身構え試合が再開されると、さっきまで信二が一方的に攻めていた試合は一転し、今度は小柄な男がその体型を生かして小刻みに動きながら攻撃を始め、信二は手も足も出ない様子で防戦一方になり、上段に攻撃が集中して来ると防いでいた太い両腕を顔の前で構え始め、小柄な男はハイキックをその腕に放つと直ぐに体を回転させて回し蹴りを放ち、その蹴りは上段で防御する腕には放たれず、がら空きになって胴着が完全に肌蹴てしまい逞しく引き締まった六つに割れて凹凸を作る汗ばんだ腹筋へと打ち込まれると、小柄な男の爪先は信二の無防備な鳩尾へと食い込む様に深々と突き刺さり、足の先が信二の腹へとめり込むのが見え、信二はピタッと動きを止めると構えていた腕がダラッと垂れ下がり、大きく目を見開き涙目で口は半開きになりダラダラと涎が垂れ落ち、丸太の様な両脚はガクガクと小刻みに震えたかと思うと崩れ出し、鍛え抜かれた肉体からは一気に脂汗が噴出し始め、信二は小柄な男が脚を引き抜くと同時にドサッと音を立てて畳みの上に両膝を付き背中を出来る限り折り曲げて悶え苦しみ始め、その姿を見た小柄な男は勝利を確信したのか小さくガッツポーズをして声を張り上げ、近くで見ていた審判が小柄な男に向かって腕を下ろし、その試合が終わりを告げた所で映像は止められた。
「分かるな?お前が何故あの試合で負けたのか?」
「はい、分かりました…」
信二は昨日の試合の映像を見て悔しかったのか歯を食い縛ってそう呟き、二人の男は顔を見合わせて溜息をついた。
「お前は体付きも良い。それにさっきも言ったが技術も良いセンスをしている。だが腹が弱い…あんな攻撃で試合に負けるようじゃこの次の大会も優勝は難しいかも知れん」
「そこで俺達は考えた。どうやってお前のその弱点を克服しようか」
「押忍、俺もあんな無様な姿はもう見せたくないっす」
「よし、よく言った。これから二人でお前の腹を鍛えてやる。覚悟は良いな?信二」
「押忍!よろしくお願いします!」
信二は大声でそう叫ぶと、男が信二の前に立ち着ていた胴着をグイッと肌蹴させると、二人の男の前に鍛え抜かれた分厚い胸板や、引き締まって六つの凹凸を作る腹筋が露になり、信二が呼吸をする度に分厚い胸板や引き締まった腹筋が動いているのが見えた。
「よし、信二。コイツがこれからお前を羽交い絞めにする。そして俺がお前のこの腹に正拳突きを放つからな。お前は腹に出来る限り力を入れて耐えろ…それを毎日続ければお前の腹もきっと強くなるはずだ」
「押忍!お願いします!!」
そう言って信二は自ら腕を後ろに回すと、男が背後に回りこみ信二の体を羽交い絞めにし固定すると、もう一人の男が信二の前に立ちはだかって腰を屈めて身構え始めた。
「言っておくが俺の拳は重いぞ…今のお前で何発持ち堪えるか…まずはそれから確認するとしよう。準備は良いか?信二」
「押忍!お願いします!」
信二はそう言うとギュッと腹に力を入れ始め、六つに割れていた腹筋の凹凸が溝の深さを際立たせると、男は黙って拳を後ろに引きギュッと拳を握り締めると同時に前へと繰り出すと、信二の腹に目掛けて打ち込んだ。
ドムフゥ!
「おっ!…ぐぅ…っ…がはぁ!」
男の拳は軽々と信二の腹を打ち抜き、信二の引き締まった腹筋は男の拳を抱き込む様に包み込むと、信二は大きく目を見開き口からダラッと涎を垂らし折り曲げる事が出来ない身体がプルプルと小刻みに震えるのが見え、汗の掻いていなかった肉体は一気に脂汗を噴出すと、鍛え抜かれた肉体の谷間を伝って落ちて行くのが見えた。
「何だ、信二。まだ一発だけだぞ?」
「おぉ…うっ…ぐぅ…押っ…忍」
「もう一発打ち込むぞ…ちゃんと腹に力入れろよ」
ドズムゥ!!
「はぅ…っ…あがっ…はぁ!…おっ…うぅ…うぐ…」
男の放った拳は一発目と同じ位に信二の腹へとめり込み、信二は涙目になりながら大きく目を見開くと、噴出す脂汗は量を増しポタポタッと床の畳みに落ち始め、膝はガクガクと揺れ始めると、信二の腹に深々と拳をめり込ませた男はジッと信二の苦悶に歪める表情を見つめ、拳から伝わって来る胃の動きを感じながらグリッグリッとゆっくりとした動きで拳を捻じ込み始め、信二は呻き声を上げながらダラダラと涎を垂らし、折り曲げられない身体は捻りながらめり込んで来る拳に押されて後ろへと下がり始め、羽交い絞めにしていた男がそれを防ぐ様に踏ん張って立ち尽くし、信二の鍛え抜かれた腹筋がビクンビクンと脈を打ち始めた。
「おっ…ぐぉ!…あっ…ぐっ…あぁ…はっ…腹が…苦しい…ふぐぅ…ダっ…ダメっ…もう…ぐはぁ!」
信二は目を見開きながらそう呟き、両膝の震えは増し体全体を震わせると、ガクッと顔が項垂れポカンと開かれた口から勢い良く胃液を吐き始め、ビチャビチャッと畳の上へと吐き尽くすと、信二の身体は一気に力を失いねじ込まれてこぶしの姿が見えなくなった腕にだらしなく体を預けると目の瞳孔は見開かれて意識を失ってしまった。
「おい、二発で気絶かよ…ちっとやり過ぎたか?」
「いや、コイツはそれ位しないと次の試合でもこうなっちまうさ…」
信二の前に立っていた男は拳を一気に引き抜いて立ち尽くし、背後で信二の身体を羽交い絞めにしていた男も腕を解くと、信二の身体はドサッと音を立ててうつ伏せに倒れ込み、自身の撒き散らかした胃液にベチャッと顔を埋め、まだ押し寄せて来る胃液をダラダラと口の端から吐き出しながら逞しい肉体を小刻みに震わせる姿があった。

  • [61]
  • 第3話 ファーストミッション

  • 投稿者:はらはらメール
  • 投稿日:2011年12月23日(金)20時19分1秒
  • 返信
 
「指定されたポイントまで、あと・・・約3キロだ。予定通り30分前には到着できそうだな。。」
「・・・。」
「・・・はあっはあっはあっ・・・。」
小さな息遣いとともに、月夜の山道を獣のごとくかけ抜ける3つの影。あたりはしーんと寝静まったような静寂。時より木の枝の折れる音がポキポキと闇夜にこだまするのだった。

「どうした?野球少年たち、まさか、へばってるのか?」
「・・・じょうだんじゃねえよ。・・・はっはっ・・・こんなの・・・余裕、余裕。」
「・・・けんたはそろそろ限界かもね。・・・おれも・・・ちょっと・・・きついかも・・・。」

声にならないような小さな小さな声で、相手の位置と体調を確認するかのように言葉が交わされる。

「(なるほど、見事としかいいようがないなあ。この暗闇の中でちゃんとおれについてくる。周囲への警戒もそれなりに払っているようだ。)・・・よし、ここからは徒歩ですすもう。」
「・・・にいちゃん、了解!」
「・・・ふうっ・・・まじヤバかったあ。」
「よくがんばったな。・・・さすが、おれの弟だ。」
「!?でしょ?でしょ?。。。おれ、そのうちに、ぜったいにいちゃんを追い抜かして強くなってみせるよ。」
「・・・声が大きいぞ。」
「あっ、ごめんなさい。」
「・・・けんたは、まず、おれより強くならないとね。」
「なんだとおっ!ゆうた!・・・ちょっと腹だせよ。」

けんたはゆうたの腹にこぶしをあて、汗でぬれたシャツのうえから2,3発打撃した。

「おういいぜ、何発でも殴ってみろよ。」

挑発したゆうたもシャツを捲り上げて自慢の腹筋をけんたの前に差し出す。
すかさずけんたのパンチがゆうたの腹に数発めり込むが、ゆうたはどうも打撃の最中は腹筋に力を入れないようだ。たぶんわざとである。この双子の兄弟はいつもこんなふうに互いの腹を殴り合っているようだ。ちょっとうらやましいような気分だった。

「はいはい、いまは任務中だ。ココから先は何が起きるかわからない。協力し合うんだ。おれもお前たちのことを頼りにしてるからな。」
「うん。」
「おっけえー!」
「・・・素直だなあ、お前らは・・・。じゃあ、今回のミッションで想定されることを伝えておくよ。」
「・・・。」


今より2時間ほど前、風呂あがりの脱衣所で気づいてしまったメール。内容は双子たちが「先生」と呼ぶ男からの指令であった。

(今夜0:00指定する座標へ集合。装備はBレベル。任務の内容は集合場所で伝える。なお、かわいい弟たちもBレベルの装備の上同行されたし。)

Bレベルの装備といえば戦闘を想定した準備を意味している。現地で調達できるものも含めてできる限りの準備をする指令だが、あまりにも情報が少なく、メールの内容もどう伝えていいものか困惑した。やつらの経験値や実践力も未知数である。この指令に策略めいたものを感じつつ、内心ちょっと楽しみにしている部分もあり、指令に従うのであった。

「えーっと、はしゃぎすぎておつかれのところ悪いんだが、・・・任務だ。」
「え?まじで?やったああー!」
「ホント?ねえ、にいちゃんと一緒?なにするの?」

けんたは背中にしがみつくように喜び、ゆうたは顔色を伺うように携帯電話をのぞき込む。

「・・・おい、ゆうた、どさくさにまぎれて、おれの息子で遊ぶなって。」
「えへへへへ、な、なんか感触が気に入っちゃって・・・。」
「エロすけども!おれたちの初任務だ!まあ、楽しんでやろう。」
「いえーい!」
「・・・で?なにか準備するの?にいちゃん!」
「・・・夜間戦闘用の準備だな。」
「はいっ・・・で?」
「まずは・・・パンツでもはくか?」
「いえっさあー!」

ノリノリでしかも遠足気分で準備が始まった。
2人の部屋は旅館の敷地の隅にある小さな戸建の家の2階だった。改めて思うのだが、この双子は、この温泉旅館の子なのだ。いまいち状況が飲み込めないまま、手を引かれ、せかされるように案内される。2階にはもうひとつ部屋があり、そこには張り紙で、今日の日付と(客室の準備はできております。お着替え、お食事、その他のご用件につきましては、隣室の者が対応いたします。ごゆっくりご滞在くださいませ。)と記されていた。

「あっ、にいちゃんのお部屋ってここつかっていいんだ!やったあー。」
「やったな、けんた。おれたちでにいちゃんのお世話をするぞ!」
「おう、まかしとけっ、料理はおれが作るっ!」
「ええ、おれも作るっ!」
「じゃあ、一緒にやろうぜ。ゆうた。」
「おっけえー!」

双子の振る舞いを見てたくましさを感じ、歓迎振りにうれしさと優しさを感じ、不安を感じ・・・。なにやら複雑な思いであった。

2人の部屋は予想外にもきれいに整理されており、ベッドが2つ、机が2つ、机の上には教科書や辞書やノートが並んでいて、学校の宿題がまだ途中になっていた。もう一方の机の上にはバーベルやスポーツ雑誌、トレーニング教本などが目立った。どっちがその机の持ち主かは一目瞭然だった。決して広くはないこの部屋に双子の生活がみて取れた。

「なあゆうた、全身タイツみたいな服がほしいなあ。」
「ええー!やめとけよ。あんまり筋肉ムキムキなやつが着るとキモイぜ。」
「そうかなあ、腹筋の割れ目とか強調できていいのになあ。」
「・・・普通の服でいいよ。黒な。なるべくふたりとも同じかっこうで。」
「・・・はい。」
「武器になりそうなものは・・・。」
「にいちゃん、ライジングソードもっていっていいい?」
「ダメだ。目立ちすぎる。だいたい木刀持って走り回っていたら通報されちゃうよ。」
「チェッ」
「ひもかロープのようなものある?」
「ん・・・あるよ。ジョンの散歩用のやつ。」
「よし、それにしよう。腕に巻いておけよ。・・・おれは鎖のほうを借りていこうかな。」
「・・・おれたちの武器ってこれだけ?」
「不満?使い方によっては最強だぞ。」
「ふーん。ねえねえにいちゃん、このナイトスコープもっていっていい?」
「???(まさか、最新型のノクトビジョン・・・。)これは?」
「先生が貸してくれたんだ。使い方がわからないけどね。」
「ふーん、使い方は教えてやるけど、おれの指示があるまでは使わなくていいから。」
「はいっ!」
「装備の確認をするよ・・・って、なんでシャツを脱ぐの。」
「だってええ、俺の武器はこの豪腕とこの鋼鉄の腹筋だぜ。」

ポーズをきめるけんたに歩み寄り、自慢の腹筋を指で押しながらささやいた。

「はいはい、風呂のときみたいに、もう一度腹パンチ対決するか?それともおれのサンドバックになるか?・・・だいたいお前の武器はどちらかというと、こっちのバズーカーのほうじゃないのか?」
「ええっ!じょ、じょうだん、冗談。服きます。」
「おれの腹筋は?どう?」

ゆうたも続いて服を捲り上げて腹に力を入れて見せた。

「・ぐほっ・・・。いてててて。」
「おっとごめんごめん、手がすべったわ。・・・さあそろそろいくぞ。」
「は、はいっ。」」

明るすぎるほどの月光が3つの影をよりいっそうくっきりと浮かび上がらせ、辺りの風景と溶け込めない雰囲気をかもし出していた。それはまるで昆虫採集にでも着たようなうきうき感と、冒険心の高まる興奮に支配されているようであった。ただ一人、この任務の趣旨に気づき始めた不安と、手のひらからにじみ出る汗を必死で抑えながら、戦士は頭をフル回転させるのであった。

突然、闇夜を劈くような甲高い声を発し、一羽の野鳥が月の方角へと飛び立つ。3人は足を止め、しばしその行方を無言で追った。
ややひんやりした風を肩のあたりに感じつつ、まもなく到達する予定地点を目の前に、にわかに緊張した。

「にいちゃん、予定時間より早いけど、どうするの?」
「・・・いいことを教えてやろう。こういうときは、集合予定地点に危険物がないかとか、待ち伏せがないかとか、いざというときの逃走ルートとか、地形とかをいろいろ確認しておくんだ。」
「ふーん、そうなんだあ。」
「とりあえず、周辺に人の気配はなさそうだが、トラップや狙撃に注意して周辺を見回ってみよう。・・・ついでにこの地形なら、配置はミッションプランFでいくぞ。」
「了解!」
「り、了解・・・。なあゆうた、ミッションプランFってなんだっけ。」
「・・・あとで説明してやるよ。」

集合ポイントの地形はテニスコート2面ぐらいの広さで周囲は森に囲まれている。車のタイヤの跡がいくつかあるところを見るとおそらく駐車場の用途で使用されている場所であろう。北西に小さな公衆トイレがある。この駐車場に通じている道は、いま3人が歩いてきた道が一つ、そのまま直進方向に抜ける道が一つ、それからまったく別の方向からこの駐車場にたどり着く道が一つある。ここにくるまでに街路灯が一つあっただけで、辺りは真っ暗である。月明かりがなければ右も左もわからないほどであろう。

「にいちゃん、ナイトスコープつかってみていい?」
「そうだな、慣れておくのも必要か。・・・よし、装着してみな。」
「・・・わあああ、すっげえ、緑だあ。かなり遠くまで見える!」
「・・・これなら、なんとかなるよ。」
「使うタイミングはさっき指示したとおりだから。」
「はい!」

いつものように同時に返事をした双子の声がきれいにハモった。

「・・・さてと、そろそろ時間か。けんた、ゆうた、配置につけ。」
「了解!」



「・・・ずいぶんと楽しそうなやり取りがきこえてきたが・・・。それなりに仲良くなったようだな。まあ私としては予想以上の効果だがね。」
「・・・大体の見当はつきましたが、ん?」
「悪いが、先に弟たちのほうをやらせてもらうよ。」
「くっ!」

闇を打ち消すような閃光弾が放たれ、続いて数百メートル先の森が昼間のように明るく照らされた。


  • [60]
  • 第2話 兄弟

  • 投稿者:はらはらメール
  • 投稿日:2011年12月19日(月)21時10分12秒
  • 返信
 
汗でじんわり湿ったシャツに若干の気持ち悪さを感じながら3人は温泉に入るべく風呂場のほうへ向かっていた。ぴょんぴょんと飛び跳ねるようにうきうきした足取りで、問いかける言葉もまるで機関銃のように休むことなく次々と展開されていく。

「ねえ、にいちゃん!・・・あの体術ってなあに?空手?テコンドー?」
「おれの体術は、そういったものとはまったく次元が違うよ。」
「え?じゃあ、我流?すっげえ強いもんね。かまえとかないし。けりもすごいし。」
「だって、おれ、にいちゃんのけりでふっとんだぜ。腹のこの辺をさ、ぐあってさ、息が止まるかと思ったし。」
「おれだって、みぞをたたかれたぜ。何回か・・・。でもおれ耐えたし。」

2人は自らのこぶしで腹の辺りを強くたたきながら、ほんのさっきまで繰り広げられた戦闘の再現をしている。

「・・・おまえらの攻撃もなかなかよかったぞ。うん。悪くない。」
「でしょでしょ。もうちょっとで兄ちゃんをやっつけられるところだったし。」
「・・・にいちゃんって・・・。」
「でもさあ、おれの必殺技をふせがれたしなあ。」
「あれって、どうなったのかよくわからなかったよお。だっていつの間にかおれのライジングソードがはじかれてゆうたの名刀はやぶさとからまったし・・・。」
「ねえねえにいちゃん、本当はねえ、けんたの方が、居合はすごいんだよ。先生にもほめられるぐらいにね。」
「・・・へえ・・・。」
「おれたち、わざと木刀の名前を言って、役割分担をしてるんだ。だから今回は、おれが西洋刀で先攻。そんですきをみてゆうたが一撃必殺の居合でしとめるって作戦。ちなみにね、おれの名刀は雷神。」
「なるほど、作戦があったわけか。どおりで連携攻撃が多かったわけだ。でもよお、バラしていいの?」
「え?あっ、しまった。まあいいや。だって、たいていの相手なら、連携攻撃の訓練をつんでないから対応できなくって、俺たちの有利になるんだけどね。にいちゃんは、相当強いからぜんぜん通用しなかったし。・・・最初の攻撃のときは、絶対右のゆうたのほうに先に攻撃すると思ってたのになあ。にいちゃん、もしかして左利き?」
「・・・にいちゃんって、なんだよ。」
「だってえ、先生が弟たちをかわいがってやれっていってたし・・・。」
「うんうん、いってたよ。・・・だから今日から俺たちのにいちゃんだね。」
「・・・‘(想像以上に面倒なことになったな。しかもおれを倒す気でいるし・・・。)。あのねえ、弟1号!2号!」
「はい!」

返事をするときに2人の声がハモるのがちょっと面白い。
そうこうやりとりしているうちに、目的地の風呂場へ到着していた。時間帯も遅く、脱衣所も真っ暗である。2人が手際よく電気をつけて、せかすように招き入れる。

「・・・おまえら、にいちゃんのいうこと、ちゃんときける?」
「はいっ!なんでもいうことききますっ!」
「おれも、おれもっ!おりこうさんにしますっ!」
「・・・じゃあ、まずは、3階回って、ワン!」
「おーっけえー!・・・1回・・・2回・・・3回・・・わん!」
「はははははっ、じゃあ、逆立ち!」
「おれやる!おれやる!せーのおー、・・・わん!」
「はははははっ!なんで、ワンっていうんだよ。」
「次は?次は?」
じゃあなあ、腹筋でも鍛えるか。」
「おっしゃあー!」
「まじっすかあー!やったああ!」

なぜこんなにも盛り上がるのかはわからないが、飛び跳ねて喜ぶ。

「とりあえず、シャツを脱ごうか!」
「はいっアニキ!」
「・・・目をつぶって・・・。おれがいいというまで、何があっても声を出さず目も閉じたままで、両手は頭の後ろに組んで、・・・待機だ。」
「・・・はいっ!・・・ってもうしゃべっちゃダメ?」
「・・・静かにしろけんた。にいちゃんのいうこときけっ!」
「・・・。うっ・・・。・・・っ・・・っ・・・うっ・・・。」
「?・・・うぐっ・・・。ぐうっ・・・うっ・・・げうっ・・・。」

それにしてもよくきたえてある。肌はよく焼けており、まるで毎日海水浴でもしているかのように真っ黒である。胸板も分厚い。大胸筋がパンパンに張っていて見事だ。腕の筋肉もよくついている。もともと骨が太いのだろう。わきの下の筋もきれいにくっきりと浮き上がっている。足もすらっと長い。瞬発力もパワーも両方兼ね備えた体型である。さてさて、腹筋はというと、これまた見事。強度も弾力も、手触りすら気持ちのよいほどである。しかも、あきらかにたたかれなれている。つまり、サンドバックとしても申し分ない体だ。

「えーと、おまえのほうがけんただったよな。」
「うん・・・ゴホッ、グホッ、ガホッ・・・。」
「それで、ゆうたちゃん、声だすなよ。」
「・・・うん。・・・えうっ、おうっ、あうっ・・・。」

声にならない声だが、リアクションがたまらなくいい。

「さてと、準備運動はこれぐらいにしてと・・・・・。」

けんたの腹をさすりながら、鍛え上げられた腹筋をほぐすように丁寧にもみ、へそに指を突っ込んだ。やや表情がゆがむが、にこにこ笑顔は変わらない。

「・・・ほう、意外と無反応か。やるねえ、けんた。腹筋もよく鍛えてある。50発ぐらいは余裕か?」
「・・・うん。」

うっすら目をあけて大きくうなずいて見せた。さらに腹筋に力を入れて、自慢の腹筋を強調した。たしかに10発20発たたいても腹筋の力は緩まず、壁のように動かず、ひたすら耐え抜いた。

「じゃあ、ゆうたのほうはどうかな。」

最初から力の入っていないゆうたの腹筋の感触はまるで食パンである。へそに突っ込んだ指を上下左右にぐいぐいと押し込んで痛みを加えても、まったく平気な表情で、むしろ喜んでいる。そしてたたくと手がめり込む。おもしろい。

「あれ?・・・もしかして、おまえら、これ平気なの?」
「ぜんぜん余裕っす・・・あっ・・・しまった。」
「おっとー、けんたがルールをやぶっちゃいましたねえ。・・・おしおきですねえ。」
「!?・・・ぐああああっ、どあああつ、ぶああああっ。・・・。」

十分に加減した状態でひざげりを放つ。
さすがに頭の後ろで組んでいた手を解き、自分の腹をさすりながら、ダメージを回復するしぐさが伺えたが、ぽんとまた自分の腹をたたき、指示のあった体勢にもどった。

「えっと、せっかくだから、ゆうたちゃんも、いっとく?」
「!?・・・うん・・・。」
「よーし、いい子だ。じゃあ、特別におまけつきで。」
「!?っうおおおっ、(ハアッハアッ)、ぐおおおおっ、がううううっ、うっうっぐうっ・・・。」

ひざげりを食らって前かがみになったゆうたの腹に連打のアッパーボディブローが炸裂。最後の一撃を腹にめり込ませたところでとめると、自らの腹にめり込んだ腕を力なくにぎり、平気といわんばかりに満面の笑みを表現した。

「ははははは、よーし、かわいい弟たちよ。まあ、合格だ。目をあけていいぞ。」
「に、にいちゃん!・・・おっおれ、余裕っす・・・。」
「お、おれも。・・・えへ?」
「わかったわかった、続きは風呂でやるか。」
「・・・え?まじで?・・・おーけー!」
「にいちゃん、にいちゃん、へそのやつとひざのやつ、もう一回やってね?」

パンツを脱ぎ捨て、少年2人は飛び跳ねるように浴室へ走り去った。
湯煙の立ち込める風呂場からは先ほどの少年たちの楽しげな笑い声が響き、大きな鏡の前でふたりがじゃれあっていた。にわかに、あとから遅れて入ってきた兄の手を引き、同じく大きな鏡の前に3人が並ぶ。両脇にけんたとゆうた。鏡にうつった自分たちの姿を見てそれはうれしそうに笑う。

この双子、色違いの服を着ているときは区別が容易だが、裸となると、どっちがどっちなのか初対面ではほぼ区別が難しい。とくに笑っているときの顔やしぐさは、かなりそっくりである。体格もほぼ一緒である。声も似ている。

見分けのつかないことに困惑し、無意識に2人の区別をするため決定的な違いを探していると、目の前にうつっている鏡と現実の存在とでさらに混乱する。一方少年2人の興味関心はべつのところにあり、兄が困惑していることなどまったくお構いなくはしゃぐ弟たちであった。右腕にしがみつき、でれんともたれかかって鏡の前の自分をみてバカ笑いをしていた少年が、ふと真剣な顔になり兄のほうを見上げる。一方もまねをする。そして数秒の沈黙の後、また目を細めて笑い出す。2,3度繰り返しているうちに、少年たちはしがみついている手とは反対の手で、鏡の前の兄の体をなでくり回すのだった。さらには、へそに指を突っ込んだり、腹もたたく。つねくる。急所を握る。・・・やりたい放題である。終始笑いっぱなしの少年たちに、もはや圧倒されるばかりである。
ひとときの後、ふとわれに返り、とりつくろったような笑顔で弟たちの歓迎振りに答える兄。興奮絶頂のふたりの勃起したものをわしづかみにして、静かに語りかけた。

「・・・さてと、成長期の弟たちよ。相当エロだな。」
「えへ?」
「あーん!にいさまあー。やさちくしてねえ。」
「・・・さっきの続きをやろうか・・・。」
「まってましたあー!」


  • [59]
  • カイトと双子3

  • 投稿者:ヒロ
  • 投稿日:2011年12月12日(月)00時38分56秒
  • 返信
 
「おいヨウっ! やりすぎだぞ!?・・・オレの楽しむ分がなくなるじゃないか!」
「わりぃわりぃ。でも、こんだけの筋肉の鎧があるなら耐えられそうだな、って思ってサ。ほら、まだ意識はあるじゃん?」
ヨウが指差すと、驚くべきことにカイトは全身の激痛とグシャグシャに潰された腹部の痛みをこらえて立ち上がろうとしていた。
(・・・この、クソ・・ガキどもがっ! い・・・い気、にな・・・りやが、って・・・)
リリースドラッグのおかげで最強の肉体を手に入れた高揚感から一転、「ザコ」呼ばわりしてしまった後輩にズタボロにされつつあることに対する屈辱から、カイトの憤怒は激痛をも押さえ込もうとしていた。
さらに、ヨウにボディばかりを攻め立てられるシチュエーションが、
(エイジ、の・・・・ときの・・・よ、うに・・・なっ、て・・・たまるか!)
エイジに完敗した恐怖を呼び覚ます。
「ぅ、かはぁっ! おぅえっ・・・」
しかし、酷使した筋肉は言うことを聞かず、半ば潰されかけた胃は激しく踊って胃液を逆流させようとする。
「おっしっ! じゃ、2ラウンド目といこうか! っとその前に・・・コイツ、ヨウの攻撃でほとんど胃液吐ききったんじゃねぇか? 吐くもんがないとつまんねぇなぁ・・・」
「水でいいんじゃね? ホラ、2リットルのボトルならここにあるし」
「そだな。ヨウ、飲ませてやれよ」
「よっしゃ!」
ヨウは備え付けのクーラーボックスからペットボトルを取り出すと、カイトの鼻をつまんでペットボトルを口につっこみ水を流し込み始めた。
「がぼっ、ごぼっ、うぶっ」
咳き込みながらも、カイトは一気に大量の水を飲み込んでいった。シャドーをしながらその様子を楽しそうに眺めるレン。
「さて、次はヒザのフルコースっすよ? ヨウ、後ろ手に両腕を拘束してくれ!」
楽しそうに言うレンの指示でヨウはカイトを立ち上がらせその両腕を握り後ろで固めた。自然、カイトは前傾姿勢になる。レンにボディを晒すように。
「そぅらっ!」
ドッゴォッ! メキメキッ!
「はぶっ! あがっ、ぁぅ・・・おぇぇぇぇぇっ!」
びっしゃぁっ!
跳ね上げたレンのヒザはベコベコになったカイトの腹筋の層をさらにぐちゃぐちゃにしながら胃袋を直撃した! ヒザに押しつぶされた胃袋から水交じりの胃液が大量に逆流し、空気を求めて開かれたカイトの口から噴水のように吹き出す!
「ふぶっ、あぐぅえっ!」
今だ続く全身の痛み、ぐちゃぐちゃにされたボディの激痛と呼吸困難でカイトの意識は朦朧とし、瞳孔まで大きく見開かれている。
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ! 「ザコ」のヒザにも耐えて見せろよっ!」
「げえええええええええええええええええええええっ!」
首をがっちり掴まれ、高速で繰り出されるレンのヒザ! 深々とめり込むレンのヒザでカイトのカラダは「く」の字以上に折りたたまれ、絶え間ないヒザの猛攻にカイトのだらしなく開かれた口とさらには鼻からは逆流した胃液が水道のごとく噴出する。
「んふぅっ! はぐっ、んはぁっ!」
胃液を吐かされている間、呼吸ができなかったカイトは弱弱しく喘いで空気を求める。
「ありゃ、やりすぎたか? メインディッシュはまだなんだけどなぁ?」
ぼやきながらレンが俯いたカイトの顔を覗き込むと、そこにはダラリと舌を垂らし、唾液を垂れ流すだけの敗者の顔。完全に瞳孔が開き焦点を失った眼は、白目を剥きかけている。
「しょーがねぇなぁ! 次で最後にするか! ヨウ、コイツを仰向けにしてくれ」
「お! アレか?」
レンの頼みに楽しげに反応するヨウ。未だ全身の筋肉がパンプアップしたままのカイトを横たえると、何も言わずレンの足元にしゃがみこんだ。レンがヨウの肩に両足を乗せてスッと立ち上がると、ヨウは阿吽の呼吸でレンを肩に乗せたまま立ち上がる。そして、
「とうっ!」
掛け声とともにヨウの肩を蹴ってレンは飛び上がり、ヒザを立ててまっすぐカイトのボディに落ちてきた。
ドッボォォォォォォーンッ! ミシメリメキッ! グチャァッ!
「はががががががががっ! ん、ん・・・・・げぼぉぉぉぉぉぉえぇぇぇぇぇぶっ! かふっ」
レンの巨大なヒザは完全にカイトのボディに埋まり、カイトは一瞬「V」の字に折りたたまれると激しく悶絶し、文字通り噴水のように大量の胃液を吐き上げた! カイトの腹にヒザを埋めたままレンがカラダを捻ると胃袋が音を立てて磨り潰され、残った胃液が搾り出された。その胃液は口からダラリとはみだした舌をつたって唾液とともにポタポタとしたたり落ちる。
「ふうっ」
ズボッ!
一息ついてカイトのボディから音をたててヒザを引き抜くと、そこにはズタボロになった腹筋の残骸。8つに割れてバキバキの溝のあとはカケラも見られず、ピクピクと痙攣するばかり。そしてその腹筋のあるじであるカイトは完全に白目を剥き、失神していた。

「あー、派手にやっちゃったねぇ」
まるで事が終わったのを見計らったように入ってきたのはサヤマだった。
「ちょぉっとやり過ぎかな? でもまぁ、いいお灸にはなったと思うけど」
サヤマの言葉に、
「そっすよ! オレらを「ザコ」呼ばわりするし・・・いくら先輩でも許せないよな? レン」
「だな」
追随するように口々に言う双子。
「まー、そりゃそうだけど。でも、カイトくん、復活したらどぉする気かな?」
サヤマの何気ないつぶやきに凍りつくヨウとレン。
再び入院する羽目になったカイトが退院後に二人をシバキ倒したのは、また別の話であった・・・。

  • [58]
  • カイトと双子2

  • 投稿者:ヒロ
  • 投稿日:2011年12月11日(日)23時26分1秒
  • 返信
 
カイトは軽く腹筋に力を込めると、ミシミシと音を立てて8つの瘤が隆起し鋼鉄のように硬くなった。
「だぁらっ!」
ガツッ!
力瘤を盛り上がらせて放ったヨウの一撃は硬い音を立てただけで、カイトの腹筋に完全に受け止められていた。
「おいおい、ヨウ。これがお前の本気のパンチかぁ?」
ニヤニヤ笑いながらヨウをあざ笑うカイト。
(痛ッ! なんつー硬さだ! オレのパンチが全く通用しないなんて・・・)
ヨウは鋼鉄の壁を殴ったような痛みを覚えていた。双子のファイターではあるが、ヨウはパンチが、レンは脚を使った攻撃を得意としている。渾身のパンチが簡単にはじき返されてヨウは呆然としていた。その様子を見たレンは目線でヨウに合図を送る。
(オレらもリリースドラッグ使うしかねぇぞ?)
(んでも、飲んでるとこ見られたらマズくないか?)
双子がそんな遣り取りをしていることには気付くことなく、カイトは、
「ん? もっと打ってきてもいいぞ? まぁ、効かないがな!」
余裕の発言だ。サヤマの言うとおり、完全に舞い上がっている。しかし、カイトは失念していた。タイプ2の効果が切れようとしていることを・・・
タイムリミットが来たことに最初に気付いたのはレンだった。羽交い絞めにしたカイトの体から急に力が抜け、崩れ落ちかける。
(なんだっ!? 力が入らねぇ!?)
そしてカイトも自分の体に起こった急激な変化に混乱する。
(きたっ! 今だ、ヨウ!)
(おうっ!)
「オラオラオラオラオラっ!」
レンの視線を正しく理解したヨウはボディブローの嵐をカイトに叩き込む!
ドスッ! ドスッ! ドスッ! ドスッ! ドスッ! ドスッ!
「がっ!? ぐっ!? うっ! はうっ! げうっ!」
急激に力の入らなくなったカイトのボディは成すすべもなくヨウのコブシを受け入れた。鋼の強度を失ったカイトの腹筋に、ヨウのコブシが半分以上めり込んでいる。しかし、
(腹筋の層が分厚すぎるっ!? 全然、胃まで届かねぇっ!)
驚くべきことに、ウエイトトレーニングで極限までパンプアップしたカイトの腹筋は分厚い層を作ってヨウのコブシを阻んでいた。腹筋へのダメージはあるものの、カイトに対して致命的な攻撃には成り得ない。しかし、
「がぁぁぁぁっ! あうぅぅぅぅぅっ! はぁぁぁぁぁっ!」
突然、カイトは身悶えしながら苦しみ始めた。羽交い絞めにしていたレンの拘束を振り切ってその場にうずくまる。
(いてぇいてぇいてぇいてぇいてぇ!)
タイプ2の副作用が始まったのだった。尋常ではない重量のウエイトトレーニングで筋肉を酷使した反動がカイトを襲っている。全身の筋肉が極限まで引き伸ばされ、ねじれ、切り刻まれるような激痛がカイトを苛む。あまりの苦痛に脳の神経が焼ききれそうなほどだ。
((チャンス!!))
カイトの意識が双子からそれた隙に、二人はサヤマからもらったタイプ1を飲み込んだ。少しするとカラダが火照り、全身に力が漲ってくる!
「よっしゃぁー! やるぜ、レン!」
「OK!」
気合をいれ、全身の筋肉を隆起させる! さすがにカイトの肉体には及ばないものの、二人とも尋常ではない筋肉ボディへと変貌を遂げていた。パンチの得意なヨウの胸板と広背筋はムキムキに盛り上がり、肩と腕の筋肉はパンパンに張り詰めている。一方のレンの脚はバキバキに筋が入り、縦横無尽に太い血管が走っている。
そして、レンはうずくまるカイトを抱え上げて再び羽交い絞めにし、ヨウがその前に仁王立ちになった。
「どっせーいっ!」
ドッボーンッ! メリメリッ! グリュッ!
「がっはぁぁぁぁぁぁっ!」
ヨウの放った右のスクリューブローはカイトの分厚い腹筋の層を貫通し深々とめり込んでいた。
(スクリューブローなら、バケモンみたいな腹筋の壁でも越えられるぜっ!)
コブシはカイトの胃を捕らえ、胃液を搾り出す。
「・・・うぶっ、うえぇぇぇぇぇぇぇっ!」
ビチャビチャッ!
「汚ね胃液かけんじゃねぇ!」
ボムゥッ! ミシミシッ!
「おぶぅぅぅぅっ! うっ、うっ・・・げぼぉぇぇぇぇっ!」
ヨウは左腕の筋肉を岩のように盛り上がらせて、立て続けにボディアッパーを抉りこんだ。カイトは全身の激痛と、ヨウの強烈な攻撃に身悶え眼を大きく見開き、大量の胃液を吐き散らかす。さらに、
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ! 「ザコ」のパンチなんだから耐えて見せろよっ!」
「はうはうはうはうはうっ! げぼげぼげぼげぼげぼぉ!」
猛烈なヨウのボディ連打! リミッターの外れたヨウの一撃一撃は重く、レンが羽交い絞めにしているためその威力はすべてカイトの腹筋に吸い込まれた。内臓が抉られ、カイトは搾り出される胃液を半開きの口から垂れ流すばかりだ。
「おい、ヨウ! オレの分も残しとけよ? せっかくだから、「ザコ」のヒザも味わってもらわないと!」
「ちっ、しゃーねーなっ! じゃあ最後に「ザコ」のヒジをプレゼントするぜっ!」
そういうと、ヨウはカイトから距離をとり、ヒジを構えて走りこんできた! そのヨウの動きに合わせてレンがカイトの背中にヒザを押し当て、カイトのボディをむき出しにする。
ズムゥッ! グチャッ!
「はうぅぅぅっ! ぅぁ・・・ぐぶぅぇぇぇぇぇっ!」
ヨウのヒジはカイトの隆起した腹筋を引きちぎって深々とめり込み、胃袋を串刺しにした。カイトは限界まで眼を見開き、口をだらしなく開いて大量の胃液を吐瀉する。
「あうっ、うっ・・・えぶっ・・・」
ドサッ
レンがカイトの拘束を解くと、カイトは舌をダラリと垂らしたまま悶絶し、全身を痙攣させながらその場に崩れ落ちた。さきほどまでの無敵ぶりは全く消えうせ、そこには筋肉の塊が横たわるだけだ。しかし、カイトの地獄はまだ終わったわけではなかった。

  • [57]
  • カイトと双子1

  • 投稿者:ヒロ
  • 投稿日:2011年12月11日(日)15時20分18秒
  • 返信
 
カイトがエイジに完敗してから2週間が経過した。
カイトの腹部は大量に内出血が生じ、胃などの内臓は完膚なきまでに潰されていたため、即座にチームの医療施設に入院、1週間は絶対安静、食事はまともにできず大量の点滴を受けなければならなかった。

「しかしまぁ、すごい回復力だねぇ?」
呆れたようにカイトに話しかけたのは、カイトチームの専属ドクターのサヤマである。ドクターとはいっても、トレーナー等のサポート全般をしており、サヤマ自身もかなり鍛えたカラダつきをしている。
「サヤマさんのおかげですよ。それに、まぁ、鍛えてますし・・・」
さりげなく自慢を交えつつ、カイトが答える。
リハビリの終わったカイトは、入院中にサヤマに頼んでいた「あるもの」を受け取るためにサヤマの私室を訪れていた。
「そんで、サヤマさん。例のヤツは・・・?」
「焦らなくても大丈夫。できてるよ、リリースドラッグタイプ1と2が」
はやるカイトをなだめつつ、サヤマは懐からカプセルの入った2つのビンを取り出して見せた。
「タイプ1は、即効性が高いヤツ。飲んで5分すれば全身の筋肉細胞と神経系をフルに活性化できる。持続時間は個人差があるけど、カイト君なら15分、ってとこかな?」
ふむふむ。神妙な顔をしてうなずくカイト。
「タイプ2は、継続時間が長いヤツ。効きはじめるまで15分くらいかかって効果はタイプ1の80%くらいだけど、1時間くらいは持続するよ。試しに飲んでトレーニングしてみたけど、最大筋力とかスピードの底上げに役に立ちそうだね。ウエイトなんか普段の倍の重さが上がっちゃうよ!」
いいながら腕の筋肉を隆起させるサヤマ。
(ぉおっ! サヤマさん、前より腕が太くなってるぜ・・・)
「すげぇっすね!」
カイトは効果のほどを目の当たりにして興奮した。
「ただし、注意点が一つ! どっちも効果が切れたときの副作用が半端じゃないよ? どうも個人差はありそうだけど、僕の場合は全身に力が入らなくなって、筋肉を使った分の反動でとんでもない激痛がくるし。エイジ君も危ない賭けするよねぇ?」
カイトの手綱をとるように釘をさすサヤマ。サヤマ自身が被験者になって何回も確認したのだろう、説得力のある話しぶりだ。
「エイジのヤツ、ギリギリのところで勝負かけてたんだな・・・。だが、「委員会」に人質の件は対策を取ってくれるようにいったし、オレもリミッターをはずせるようになれば、ヤツに負ける要素はなくなる!」
「まぁ、カイト君なら大丈夫かもね。でも油断しないほうがいいよ。エイジ君はかなりの策士だし、なんだか対戦相手のボディを潰すのに固執してるみたいだから、どんな手を使ってくるかわからないよ?」
「・・・オレのボディは無敵っすよ! 今度は逆にエイジの腹をズタボロにぶっ壊してやる!」
エイジも使っていた脳のリミッターをはずすクスリを手に入れてハイになっているカイトを見て、不安を覚えたサヤマは、
(もう勝った気になってるのかなぁ? ちょっと釘さしておいたほうがいいかも・・・ケア用のクスリはまだ渡さないでおいて、双子にちょっと協力してもらおうかな)
胸中でつぶやいた。目の前のサヤマがそんなことを考えているとは気付きもせずカイトは、
「じゃ、さっそくタイプ2飲んでウエイトやってみます! どんだけ挙げられるだろ? 失礼しますっ」
意気揚々と部屋を出て行った。
カイトの後ろ姿を見送るとサヤマはため息を一つつき、レンとヨウの双子を呼び出した。

ウエイトルームに移動したカイトはさっそくタイプ2を飲むとボクサーパンツ1枚の姿になりストレッチをはじめた。しばらくすると、意識がクリアになり全身が燃えるように熱くなってきた。
「ぉぉぉぉぉおっ!」
カイトは込み上げる高揚感のままに雄たけびを上げ、全身の筋肉をはち切れんばかりに隆起させる。胸板はさらに分厚くなり、肩の筋肉は丸々と膨れ上がった。もともと太い腕と脚の筋肉は一回り以上肥大し、太い血管が無数に浮き上がる。腹筋は深い溝を刻んで8つ割れ、一つ一つが卵くらいの大きさの隆起を見せていた。
(おぉっ! スゲェぜ・・・)
鏡に映った自分のマッチョボディに見とれるカイトだが、はっと我に返るとさっそくトレーニングにとりかかった。まずはベンチプレスだ。
(これまでのMAXは200キロ×1だが・・・今なら余裕でイケる気がするぜっ!)
試しに200キロのバーベルをセットして上げてみるが、確かに軽々と10回こなせた。
(ひゅーっ! すげぇすげぇ!)
調子にのって次々と重量を上げていき、結局300キロ×1まで挙げてしまった! これまで挙げたことのない超重量のウエイトトレーニングでカイトの大胸筋は今までになくパンプアップし、ミシミシと音をたててはち切れんばかりだ。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ」
強度の高いトレーニングに呼吸を荒げながらも、想像以上の効果にカイトは恍惚の表情になった。そして休む間もなく、背筋、肩、腕、脚、腹のトレーニングをこなしていく。特に腕と腹のトレーニングは執拗に行った。
(エイジの攻撃を完璧にはじき返し、ヤツのボディをズタズタのボロボロにしてやるっ!)
エイジへの復讐を目標に狂ったようにトレーニングを続けるカイトをドアの隙間から覗き見る二つの影がいた。カイトチームの後輩ファイター、レンとヨウである。
((おいおい、マジですげぇな・・・ありゃ人間か?))
全身のトレーニングを終えたカイトを覗き見た二人は、胸中で異口同音の感想をもらす。膨れ上がった大胸筋は胸板というよりもはや厚い胸壁。扇を開ききったような分厚い広背筋。山のように盛り上がった僧房に埋まる太い首。バレーボール大に膨れ上がった肩の筋肉。岩のような筋肉が隆起した腕は双子のそれより二周り以上太い。ぶっとい脚の筋肉は双子のウェストくらいはありそうだ。そしてバキバキに割れた8つの腹筋。テニスボールくらいの隆起が見て取れる。
「ホントに1時間で効果切れるんだよな? あのクスリ」
「・・・たぶん。個人差はあるけど、だいたいそのくらいだってサヤマさん言ってただろ?」
小声で囁き交わす双子。
二人はサヤマから、
「たぶんカイトくん、クスリの効果で舞い上がっちゃってるから、釘さしておきたいんだよー。効果が切れるころにウエイトルームに行って、二人で「ボコボコにして」くんないかなぁ? 全身を激痛が襲うハズだから、抵抗はされないと思うよ? そうそう、ボディを潰してあげたらいいんじゃないかな?」
という「お願い」を受けていたのだ。
((サヤマさん、怖ぇこと言うよな・・・カイトさん、エイジにボディ、ボコボコにされたの気にしてんのに))
「あ、一応、これ渡しとくよ。もしかしたら、素の君らじゃ歯が立たないかもしれないからね」
そういってタイプ1も渡されている。
「「ちーっす」」
レンとヨウは息もぴったりに声をかけてウエイトルームに入った。
「スゲェ! なんすか、そのカラダは!?」
「マッチョ過ぎっすよ!」
口々に称賛しながらカイトに近づくレンとヨウ。二人とも手早くボクパン一枚になって並ぶと、カイトの異様さが際立つ。レンとヨウもかなり鍛えられた見事な筋肉を纏っているが、カイトと比べると子供も同然に見える。
((これをボコる? 無理っすよー、サヤマさん・・・))
カイトの筋肉に圧倒された二人は、はやくも泣き言をわめきたい気分だ。そうとも知らぬカイトは、
「ん? そうかぁ? まぁ、「ザコ」のお前らとは鍛え方が違うからな!」
ニヤニヤとご満悦。が、気分が高揚しているせいか言ってしまった余計な一言に双子はカチンときた。
((ザコぉ? 言ってくれるっすねぇ?))
「腹筋とか、バキバキじゃないっすか! とてもエイジにボコボコにされたとは思えないっすね」
ヨウが、チクリと嫌味を交えながら言うと、
「ぁん? オレのボディは最強だ! エイジの攻撃なんか、もう屁でもねぇ」
ムキになって言い返す。
「じゃぁ、「ザコ」のオレらのパンチや蹴りなんて、とても歯が立たないっすねぇ?」
ムキになったカイトの様子を見て、挑発するように言うレン。
「おうよ! お前ら、好きなだけ攻撃してきてもいいぜ?」
カイトはすっかり調子にのってしまったようだ。この後に待ち構える地獄など知る由もなく、言い放ってしまった。
「「・・・それじゃぁ、遠慮なく!」」
双子も「ザコ」とけなされたことが頭にきたらしく、すっかり血が上ってしまったようだ。スッとレンがカイトの背後にまわり羽交い絞めにすると、カイトの正面に立ったヨウがボディを責め始めた。

  • [56]
  • 新入社員の憂鬱⑥

  • 投稿者:
  • 投稿日:2011年12月10日(土)23時53分13秒
  • 返信
 
しかし、時間的にはかなり経ったと思うのに、続く反撃が先輩から来ない。

涙目で顔を上げると、先輩は右腕をロープにかけたまま、リングに座り込み胡坐をかいたような状態で顔をうつむけ動かない……いや、なにか……トランクスだ! ビチャビチャに濡れている。僕が苦しんでいる間に先輩はお漏らししてしまったようだ!


咳が治まった今、だいぶ疲れてはいるが、時間を見るとまだ始まって8分。
僕の中で最高に怖くて、恐ろしくて、体格に怯え、ムカつく存在だった祐介先輩。

今は、普通のチビな僕に屈するが如く、ピクリとも動けないガリガリな身体をさらす弱弱しい先輩……。

どんどん腹立たしくなっていく。
僕はこんな人にビビって、いつもいつも怒鳴られ続けていたのか……

(一歩一歩足を運ぶ)

いつもいつも胸倉をつかまれながら怒られた日々。

(コーナーの前の茶色の肉塊に手を伸ばす)

でも……そんなムカつく奴でも……

(両手を脇の下に入れ、長身の男を立たせる)

「っ……っ………」

……僕の先輩だっ!


先輩は、完全に体重を僕にあずけ、腕も僕の背中の後ろでブラーンと垂れ下がっている。
下半身は、トランクスを中心にグッショリ濡れているが構わず、少し体との間に間合いを作った僕は、右腕を振りかぶった。

「ズドーーーンっ!!!」
「ご……ぇーーーーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!!」

先輩の腹に拳がめり込んでいるッ! 骨だらけの先輩の上半身の中で多少の筋肉を感じられるのは腹筋のみ。

僕は何度も何度も振りかぶる。まるで、先輩の腹筋を崩壊させるように……

「ゲェーーーげへぇーーーーー……ぉう……っ……」

いつの間にか、先輩の腹は真っ赤に染まっている。

僕は、すぐそこにあるロープの外に居た係員に左手のグローブを押しつけ、「外してください」とお願いした。
手際良く外された後、今まで殴っていた右腕で先輩を抱きかかえ、露わになっている小さな腹筋に左手を押しつける。

「ヒッ………もう……」

久しぶりに言葉を発した先輩だが、その意味を知る前に、指で腹筋を鷲掴みにする。

「ゲーーーーーーッッ!!!!」
先輩の厚みの無い薄い腹に僕の手が埋まっている。

頭上のテレビモニターのデータにはウエスト57cmと書かれた先輩のウエスト。
横幅は20cmちょっと、厚みは7~8cmと言ったところか。
そんな細い胴の薄い皮の下に申し訳程度にあるシックスパックの腹筋はとても貧相なもので、僕の一掴みで下腹の左右2個の塊を握れた。

「ギギギギギギギ~~~~~ィ~~」

人間の出す声とは思えない断末魔の声は、必死に自分の腹筋に力を入れる先輩の最後の足掻きなのか……?

僕は何度もギューギューと握りこむ。初めは筋肉の塊の抵抗を感じたが、徐々に弾力感を失っていく感じをうける。……先輩の短い抵抗が終わった……その時!
「べチーーーッ」
「ギャーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

鈍い音を聞いた。先輩は出来る限り身体を丸めようとしているように感じるが、僕の身体で自由には動けない。

左手には、しっかり潰して弾力を感じなくなった2つの腹筋が、まっ平らになり手ごたえを感じなくなった感がする。

僕は、上を向き先輩の顔を窺う。

「……ッ……ゃ……めて…………も……ぅ……」

かすかな、吐息と共に今の望みを言っているのか……

「……チ………ビ…………も……ぅ…」

最後に悔いを残さないように……

「うわーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!」


僕は、最後の力を振り絞り、先輩の腰に腕を巻き付けて抱きついた。

「………っげッ………ぐーーーーー…」
僕の前腕にスジ筋が浮き、二の腕にググッと張りのある力こぶが盛り上がる。

「センパイーーーー!!!」

「…………ヒュ……ぅ……」

息も吸えているのか判らないくらい、先輩のウエストが絞られる!

「………………ぅ………………………………―――――」

会場は盛り上がっているようだが、僕は目の前の先輩の腰を全力で絞り込んだ。
僕は、先輩の苦しむ声だけに集中していたので、他の声は聞いていなかった。
僕もすでに体力的には限界を超えているのは感じていた。

もう、残った力を振り絞って、全ては先輩への最後の攻撃に集中した。

(これで、決めないと……僕の負けだ……だからもう………………)


観客達は、盛大な歓声を上げていた。
小さなカッコカワイイ系の男が、長身ガリガリでイキがってる男から一本取る寸前まできているからだ。

男の子の胴締めが、長身ガリガリ男の腰に完全に決まっていて、その上、身体ごと持ちあげられてしまっているからだ。
試合開始前の生意気なセリフを言っていた男の姿がもはや見られず、誰が見ても試合の最終段階だ。

レフェリーが近づく。

僕の背中で、項垂れる形で顔が見えない先輩の反応を見ている。

少し前から、締め上げてる中でも聞こえていた先輩の呻き声も聞こえなくなっている。


(どうだ…………)

『ギブ? ギブ???』
レフェリーの声に、何も言わない先輩。

すると……

「うわッ…」

締められた先輩がいきなりガッと震えた。かと思うと小刻みに震え……また静かになった。
どうやら痙攣を起こしたようで……

『ストップ……ストーーーップっ!!!!!!』

≪カンカンカンカンカン~~~~~!≫



『ただいまの勝負、試合時間13分50秒……赤コーナーーーー挑戦者のーーー勝利です!』
アナウンスが聞こえる中、僕は気が遠くなった。

倒れた気がするが……一時、記憶が飛んでしまった。


【ここまで第一章終わりです。続きがあるのかどうかは分かりません。
まだ、何も手を付けていません。
つたない文章を読んでいただきありがとうございました】

  • [55]
  • 新入社員の憂鬱⑤

  • 投稿者:
  • 投稿日:2011年12月10日(土)23時45分45秒
  • 返信
 
「バッ!」
大きな弧を描いた右腕は、照準を絞りきれずに浩の左胸上の辺りに当たった!

「あっ!」
初めて、衝撃と言えるパンチをくらってしまい、歯を喰いしばる。
力を入れてあらかじめ締めてたので、そこまで痛くない!

僕は少し間合いを取って、後ろに下がる。

先輩は、気づいたら汗を大量にかきながら、グローブをつけた両手を膝について荒く息を吐いていて、足が完全に止まっている。

「ハァハァハァ……ハァ…チビ…ハァ…もう……ギブだろ? …ハアハア…」

(先輩…もしかして今のが最強の一発だった……?……あんなに…フラフラしてるし…もしかしてもう限界? チャンスかも…)

僕がソロソロと近づいていくと、先輩は手をブラブラさせながら、ヨロケながら移動している。

「パーン!」

僕は初めて手を出した右の一発が、先輩の左二の腕に当たる。

先輩の細長い腕が派手に弾き飛び、ちょっと焦った表情を見せたように感じる。
フラフラ体勢を整えている先輩だが、少し前の元気は全く感じず、自分の腕さえ重そうで2本の腕は低い位置で構えている。


僕は意を決した。

「先輩、いきますよーーー!! ワーーーッッッッッ!!!!!!!!
(パンパパパン………………ドッ! ボッ! ドドドドドドッ!!!)」
「ヒッ!ァァァ………………オゥッ…ゴッ……グッググググヮーーーー~~~~……」

胸に当たった衝撃でグラついた先輩の防御をかいくぐり、骨だらけの胸を連打した時、腕が上がったガラ空きの腹に一発。腹筋に当たったが拳は少しめり込む。続けて左を入れたら一気に拳半分腹をえぐり、先輩の体がくの字に折れ曲がる。その後は、肉の無いくびれた横腹を連打! 先輩は腹と顔を守るだけだ。

「バッパパパン! ドッドッ!!!」
横腹と、その上のアバラが浮き出た脇を殴るたびに、右左と揺さぶられる先輩。
顔を狙うと、たった2発で守る細腕が弾き飛び、上体が浮きフラフラとよろめく先輩は、後ろのコーナーに自然と背中を預ける格好になった。

「ゥゥゥ・・・ッ……チ……ビ…ッ…」
気づくと、自力で立てない先輩が腕を左右のロープに掛けて、もたれながらこちらを見ている。

先輩も本気だったのだろう。
細い身体全体の肉は汗に濡れ、強烈な張りの症状が出ているのだろう。
下腹は、肉が無いせいか皮の下に血管が浮かび幾筋も流れている。
足は曲げられていて、若干震えている。細い身体を支える棒のようなそれは、もうその機能を果たせないでいる。


「先輩コノヤローーー!!!」
もう、一方的に決めてやろうと怒りに燃えた僕は左アッパーを繰り出した。

「ドムッッ……つ!」
「おぅえええ…ッ!」

決まったと思い、気持ちよく腹を抉った僕。確かに、腹筋の6つの塊の内2~3個の抵抗を感じたがそれを押しつぶした感触はあった。

ただ、思ってもないことに、僕の一撃と同時に限界かと思われた先輩の必死の左カウンターが僕の喉に当たった!

「グーーー……ケホッ……ッ」

そんなに強いパンチでは無かったが、予想外の抵抗でせき込む。
かなり苦しい。
気づくと僕はリングの真ん中まで下がってせき込んでいた。


  • [54]
  • 新入社員の憂鬱④

  • 投稿者:
  • 投稿日:2011年12月10日(土)23時42分44秒
  • 返信
 
リング中央でレフェリーからの説明中、祐介先輩はガラ悪く上から顔を近づけてオラオラ睨みつけてくる。

僕は怖いので目は合わせないように、先輩の身体を観察していた。
僕の身体は、男にしては華奢な方だという自覚はあるけど、そんな僕よりそれぞれのパーツは細いかも……と思う。

でも、近くで見ると、アバラの見えるお腹には6つに割れた腹筋がうっすら見える。
ただ、なんとなくその腹筋一つ一つが小さい気がするのは気のせいかな?

腕は大人では見たことのない細さだ。
なんとか、攻撃に耐えることが出来たら勝機が・・・と淡い希望を持ちつつ、その時がやってきた。


≪カーン!!!!≫

「ポスッ、パスッ…!」
先輩が、その長い腕でジャブを打ってきた。
僕は、顔の前に腕を上げながら、しっかり防御している。

「シュッ……パス!」
先輩が積極的に繰り出してくるが、当たってもダメージを感じるほどではない。
先輩はニヤニヤ笑いながら、ピョンピョンジャンプをしたり動きを加えながら僕を追い詰めている感じだ。

「おらっ! チビ、お前舐めたことしてくれたじゃねーか。(シュッ)いつも出来のわりーてめぇの面倒見てやってんのにっ(パンッ)お前なんかなー(ポスッ)俺に…ハァ……楯突いていいわけねーーんだよッ!(シュッ)ハァハァ………」

先輩がいろいろ言ってくる中、繰り出される攻撃を必死に受け流す。

そして、先輩のセリフの一つひとつに腹が立ってきて仕方がない!
(もう少し優しく言ってくれればいいのにー! なんで…何で僕だけこんな先輩が指導役になったんだよ! 僕は、頑張ってるんだよ。なのに、全部ダメダメと言うだけでどうすればいいの? )

「パンパンパンッ!」
考えてる間にも、先輩の連打が撃ち込まれるが、全て腕の防御で弾いている。
腕の長い先輩なので、近づくのもなかなか難しいし、何より怖い。
長身の身体、怒りの表情の先輩の本気の一撃が当たるのがやはり恐ろしいのだ。

出来るだけ間合いを取って、後ろのスペースに余裕があるようにしてるけど、いつか勝負をかけないといけない。

そんな中でまだ試合開始から1分が経ったか? という頃、なんとなく気づいてくることもある。
(先輩、かなり息が荒くなってる……なんか足の運びも遅くなってるような…)

「おら!(ハァハァ…シュッ)おらおらおらッ!!(パスッシュッペシッ…ハァハァハァ…)そろそろギブ……するんだろー?(パスッ……ハァハァ)ほら言えよ……ハアハア…」

(え? 先輩………? まだこれからじゃん)

「おらーッ!(シュッ)……言わねーんだな……もうッ、あと一発で……ッ…決めてやるよ!ハァハァハァ……このーくらえ~~!!!」

長身の先輩が大きく振りかぶって右腕が襲いかかってくる!


  • [53]
  • 新入社員の憂鬱③

  • 投稿者:
  • 投稿日:2011年12月10日(土)23時39分56秒
  • 返信
 
『対しましてー、青コーナー指名対戦者、181センチ46.2キログラムーーユーウーースーーーーケ~~~!!!』

アナウンスがあって、会場内がざわついた。

挑戦者の小ささから、弱そうな彼を応援する声が多い中、あれだけイキがっていた長身の男のアナウンスに皆耳を疑ったのである。

リング上で、ガウンを脱いだ祐介は、グローブをつけた腕でシャドーをしながら、動きを確かめるようにしているが、その姿を目にした観客達はさらにざわついている。

そんな中、一際大きな声で
「チビー!、クソガリ男なんか一発でイテマエ~~!!!」

との声援が飛び、客席は爆笑の渦に。その後は、大きな声援が送られることになった。


その頃、リング上の浩は、驚きの真っただ中だった。
(先輩、すごい細い…)
浩は、負けを覚悟し、今日で会社も辞めるつもりで……ただ、先輩を一発でも殴りたい思いで、この場に立っていた。
しかし、目の前で準備運動をしている先輩を実際に見てみると、予想していたガングロサーファーで筋肉バキバキという姿では無く、
確かに全身真っ黒に日焼けした身体なのだが、真っ先に目につくのは浮き上がりすぎのアバラ骨。そして、あまりに肉がないせいか胸骨までが浮き出て、骨と皮だけの洗濯板という言葉がぴったりとはまるガリガリの上半身。
足もビックリするほど細い。もしかしたら、普通の男の腕の太さと同じくらいかもしれないふくらはぎと、細ももと言ってしまいそうな肉感の無いスマートな太もも。

眼を擦っても、先輩の姿が異様に細く、それにスポーツで絞られた感じでもない筋肉の無さそうな、ただ薄い身体であることは変わらない。

普段は職場で大きめの作業着姿に包まれた姿しか見てないので、想像を膨らませていたのだが、どうやら彼にとって良い方にハズれたようである。


(僕、精一杯頑張ってみよう。負けても悔いが残らないように・・・)
ただ、相手の体格の前に、自分の体格に自信がない浩には驕り高ぶる余裕が無かった。
浩はその色白の身体を出来るだけリラックスさせ、集中していた。



「本来でしたら、挑戦者が2ランク上の階級ですので、当組織の規約では2ポイント対戦者へハンデとして与えられるわけですが、今回は時間無制限1本勝負との挑戦者からの要望があり、対戦者からも了承を取り付けました。従って両者の了解のもと、この試合はハンデ無し、ボクシング+胴締めルールで開催します!」


  • [52]
  • 新入社員の憂鬱②

  • 投稿者:
  • 投稿日:2011年12月10日(土)23時36分49秒
  • 返信
 
数日後、会社帰りの先輩の後ろに一人の男・・・

先輩は、久しぶりにあの地下闘技場への道へと角を曲がった。
それに続く影。
2人は続けて、闘技場に吸い込まれていった。


「本日の特別試合です。挑戦者入場!」

花道から入場したのはなんと浩。客席からは「がーんば~れよ~」と本気で応援してるとは思えない声が聞こえる。

「さあ、彼は特別プラン購入者です!」
アナウンスが流れた瞬間、会場に張りつめた空気が流れた。
雑談をする者も口を閉じたようだった。

「この会場の中に居る誰かが、彼の対戦相手となります」
初めて来た者だろうか、その言葉を聞いて会場内の所々でザワメキが起こった。

「さあ、今日対戦したい相手を指差して頂きましょう! 挑戦者が選んだ相手は・・・お前だーーー!!!」

スポットライトが当たる。

指差されたのは祐介先輩。驚きの表情をしている。
同時に、サッと顔色も真っ青になった気がしたが、周囲から歓声が上がり始めたころに勢いよく立ちあがり、真っ赤に染まった顔には浩に対する怒りが満ち溢れた表情がありありと見えた。

「この野郎! 絶対倒してやるからなッ!!!!! 覚悟しろよ!!」
先輩は、感情むき出しで興奮しているが、係員が制止してどこかに連れて行かれた。

「対戦者、準備の為しばらくお待ちください。ここで10分間の休憩をはさみます。挑戦者はそのままお待ちください」


待ち時間中、観客からは温かい声援をもらった。
どうやら、先程の先輩のブチギレた態度のせいか、僕を応援しようと決めた観客が出てきたようだった。


ライトが暗くなる・・・


「お待たせしました! それでは、指名対戦者の入場ですっ!!!」

先輩がスポットライトの中、ガウンを着た姿でリングに上った。



『赤コーナー挑戦者、167センチ51.6キログラム……ヒーーローーーーシ~~~ッ!』

観客達に頭を下げる。
ちょっと、怖い人もいる感じなので、気を遣った方がいいかもと思い謙虚に心がけた。


  • [51]
  • 新入社員の憂鬱①

  • 投稿者:
  • 投稿日:2011年12月10日(土)23時33分20秒
  • 返信
 
初めまして。文才無いとは思いますが、ちょっと書いてみました。
細かい点の間違い等はお許し下さい。それではどうぞ。

時は6月。
新入社員達も、徐々に仕事環境に慣れ始めた頃・・・
ここは東京。高層ビル群を横目に少し北へ向かった地域。
中心部から比べると若干寂れた空気も漂うここに、浩(ヒロシ)の勤める『MM&SS社』がある。
地上12階建ての立派な・・・まあ、少しくたびれた感も漂うビルだ。
5階に本社を構えているその中は、大型印刷機が。
最近、特に紙媒体が低調な時代背景もあり、少し社内に荒んだ雰囲気を感じることもあるが、100人を超える社員を抱える中で、今年も辛うじて2人の新入社員を採用。
一人は印刷部門へ、浩は総務部へとそれぞれ配属されていた。
初めての仕事に、日々気をつかっている中、浩がもう一つ気を遣うのが人間関係だ。
総務部は、部長のバーコード親父を始めとして浩も含めて5人。
但し、内2人は企業スポーツ発展を掲げる社の方針で採用された人達で、定時より早く仕事を終えるようで、実質3人で切り盛りしている部署。
というわけで、浩の指導官は部長以外でただ一人居る正社員、主任の祐介先輩の役目となった。
祐介先輩の第一印象は、長身イケメン。
そして、ガングロ(笑) もう、見た目明らかに「趣味・サーフィン」といった感じ。
社内では、作業着が制服という規則の為、少し大き目の服に包まれたその身体は想像することしか出来ない。
が、多分サーファーの一般的な体格、スリムな筋肉質だろうと浩は簡単に予想していた。
31歳、男として脂が乗り仕事も乗りに乗った時期だと思うが、どうやら、浩の指導にストレスがあるのか、自分の仕事にも影響してイライラ感を募らせているようだ。
浩がミスを犯した時に、激しく怒鳴る祐介先輩。他部署の先輩たちに慰められる浩といった様子が日常茶飯事となってしまい、浩は徐々に気持ちが追い詰められていた。

梅雨の季節。
その日、雨が降る中、浩はいつものように浮かない顔をして帰路についていた。
その前には、祐介先輩が歩いている。
先輩に気づかれないように、距離を取りながら歩いている内に、先輩は人気のない路地へと曲がった。
『確か、こっちは寂れた古い建物しかないはずなのに・・・なんだろ?』
気になった僕は、後ろをついて行く。
先輩は、一帯の中でも特にボロボロの朽ち果てた建物の中に入って行った。
入った建物前には、黒板が立て掛けられ【当日券 立見席 若干あり】の文字のみ。
中からは、かすかにザワメキが聞こえ、たくさんの人がいる感もするが・・・。
恐る恐る中に入ったら、入口脇には紙に書かれた『地下 闘技場』の文字。

そこから先、しっかりと受付があり、3,000円の入場料を払い中に入ると、そこにはリングとそれを取り巻く観客席。
すでに、リング上では激しいファイトが繰り広げられ、ヒートアップしている。
びっしりと入ったお客さんの中、通路の前の方の席に先輩が歩いて行く姿があった。
僕は後ろの立ち見席で、観戦した。
試合を見ながら、先程受付で見た闘技場メニューを思い出していた。
客席チケットの他に特別プランも設定されていて、一日ひと組有料で指名試合を組むことが可能。
その中の1プランとして、権利購入者が会場の中にいる人物の中から対戦相手を指名できる・・・というものもあった。
指名された人物に拒否権は無い。
さらに、料金プラスで試合に勝った者が負けた者に1つ罰を与えることが出来、それを拒否した者が出たら、主催者側で懲罰をしてくれる保証付きというもの。
汗と雨で濡れて不快感しか感じない中、浩は考え込んでいた。


  • [50]
  • 完敗

  • 投稿者:ヒロ
  • 投稿日:2011年11月27日(日)00時13分43秒
  • 返信
 
カーン!

ラウンドの終了を告げるゴングが鳴った。
エイジの不振な挙動を気にしつつ、コーナーに戻るカイト。
「兄さん! 大丈夫?」
コーナーでは双子に救い出された妹のリナが今にも泣きそうな顔でカイトを出迎えた。
「あぁ、あんなヤツの攻撃なんてどうってことないさ! ・・・それより、リナ、母さんどうしてる?」
「母さんなら、昨日から旅行よ。一緒に見送ったじゃない! 母さんがどうかしたの?」
「そ、そうだったな・・・いや、なんでもないよ・・・」
ハッタリだと思いつつ、エイジの言葉が気になっていたカイトは、妹の言葉にホッとした。そのとき、エイジのコーナーから、
「ぅうおおぉぉぉぉぉっ!」
突如、雄たけびが上がった。
カイト陣営の視線が雄たけびのもとであるエイジに集中する。
そのエイジは異様な変貌を遂げていた。カイト陣営に向けたエイジの背中は一回り大きく膨れ上がり、ボコボコとした隆起を見せていた。呼吸が荒くなっているのか、大きく肩を上下させている。その肩の筋肉は後ろから見てもわかるほど丸々とパンプアップしている。
「な、なんだよ、アレ!」
双子の片割れであるレンが上げた驚愕の声に反応したかのように、エイジがゆっくりと振り向いた。分厚かった大胸筋はさらに厚みを増し、腹筋はバキバキに割れて溝を深く深く刻んでいる。ただでさえ太かった腕と脚の筋肉は一回り太く肥大し、太い血管が縦横無尽に浮き上がっていた。
「ドーピングかよっ! どこまでも汚いヤツだぜ!」
(さっき呑み込んだのは、このためか・・・)
だが、ココではドーピングは決して禁止されているわけではない。むしろ、使ってない選手はいないだろう。カイトも例外ではなかった。そうでなければ、彼らの驚異的な肉体はありえない。
「どんなクスリを使ったか知らないが、即効性のあるヤツは大して効きやしない。オレのパワーでねじ伏せてやるぜ!」
カイトが宣言したのを見計らったかのように、
カーン!
ゴングが鳴った。
(速攻だ!)
「オラァッ!」
ゴングと同時にダッシュでエイジに肉薄するカイト。
ドゴッ!
「ふっ!」
エイジは特に構えもせず、ただ力を込めて腹筋を隆起させカイトの渾身のボディブローを軽々と受け止めた! さっきは手首までエイジのボディに埋まっていたカイトのコブシは、毛ほどもめり込んでいない。
「なんだとぉっ!? オラッ! オラッ! オラッ!」
ガツッ! ドスッ! ドムッ!
予想外のエイジのボディの強度に驚きつつも、立て続けに抉るようなボディブローを放つカイト。
「ぐっ! うっ! ぐふっ!」
コブシはやはりめり込むことはないものの、カイトの剛腕は少しずつエイジにダメージを与えていた。余裕の表情だったエイジも、かすかに苦痛の表情をのぞかせる。しかし、エイジもやられっぱなしではなかった。力瘤を隆起させ、返礼とばかりに渾身のボディブローをカイトに叩き込む。
ボッグゥッ!
「がぼぉぁっ!」
エイジのコブシは瞬時に固めたカイトのボディに半分ほどまでめり込んでいた。カイトの表情は一気に苦痛のそれになり、グラリと身体が揺れてエイジに抱きつく格好になった。
(クソッ! やっぱ硬いな、カイトの腹は。さっきのボディブローも数をもらうとヤバイ・・・タイムリミットもあるし、もう一押ししとくか)
エイジはボディの押収から一瞬のうちに判断を下すと、不敵にニヤリと笑みをうかべ、カイトだけに聞こえるように悪魔の囁きを放った。
「三泊四日、北海道・・・」
(なにを・・・はっ、母さんのことかっ!?)
エイジにはカイトのその一瞬の動揺だけで十分だった。カイトの首に膨れ上がった腕をまわしてガッチリと固定すると、砲弾のような膝蹴りを叩き込む!
ドボォォォッッッ! メリメリッ!
「はぐぅぅぅぅっっっ!」
十分に力が入っていなかったカイトの腹筋は防壁の働きをせず、エイジのヒザはカイトの腹筋をきしませながら深々とめり込んだ!
「あっぐ、ぅうっぇぇ・・・」
ズボッ!
エイジがヒザを引き抜き、トンッとを押し遣ると、カイトはヨロヨロと後退り、腹を抱えてうずくまると、
「はぐっ、ぐぶっ・・・げえぇぇぇぇぇぇぇっ!」
悶絶して、大量の胃液を吐き出した!
「ん? やり過ぎたかぁ?」
ニヤニヤ笑いのままエイジが覗き込むと、そこには変わり果てたカイトの姿があった。眼は大きく見開かれ、だらしなく開かれた口から舌をダラリと垂らして胃液と涎の混じった液を垂れ流している。
「えぶっ、けほっ、あふぅ・・・」
呼吸をするのも苦しそうだ。
「知ってるか? 人間ってのは全力を出しているつもりでも実は半分しか出せないんだとよ。脳がリミッターになってるらしいんだな、これが」
唐突に解説をはじめながら、エイジはカイトの脇に腕を入れて抱き起こした。
「んじゃぁあ、そのリミッターをはずすかコントロールできれば、その人間が持ってるポテンシャルを全部引き出せる、ってことになるよな?」
そのまま、コーナーまで軽々と運ぶ。
「・・・さっき、のん・・だの、は・・・?」
両腕で腹を抱えたまま、うめくように問うカイト。
「そのリミッターをはずすヤツさ。すげぇぜ、コイツは。ま、肉体を極限まで酷使することになるから、長続きはできないのが難点だな」
さも残念そうな口調のエイジ。カイトを強引に立たせてコーナーにもたせかける。
「っつーわけで、長々と遊んでらんないんだな、これが。さて、その邪魔な腕をどけてもらおうか?」
その言葉にカイトの顔面は蒼白になった。リミッターのはずれたエイジのパワーは尋常ではない。そして、明言はしていないものの、母親が人質にされているのであれば・・・
カイトがためらっているのがわかったのか、エイジは軽くため息をつくと、
パンパンッ!
「がっ、ぶっ!」
左右のフックをカイトの顔面に放った。カイトの頭がボールのように弾かれ、揺れる。ただ、それだけでカイトの意識が飛びかける。そして、
「今日は、小樽だっけか?」
エイジのつぶやきに、
(・・・ぁ・・・)
カイトの心はボッキリと、折れた。太い腕が力なくダラリと下がる。
「いい子だ」
そして、エイジはカイトの両腕をロープにからめ、コーナーに磔にすると、左右のボディブローを連打し始めた!
ドッボォッ! ボッズゥッ! ボムッゥッ! ズッドォッ! ズムゥッ!
「はがっっっっ! おぶぅぅっ! っげぇっ! うぼっ! ぁうぇっ!」
エイジのコブシは一撃ごとに深々とカイトの腹にめり込む。コーナーとエイジのコブシに挟まれてカイトの腹筋はボロボロにひきちぎられ、内臓はズタズタに抉られた。エイジのコブシに押し出されるようにカイトの口からは胃液が吐き出され、嘔吐のたびに眼が大きく見開かれる。
「カイトさん! しっかりして下さいっ!」
「兄さんっ!」
双子と妹からの悲痛な声援に、
「・・・ぁ・・・う・・・」
カイトは弱弱しく反応する。
「おー、まだ意識があるんだなぁ。すげぇ体力だぜ! じゃ、最後にオレのフルパワーのヒザをプレゼントしないとな!」
楽しげに言うエイジ。
「ぇうっ・・・は、らは・・・はぁ、はぁ・・・も・・・ぅ・・・ヤメ・・・」
喘ぎながらのカイトの懇願は届かず、
「じゃあなっ!」
エイジは無情にも渾身のヒザをベコベコにへこんで見る影も無いカイトのボディに繰り出した。
ドッボォォォォォォーンッ! メリメリッ! グチャァッ!
「っはぁっ! うぼぉぉぉえぇぇっ!」
エイジの太股の半ばまでがカイトの腹にのみこまれ、コーナーとエイジのヒザに挟まれた腹筋はひしゃげ、胃液は最後の一滴まで搾り出された。半開きの口からは胃液がちょろちょろと流れ出て、見開かれた眼は瞳孔まで完全に開き焦点を失って揺れる。
ズッボッ!
ヒザを引き抜くと、そこには波打つように痙攣するグチャグチャに潰されたカイトの腹筋が残された。そのままカイトは言葉無くズルズルと崩れ落ちた。
「あー、時間余っちまったなぁ。もうちっと楽しませてくれると思ったが、残念、残念」
やはり、ニヤニヤ笑いを浮かべたまま、エイジはリングを降りていった。
ピクンッ! ピクンッ!
「・・・ぇ・・・・ぅ・・・」
後には自らの胃液に沈み込み、空ろな瞳のまま全身を痙攣させて半開きの口から涎を垂れ流すカイトの姿。
完全な敗北だった。

  • [49]
  • 反撃

  • 投稿者:ヒロ
  • 投稿日:2011年11月23日(水)01時18分9秒
  • 返信
 
カイトは自分の妹がレンとヨウの双子に守られるように挟まれているのを眼にした。リナは心配そうな視線をカイトに向けている。
「ちっ! 双子ヤローか、余計なマネを!」
悔しそうに舌打ちするエイジ。
(よしっ! これで反撃できるぜ!)
激痛と嘔吐感を意志の力でねじ伏せ、全身に力を込めてカイトは立ち上がった。
エイジの猛攻でカイトの腹は赤黒く変色していたが、6つに割れた腹筋は深く溝を刻み鉄壁の防壁を形成する。握り締められたコブシに呼応するように上腕の筋肉は盛り上がる。
「死にぞこないがっ!」
ボスッ!
エイジの渾身の一撃は、今度はカイトの腹に埋まることなく完璧に受け止められていた。
「なにっ!?」
「いくぜぇっ!」
動揺して後ずさったエイジの懐に飛び込むカイト。
トドメをさしたも同然だったカイトの腹筋を破ることができず、予想外の敏捷な動きに対応できないまま、エイジは無防備な腹をさらけ出してしまった。
ゴズッ! ドッボォッ! ボゴォッ! ズムゥッ!
「がっはぁっ! うぶっ! ぇふぅっ! おぅえっ!」
最後の一撃は手首までエイジのボディに埋まった。カイトはさらにコブシをひねりながらエイジの腹にねじ込む!
グリュッ! メリメリッ!
「はぁっ! ぅうぇぇぇっ!」
先程までマットに這いつくばっていたとは思えないカイトの豪腕がエイジの腹筋のヨロイをあっさり貫通し胃袋をすり潰す。堪らず涎とともに大量の胃液を吐き出し、カイトにもたれかかるエイジ。
「まだまだこんなもんじゃ済まないからなァっ!」
怒りの形相でエイジを睨み付けるとカイトは動きの止まったエイジの首を左手て鷲づかみにし持ち上げる!
「あうっうっ!」
半ば爪先立ちにさせられながら、エイジは苦しい息は吐きながら首に回ったカイトの腕を両手でつかみ外そうともがく。ボディはがら空きだ。そこに掬い上げるようなカイトのボディアッパーが襲い掛かった!
ズドォッ! ズドォッ! ズドォッ!
「はぐっ! あがっ! えうっ!」
呼吸困難と激しい吐き気に襲われ喘ぐエイジ。その姿はついさっきカイトを半殺しの状態に追い詰めたとは思えないほど弱弱しい。
「よくも妹を人質に取るなんて卑怯なマネしてくれたなぁっ!」
「・・・へっ、妹、だけか、な?」
鍛え上げられた首の筋肉で気道が潰されるのを防いではいるものの、ボディを豪打され苦しい息のエイジは、しかし無理やり皮肉げな表情を浮かべ言い放った。
「なにっ? まさかテメェ!」
カイトの脳裏に母親の姿がよぎり、万が一の可能性が頭をかすめる。
その動揺をついてエイジは苦しい体勢からカイトの腹にヒザを叩き込んだ。
「ぐっ!」
ダメージは大したことが無いものの、隙をつかれたカイトは思わずエイジの首から手を離してしまった。エイジは後ろに飛び退り、距離をとると呼吸を整えるように息をついた。
(これ以上ボディをもらうとヤバイ・・・やっぱ、アレを使うしかないな・・・あと3ラウンドで仕留めるっ!)
すばやく決断を下すと、エイジは奥歯に仕込んだアレを噛み砕き嚥下した。
「ちっ! はったりかっ!」
一方、すぐに攻撃を仕掛けてこないエイジを見てカイトはさっきのエイジの言葉が自分の動揺を誘うためのハッタリだと判断した。
(かなりボディにくらっちまったが、もともと実力ではオレの方が上! 正面から叩き潰す!・・・ん? 何か飲み込んだ?)
エイジの不可解な行動に不振なものを感じたカイトは身構えた。そして・・・

  • [48]
  • 忍耐

  • 投稿者:ヒロ
  • 投稿日:2011年11月22日(火)00時12分41秒
  • 返信
 
エイジはカイトの肩をその太い腕でつかみガッチリと固定すると、無造作に膝蹴りを叩き込み始めた。
ドゴッ! ドゴッ! ドゴッ! ボスゥッ! ボスゥッ! ボスゥッ! ズブゥッ! ズブゥッ! ガツッ!
「がっ! がふっ! がぁっ! ごほぉっ! ごぶっ! げはぁっ! げぇえっ! ぐぶぅぇっ! っはぁっ!」
エイジのヒザがめり込むたび、カイトの口からは嗚咽のうめきとともに涎と胃液が飛び散る。鉄壁の腹筋をもつカイトは久しく味わったことのない苦痛に耐え切れず最後の膝のインパクトに合わせて腹筋を固めてしまった。
(しまった!)
「おい、今、腹に力入れただろ? いいのかぁ、そんなことして?」
(くっ、くそぉっ!)
「・・・今の、はつい、反射、的に・・・」
苦しい息の下で応えるカイトに対し、エイジは、
「おしおきだなぁ」
嗜虐的なよろこびを目に浮かべると、カイトのゴツイ筋肉ボディを抱えてコーナーに投げやった。防御体勢が取れないカイトはコーナーポストに背中からぶつかり、その反動で無防備なボディをさらしながら前のめりに倒れ掛かる。そこに、ヒジを構えたエイジが飛び込んできた!
ズンッッッッ! グチャッ!
「はぁぁぁぅぅぅっ! げぇぇぇぇっ!」
エイジのヒジはカイトの胃袋に深々と突き刺さり、コーナーとエイジのヒジにはさまれて潰された胃から大量の胃液を逆流させた。
「がっ、がふぅっ!」
痙攣するボディに合わせてうめき声を漏らすカイト。
カーン!
ここで、救いのゴングが鳴った。
「ちっ! これから楽しくなるところだっつーのに!」
毒づきながら渋々自分のコーナーに戻るエイジ。
一方、カイトの方は
「カイト先輩っ! 大丈夫っすか!?」
二人の青年がコーナーに駆け寄ってきた。カイトのセコンドについている双子の後輩、レンとヨウだ。
「ぐぶっ! な、なんとかな・・・」
「肩、貸します! つかまれますか?」
リングに上がってきた双子が両側からカイトを支え、コーナーに連れ戻す。
「いったい、どうしたんすか!? あいつは確かに強いっすけど、先輩が一方的にやられるはずないっすよ!」
「頼みが、ある・・・リナを」
カイトはエイジのコーナーに視線を向けると、双子もそちらに目をやり息を呑んだ。
「あのヤローッ! 了解っす! やるぜ、レン!」
「おうっ! 先輩、次のラウンド、1分だけ耐えて下さい! それまでに、絶対助けますから!」
「たのんだぜ・・・妹さえ助けられれば、エイジ如きには負けん! 半年はメシが食えないくらい、エイジのボディを、潰す!」
そうこうしているうちに、
カーン!
第2ラウンドが始まった。
双子はお互いうなずき合うと駆け出した。
(たのんだぜ・・・)
カイトは二人を見送るとゆっくりとリングの中央に向かった。
そして、極わずかではあるが、腹筋に力をこめた。
(どうにかしてダメージを減らさないと、この後エイジをボコれない)
「よう! ちっとは回復したかぁ? お前の腹。さっきは時間足りなかったが、このラウンドで、オレにボディつぶされて反吐まきちらしながらのたうちまわる姿を見せてくれよ?」
ニヤニヤ笑いを浮かべて言ってくるエイジを睨み付けるカイト。
そして、カイトはあろうことかエイジのボディにパンチを繰り出した!
ボスッ
しかし、そのパンチには力が感じられず、エイジのボディにも全くめり込んでいない。
「おいおい、なんのマネだぁ?」
「オレが反撃もせずに打たれっぱなしってのは不自然だろ? お前も明らかな八百長試合でチャンプになった、って後ろ指さされちまうぜ」
「ま、いいだろ。だが、勝手に手向ったからには覚悟してもらうぜぇ?」
そして、地獄の1分間がはじまった。
エイジが腕に力をこめて縄の様な筋肉を盛り上がらせる。そして、
ボディ! ボディ! ボディ! ボディ! ボディ! ボディ! ボディ! ボディ! ボディ! ボディ! ボディ! ボディ! ボディ! ボディ! ボディ! ボディ! ボディ! ボディ! ボディ! ボディ! ボディ!
「がふっ! おうっ! うぐっ! ぐふぇ! ごぶっ! はぅはぅはぅはぅっ! あがっ! げぇっ! ぇぇぇぇぇっ! ふぐぅっ! あぅぅぅぅぅ・・・」
エイジのぶっとい両腕から繰り出される息もつかせぬボディブローの嵐! カイトの脚はほとんど地につかず、空中で「く」の字の状態で釘付けにされているように見える。
(・・・まだ、かっ? レン、ヨウっ!)
カイトのボディは限界直前。力を入れることのできない腹筋は波打つように痙攣を始めている。
「ちっと早いけど、これでトドメだなっ! オレのヒザで逝けやっ!」
そう言うと、エイジはカイトを大きく引き寄せ、鋭く鍛えこまれた膝を全力で叩き込んだ!
ドボォォォォォォッッッッッ!
「げぶぅぅぅぇぇぇぇぇっ!」
カイトの腹筋に包み込まれるようしてエイジのヒザが深々とめり込み、カイトは大きく眼を見開いて大量の胃液を吐き出した。
そのまま、ズルズルとマットに沈んでいくと腹を抱えて全身を痙攣させながら悶絶した。
「あがっ、はうっ、うっうっ、ぇぇぇっ」
半開きになった口からは涎が垂れ落ち、空気を求めて絶え間なく喘ぎ声をあげるカイト。まだ意識はしっかりしているが、脳内は腹部の激痛と呼吸困難の苦しさ、そして強烈な嘔吐感でいっぱいだ。
「・・・トさんっ! カイトさんっ! しっかりしてください!」
自分の名を呼ぶ声のほうにノロノロと顔を向けると、双子が懸命に叫んでいた。
(・・・リ・・ナは?)
双子が声をかけてきた、ということは・・・

  • [47]
  • 人質

  • 投稿者:ヒロ
  • 投稿日:2011年11月21日(月)21時44分44秒
  • 返信
 
リングの上には鍛え上げられた肉体をもった二人の男が対峙していた。
この地下闘技場の初代チャンピオンを決めるファイナルバウト。
一人は褐色の筋肉に銀色のトランクスをまとった精悍な容貌のカイト。180センチを超える長身に分厚い胸板、扇を広げたような広背筋、丸々とした肩、隆起した筋肉のついた腕、筋肉で膨れ上がった脚の超逆三角形の肉体美を惜しげもなく観客にさらしている。特に腹筋はリラックスした状態でもバキバキの6つに割れ、見事としかいいようがないほどだ。
対するエイジもカイトに見劣りしない長身のマッチョ体型。飄々とした顔にニヤニヤとした表情を浮かべている。

「覚悟しろよ、カイト。今日こそはオレの足下に這い蹲らせてやるぜ・・・」
「できるもんならやってみろよ?」
コブシを構えて言い合う二人。
そして、死闘の幕開けを告げるゴングが鳴った。
カーン!
ゴングと同時にエイジが仕掛けた!
すばやくカイトの懐に飛び込みボディブローを炸裂させる!
ボスッ、ドフッ、ドゴッ
「フッ、グッ、ウッ」
並みの腹筋では貫通されるであろう強烈なブローを、不意をつかれたもののカイトは自慢の腹筋に力をこめて隆起させエイジのコブシを完璧に受け止めた。
「クソッ! 相変わらずなんて腹筋してやがる・・・」
軽く毒づいて距離をとるエイジ。カイトはそれを見計らったようにエイジを追って踏み込み、お返しとばかりにエイジのボディを連打した!
ズンッ! ドボォッ! ボズンッ!
「がはぁっ、ごふぅっ、げぇ!」
カイトの豪腕がエイジのボディを抉る! エイジも腹筋を固めてカイトのコブシの侵入を防ごうとするが、コブシの半分までがボコボコの腹筋にめり込みエイジの内臓を揺さぶった。
「そんなんでチャンプになれるつもりかぁ? 笑わせるぜ!」
嘲るカイト。しかし、エイジは苦しそうな表情を一変させ、
「笑わせてもらうのはこっちだぜ。オレのリングサイドをよーく見てみな?」
と告げた。
エイジへ注意を払いつつリングサイドを見やったカイトの視界に、見慣れた妹とそれを取り囲む不審な男たちの姿が映った。
(リナ! もしかして・・・!?)
「てめぇ! 妹をどうするつもりだ!?」
「別に何もしないさ! オマエが言うとおりにすればな?」
「・・・どうしろと?」
「なぁに簡単。防御するな! それだけさ」
カイトは数秒、躊躇ったものの腹筋にこめた力を緩めた。
「おー、ご苦労さん。じゃ、いかせてもらうぜ!」
エイジはニヤリと笑うと、両腕の筋肉を盛り上がらせてカイトのボディに襲い掛かった!
ドゴッ! ボスゥッ! ズンッ! ズムゥッ! ボゴォッ! ズドォッ!
「はぁうっ! はがっ! おうっ! ごふぅ っえぇ! うげぅっ!」
エイジのコブシは次第にノーガードのカイトの割れた腹筋に侵入していき、最後にはコブシがずっぽりとめり込んでしまった。さらに埋め込んだコブシをグリグリと捻り、ねじ込んでいく!
「ぁ・・・がぅっ! お、おえぇっ! ・・・ぅ」
胃液が搾り出され、苦痛の表情のカイトは涎をたらしながらもたれかかるようにエイジにクリンチした。
「汚ぇな! けど、オマエのそういうカオが見たかったんだよ。ただ、まぁだ足りねぇな?」
「・・・ぁ、なにを、するつもりだ!?」
「いやな、オレのヒザをプレゼントしようと思ってな!」
エイジのその言葉に、サッと青ざめるカイト。自慢の腹筋は力さえこめればエイジの膝蹴りにも耐える自信があるが、今の無防備な状態では・・・


  • [46]
  • リンチ 3

  • 投稿者:こうメール
  • 投稿日:2011年11月17日(木)16時02分27秒
  • 返信
 
ズンッッッッッ!!!!!

メリィ……

メリィミチッ

俺の腹が、俺の鍛え上げた腹筋が、まるでゴムみたいに、あっさり転校生の拳の侵入を許しちまう。

「げぇ……ゲボッ!!!!」

「先輩、ホントにボクサー志望なんすか?こんな腹じゃ、ボディ打たれたら一発KO負けすよ」

俺はさっきまで仲間だとおもってたやつらに両肩を押さえつけられ、身動きとれない状態で転校生のボディをもろに食らった。

転校生の筋肉は間近で見ると更に迫力を感じた。肩の辺りの筋肉がハンドボール大に肥大していて、その筋力が俺の腹筋に叩き込まれると思うと、ひたすら恐怖した。

「おいお前、ヒザでコイツの背中を押し出せ」

転校生が命令すると、一人の同級生が背後から俺の両肩を掴み、ヒザを背中に押しつけた。逆首相撲のような感じになり、自然に腹をつき出すような体制になる。

「おい、やめろ!やめ……っ」

ズドム!!!!!!!!

「ゲッボッェェェェェッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

その状態でボディブローをもろに食らい、俺の胃袋が背中のヒザと転校生の腹筋にめり込んだ拳で逃げ場を失い、内容物を一気にに吐き出した。

(つづく?)

  • [45]
  • リンチ 2

  • 投稿者:こうメール
  • 投稿日:2011年11月14日(月)15時04分11秒
  • 返信
 
ブチブチッ

先輩のワイシャツのボタンが二つほど外れ、ボディを食らった腹筋が丸見えになった。

「せんぱーい。どうしたんすかぁ??俺を吐かせるんじゃないんすかぁ??」

カウンターだった。準備万端だった俺は、先輩が悠々と俺の腹に入れようとした全く同じボディブローを、準備もなにもない素人同然のような状況の先輩のボディにねじ込んだ。

「うげ……ぇ……おまえら……なんでコイツを……離した……」
「せんぱーい。いつまでもボスが同じとは限らないじゃないですか。力だけでトップに登り詰めた先輩は立派でした。でも俺にはそれに加えて権力ってのがあるんです。俺の言ってること、わかりますか?」

先輩は針ネズミみたいに逆立てた短い髪を乱れさせ、その下の童顔を歪めさせて、ボディの地獄に耐えていた。

「押さえろ。剥け」

先輩がワイシャツを剥ぎ取られ、その上半身がむき出しになるのを俺はなめ回すように見た。

「噂通り、めっちゃ腹割れてますね。でも俺、さっきのパンチめちゃくちゃ手加減しましたよ。もしかして先輩」

先輩の腹筋がビクビク痙攣し、激しく波打つごとに臍が覗いたり隠れたりしていた。

「ガラスの腹筋なんじゃないすか?」

(つづく)

  • [44]
  • リンチ 1

  • 投稿者:こうメール
  • 投稿日:2011年11月14日(月)14時47分44秒
  • 返信
 
転校生が来たので、リンチしてやるぜ!

ということで、俺はいつもの仲間といっしょに転校生を呼び出した。もういつものパターンだ。俺はよってたかって誰かを殴りつけたいとは思わないが、物事にはやるべき時というのがあり、そういうのを一つ一つこなしていかないと、色んなものがダメになる。

体は若干、ダルかった。昨日ジムの練習でひたすらトレーナーに腹パンされたせいだ。

「お前ボディよえーんだよ!」

トレーナーのグローブが、グチャっと俺の内臓を抉るのがわかった。

「お前の腹筋、異常に割れてっけどな!見かけ倒しなんだよ!」

30発×5セットもボディを抉られ、俺の腹筋はいつも以上に隆起している状態だった。

いつものメンバーとともに、転校生の制服を剥いた。転校生は坊主頭で素朴な顔だちをしており、しかし筋肉は意外なほど引き締まっていた。

特に驚くべきは背中の発達だった。背筋に追いつけとばかりに、腕や胸も破裂しそうなほど膨らんでいる。腹はその他の筋肉の発達に追いつけないのかうっすら脂肪が乗ったが、その下に重厚な六つの腹筋が浮いているのがわかった。

「お前筋肉すげ!元野球部か?」
「……空手部」

声は幼かった。

「お前ら、しっかり押さえとけよ」

俺はいつもより手間がかかるかもしれない、と思いつつ、仲間にしっかり腕を押さえつけさせ、コイツを嘔吐させてやるまで腹をなぐることにした。

「昼飯全部吐かせてやっからな!」

しかし……。

ズッボム!!!!

実際にボディブローを食らったのは俺の腹の方だった……。

(つづく)

  • [43]
  • 敗北(人気者の続き)

  • 投稿者:山田鎖骨
  • 投稿日:2011年11月13日(日)19時41分6秒
  • 返信
 
俺は午後の授業をサボった後仕方なく部活に行った。
奴が来ると思うと気乗りしなかったが、逃げ出したと思われるのはもっと嫌だった。

練習場に行くと、やはりカイトの周りに人だかりが出来ていた。
部長である三年のカケル先輩が入部手続きについて話している。
「うちの部には入部テストがあるんだ。関西チャンピオンでも一応形だけ受けてもらわないと他の部員に示しがつかないからね。時間の無駄だろうけど受けてくれるかな?」
カイトは驚いた表情で
「部員と試合するんですよね?それならもうやりましたけど…。」と答える。
「試合?入部テストはただの体力チェックだけだよ。」
それを聞いたカイトは何かを察したような顔で辺りを見回し、俺を見つけると不気味に微笑んだ。
「昼休みにマサト君から入部テストと称して腹パンを申し込まれたんで受けて立ったんです。まぁ、彼僕のボディブロー一発で吐いちゃいましたけど。」
その瞬間奴を囲んでいた連中がドッと笑った。
「関西チャンピオン相手に調子乗ってんじゃねぇぞ~。」
「マサト先輩マジ無謀っすよ(笑)」
「自分から挑戦しといてカッコ悪りぃなwww」

俺は拳を握りしめてブルブルと震えていた。皆にからかわれたことが恥ずかしいのもあったが、それ以上に単純に奴に負けたのが悔しかった。
その時、
「ゴチャゴチャうるせぇぞ!!」
三年のタカシ先輩が一喝した。
俺を最も可愛いがってくれている先輩であり、俺も先輩を1番尊敬していた。
「お前関西チャンピオンなんだろ。マサトは所詮地区チャンピオン、勝つのは当然だ。それを皆の前でベラベラ言いやがって。チャンピオンのくせに小せぇ男だな。それに今笑った奴ら、お前ら大会でマサトより良い成績出したことあんのか!?」

純粋に嬉しかった。先輩が俺の気持ちを解ってくれたことも、それをあの状況でしっかりと言ってくれたことも。

笑っていた連中はシーンと黙った。
その場の雰囲気を和ませようとカケル先輩が
「入部テスト始めようか。」
と言ったその時、カイトはタカシ先輩を指差して
「先輩、入部テストの代わりにこの人と試合させてください。もし僕が負けたら、マサト君に謝罪してボクシング部への入部を諦めます。」
と言った。

「いいのか?タカシは高三だし、お前と階級も違うぞ?」
「構いません。」
「タカシもいいか?」
「いいぜ。可愛い後輩をコケにされたんだ。受けて立ってやる。」
タカシ先輩は185cm82kgのヘビー級、対するカイトは恐らく俺と同じミドル級。しかもタカシ先輩は毎年県大会ベスト4に入っており、地方大会出場経験もある。俺は内心イケると思った。

二人とも着替えて用意をした。流石はタカシ先輩。服の上からでもわかるゴツゴツとした筋肉で体中が覆われている。そんじょそこらの女子よりもでかい胸筋、テニスボールが入っているような二の腕、一つ一つがしっかりと盛り上がった腹筋…。凄ぇ、俺も先輩を目標にしてウエイトトレーニングやってるけど全然追いつけない。
一方のカイトもやはりいい体をしていた。奴がシャツを脱いだ瞬間、驚きの声があがる。高校生でこれほど鍛えてるのはなかなかいない。もっとも、本人はあまり気にしてないようだが…。

二人がリングに上がり、ゴングが鳴った。
タカシ先輩は最初から大振りのパンチを連発している。「フィジカルとパワーは全国クラス」と言われてるだけあって、その威力は絶大だ。俺も何度かスパーリングしたが、パンチを受けた所に何日も痛みが残る。実際にカイトは苦痛で若干顔を歪めている。「勝てる!」そう思った時先輩のボディが奴の腹に入った。
バキィィィ!
奴は腹を少し押さえ、苦しさで顔を強張らせたが何とか立っていた。
その後も先輩のペースで第1Rは終わった。
先輩はまだまだ余裕なのに対し、奴はまださっきのボディを気にして腹をさすっている。
先輩はセコンドで付いている俺に「次の一発で決めてやる!安心して見てろ。」と言ってリングに上がった。

第2R開始。
先輩は宣言通りいきなり大振りのストレートを放とうとした。
その瞬間、俺には奴が少し笑ったように見えた。
そして
ドボォォッ!
パンチを喰らったのは先輩だった。
奴はストレートを打つために右腕を引いた先輩の一瞬の隙を突いて、先輩の無防備な腹筋にボディアッパーをぶち込んのだった。
流石のタカシ先輩でも力を入れてない腹筋にあのボディは辛い。右腕が途中で止まったがどうにか持ちこたえた。
しかし明らかにダメージを受けて動きが鈍っている。
それに引き換えカイトは1Rのボディなどなかったかのような軽やかなステップだ。
「こいつ、わざと苦しそうな振りをしていたんだ。」マサトがそう気付いた時にはもう遅かった。
カイトの顔面ストレートをガードした先輩。またボディががら空きになる。

「先輩、危ない!」
ドボッ!バキッ!ボコッ!ドカッ!……
奴のボディラッシュだった。
先輩の腹筋はみるみるうちに赤くなり潰されていく。
まるで奴は、自分に刃向かう事の恐ろしさを周りにわからせるかのごとく、激しいボディブローを放った。

レフェリー役のカケル先輩が見かねてストップをかけ、二人を引き離す。
先輩は膝からリングに倒れ込み、堪らず胃を押さえて激しく嘔吐した。
俺はリングに駆け登り先輩を介抱する。そして奴の方を見ると、奴は蔑むような目でこちらを見ていた。
俺はただ睨み返すことしか出来なかった。

  • [42]
  • 人気者

  • 投稿者:山田鎖骨
  • 投稿日:2011年11月12日(土)20時43分16秒
  • 返信
 
俺はマサト。
高校のボクシング部に所属している。
鍛えてるだけあって胸板は分厚く、腹筋は6つに割れて盛り上がっている。
この肉体美は俺の自慢でクラスの男子からも評価は高い。

ある日うちのクラスに転校生がやってきた。
名前はカイト。
眼鏡がよく似合う爽やかなイケメンで痩せていて背も高く、いかにも女子にモテそうな奴だった。
本人いわく「前の高校ではボクシングをやっていた」そうなのでボクシング部に入りたいらしい。
「あんなひょろい奴、うちの部に入っても雑用係になるだけだ……。」
俺はそう思っていた。

その日の1限は体育。
着替えていると周りの奴らが
「マサト、また筋肉ついたな。」、「本当に俺達と同い年かよ。」、「腹筋やべぇな。」と口々に褒める。
俺もまんざらでもないので、「そうだろ?」と力こぶを盛り上げてアピールした。
その時女子の何人かが「キャー!!!」と黄色い声をあげた。
声の方を見るとカイトが上半身裸になっていた。
その体を見て俺は驚愕した。
Cカップはあるだろう分厚い胸板、鳩尾から臍の下まで綺麗に6つに割れて盛り上がった腹筋、丸太のように太い腕……俺以上の肉体美だった。
どうやら奴は着痩せするタイプらしい。
俺のことを褒めていた連中も皆カイトの方に流れていった。

その後の体育の授業、そしてクラスでの授業でもカイトは活躍し、半日でクラスの人気者となった。
何でも出来るのに自慢しないところがいいらしい。
当然俺はおもしろくないが、得意な体育が互角であれだけ勉強も出来るとなると俺が勝てるのは……ボクシングだ!
俺は地区大会高二の部で優勝したこともあり、かなり自信があった。
そこで俺はボクシングについて話したいとカイトを昼休みの屋上に呼び出した。
アイツこの後の地獄も知らないで、「マサト君だよね?僕も君とは話してみたかったんだ。必ず行くよ。」なんて爽やかに言いやがった。
昼休みが楽しみだぜ…。

少し遅れてカイトは来た。
「ごめん、遅くなっちゃって。マサト君ボクシング部だよね?僕すぐにでも入部したいんだけど…。」
「悪いがうちのボクシング部には入部テストがあってな。それに合格しないと入部できないんだ。さっきお前の体見たけどそれだけじゃ強さはわからねぇからな。」
「いいよ。入部テストって何するの?」
「お前は経験者だからな。俺と試合してもらおうか。」
真っ赤な嘘だった。本当の入部テストは腕立てとか腹筋とか基本的なことだけだが、こいつだったら難無くパスするだろう。
これ以上俺の居場所を取られてたまるか。
「いいけど今から?」
「ああ。」
「ここにはリングがないし、第一今からフルラウンドやったら授業に間に合わないよ。」
「わかってる。だけどお前はすぐにでも入部したい。そこで試合の代わりに腹パンでどうだ?」
俺は腹パンが超得意だった。ボクシング部高二で俺の腹筋を突き破れる奴はいない。
こいつも同じようにボロ雑巾にしてやる。
「別にいいけど…。」
そう言って俺達はシャツを脱いで上半身裸になった。

「悪いが試験官から先に行かせてもらうぜ。」
「どうぞ。」
そう言ってカイトは腹筋に力を入れた。
普段あれだけ盛り上がっていた腹筋が、力を入れるとさらに大きく膨らんだ。
俺はその腹筋に驚きつつも全力で奴の腹筋にボディーブローを決めた。
手加減なんかしない、一発で格の違いを教えてやる。
バシッ!
何て硬ぇ腹筋なんだ!
綺麗に決まったが、奴はびくともしない。
そんな…馬鹿な……。
「凄いパンチ力だね。僕の腹筋が赤くなってるよ。」
奴は笑いながらそう言った。
こいつ……化物か…?

「次は僕の番だね。」
俺は腹筋に力を入れる。
腹筋が硬いだけじゃ強いボクサーとは言えない。
そのパンチ堪えてやるぜ!
「いくよ?」
「こい!」
ドボォッ!!
「グハッ、オェェェェェ」
凄まじい威力のパンチだった。
何だこのパンチは…。
俺は堪らず、のたうちまわりながら早弁した昼飯を戻してしまった。
「僕実は関西の地方チャンピオンなんだよね。向こうに僕より強い高校生いなくなっちゃって。だから君みたいな地区大会レベルのパンチなんて痛くも痒くもないんだ。これで入部できるね。」
奴はそう言い残して服を着ると颯爽と屋上を出て行った。

俺は午後の授業をサボり、一人屋上の隅で悔し涙を流した。

  • [41]
  • プール

  • 投稿者:ゆうすけ
  • 投稿日:2011年11月 9日(水)20時02分33秒
  • 返信
 
「少年、ちょっとあそんでいこうぜ!」
「え?」
「ほらほら、こっち」

いわれるがまま背中を押され、いまきたシャワー室におしもどされた。
ご丁寧にシャワー室のカギを内側からかけて、高校生ぐらいのにいちゃんが顔をのぞきこんで話しかける。
「何年生?どこの学校?誰ときた?・・・。」
「えーっと、・・・。」
「部活なにやってるの?」
「えーっと、・・・。」
「よくくるの?」
「あの・・・。」

答えるまもなく質問が続く。その間、腹やら胸のあたりをなでまわし、ときより腹の真ん中あたりをぐいっと押す。

「いい腹筋だねえ。よくきたえてある。」

その言葉にちょっとにこっと笑ってみせたその時。

ぐほっ!

強烈なパンチが腹にめりこむ。そして休むまもなく2発目、3発目がへそのあたりを打撃した。

うっっ、うっっ・・・。

なおも続く。

ぐっ、うっ、ぐうっ・・・。

「いいねえ、腹筋に力いれてたのが、だんだんほぐれてきたじゃん!」
「ち、ちょっとだけ、い、いたいっす。」
「まだまだあ、100までいくぞ!」
「お、おっす!」


この日、いつものように友人たちとプールに遊びに来て、途中トイレにいったときの出来事。真っ赤な腹で友人たちの前にかえってきたあとで、さらに全員から腹パンチをくらうはめになった。
しかし、もちろん、高校生のにいちゃんの腹も真っ赤。
あれたちは腹パンチ仲間だ。

  • [40]
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  • 投稿者:勝大
  • 投稿日:2011年11月 9日(水)14時48分40秒
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感想頂けたら嬉しいです





翔太
「もうこんな時間なんだー。今日のバイト忙しかったなあ。早く帰ってレポート仕上げなくちゃ!」

僕は佐々木翔太18才。今はアルバイトをしながら大学に通っている。昔から器用なこともあり、バイト先ではバイトリーダーだ。身長は165センチでやや小柄であるが高校時代にボート部でトレーニングをしていたので、カラダはそこそこ良い。

店長
「明日新人が入るから、早めに来てくれよー」


と店長に言われたので、レポートと重なり明日は忙しくなりそうだ。


明くる日、

店長
「今日から入る、本庄くんだ。しっかり教えてあげてくれよ。」

翔太
「わかりました。」

本庄
「本庄といいます。宜しくお願いします。」


本庄はじめ。19才。
僕よりひとつ年上だ。まるでヱヴァンゲリヲンのカオルくんの様な風貌。
身長は185センチだそうでかなり細身なカラダだ。
恐らく体重は65キロくらいだろう。
僕が60キロ弱だから体重はさほど変わらないように見える。
大学のひとつ先輩で、サークルはボクシングだそうだ。
顔の肌つやがキレイで、とてもボクサーとは思えない。
クールな印象だが時折見せるはにかみで可愛らしくも見える。
僕はひたすら童顔なので、大人っぽさも同世代っぽさも兼ね備えている彼が羨ましい。

翔太
「わからないことがあったら、何でも聞いてください。」

本庄
「敬語はやめてください。僕後輩なんで。」

翔太
「え…でも…」

本庄
「僕が先輩と呼びますから。両方先輩じゃおかしいですよね。」

本庄はニコリと微笑んだ。

かたちの上で先輩になったが、会話の流れは明らかに彼のペースだ。







本庄
「今日は丁寧に教えてもらってありがとうこざいました。」

翔太
「本庄くん、全然教えてないのに何でも出来ちゃうんだね。もの覚え早過ぎ!」

本庄
「そんなことないですよ。今日はとても楽しかったです。」

翔太
「バイトの初日を楽しめるだなんつスゴいなあ。僕なんて怒られっぱなしだったよ。」

本庄
「先輩のおかげですよ。」

ニコリと微笑む彼。
更衣室で着替えながらのこんなやりとりだ。

細身の彼だがシャツを脱ぐと、薄い胸板の下にバキバキに割れた腹筋が見えた。恐らく体脂肪は5%を切るだろう。

翔太
「スゴい腹筋だね!」

本庄
「ボクサーなんで当たり前ですよ。先輩だってスゴいカラダですよね。」


僕もカラダには少し自信があった。
ボートを漕ぐために鍛えた太い上腕・タフで厚い胸板・軽く割れた、分厚い肉厚のシックスパックの腹筋・キュッと締まったお尻・童顔には似つかわしくない盛り上がりの脚の筋肉。そして何より、ボートを延々と死ぬ気で漕がされて身についた尋常ではない持久力がある。これは部の中ではダントツだった。


本庄
「先輩。僕と対戦しませんか?」

翔太
「えっ???対戦???」

僕は驚いた。
格闘技経験は全くないのだから。

本庄
「はい。先輩、結構鍛えてるみたいなんで戦ってみたいです。」

翔太
「だって僕、ボクシングやったことないし!それに本庄くん、スゴい強そうだし……」

本庄
「大丈夫ですよ。先輩絶対タフだし、ハンデもつけますから。」


本庄はニコリと微笑んだ。

翔太
「何で僕なの?」

本庄
「やればわかりますよ。」

言葉少なめに微笑む。
とまどってはいるが、彼の微笑みに何となく安心感さえ感じる。





彼について行くと、大学のボクシングサークルが使っている別棟まで来た。
中央にはリングがある。


グローブとトランクスを受け取った。新品の様子で両方とも光沢がある。



本庄
「さあ、始めましょう。」

翔太
「えっ???よく分からないよ!ボクシング初めてだし……」

本庄
「先輩はたぶん、僕が今まで会ってきた中で一番スタミナがあると思います。僕はタフな人と限界まで対戦してみたかったんです。他のメンツじゃ話にならなくて…」

翔太
「わかった、やってみるよ。ハンデはなに?」

本庄
「時間は無制限で一本勝負。最初の一分は先輩が僕をスキにしてください。ひたすら耐えてます。」


ジーンズを脱いで、ローライズの上から新品のトランクスを履いた。
僕と本庄はリングに上がり、グローブをはめた。
ひものついてない、練習用のものらしいが僕は区別がつかない。
お互いシャツを脱いで、準備完了。
本庄くんのカラダは諸処に血管が浮き、さっきよりも胸筋と腹筋が盛り上がっているように見える。




本庄
「全力で来てください。」

翔太
「よーし!いくぞっ!」


鐘の音はなく、二人の対戦が始まる。


「ドフゥ!」
僕は本庄の腹筋めがけて、全力でパンチを入れた。

本庄
「おぐっ!」
本庄の力んだ腹筋の筋が浮き上がり、少し後ろに下がった。

翔太
「いくぞー!」


前にゲームセンターでやったみたいに、目の前の相手へパンチを繰り出す。


「うぐっ!クフッ!カハァッ!フッ!ぐっ!ぎいっ!フッ!フン!……」


当然のごとく僕のパンチは全て本庄の腹筋へ命中。
ロープにもたれながらも、本庄にはまだまだスタミナがある様子。


翔太
「ふんっ!ふんっ!ハアッ!ふんっ!ハアッ!ハッ!」


「ドムッ!ズン!パンッ!ふんっ!ぐぅ!」


二人の漏れる声・パンチの当たる音が混ざって響く。

どうしたんだ!?
もう腕が重い。
まだ数秒しかたってないのに!
本庄くんはダメージはあるみたいだけど、まだ平気みたいだ。
攻撃しかしてないのに息もできないっ!



翔太は初めてのボクシングでかなりへばってきた。
まだ30秒しかたっていないが、パンチのペースが目に見えて落ちている。
本庄は顔へのパンチはスウェーして、ボディでは全てを受け止めている。

「バスッ!パンッ!ボスッ!」


本庄
「うぐっ!フンッ!フンッ!」



パンチに慣れ、少し余裕で耐えている本庄。
翔太の方が息が上がっている!


翔太
「はぁっ!はぁっ!はぁっ!あがっ!」


本庄
「先輩。もっと全力でいいですよ。」


翔太
「はぁっ!はぁっ!はぁっ!」



時計をチラリと見て本庄がロープから離れた。



本庄
「先輩。じゃあ今度は僕が行きますよっ!」



本庄を見失いよろける翔太。
そこに本庄の右が、翔太の脇腹に突き刺さる!


翔太
「おごぉっ!」



何が何だかわからない!
苦しいっ!



本庄
「先輩をボロボロにしてあげますねっ!」


そう言うと、右アッパー・左ストレート・右ボディと次から次へ!


翔太
「ごぐぅ!ガッ!うごがぁっ!」



苦しいっ!
でも負けられないっ!



本庄
「先輩。まだまだ行きますよ!」


そういうと本庄は5発ずつコンビネーションを放ってきた!


本庄
「フッ!フッ!フッ!クッ!ハッ!」


翔太
「オゴッ!ゴハァ!グガッ!ウガァ!おぶっ!」



更に5発!また5発!
止まらぬパンチ!更に5発!

翔太の腹筋は赤く腫れ上がり、童顔の顔ははれぼったくなっている。
あらゆる角度からパンチをくらい、倒れぬようにひたすら立っているだけ!



本庄
「これだけっ!くらっても!耐えられっ!るんでっ!すねっ!」



コーナーに追い詰められ、サンドバッグになる翔太。前・真横・アッパー・脇腹・鳩尾・ストレート・えぐるボディ・コーナーポストを背にして衝撃も2倍。
相当なダメージをくらっている初心者の翔太。
しかし何故か倒れない!
意識は遠くなっているが、目は死んでいない!



本庄
「さすがっ!先輩っ!予想通りっ!ですっ!ねっ!」

「相当っ!タフだとっ!思って!ましたっ!がっ!」

「こんなにっ!楽しめっ!るだ!なんて!ねっ!」

「先輩を!ボロボロに!できてっ!僕はっ!最高ですっ!」

「先輩の!筋肉をっ!もっとぉ!痛めつけて!あげますよ!」

「先輩の!ムキムキの!腹筋がぁ!そそるんっ!ですよねっ!」

「こんなにぃ!耐えられぇ!るってぇ!先輩っ!さすがです!」



なんと10分間連続で攻撃を受けた翔太!
体力は限界を超えているはずだが、必死にコーナーで耐えている!



本庄
「こんなにぃ!タフだぁっ!なんてっ!うれしいっ!ですよっ!」

「先輩!腹筋がぁ!ビクビク!いってるじゃ!ないですか!」

「先輩の!かわいい顔が!めちゃめちゃに!なってるじゃ!ないですか!」

「僕も!フルパワーで!先輩を!ぶっ潰して!あげますね!」

「先輩の!パンチっ!なかなか!スゴかった!ですよ!」

「でもっ!僕の!腹筋は!無敵ぃ!ですがね!」

「こんなに!鍛えたのに!ボロボロにされて!悔しいっ!ですか!」

「かわいくて!ムキムキの!先輩がぁ!大好きぃ!ですぅ!」

「もっとぉ!もっとぉ!ボロボロに!しちゃいますぅ!よぉっ!」

「どんだけ!鍛えたらっ!こんなタフに!なれるんっ!ですかっ!」

「でもぉ!こんなにぃ!いたぶられて!惨めなっ!ザマですよ!」

「腹筋を!さらしてぇ!気絶して!もらいぃ!ますよっ!」

「まだまだ!楽しめぇ!そうで!僕はぁ!うれしいよ!」



遂に20分を超えた。
20分間ラッシュを放ってもスタミナの切れない本庄。
そして何より、初心者であるのに20分間サンドバッグになっても立っている翔太。
普段の翔太には隠れた翔太が、本来のパワーを発揮している!

究極のS、本庄。
目覚めたM、翔太。


この戦いはいつまで続くのか。


「先輩の!ぶ厚い!腹筋が!たまんっ!ないっス!」

「きゃしゃな!感じでぇ!脱いだら!ムキムキで!最高です!」

「こんなに!ギンギンな!戦いは!初めて!ですよぉ!」

「かわいいっ!顔がぁ!見るも!無惨!ですよ!」

「僕のぉ!ラッシュは!まだまだ!終わりぃ!ませんよぉ!」

「なんで!こんなに!タフなぁ!筋肉!なんですか!」

「たとえっ!気絶しても!殴り!続けぇ!ますよぉ!」

「ムキムキな!肉体が!最高に!そそりっ!ますよぉ!」

「こんなに!先輩を!追い込めて!最高に!楽しいです!」

「かわいくて!童顔で!マッチョで!ムキムキで!タフで!」

「ぶっとい!腕と!ぶっとい!脚の!筋肉と!」

「6つにぃ!割れて!鍛え込まれた!肉厚の!腹筋をぉ!」

「ボロボロに!立てないくらい!追い込んで!追い込んで!ぶっ倒す!」



何分たったのだろう。
まだ呻き声を出せる翔太。
意識がある究極のサンドバッグ。
死んでもおかしくないくらいの猛攻を受けながら、ダウンをしない究極のスタミナ。


これを求めていた。
やられてもやられても、ひたすら耐えることのできる少年を。
水を得た魚のように容赦なく追い込み続けるS本庄。

二人の究極のバトルは、遂に30分を超えた。



微笑みをたたえた細身で長身の本庄。
興奮を抑えきれず、破壊力がどんどん上がる。


その筋肉では耐えられないくらいの攻撃を続ける。
更衣室にいたときとはまるで違う、筋肉と血管が肥大した本庄がいた。

筋ばって肥大した腕・パンチを生み出す逆三角形を作る背筋・筋の線が見える胸板・もはや筋肉しかない脚・そして鋼鉄の如く硬くなり8パックに進化したムキムキの腹筋。
あの優しい微笑みの少年本庄は、究極に進化した筋肉美で少年翔太をいたぶり続ける。

翔太の上半身は腫れ上がり、かなり内出血している。
本庄のソリッドなパンチで、翔太の童顔の顔は裂けて口元は出血。

なのに何故だろう。
目にはしっかり意識が残り、致命傷にならないように本庄のラッシュをうまく受け流しているようにも見える。

本庄のパンチは全て的確に翔太を捉える。
全てのパンチを食らい続け、為す術のない翔太。

だが、これは天性のものだろう。
ネコのように衝撃をうまく受け流し、筋肉質なカラダははがねの硬さにもゴムの柔らかさもなる。


攻撃は容赦なく続き、翔太は本庄の本気のパンチを全て受け続けた。


遂に40分を超えた本庄のラッシュコンビネーション。
ボロ雑巾となった翔太、自慢の筋肉は全身で痙攣を起こしている。


本庄
「先輩!どこまで!タフ!なんでっ!すかっ!」

「もう!そろそろ!とどめを!刺しても!いいですか!」

  • [39]
  • サンドバック3

  • 投稿者:けんと
  • 投稿日:2011年11月 8日(火)10時16分30秒
  • 返信
 
「ぐ......ぇ......」
「お、良いっすねぇ。適度に弾力あって、殴りごたえ最高」

ドムッ .............

言い終わりもしないうちに今度は「ゆうた」の左ストレートが
俺の腹筋の腹筋の割れ目を抉りとる

「ごふっ................」
「むっちゃ良い声出しますね。やっべぇ、むっちゃ興奮して来た。
ちょっとテンション上げて行こうかな~♪」

正直こちらはそれどころではない。ボクサーのパンチがここまでとは思っていなかった。
たった2発ではあるが、俺の腹筋はほとんど限界ぎりぎりで悲鳴を上げていた。
悪いけど...... そう言おうとおもって俺はグローブを嵌めた手で「ゆうた」を
静止しようとしたが、それよりも「ゆうた」が俺の懐に潜り込む方が早かった。

ドボォ !!! 「がはっ!!!」
鳩尾にアッパー。息が全く出来ねぇ。

ズムゥッッッ!!!  「ぐぇっっ.........!」
右フック。

ドムゥッッッッッ !!!  「ぐぼっ.........!」
また土手っ腹にアッパーカット。

散々ボディをなぶられ、遂に俺は腹を抱えて倒れ込み、
胃液まじりの涎を無様にはき続けた。

「ぐぇっっっ........がはっ...........」

「ちょっと、休むの早すぎじゃないっすか? まだまだ始まったばっかっすよ?』

「ゆうた」はそう言うと、俺の脇にグローブを滑り込ませ、無理矢理引きずるようにして
ロープ際まで運び、俺をロープに凭れかけさせた。ご丁寧に、腕をロープに
絡めさせて簡単には倒れ込めないようにしてやがる。


「なかなかこんな良い物件いないんすよ。いやぁ、今日はついてるなぁ。
それじゃ、最後までじっくり楽しみましょうか♪」

「ゆうた」が不気味な程爽やかな笑顔でそう告げると、次の瞬間には
獣のような目になって目の前に迫って来た。


続く.........のかなぁ










  • [38]
  • 空手着のなかの腹筋4

  • 投稿者:こうメール
  • 投稿日:2011年11月 1日(火)13時33分46秒
  • 返信
 
試合終了後、俺がTシャツに着替えた頃にリョウタがやって来て、ビクビクしながら、「オス、またよろしくお願いします」とボソボソ挨拶にきた。

俺はテンションが上がっていたので、「おうまたな!お前根性すげかったな!」と言い、肩をバシバシ叩いた。

するとリョウタはニヤーと笑い、「みんなに言われたっす。根性だけは褒めてやるって」と言った。

「まじあのボディブローヤバかったす!あんなんもらったことねぇ。背中が吹き飛んだかとおもったっすよ!」

と、急に年相応にはしゃぎ出した。

「俺もビビったよ。お前の内臓潰しちまったかとおもったぜ」

リョウタは何故かうれしそうにへっへっへっと笑い、「胃袋潰れかけましたよ」と言った。

すると急にもじもじし、「あの、ちょっと触っていいすか?」と言った。

俺はちょっと引いたが、「いいよ」と答えた。するとリョウタはおもむろに着ていたシャツを脱いで半裸になり、俺の筋肉にベタベタ触り、「スゲー、スゲー、うわうわスゲー、ムネキンやべー。背中も。腕もスッゲー」とブツブツ言っていた。

「この筋肉からぶち込まれたんだな、俺の腹筋。やばいめり込んだな。この拳がなぁー……」

で、自分の腹筋を触り、俺の拳を握ったまま、「これがさっきまで、俺の腹の中にあって、俺の筋肉と内臓をすり潰したんだよなぁー」とか、ずっとブツブツ言う。

「俺の腹じゃ耐えらんなかった。まさかゲロ吐かされるとはなぁー。うう、はずかしー。でもあれもらってゲロ吐かないヤツいるか?くそ、腹筋が疼くぜ。またやりましょうね!」

とか言い、小走りで戻っていった。
変なやつだな、と俺は思った。

  • [37]
  • サンドバッグ2

  • 投稿者:けんと
  • 投稿日:2011年10月30日(日)23時42分13秒
  • 返信
 
「あ、どうも。けんとっす」
「いや、想像してたより若いっすね」
どうやら向こうも同じことを思っていたらしい。

「ゆうた」はパンチング・グローブをとりつつ、壁ぎわのスポーツバックの方に歩きながら話し続けた。
「へぇ、やっぱり実際見るとでかいっすね、トランクスはこれでいいかな? あ、洗ってあるんで大丈夫すよ」
そう言うと「ゆうた」はでかめのボクシングトランクスを渡して来た。真っ赤な記事に銀色のラインが入っている。履き替えてみるとサイズはぴったりだった。
「よかった、ぴったりっすね。グローブは付けたことありますか? あ、ないっすか、じゃあこっちでつけちゃいますね」
そういうと見事な手際で「ゆうた」は俺にグローブを嵌めさせ、自分の手にもさっきのパンチンググローブとは違う試合用のグローブを嵌めた。
「ホントはバンテージした方がいいんすけどね。まぁいいや。早速始めましょうか」
そう言うと「ゆうた」は俺をリングへと先導して行った。

初めて立つリング。腹責めプレイの経験は何度かあるが、こんなシチュエーションでやったことは勿論ない。俺の興奮は最高潮に達していた。
「いやぁ、良い腹筋ですね。殴りごたえありそうだ。ホントに格闘技やったことないんすか?」
「えぇ、まったく」
「すげぇな、じゃあこちらも遠慮なく。とりあえずこっちが殴る感じで良いんすよね?」
「はい、よろしくおねがいします」
「それじゃとりあえず構えて下さい」

俺がとったこともないファイティングポーズをおどおどしながらとっていると、「ゆうた」がいつの間にか目の前に立っていた。あまりに軽やかなステップで、全く近づかれたのに気付かなかった。と、次の瞬間.........

ズムゥ ......

鈍い音とともに腹に衝撃が走った。ゆっくり視線を下ろすと、「ゆうた」のグローブがアッパー気味に俺のへそど真ん中に半分くらいめり込んでいる。漸く殴られたことを脳が感知したのか、激しい痛みが腹部に走り胃液がこみ上げてくるのがはっきりと感じられた。

この瞬間俺の地獄は始まった .........

  • [36]
  • サンドバッグ1

  • 投稿者:けんと
  • 投稿日:2011年10月30日(日)23時26分28秒
  • 返信
 
水曜日の昼下がり。俺は汚らしい雑居ビルの前に来ていた。
きっかけはネットの腹責め系の掲示板。
そこで「ゆうた」と名乗る人物と盛り上がって、一度腹責めプレイをしようということになったのだ。
「ゆうた」は小さなボクシングジムの経営者が知り合いにいるらしく、
ジムの定休日である水曜日は誰も来ないから自由に使える、というのである。
道具なんかもジムにあるのを使えば良い、とのことだった。

正直俺は腹責めには興味があったものの、格闘経験も特になく、腹筋もそこそこついている程度だったので、相手がボクシングをやっているのを知って少しびびったが、それ以上に「ボクサーに殴られる」ことにどこか興奮する気持ちを抑えきれず、言われるがままにここまで来てしまったのである。ちょうど俺の仕事もシフト制で、平日に休みを当てるのはさほど難しくないことも後押ししていた。

雑居ビルの汚い階段を上がり、ドアを開けると
ドスッ...... ズムッ......
という鈍い音が聞こえて来た。司会の右隅で長細い物体がかすかに揺れている。
見るとがっしりした筋肉の男が上半身裸で一心不乱にサンドバッグを殴っている。

ドアを開けた音が聞こえたのだろうか、男が振り返った。
「あ、けんとさんすか? 待ってました!」
ヤバい、想像していたより大分若い。俺と同い年くらいか?
茶髪で、体つきからは想像出来ない程爽やかな顔つきの青年の屈託のない笑顔を見て、俺は高鳴る鼓動を抑えきれなかった。

  • [35]
  • 空手着のなかの腹筋3

  • 投稿者:こうメール
  • 投稿日:2011年10月30日(日)16時50分8秒
  • 返信
 
リョウタはあれほど拳をほどくのだけは頑なに拒んでいたのに、一瞬で両の掌を開き、腹筋の抉られたあたりにあてがった。

田植えをするみたいな姿勢のまま、くの字の姿勢で一歩一歩ゆっくり後退し、ゆっくり少量ずつゲロった。ほとんど水分で、あと白い柔らかそうな固まりが混じったんで、バナナでも食ったんかな、と俺はぼんやり思った。

「ぐ、え、ぇ、ぇ、ぇ……」

と呻いたあとは、ひたすら無言で吐いていた。
それなのに畳にケツをつけないので、俺はすっかりリョウタを尊敬しかけていた。

(俺が逆の立場だったらムリ!コイツスゲーのかも……。)

ギブアップする様子もないし、タオルも入らない。リョウタ陣営はリョウタがゲロっても動揺する様子もなく、「リョウタ!!根性みせぇ!!笑」と言い、なぜか半笑いである。

リョウタは顔面蒼白で、全身痙攣を起こしながらゲロを吐ききると、「オッス!!」と超でかい声で言った。

俺はまた格闘家ハイが疼き、
「よっしゃ!」
と叫んだ。
俺の最高のボディブロー食らえや。

ようやくなんとかファイティングポーズをとったリョウタだが、もう服装を整える気力もないのか、完全に空手着をはだけさせ、ただ肩にかけているだけのような状況になっている。帯も結び目が完全に浮いていて、腹筋が波打つのに合わせて隙間が空いていた。

リョウタは足が一歩も動かないようであったが、必死で子供のような突きを出して俺の接近を拒んだ。突きながら、唇の端から胃液をこぼしている。毎秒ごとに大量嘔吐しそうな衝動を堪え、えんえんとえづいていた。

俺はまず、ひっかけるような上段蹴りをリョウタのガードめがけて放ち、リョウタを無理矢理前方によろけさせた。

そして俺はぐいっと膝を折って屈み、一瞬リョウタの視界から消えた。朦朧としているリョウタは、視線を泳がせて俺の姿を探した。俺はこんなに超近距離にいるのに。リョウタの腹筋が目の前に広がるような懐から、ふくらはぎの筋肉が破裂しそうなほどの爆発力を発揮してからだでを起こし、全力ジャンプするような勢いのアッパーを、超至近距離のリョウタの腹筋めがけてブチ込んだ。

ズッブッム……ッ!!!

リョウタの腹筋は完全に俺の拳を警戒していなかった。今までにないほどの、まるでぬいぐるみを殴ったぐらいの手応えで、俺の拳がリョウタの腹の肉にくるまれ、リョウタの腹の汗で拳がビショビショに湿っていくのがわかった。今までにない熱さを、拳に感じた。肉布団のなかに、かんぜんに俺の拳が密閉されたみたいだ。

(拳があちー!!)

俺がようやく拳を抜くと、リョウタはのたうち回りながら、吐くものを出しきったあとの透明な水分を何リットルも吐いた。

「……ッ!ッァッ……!ウッボェ……!!ウッ……ゲェッ!ェ、ェェェ……ェ……」

数分のたうち回ったあとでようやく「ギブアップ……す……」となんとか言った。

(つづく)

  • [34]
  • 空手着のなかの腹筋2

  • 投稿者:こうメール
  • 投稿日:2011年10月28日(金)21時18分42秒
  • 返信
 
うちの流派は超実践派を標榜し、ダウンしてもギブアップかタオル投入までは試合が終わらない。

「ウッげ……ぇぇぇッ」

しかし主審がさすがに試合を中断してから10秒くらい、相手は内臓を隠すかのように胴を折り曲げ、拳だけはなんとかダメージを隠そうとしたのか中空で握ったまま、ウンコしたいのをこらえているような体勢で苦悶の表情をさらしていた。

俺の位置からはその苦悶の表情と空手着からはみ出すように盛り上がる胸筋が波打つのが見え、乳首やその他のあちこちからマットに汗の滴が垂れた。

「リョウタ耐えろ!!」
「ボディで倒れるなよ!」
「リョウタ我慢!!」

相手陣営からそういう声が聞こえ、へえ、リョウタって言うのか、と俺は初めて相手の名前を知った。

俺だって無差別級においてはでかい方じゃない。リョウタの体型は二年前の俺とそっくりだった。

(まるでブロリーと悟空が闘ってるみてーだな)

リョウタは小柄で細身ながら、筋肉や体つきのバランスがどこか悟空っぽかった。

リョウタが吐きそうなツラをしながら目だけギラギラと俺の方を睨んできたので、俺は、

(オーケーリョウタ。本気でいくぞ。耐えろよ)

と決意し、筋肉の充実を全部拳に全部込める準備をした。

一度はだけた空手着を帯にいれて腹筋を隠したリョウタは、やたらめったら攻めてきたので、また一瞬で腹が剥き出しになった。俺の目が、息が荒くなりすぎて波打って凹み、亮太の腹筋の突起が最高潮に目立つ瞬間をとらえた。

俺はその瞬間に、渾身のボディブローをどてっぱらにぶっ込んだ。

ズンッ……ッムッ……。

俺にはどういうわけかスローモーションで、リョウタのスゲー腹筋が俺の拳で抉られめり込んでいき、完全に俺の拳が埋まり込んで、背中から内臓と抉れたリョウタの腹筋が突き抜け、拳を抜いた一瞬リョウタの腹筋が陥没したまま、ゆっくり元に戻っていくまでが、ありありと目に映った。

  • [33]
  • 空手着のなかの腹筋1

  • 投稿者:こうメール
  • 投稿日:2011年10月28日(金)14時27分0秒
  • 返信
 
決勝の相手は高一の天才少年という評判だった。畳の上で相まみえると、小柄ながら16歳とは思えない肉厚な筋肉を空手着に包み、盛り上がった胸板が空手着と皮膚の間に隙間をつくり、はだけた部分から脂肪が削がれきったとんでもない腹筋の陰影がくっきり表れていた。

だが高校空手無差別級において、軽量すぎる。あのからだで俺の拳を受けたらどうなるだろう……。俺は決勝に至るまで、たった一本の中段突きで試合を制してきた。目の前の相手より40キロ以上も巨漢の相手どもの腹をも突き破った俺の拳がコイツの腹に入ったら……。俺は全身がゾクゾクし、筋肉が膨れ上がって軽い痙攣のような状態になっていた。俺、完全に格闘家ハイになっちまった……。

主審が「始め!」と叫ぶと、相手が「っしゃぁ!!」て声高に気合いを入れた。その声から、俺の規格外のパワーに対する恐怖が伺える。まだまだあどけない表情を引き締め、清潔に切り揃えられた短髪から早くも汗がたれ、空手着からはだけた肉体を伝って肌を光らせている。

相手の動きはさすがに早い。蹴りがうるさいが、どうやっても俺には効かない。上段だけ注意してれば、あとはさばかなくてもいいくらいだ。

俺は敢えて、パンチを大振りした。徐々に徐々に相手を 精神的に追い詰める。

相手は動きが小さくなり、恐怖で攻撃が中途半端になってゆく。しかもそれに自分で気づかない。激しい動きで空手着の裾が完全に帯からほどけ、上半身が剥き出しになっている。俺の目には相手の肉体が、乳首から脇の下まではっきり映っている。

(まだ倒れんなよ)

俺はソロっと、拳を相手の空手着の隙間から、腹筋の上から数えて四つ目の突起したあたりに、一番筋肉の充実したあたりに入れた。

……ッボォッ!!!!

驚くべき柔らかさで俺の拳が相手の生ぬるい肉の温度で満たされ、相手の腹筋が丸ごと陥没し、まるで時間が止まったみたいに、会場の全員が動きを止め、息を飲んだ。

(つづく)

  • [32]
  • 駄文ですが…

  • 投稿者:
  • 投稿日:2011年10月26日(水)12時36分52秒
  • 返信
 
ゆっくりと顔を上げた影と目が合った瞬間。
ゾクッと寒気が走り、本能が逃げろと警告を出した。
本能に従い踵を返す。
だが、もう遅かった。
振り返った目の前には影がいて、脳が機能を停止してしまい身体が動かない。
しくじった。
そう理解した時には視線が変わり、込み上げてきた熱い塊をゴボリと吐いていた。
ビチャビチャと音を立てて地面にブチまけたそれを見て目を見張る。
「ぇ゛っ…」
息が上手く出来ない。
何が起きた?
葵が吐いたそれはドロリとした液体だった。
遅れてきた鈍痛に視線をずらすと。
寸分の狂いもなく、急所である鳩尾を黒い腕が
深々と突き上げ身体を持ち上げていた。
地面に広がっているのは自分の胃液だと理解した瞬間。
影は葵の鳩尾に埋まっている腕をグリュッと半回転させた。
拳に潰されている胃もひしゃげ、捩じられ。
ビクンッと撥ねた身体は当然の反応を示す。
「お゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛っ!!」
埋まっている腕を掴み、悶えながら絞られた胃から大量の胃液をブチまける。
「う゛え゛ぇ゛っ!え゛ぇ゛っげぇっ!げほっ!ぇ゛っ!!」
ズボッと拳が引き抜かれ、膝から崩れ落ちる様に倒れそうになり。
次は腹部に腕が埋まり倒れることすら許されず、吐瀉物をブチまけ、後ろにある壁まで吹き飛ばされる。
背中から壁にぶちあった身体は衝撃に従い。
胸を張る様に跳ねた。
「が、はっ!」
何時の間にか目の前に移動した影は。
ひとかけらの容赦もなく、腹部へ拳を埋める。
「げぶぇっ!!」
胃液を吐いたのも束の間。
影はそのまま鳩尾へと拳を無理矢理突き上げた。
筋肉繊維が千切れ。
内臓がひしゃげ、潰され。
肋骨が砕け、折れる音がやけに鼓膜を刺激した。
「?げえ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛っ!!」
黒い腕に支えられ、喉までこみ上げてきた熱い塊をブチまけ。
赤黒い胃液が地面に広がっていく。
壁と拳に潰された内臓は深刻なダメージを受けたのが分かる。
拳を引き抜かれると、膝から崩れ落ち。
腹を抱え、背中を丸めてどんどん込み上げてくる胃液をブチまける。
「お゛え゛ぇっ!…げぇっぇ゛っ!?ぐっ
、?っえ゛ぇ゛っ!げほっ!ぇ゛っ!お゛、ごぇ゛っ!」
影は異常な痙攣を起こし、酷くえづきならが嘔吐を続ける葵の髪を鷲掴み、顔を上げると顎を蹴り上げ仰向けに倒した。
葵は抵抗も出来ず、止めと言わんばかりなは無防備になった腹を踏み潰され。
黒い脚が足首まで鳩尾から腹部にかけてめり込み。
ゴボッと顔を仰け反らせ赤黒い塊を吐き。
ピクリとも動かなくなった。

  • [31]
  • 部活後の部活4

  • 投稿者:裕介
  • 投稿日:2011年10月25日(火)01時42分40秒
  • 返信
 
ここからは(森谷)の立場で裕介をイジメます。(俺)は裕介を仰向けに寝かせハーフパンツをヘソの下まで下げた。   (俺)は両手で裕介のお腹を心臓マッサージのように押さえたり揉んだり。裕介の腹筋が緩むのが分かった。

  • [30]
  • モンタナさんリクエスト小説「リベンジ」

  • 投稿者:
  • 投稿日:2011年10月23日(日)22時08分26秒
  • 返信
 
この作品は長文になっております。ご了承下さい。

ここは地下にある闘技場。
今宵は一段と賑わいを見せ、観客席に座る富豪と世間で呼ばれる人々が中央に設けられたリングの方を食入る様に見つめ、あちこちで歓声が起こっている。
「さぁ~今宵ここで繰り広げられますこのファイト!遂にあの男が帰って来ました!!この闘技場で無敗と言われ続けるチャンピオンに挑むのは、そう!あの日このリングでチャンピオンに倒され!無様にも自分の吐き出した胃液に顔を埋めて醜態を晒す形で負けてしまった男の登場です!!ご紹介しましょう!!当リング元チャンピオン!イツキ選手です!!」
リングの端からそう紹介を受け、一人の男が片腕を挙げ観客達に手を振ると場内からは一斉に声が上がり、男はその声を聞きながら目の前に不敵な笑みを浮かべ余裕すら感じさせる男の方を睨みつけた。
「皆さん、見て下さいこの身体を!!以前にも増して膨れ上がった筋肉!分厚い胸板はその分厚さを増し!そして腕は丸太の様に太くそして上腕二頭筋が作り出す力瘤は岩の様ではありませんか!続いて脚、以前はまだ隙間があったトランクスも今ではその太く逞しく鍛え上げられた大木の様な脚で余す事無くトランクスの裾の隙間が埋められております!そしてここです!チャンピオンに苦しめられた腹は何と言う事でしょう!!以前でもその鍛え上げられていた彫刻の様に美しく六つに割れ、その一つ一つの凹凸が深くボコボコしていた腹筋が今回のこの闘いに向けてでしょうか?その凹凸は深みを増し!まるで大自然が作り出したかのような岩を連想させるほどに逞しくその姿を晒しております!!これぞ芸術!!動く芸術作品です!!ビルダーの様にただ筋肉を肥大させるのではなく!必要最低限の脂肪だけを残し、肥大させた筋肉はその力を最大限に引き出せる様に絞り込まれ!闘う為だけに!いや、あの日の屈辱を晴らし王者へと返り咲く為に作り上げられた鎧と言っても過言ではありません!!イツキ選手!その身体で全てを語ります!!」
(俺はこの日をずっと待ってたんだ…今日こそお前をぶっ潰し、あの日受けた屈辱をお前にも味合わせてやる…覚悟しろよ)
イツキはそう心で呟くとギュッと拳を強く握り締め、腕の血管が浮き上がるのが見えた。
「誰かと思えば元チャンプさんじゃないか…今日はあれか?あの日に味わった俺の膝が恋しくて、また味わいに来たのか?」
「フンッ好きなだけ言ってろ…この闘い最後に立っているのはこの俺だ。そしてお前を無様にリングの上で小刻みに震えさせてやるよ…俺の拳でな」
「ふ~ん…少しは口が達者になった様だな。だがな、俺はそう簡単に倒せやしないぜ?」
イツキはそう言うと握り締めた拳から親指を立てて見せると逆に向け一気に下へと降ろし、その仕草を見たチャンピオンは不適に笑みを浮かべてイツキの方を見ていた。

カンッ!

リングの端からゴングが打ち鳴らされ、二人の闘いが今、始まろうとしている。
イツキはギュッと拳を握り締め身構えると一気にチャンピオンとの間合いを詰め、素早い動きで拳を繰り出すと、チャンピオンは腕を上に持ち上げ胸元で固めると防御の姿勢を取った。
(そんな防御で俺の拳を防げると思うなよ!)
イツキはチャンピオンの防御の上から何度も拳を左右から打ち付け、チャンピオンの身体を揺さぶると素早く蹴り上げた脚でチャンピオンが作った無防備な脇腹へ回し蹴りを放った。
ガスッ
「うっ…」
「脇腹が甘いんだよ…」
「この野郎…あんまり調子に乗ってんじゃねぇ~ぞ!」
チャンピオンはそう言うと反撃に転じ、拳を勢い良く前へと繰り出すとイツキはその拳を軽々と避け、チャンピオンが驚いた顔でイツキを見つめると素早く体勢を低くしてチャンピオンの懐へと潜り込み、ギュッと握り締めた拳を下から上へと打ち上げると、逞しく鍛え上げられたチャンピオンの腹へと深くその拳を打ちつけた。
ドムッ!
「うっ…ぐほぉ!」
「おおっと!チャンピオン、反撃に転じて繰り出した拳をイツキ選手に軽々と避けられ懐へと潜り込まれたぁ~!!そしてその太い腕で繰り出されたボディがチャンピオンの鍛え上げられた腹へと深く突き刺さる!!チャンピオン思わず動きが止まったぁ~!」
「どうだ、俺の拳の味は…まだまだこんなんじゃ終われないよな?」
ドムッ!ドムッ!ドムッ!
「おぐぅ…っ…うぐぅ…がはっ!」
「すかさずイツキの拳が次々とチャンピオンの腹へと打ち込まれました!!これはチャンピオン効いてる様子です!!」
チャンピオンは何度もイツキの拳をその鍛え上げられた腹筋へとめり込ませ、鍛え上げられた上半身を折り曲げると、ヨロヨロと数歩後ろへと下がり苦痛に顔を歪めて見せた。
「おら、どうした?さぁ~掛かって来いよ…あの日の様にさ」
「げほっ…げほっ…くそっ…俺を舐めるなよ」
チャンピオンはそう言うとイツキの方をキッと睨みつけ、イツキは拳を握り締めて身構えると、チャンピオンがイツキに向かって間合いを詰めて来たので出方を窺った。
チャンピオンは素早い動きで拳や脚を繰り出し、イツキはそれを冷静に目で追っては迫り来る拳を避け、勢い良く放たれた脚を片腕で受け流すと同時にチャンピオンへと近付き、ニッと口元を歪めると下から突き上げた太い脚でチャンピオンのがら空きになった無防備な腹筋へと膝蹴りを打ち込んだ。
ズムッ!!
「チャンピオンの攻撃を軽々と避けて膝蹴りのカウンター!!その太く逞しい脚で繰り出された膝がチャンピオンの無防備な腹へと深く突き刺さる!!」
「おっ…ぐぅ…っ…!」
「俺の膝が感じたぜ?アンタの胃袋をさ…どうだった?太く鋭い膝で押し潰される気分は?」
ズムッ!ズムッ!
イツキはそう言いながらチャンピオンの首に腕を回しガッチリと身体を固定すると、体を折り曲げ動きを止めたチャンピオンの腹へと数発太く鍛え上げられた膝を打ち込み、チャンピオンは大きく目を見開き呻き声を上げると、イツキは最後の一撃でめり込ませた膝を引き抜きチャンピオンから離れ、チャンピオンはズルズルと膝を打ち込まれた腹を手で押さえながら下がり、ガクッと膝を折り曲げるとイツキの目の前で蹲り身体を小刻みに震えさせた。
「これは効いたかぁ~!チャンピオン、早くもダウン!全身からは汗を噴出させております」
イツキはジッと目の前で蹲るチャンピオンを見下ろし、フゥーッと息を吐き出すとコーナーポストへ行き、ロープに腕を預けるとコーナー部分に身体を寄りかかり蹲るチャンピオンの姿を見続けた。
「案外早い結末だったな…アンタの負けだ」
イツキはそう呟き目の前で蹲り小刻みに身体を震わせるチャンピオンの姿を見ていたが、小刻みに揺れる身体が次第に大きく不規則に揺れ出したのに気付いて怪訝な顔をしてその様子を見つめた。
「何だ…?」
「フハハハハッ…これは面白い…もう俺を倒したつもりでいるのか?」
イツキが怪訝な顔で目の前で蹲るチャンピオンの姿を見ていると、チャンピオンは顔を上げニタッと口元を歪めてイツキの方を見つめ、スッと何事も無かったかのように立ち上がるとペッと唾をリングの上に吐き捨て身構えた。
「おおぉっと!チャンピオン何事も無かったかのように立ち上がりました!!イツキ選手の膝が効いていなかったのかぁ~?」
「へっ、強がってるに決まってる…俺はあの頃の俺じゃない!今度こそお前をマットに沈めてやるよ」
イツキはそう言うとコーナーから離れて身構え、一気にチャンピオンとの間合いを詰めると、腰を大きく捻り体重を乗せた拳でボディを放った。
バスッ!
「!?」
「その拳で俺をどうするって?」
見るとイツキの拳は確かにチャンピオンの鍛えられた腹筋に命中していたが、その放たれた拳は腹筋にめり込む事は無く、ボコボコに割れて凹凸を作る腹筋に触れる程度で止まっているのだった。
「なっ…何!?」
「おら、本気で来いよ…じゃないと俺は倒せないぜ?…元チャンプさんよぉ~」
「くっそぉ…」
イツキはギュッと拳を握り締めると何度もボディをチャンピオンの腹筋へと放ち、その度にチャンピオンは小さく声を漏らしはしたがイツキの強く握り締められた拳が腹筋へめり込む事は無かった。
「どうなってやがる…俺の拳が通用しないだと?…そんな事はないっ…そんな事はぁ~!!」
バスンッ!
イツキはそう叫びながら渾身の力を込めて目の前で立ちはだかるチャンピオンの腹へボディを放ち左右に拳を捻じ込むと、その拳は鍛えられた腹筋を貫く事は無くボコボコに割れた腹筋に防がれ、その動きを止めてしまった。
「何度やっても同じだ。お前の拳で俺の腹筋を崩す事は出来ん…この先ずっとな…」
「……」
「これが本当のボディって奴だ…その身体で覚えるんだな!」
ドスッ!
「うっ…」
困惑した様子で立ち尽くすイツキに対して、チャンピオンはそう言うとボディをイツキの鍛え抜かれた腹筋へと放ち、イツキは咄嗟に腹筋へ力を入れるとそのボコボコに割れた腹筋の凹凸を深めチャンピオンの放つ拳を腹で受け止めると小さく呻き声を出した。
(この位のボディなら今の腹筋じゃ十分防げるぜ…昔の俺とは違うんだ。大丈夫、これなら行ける!)
イツキがそう思っていると、チャンピオンは直ぐに拳を引き抜きニタッと口元を歪めると同時に続いてボディをイツキの腹へ向けて放ち、イツキはそれを見て再び腹筋に力を入れてそれに備えた。
ドムフゥ!!
「おっ…ぐぅ…っ…がはぁ!」
(さっきとは…威力が…違うっ…)
「どうした、さっきと威力が違って驚いてるのか?」
イツキは顔を少し苦痛に歪めて後ろへ少し下がり、ギュッと拳を握り締め身構えると、再びチャンピオンとの間合いを詰めて拳を前に突き出した。
「ここでイツキ選手がチャンピオンに仕掛けたぁ~!!」
「あまいんだよ…」
「!?」
イツキの繰り出した拳をチャンピオンは軽々と弾き返し、がら空きになったイツキの腹へと勢い良く拳を繰り出した。
ドムッ!
「うぐぅ…っ…!」
「おっとぉ!イツキ選手攻撃をチャンピオンに軽々と弾かれ、カウンターのボディがその鍛え抜かれた腹筋へ命中!!動きを止めてしまったぁ~!!」
イツキがチャンピオンの拳を腹に受け、動きを止めると同時にチャンピオンはイツキに身体を密着させ、至近距離でイツキのボコボコに割れた腹筋へ素早く何度もボディを打ち込み始めた。
ドスッ…ドスッ…ドスッ…ドスッ…ドムフゥ!!
「うっ…うっ…うぅ…うぐっ…おぐぅ…ぐほぉ!」
「これは強烈!チャンピオン、身体を密着させてボディを集中!!イツキ選手これは堪らず体を折り曲げたぁ~!!」
(おっ…俺の…腹筋っ…がぁ…)
「オラオラァ、腹筋鍛えたんだろ?」
チャンピオンはそう言ってイツキの腹にめり込み始めた拳を引き抜くと、イツキは片腕で腹を押さえながら後ろへと下がり、全身から脂汗を噴出させた。
「逃げてんじゃねぇ~よ!」
「くっ…」
チャンピオンがイツキに向かって来るのを見て、イツキはまだ少し顔を苦痛に歪めながら身構え、腕を前で固めチャンピオンの攻撃を防ごうとガードした。
「そんなガードで俺の攻撃を防げるとでも思ってんのかよ!」
チャンピオンはそう言いながらガードの上から拳や脚を繰り出し、イツキは懸命にその攻撃を防いでいたが、予想以上に強いチャンピオンの攻撃を腕に受けジリジリとガードが下がり始めていた。
(くっ…腕が…っ…もたないっ…)
「おらよぉ!」
そう言いながら繰り出されたチャンピオンの拳をイツキが腕に受け、その腕は上へと弾かれガードを崩されると、チャンピオンはイツキを見てニタッと口元を歪めているのが見えた。
(しまった…!?)
ドズムゥ!!
「おぐぅ!!」
「遂にイツキ選手のガードを崩してチャンピオンのキックがイツキ選手の見事な腹筋へ命中!イツキ選手大きく身体を折り曲げたぁ~!!」
(こんな…はずじゃ…っ…)
イツキはフラフラと体を折り曲げ腹を手で庇いながら後ろへ下がると、背中がドンとコーナーポストにぶつかり、チラッと後ろを振り返って苦痛に歪めた顔で目の前に立つチャンピオンの方を見た。
「もう後がないみたいだな…俺を倒すんじゃなかったのかよ?」
「くっ…そぉ…」
イツキは肩と分厚い胸板を大きく動かし息を吐き出すと、目の前に立ち尽くすチャンピオンを睨み付け、ロープに手を掛け身体を起こすと身構えた。
「まだ俺に勝てるとでも思ってんのか?アンタ…」
「あぁ~、俺はお前に勝つ…」
「そうかい、なら来いよ…その自信粉々に打ち砕いてやる」
「やれるものならやってみろ…俺は負けん!」
イツキはそう言うとチャンピオンに襲い掛かり、繰り出した蹴りをチャンピオンは軽々と足を持ち上げ防ぐと、次に繰り出されたイツキの拳を受け止めた。
「くっ…」
「ほら、早く俺を倒してみろよ。こんな風によ!」
ドズムゥ!
「おぐぅ…っ!」
チャンピオンはイツキの拳を受け止めたままでそう呟き、イツキはキッとチャンピオンを睨み付けると、チャンピオンはもう片方の腕で拳を下から突き上げ、がら空きになっているイツキの腹へ拳をめり込ませると、イツキは睨み付けていた顔を一気に苦悶の表情に変え、その逞しく鍛え上げられた肉体を折り曲げた。
(つ…強いっ…)
チャンピオンはイツキの腹へめり込ませた拳をそのままにイツキの大きな身体を投げ飛ばし、イツキは後ろへ飛ばされるとドサッとコーナーポストに身体をぶつけ、腕をロープに絡ませると項垂れてしまった。
「ここでイツキ選手、コーナーに体を預けてダウン!!これは危険だぁ~!!」
「うっ…うぅ…っ…」
「アンタには見せてやるよ…俺の本気って奴を少しだけな…その身体に刻み込んで無様に負けて行け」
「くっ…身体が…」
イツキはまだ苦痛に歪める顔でチャンピオンの方を見つめ、逞しく鍛え上げられた肉体は全身に汗を噴出し、分厚い胸板を上下に動かしながら荒々しい息遣いでコーナーに身体を預けていると、チャンピオンが身構えたのを見て眉をピクッと動かした。
「チャンピオン、イツキ選手に対して身構えました!ですがその構え、これはどう言う事でしょう!構えが逆です!!この構えはサウスポーの構え!チャンピオン初めて見せるその構えはスイッチャーだったと言う事でしょうかぁ~!?」
「俺は本来左利きなのさ…。アンタが今まで味わって来たのは右…そしてこれが左で繰り出す俺の拳の味だ…たっぷりと腹で味わいな」
チャンピオンはそう言うと拳をギュッと握り締め、動きが取れず無防備に腹筋を曝け出すイツキに向かって勢い良く拳を前に突き出した。
ボムフゥ!
「ごっ…ほぉ…ぉ…」
「チャンピオンの左から繰り出された拳が深々とイツキ選手の腹へと命中!!苦悶に表情を変え身体を二つに折り曲げたぁ~!!」
イツキはコーナーとチャンピオンの拳に身体を挟み、深々と鍛え上げた腹筋にチャンピオンの拳をめり込ませて体を折り曲げると、口は半開きで中から唾液でドロドロになったマウスピースが姿を見せた。
(俺のっ…鍛えた…はっ…腹が…っ…)
「残念だったな~せっかく鍛えて来たのに…俺の拳じゃ意味なかったみたいだな」
ドゴォフ!
「ほぐぅ…ぉ…っ…んっ…」
コーナーポストはチャンピオンがイツキの腹へ拳をめり込ませる度にギシギシとロープを揺らす音を立て、イツキは身体を折り曲げ深々と突き刺さるチャンピオンの拳を赤くなり防壁の役目を果たさなくなり始めた腹筋で受け続けた。
「チャンピオン、容赦なく次々とイツキ選手の鍛え抜かれた身体へ拳を打ち込んでおります!!イツキ選手、その攻撃を防ぐ事が出来ずに身体を折り曲げ苦悶に顔を歪めるだけです!これは凄い!この勝負すでに勝敗は決まってしまったかぁ~?」
「あっ…あぐっ…ぐぐぅ…っ…んぁ…」
「次で楽にしてやるよ…思う存分その身で味わって逝けや!」
そう言うとチャンピオンは少し後ろに下がり、イツキはグッタリした様子でコーナーに体を預けたままでどうにか立ち尽くし、鍛えられた腹筋は幾度とない責めで赤くなっているのが見え、チャンピオンはギュッと拳を握り締め姿勢を低くすると左右に身体を揺らし始めた。
「おっとぉ!チャンピオン姿勢を低くして左右に激しく身体を揺らし始めました!これはまさかぁ~!!」
チャンピオンは次第に左右に揺らす身体を激しく揺さぶり出し、イツキの方へ間合いを詰めて行くと揺らした反動を利用して全体重を乗せ強く握り締められた拳を次々にイツキへ向かって繰り出し始めた。
「デンプシーロール!!デンプシーロールがチャンピオンの身体から繰り出されたぁ~!!身体を揺らす反動と体重を乗せた拳が無防備にその身を曝け出すイツキ選手の腹へ次々に打ち放たれるぅ~!!」
ドスッドスッドスゥ!…ドムッドムッドムッドムッドムスゥ!!…ボムッボムッボムッボムッボムッ!!
「おぐぅ!…うっ…ぐはぁ!…はうぅ…うっ…あっ…あがぁ!…がっはぁ!…おっ…うっ…うぅ…ぶはぁ!…んっ…ごふぅ…ぐふぅ…ぐっ…」
イツキは次々に左右から繰り出されるチャンピオンの拳を全て腹筋で受け止め、その反動で身体を激しく揺らすと比例してコーナーポストはギシギシッと金属の軋む音が鳴り響き、チャンピオンは最後に反動を利用して下から勢い良く拳を突き上げると、その拳はイツキの顎を直撃し、イツキは勢い良く顔を上に向けると口から涎でドロドロになったマウスピースを吐き出し、ガクッと項垂れ大きく見開かれた目の瞳孔は完全に焦点を失い、太く逞しい脚はガクガクと震え出すと何度も拳を深々とめり込ませ痣になり始めた腹筋はイツキの息遣いとは別にグニュリグニュリと脈を打ち始め、目を見開き項垂れるイツキは下から押し上げて来る胃液に口元を膨らませていたが、限界は直ぐに訪れチャンピオンの目の前で次々と押し寄せて来る胃液を無様な醜態を晒しながら一気にマットの上に吐き出した。
「おっ…んぐぅ…おっ…おっぐ…おぉえええぇえぇぇぇええぇぇぇえええぇ!!」
「イツキ選手!あの日の再来と言わんばかりに無残にも激しく嘔吐!!それもそのはずです!デンプシーロールから繰り出された拳を全てその鍛え抜かれた逞しい腹筋で受け止めたのですから!そしてチャンピオン!今まで見た事もない構えと技でリベンジに挑んで来たイツキ選手を葬ったぁ~!!これは強い!強すぎです!!」
「ヘヘッ、またアンタの負けだったな…どうだった?俺の左で繰り出すデンプシーの味を腹で受けたご気分は?」
「あっ…あぁ…っ…」
イツキは胃から押し出されて来る胃液を全て吐き出すと、チャンピオンにその無残な醜態を晒しながらコーナーに身体を預け続け、その姿をチャンピオンがニタニタと口元を歪めながら胸元で腕組みをして見ていると、イツキの穿いているトランクスは頭の中で分泌されるアドレナリンの影響からか股間の中央で膨らみを作っており、その膨らみがヒクヒクと動いているのが見えていたのだが、その膨らみの先がジワリと染みを作り出したかと思うとジワリと下へ広がり始め、トランクスの裾を余す事無く鍛えられた脚の筋肉を伝って液体が垂れて行き、イツキを中心に小さな湖を作った。
「これは無様!最悪の醜態を晒す形となってしまったぁ~!!イツキ選手!無様に嘔吐をしたかと思えば次は何と!失禁した模様です!!これはあの日以上の無様な醜態を観客の前に晒してのKO負けとなりました~!!」
リングを取り囲む観客達はイツキの無様な姿をジッと見つめ、チャンピオンが高々と拳を上に突き上げると同時に歓声が沸き起こり、この試合の終了を告げたのだった。

  • [29]
  • (無題)

  • 投稿者:裕介
  • 投稿日:2011年10月23日(日)20時42分30秒
  • 返信
 
部活後の部活の裕介ですが。誰か呼んでくれてますか?

  • [28]
  • 部活後の部活3

  • 投稿者:裕介
  • 投稿日:2011年10月22日(土)22時44分47秒
  • 返信
 
僕は訳も分からずに 森谷顧問にお願いしますと言いました。 森谷顧問は(裕介も興味あるみたいだな!)意味も分からないまま返事すると、 裕介よ壁にもたれろ!言われた通りに壁にもたれて居ると   森谷顧問は手のひらを僕のお腹に当て。拳でお腹を圧迫し始めた。(オェッ苦しいす)と伝えましたが我慢しろ!仕方ないなく我慢しました、その間も 森谷はお腹を押さえたり揉んだりしていました。しばらくして(ドス。《グェ》強烈なパンチがお腹にめり込みました。少し体が浮き(くの字)なる位に森谷の拳はお腹にめり込みました。咳き込みながら座ると。裕介は弱すぎ。キャプテン候補は失格やな!(僕は耐えますからキャプテンになりたい)と伝えると、森谷は、なら上半身裸でお腹を出して仰向けに寝なさい。(僕は体操服のシャツを脱ぎ捨てて床に仰向けに寝ました)   森谷顧問は(ヨシヨシ、ハーフパンツをお臍まで下げると、)両手で心臓マッサージの感じで僕のお腹全体を押さえ初めました。森谷顧問の体重を乗せた手のひらが僕のお腹全体を圧迫(ぎゅうぎゅうお腹を圧迫されましたました)

  • [27]
  • 部活後の部活2

  • 投稿者:裕介
  • 投稿日:2011年10月22日(土)21時42分7秒
  • 返信
 
僕は顧問に言われた通りに部活後に部室に行きました。部室には野球部の後輩とか先輩が居ました。先輩から裕介がキャプテンに候補したって~ 大丈夫か?潰れるぞ~潰れる?(僕は正直、意味が分からなかった)そこに顧問が裕介キャプテン候補生 体操着で武道館に来い。(第2体育館)です。先輩達はキャプテン候補の試練だから頑張れ!!(意味も分からない僕は体操着)で第2体育館に向かいました。顧問。(森谷)先生は少しハゲたメガも豚の親父でした。僕は(体操着)で 第2体育館に入りました。(森谷)は   裕介は本当にキャプテンになりたいか? 僕は(ハイ!)森谷は僕の肩に手を掛け武道館の奥に連れて行った。(森谷)は 裕介よキャプテン候補の試練に耐えれるか?僕は大丈夫です 耐えれますと答えると、森谷はキャプテンの素質は体力と経験と判断力だよ。最後に筋力かな! 裕介は小さいが体力はあるからな~経験は今から覚えればいい。後は筋力だな。キャプテンは人一倍筋力がなければならない。だかなら今から裕介のキャプテンになれるか筋力経験するいいか?(ハイ。)僕が答えると体操着のシャツはハーフパンツの中に入れろ!!(真面目な中学生みたいな感じ)森谷顧問は僕の体操服姿を見ると、肩や、二の腕や、胸や腰やお腹や足を触りました。 一通り触ると、森谷顧問は僕のお腹に手を当て腹筋が弱いから鍛えてやるよ。(それがお腹圧迫地獄の始まりでした)

  • [26]
  • 部活後の部活

  • 投稿者:裕介
  • 投稿日:2011年10月22日(土)21時04分6秒
  • 返信
 
昔の体験談です。僕は、身長158体重47キロの13歳 の中学生にしては小柄な中学生でした。   部活は 野球部でした。夏季中体連の野球も敗退でした。その後 顧問に呼び出しをされました。来春から裕介よお前をキャプテンにしょうと思ってるんだけど。キャプテンになりたいか?因みに地元の中学校は4学校ありましたが 僕の中学校は強豪の野球部で有名でした。その中学校の野球部のキャプテンなんて最高でした。でも野球の上下関係は厳しくて顧問。(監督。)の言う事は絶対でした。僕は 迷いましたが顧問に キャプテンになりたいとつたえました。 顧問は、裕介なら大丈夫だよ(だだキャプテンになる審査を受けてもらうが大丈夫か?)僕はハイ! 大丈夫です。顧問は部活後に部室に来いと言いました。

  • [25]
  • 第1話 月夜の道場

  • 投稿者:はらはらメール
  • 投稿日:2011年10月21日(金)20時21分54秒
  • 返信
 
「・・・以上だ。」
「はっ!了解であります。」
「・・・ところで、君は何歳かね?」
「「はっ!20歳であります。」
「・・・そうか。・・・今日の予定はどうなっている?」
「はっ!午後からカリキュラムCと演習Rであります。」
「・・・夜は?」
「はっ、とくにはありません。」
「わかった。寮長には私から外出許可を取っておくから、ちょっと付き合ってくれ。」
「はっ!了解であります。」
「以上だ。」
「はっ!・・・。」

電車とバスを乗り継いで山間の温泉地についた。満月の明かりに照らされた小道を、2人は言葉もなく歩いていた。時より旅館の部屋からは宴会騒ぎのにぎやかな声や、聞き取れはしないまでも家族団らんの話し声、テレビCMの音が漏れ聞こえ、耳に入ってきた。
ふと、大きな旅館の裏口のような場所で足を止め、にわかに振り返り、ゆっくりとその扉を押し開けた。さらに複雑に入り組んだ道を抜け、いくつかの扉をくぐり、階段を降りたり上ったりするうちに今度は大きな道場造りの建物のこれまた裏口に到達した。中からは声がする。

「・・・あの・・・ここは?」
「・・・君の体術はなかなかのものだと聞いている。見てほしいやつがいるんだ。」
「・・・は、はい。しかし、自分の体術は・・・。」
「わかっている。だからこそなんだ。」

扉を開けて中に入ると走りよってきた少年が2人。

「紹介する。が、名前はいえない。先生でいい。」
「はい、先生!」

2人は同時に答えた。

「(こ、子ども?・・・しかも・・・双子か?)」
「さっそくだが、おまえら2人がかりで、全力でかかってこい。」
「はい!先生」
「君は本気でかまわん。この2人を制圧しろ。」
「はっ!了解であります。」

3人の視線が一瞬あうと、少年2人がぱっと左右に分かれ、距離をとった。

「(左に黒シャツ、右に白パンツか・・・。おそらく同時攻撃だな。左から攻めるか)」
「ゆうた!あれでいくぞ!」
「オーケー!けんた!それじゃあ、3,2,1!」
「ん?(あほかこいつら、攻撃のタイミングを口に出してやがる・・・。)」

同時攻撃も見抜かれ、なおかつ少年たちが攻撃に入る前に左の黒シャツがノックアウト。わずか数秒のうちに決着がついた。
「制圧完了であります。」
「うむ、・・・子ども相手だから、かなり加減したな。」
「はっ!申し訳ありません。」
「いや、かまわんさ。それより・・・おきろ!」
「ぐえっ・・・。」

仰向けにひっくり返っている少年たちに近寄り、手にした棒状の物体を腹部につきたてた。

「ほれ、今度はこれで・・・。」
「・・・おおっ!おれのライジングソードっ!」
「・・・へへん、名刀はやぶさじゃん。これで勝ったも同然。」

少年たちはすばやくはね起き、指先で棒状の物体を回転させながら、かまえを取った。

「(木刀か・・・。)」
「まあ、けんたのライジングソードとやらについては、木刀と考えてもらってかまわんが、ゆうたの名刀なんとかのほうは、少々手ごわいぞ。」
「問題ありません。」

しゃべりがおわらないうちに黒シャツが動いた。

「くらえ!必殺!ライトニングスラッシュ!」
「(・・・空ぶった直後に握り手を変えたか・・・2撃目がくる・・・。)」
「まだまだああ。ライトニングバスター・・・。」

初弾をかわし、2撃目も見切っていたそのときだった。

「くらえ!奥義・・・。」
「(しまった!死角から・・・交わしきれない。)」
「・・・ツバキっ!」
「(抜刀術?・・・まずいこの距離では・・・。)」

道場内に木刀のにぶい打撃音が響いた。まもなくして道場内に静寂が訪れた。

「・・・制圧完了であります。」
「うむ。見事だ。だが、あれでは腕を切り落とされてるところだぞ。」
「はっ、しかし、木刀と考えてよいとのことでしたので・・・。」
「ははは、負けず嫌いだなあ。ゆうたの名刀なんとかはどうだった?」
「・・・はっ!間合いの取り方、タイミング、スピードともに、完璧だったかと。」
「そうか・・・。さすがに必死だったな。だが、けんたのライジングソードをふき飛ばした機転がさすがだな。けんた、ゆうた、せっかくの連携も瞬殺だったな。」
「いてててて、もうちょっとだったのに。」
「あーもう、くやしい。」
「腹は大丈夫か?そうとうきついのがはいっただろ?」
「いてえよいてえ。だって、本気のけりだったもん。」
「・・・お、おれは・・・なんともねえよ。」
「うそつけ!けんた!・・・見せてみろよ。お前すげえパンチくらってただろ?」
「・・・さ、さわるなあ、も、もむなって・・・、いてええ、いてえ。」
「よしよし、鍛え方が足りないようだから、ちょっとこい。」
「はい、先生!・・・うっ。あうっ、うっ、うっ・・・。」
「先生!おれも。・・・おうっ。えうっ、うっ、ぐうっ・・・。」
「・・・そこで腹筋やりながらきけ。」
「はい、先生!」
「今後、しばらくの間、この先生がおまえたちに体術を教えてくれる。運がよければ柔術や剣術や・・・忍術もだ」
「まじで?忍術?やったああー!忍術?」
「おれも忍術やりたい。分身の術とか、オイロケの術とか。」
「あほ、冗談だ。」
「えーそんなあん。」
「・・・(きいてないぞ。)。」
「というわけだから・・・よろしくたのむ。」
「・・・?あのー・・・。」
「特別任務だ。たのんだぞ!」
「はっ!了解であります。」
「じゃあ、早速こいつらと仲良くなる意味で、2晩ほどここにとまってこい。」
「え?」
「特別任務だ。外泊許可は取ってある。」
「はっ、了解であります。」
「やったあー、ねえ先生、温泉いこ?」
「おれの、おれのベッドで寝ようよ。」
「・・・月曜の朝礼に間に合うように帰ってくればいい。弟たちをかわいがってやれよ。以上だ。」
「はっ、了解であります。」

面倒なことに見事に巻き込まれ、面倒なことに「弟たち」とか言われ、内心では複雑な気持ちであった。


  • [24]
  • ぷらぷらさんリクエスト小説「警官の惨劇

  • 投稿者:
  • 投稿日:2011年10月20日(木)22時52分32秒
  • 返信
 
この作品は非常に今までの作品と違って長文ですご了承下さい。

低気圧が街の上空に漂い、大粒の雨が激しく降り続ける街の中。
一人の警官が逃走する男を捕まえようと必死に走っている姿が路地裏にあった。
警官は視界が悪い中、懸命に走り続け降り頻る雨は容赦なく警官の服を濡らすと、その鍛え上げられた肉体に張り付き、大きく振られた腕に纏わりつき目の前を走る男の逃走を手助けしている様にも見えた。
「待て!!」
警官は大きく音を立てる雨にも負けない大きな声で目の前を走る男に向かって叫ぶと、男は必死に走り路地の角を曲がると廃墟となったビルの中へと逃げ込み、警官は廃墟の前で一瞬立ち止まると降り頻る雨を防ぐ様に手を額にやりビルを見上げると中へと入って行った。
警官はゆっくりと警戒しながら前へと進み、奥にある一つの部屋へと足を踏み入れると腰から銃を取り出し、暗闇に立つ一人の男に向け銃を構えた。
「警察だ!大人しくしろ!!お前を無差別連続暴行犯で逮捕する!」
警官はそう言うと、目の前に立つ男は警官に背中を向けたままでゆっくりと両手を上へと上げて見せた。
「よし、ゆっくりとこっちを向くんだ」
「危ないもんは何も持ってないさ…今そっちを向くからさ」
男はそう言うとゆっくり警官の方へと向き直り、警官は銃を男の方へ構えたままで顔を確認しようとジリジリと前に歩き始めた。
「動くなよ…お前だな、この近辺で無差別に暴行を繰り返していたのは?」
「あぁ~そうだとも…俺がやった…だが…」
男はジリジリと自分の方へ歩を進める警官にそこまで言うとニタッと口元を歪め、警官は微かな光りで見る事が出来たその口元を見て眉を動かした。
「だが…何だ!お前がやったんじゃないとでも言うのか?」
「アンタ…さっき言ったよな?『お前』って…」
「……?」
警官はジリジリと歩を進める事を続け、男の直ぐ前で立ち止まると男の顔に余裕さが感じられる事に気づいた。
「残念だが『お前』じゃない、『お前ら』なんだよな…」
「何!?」
男がそう言いながら口の端をニタッと持ち上げ、警官がそう呟いたと同時に近くの柱から勢い良く鉄パイプが振り下ろされ、銃を構えていた腕を殴りつけると警官の手にしていた銃は床に転がり、腕に走る激痛に警官が身体を屈めたかと思うと柱の影からもう一人男が現れ、屈み込む警官の顎を勢い良く蹴り上げると、警官は声を上げながらドサッと仰向けに倒れ込み、手を上げていた男が腕を下ろしながら倒れ込む警官の前へとやって来た。
「残念だったなぁ~アンタ。俺を見つけて追いかけて来たのは威勢があって良かったが、情報不足ってヤツだな…この近辺で起こってる無差別な暴行は俺一人の犯行じゃないんだわ…もう一人、俺と一緒に暴行してた奴がいるんだよ…ちゃ~んと、ここにな」
「へへへっ悪いな…」
「くっ…そっ…仲間がいたのか」
「なぁ~コイツどうする?」
「そりゃ~楽しまないと…せっかく良い獲物が目の前に転がってるんだしさ」
「そりゃ~そうだ。こんな経験、滅多に出来ねぇ~からな…オラァ、立てよ!」
男はそう言うと倒れる警官を無理矢理に立たせ、羽交い絞めにすると警官の体を男の方へ向けた。
「なっ…何をする!止めろ!!」
「この雨の中をあちこち逃げ回ってここまでアンタを連れて来たが、アンタ息一つ荒くなってないよな…それに、見た所結構鍛えてそうな体付きじゃないか…やっぱあれか?街を守る警察は日々の鍛錬は怠らないってか?」
「当たり前だ!お前らみたいな犯罪者を追うのに体力が無くてどうする!それで日本の治安が守れるか!…それよりも放せ!」
「ふぅ~ん…治安ね~。ならその治安を守る警察の体力って奴を確かめさせてもらうとするか」
男はそう言うと、羽交い絞めにされ身動きが取れなくなった警官の雨で濡れた服を両手で掴むと、キッと睨み付ける警官の方を見ながらビリビリッと音を立てて服を引き千切り、警官は服のボタンをあちこちに飛ばして破られた服の間から日々の鍛錬が作り上げた逞しい肉体を露にし、分厚く鍛え上げられた胸板は濡れて破かれた服を張り付かせながら上下に動き、その下にある腹筋は胸板に負けない程に鍛え上げられた様子で、六つに割れた筋肉がボコボコと凹凸を作り出し、引き締められた脇腹はくっきりと肋骨を浮き彫りにし警官が息をして胸板を動かす度にその鍛え上げられた腹筋も比例して凹凸の深みを変化させていた。
「良い身体してるじゃないか…アンタ」
「……」
「さぁ~て、たっぷりと楽しませてくれよ…」
男はそう言うと警官の顎を片手で持ち上げ、警官は顎を持ち上げられても男を睨む事を止めず、そんな警官を男は不敵な笑みを浮かべながら見つめ、ゆっくりと腰を捻ると握り締めた拳を警官の腹へと強く打ちつけた。
バスッ!
「フンッ…っ…」
腹を殴られる瞬間、警官は鍛えられた腹筋に力を入れそのボコボコに割れた凹凸の深みを増し、男の拳は頑丈な腹筋に妨げられる様にめり込む事は無かった。
「へぇ~っ、なかなかやるじゃないかアンタ…」
「そうやって何人もの人を殴って来たのか?」
「あぁ~そうさ、それが悪いか?」
「お前ら…こんな事をして何が楽しいんだ!」
「楽しいさ…何度も殴られ、次第に顔を歪めて行く様が何とも言えないねぇ~」
「何だと…お前らそれでもっ…!?」
警官はそう言いかけると急に表情を変え、ゆっくりと下の方へ視線をやると、鍛えられた腹筋には男の拳が打ち込まれていて、男は警官の少し苦痛に歪める顔を見てニタッと口元を歪めた。
「がっ…はぁ!」
「少しは自分の立場ってもんを自覚したらどうだ?」
「くっそぉ…」
「もっと見たいな…アンタの苦痛に歪める顔がよぉ~!!」
男はそう言いながら腰を捻り、さっきよりも強く拳を警官の腹へと打ち込んだ。
ドスッ!
「おぐぅ…っ…」
「なかなか良い声出すじゃねぇ~か」
「やっ…止めろ」
「止める訳ねぇ~だろうがぁ!」
ドスッ!ドスッ!!
「うぐっ…おふぅ…っ…」
警官は腹筋に力を入れ続け、男から繰り出される拳をボコボコに割れた腹筋で受け続けると、凹凸の深みを増す腹筋の殴られた周囲は赤くなりだした。
「さて…準備運動はこれ位って所か?」
「あぁ~そうだな。コイツ意外とタフみたいだからな…そろそろアレするか?」
「アレ…だと?」
警官は二人の会話を聞いて少し顔を曇らせ目の前の男を見ていると、男はズボンのポケットに手を入れたかと思うと直ぐに引き抜き、その拳にはメリケンサックが填められているのが見えた。
「素手じゃ面白くないだろ?俺達はアンタの悶絶して苦痛に顔を歪める表情が見たいんだからさ」
「なっ…」
男はニタニタと口元を歪めながら拳をギュッと握り締め、警官はジッと男の顔を見ながら出来る限り腹へと力を込め、次に来るであろう行為に備えた。
「良い顔しろよ…なっ!!」
ドムフゥ!!
「うっ…ぐぅほぉ!!」
男は下から勢い良くメリケンサックを填めた拳を突き上げ、警官のボコボコに割れた腹筋の鳩尾へと打ち付けると、警官は羽交い絞めにされた身体を軽く折り曲げ、苦痛に顔を歪めると口を尖らせ唾が勢い良くばら撒かれた。
「良いねぇ~その顔…ゾクゾクするぜ」
「おらぁ!もっと殴ってもらえよ…」
羽交い絞めにしている男はそう言うと警官の折り曲げた体を起こし、男は警官の髪を鷲掴みにすると、苦痛に歪めた顔で警官は腹に力を入れようとしたが、さっきのダメージが大きかったのか思う様に力を入れる事が出来ず、男の拳が勢い良く警官へと放たれると、拳は警官のボコボコに凹凸を作り赤みがかった腹へと深くめり込んだ。
ズムッ!!
「あぐぅ…がはっ!!」
「どうした?さっきより腹に力が入ってねぇ~んじゃないか?」
「はっ…腹がっ…」
「何だよ、まだ始めたばかりだろ?もっと根性見せてみろよ…治安を守る警察の根性って奴をさぁ~!!」
ボフッ!!ドフゥ!!ドムッ!!
「おぐぅ…っ…ごふぅ…ぐっはぁ!」
警官は苦痛に顔を歪め羽交い絞めにされながら出来る限り体を折り曲げ、大きく目を見開くと半開きになった口の端からダラダラと涎を垂らした。
「やっ…あぐっ…あぁ…めてっ…がはっ…くっ…れ…っ」
「あぁ~?聞こえねぇ~な…何だってぇ~?」
ドムズゥ!!
「はぁ…ぐぅ…ぅ…んっ」
深々と拳は警官の真っ赤になった腹へとめり込み拳を飲み込むと、ボコボコに凹凸が出来ていた腹筋はその能力を失い、男の拳を飲み込みながらピクピクッと痙攣を始めると、男は警官の顔を覗き込みながらめり込んだままの拳をグリグリと左右にねじ込み出し、警官は拳がねじ込まれる度に嗚咽を上げ、男はグッと奥へと拳を更に押し込み左右に捻りながら上へと押し上げると警官の胃をグチュグチュッ…グニュッと潰し、警官は目を見開き涙目で全身に駆け巡る痛みを感じ、ギリギリ地面に着く両足をガクガクと震わせると、押し潰されて搾り出された胃液が競り上がって来るのを感じ必死に口を膨らませた。
「おうぅ…おぐっ…うぐぅ…っ…んっ…んん!!」
「最高の顔だな…今まで見た事が無い最高にゾクゾクする顔見せてくれるじゃねぇ~か…だから俺からアンタにご褒美やるよ…ちゃんと受け取りな!」
ボグゥ!!…ッ…グチュリッ
「おぐううぅぅ…っ…おぶえええぇぇぇ~!!」
男は一気に拳を引き抜くと、間髪入れずに大きく腰を捻り体重を乗せた拳を勢い良く繰り出し、機能を失い存在だけを主張する腹筋へ深々と拳を埋めると、そのまま警官の胃は男の拳によって押し潰され、警官の目は大きく開かれたままで瞳孔は焦点を失い、全身から噴出した脂汗はポタポタと頬を伝って止め処なく垂れ落ち、口からは勢い良くブシューッと胃液混じりの涎が噴出すと、次から次へとビチャビチャッと音を立てながら吐き出され、そのまま男に羽交い絞めにされたままで警官は意識を失うと、ガクッと項垂れてしまった。
「あ~ぁ、大好きなおもちゃ…潰れちゃった」
「おい、コイツどうする?」
「捨てちゃって良いんじゃね?もう俺、ソイツに興味なくなったし…」
男はそう言うと羽交い絞めにしていた男はその場に警官を転がし、二人は何事も無かった様に他愛も無い会話をしながらその場を去って行き、それから数時間後に警官は発見され病院へと運ばれ、警官がその後どうなったかは…誰も知らない。

  • [23]
  • お目汚しの駄文ですが

  • 投稿者:腹打ちラヴ
  • 投稿日:2011年10月19日(水)00時49分42秒
  • 返信
 

アキトは焦っていた。
格下のハズのリョウジに思わぬ苦戦を強いられていたからだ。
二人とも長身、鍛え込まれた筋肉の鎧を身につけた逆三角形で、一見すると体格差は
ほとんどない。
経験で勝るチャンピオンであるアキトが圧倒的に有利なはずだった。
しかし・・・

(クソッ、素早い・・・ボディで動きを止めなくては)
アキトはなんとかリョウジをコーナーに追い詰め、渾身のボディブローを繰り出した。
”ドムッ”
鈍い音とともにアキトの拳がリョウジの鳩尾にクリーンヒットした。したはずだったが、
「ヌルイっすねぇ、なんスかそのパンチは?」
リョウジは涼しい顔で言うとニヤリと笑った。
(オレの渾身のパンチが効いてないだと?)
「せめてコレくらいはやってくれないと!」
”ドゴォッ”
「ウグッ」
リョウジの拳はアキトの鳩尾に浅くではあるがめりこんでいた。
一瞬、横隔膜が痙攣し、息がつまる。想定外の威力のパンチに、アキトは不覚
にも数歩後ずさった。
「お! ちょっとは鍛えてるんスね。さっすがチャンプ。じゃ、ちょっとぐらいホンキ
出してもいいかな?」
余裕の表情で言い放つリョウジ。
(今のでホンキじゃないだと?)
息をなんとか整えながらリョウジをにらみつけていると、
「よっと」
リョウジが軽く気合を入れた途端、リョウジの肉体が膨れ上がった!
分厚い筋肉に覆われていた胸板はさらにもりあがり、鍛え上げられた豪腕と太い脚が
さらに一回り太くなる。6つに割れていた腹筋はさらに溝が深くなり、アキトからは
見えないが、背中の筋肉も分厚く膨らんでいる。
「なん・・・だと!?」
あまりのことに驚愕のうめきをもらすアキト。
そして次の瞬間、
”ドボォッ”
リョウジの拳はアキトの腹に深々と突き立っていた。手首近くまでめりこんでいる。
「はうぅっっっっっ」
不意をうたれたため、満足に腹筋を締められなかったアキトはうめき声を上げると
数歩あとずさった。
「逃がさないっスよ!」
リョウジは軽快に踏み込んでくると、アキトの太い首に丸太のような腕を回し、ガッチリと
つかんだ。
(はや・・・い!)
逃げられないと悟ったアキトはとっさにボディに力を込めると、ボコボコの腹筋を浮き
上がらせる。
しかし・・・
”ぼぐぅっ” ”ドスッ” ”ボゴッ” ”ドボォッ”
筋肉で膨れ上がったリョウジのヒザが次々とアキトの腹を抉る!
「あがっ! ウグッ はうっ! げぇぇ・・・」
アキトの割れた腹筋はかろうじてヒザの進入を阻止していたが、衝撃までは防ぎ
きれない。
「そうそう、その調子で力入れといたほうがいいっスよ! じゃないと内臓、つぶしちゃい
ますから」
”ドボッ” ”ボスン” ”ドゴッ” ”ゴスゥッ”
連続で襲い掛かるリョウジのヒザが次第にアキトの腹筋にめり込み始めた。
ボディはリョウジのヒザを包み込むように凹み、吸収しきれない衝撃がアキトの内臓を
えぐる!
「はうぅっ! げふぅっ! おぶぇっ! げぼぇっ!」
ボディにヒザが埋まるたびにアキトの目が見開かれ、口は半開きになり、うめき声と
ともに涎が溢れ出る。脚はガクガクとふるえ、ヒザにつぶされた割れた腹筋が波打つ
ように痙攣している。
その様子を見たリョウジは、
「お? 限界ッスか?」
攻撃の手を止め、アキトの首に回した腕を放した。
”ドサッ”
「はぐぅっ! ぅぇぇぇ・・・ひぐっ うぶぅえぇ・・・」
その場にヒザから崩れ落ちると腹を抱え、悶絶するアキト。ボコボコに割れた腹筋は
ヒクヒクと痙攣し、全身から滝のように冷や汗を流しながら、懸命に呼吸を整えようと
分厚い胸板を膨らませる。
「これがチャンプねぇ・・・がっかりッスよ」
「・・・うる・・・せ・・・ぇ、この・・・ドーピ・・・ング野・・・郎」
苦しい呼吸の下でアキトが言い返すと、スッとリョウジの目がすぼまった。
「どうやら、死にてぇらしいな・・・」
リョウジはボソッとつぶやくと、
「はぁっ!」
気合を入れると、そのカラダが一瞬さらに膨れ上がり、ギュッと音がするかのように
収縮した!
腕の筋肉ははちきれんばかりに隆起し、大胸筋は鋼のように硬くなった。肩の筋肉は
丸々と膨れ上がり、腹筋は八つの島が浮き上がったかのように深い溝が刻まれている。
少し動かしただけでもミシミシと音が聞こえそうなほどリョウジの筋肉は盛り上がっていた。
「オラ、立てよ!」
リョウジは左手で喉のあたりを掴むと、90キロはあろうかというアキトのカラダを軽々と
持ち上げた!
「あがぁっ!」
そのままコーナーポストのほうに軽く放り投げると、コーナーにぶつかって跳ね返って
きたアキトのがら空きのボディに渾身のボディブローを放つ!
”ドゴォォォォォッ”
轟音とともに筋肉の張り詰めたリョウジの腕はアキトの腹に吸い込まれ、アキトは
そのままコーナーに叩きつけられた! あまりの衝撃にコーナーポストはひしゃげ、
リョウジの腕はヒジ近くまでめりこんだ。
「あが・・・・・」
”ずぼっ” ”ドサッ”
リョウジが拳を引き抜くと、アキトは前のめりになって倒れこみ、
「げぶぅぅぅぅぅぅぅぇぇぇぇぇっ!」
盛大に嘔吐した。
「ぇぼぇえっ! おぇぇぇっ!」
嘔吐を繰り返すアキトの前には大量の胃液だまりが・・・
カラダを”く”の字に折って悶絶するアキトを見下ろしたリョウジは無言で再びアキトの
喉を掴み、無事なコーナーポストに投げつける。そして・・・・
”ドボォォォォォッン”
身も凍るような音を立てて再度リョウジの拳がアキトのボディをえぐる!
「はうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ! ぇぇぇぇぇぇぇ・・・・」
アキトの目は瞳孔まで見開かれ、半開きになった口からは胃液と涎がダラダラと流れ、
舌がだらんと垂れ下がっている。
壁の役割を果たせなくなったアキトの腹筋はリョウジの拳が埋まったまま激しく波打ち、
力が入らなくなったたくましいカラダはリョウジにもたれかかった状態でビクン、ビクンと
痙攣している。
「一度だけ、謝罪を受け入れてやるぜ?」
「・・・・・・・・ク・・・ソ・・・野郎・・・」
「・・・」
リョウジは無言で無造作にアキトのカラダを放りやると、コーナーポストに上った。
アキトのカラダは力なく中央に横たわり、ビクビクと痙攣するボディがむき出しになった。
「・・・じゃぁな」
コーナーから高々と跳躍したリョウジのカラダはアキトの腹めがけて一直線に落下し、
”ドゴォォォォォォォォォォォォォォォッン”
轟音とともに鋭くとがった右ヒザが深々と突き刺さった!
「げぼぉえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」
アキトのカラダは一瞬折りたたまれるようにVの字に跳ね上がり、残った胃液を残らず
吐き出した。そして、ビクンっと一度大きく痙攣するとリングに横たわった。
「まぁまぁ、楽しかったッスよ」
そういってリョウジが去っていった後には、無残にも白目を剥いて失神し、舌がだらんと
垂れた口からは小さく泡を吹き、全身をピクピクと痙攣させているアキトが残されるだけ
だった。
 



  • [22]
  • 序章

  • 投稿者:はらはらメール
  • 投稿日:2011年10月16日(日)19時53分46秒
  • 返信
 
ゆうた「ねえねえ、けんた、何読んでるの?」
けんた「・・・ん?エロ本・・・。」
ゆうた「えええええー!エッ・・・エロ本?まじ?うそ?」
けんた「・・・うーるさいなあ。お子様はあっちにいってろっ!」
ゆうた「えっへん、けんたくん、見たまえ、この立派な、おれの息子をっ!」
けんた「・・・うーるさいっ!そんなもの、いつもみてるし、さわってるし、遊んでやってるし、いまさら自慢するなあっ!」
ゆうた「あれあれええ、けんたジュニアは、欲求不満かなあ?」
けんた「・・・。あーん。」
ゆうた「はははははっ!キモイ声だしてんじゃねえよ。おらっ!」
けんた「ぐうっ・・・。」

ソファーの上に仰向けに寝転んで、お勉強中のけんた。そこに馬乗りになってゆうたがけんたをいじる。このふたりは、それはそれは仲のいい双子である。少々エロい。似ているところは顔とエロ。似てないところは、まあいろいろである。趣味はエロと、野球と、腹パンチ。殴るのも殴られるのも、押すのも引くのも大好きである。おかげさまで、きたえあげられた肉体は見事なものである。すらっと長い足に質のよい筋肉がつき、引き締まったお尻とたくましい背筋、細めの首筋にぼうず頭。くるっと正面に回ると、きりっとしたまゆげにぱっちりした目、するどさと愛嬌のある瞳、にこっと笑う表情があいくるしい童顔、そして日々の筋トレで鍛えた大胸筋と丸々した三角筋、上腕二頭筋、破壊力を秘めた前腕筋とごつごつしたこぶし。そして、見事に割れた腹筋。硬さも丈夫さも、弾力もやわらかさも、すべてを兼ね備えたサンドバックを身にまとい、彼らにとっての腹の急所はまるで存在しないかのごとく無敵を誇った。
とまあ、描写がめんどくさいので、話を続けることにする。
腹パンチは彼らにとっては日課であり、筋トレであり、コミニュケーションでもある。この先、彼らの話を進める中で、徐々にそのことがわかってもらえると思うが、一言だけ言っておきたい。

やつらはエロい。


  • [21]
  • へたですが・・・

  • 投稿者:八雲
  • 投稿日:2011年10月16日(日)11時53分29秒
  • 返信
 
ボクシングジムで遅くまで残って練習をするまさ先輩とゆう。
まさ先輩は33歳でボクシングジムに長く通っている。
ゆうは24歳でジムに通いはじめたばかりであった。

この日ジムに二人だけになってしまい…                                                                        まさ先輩「おいゆう。そんなシャドーボクシングじゃ駄目だよ。やっぱ実戦じゃなきゃ。俺が軽く相手してやるからリングにこいや」                                                                                                         そういってまさ先輩はグローブを持って準備を始めた。                                                                                   ゆう「いっいいんすか」 ゆうはまさ先輩に個人的に指導はされていたもスパーリングは初めてであった。                                                                                                                                まさ先輩「いいぜ。俺のように強くなんだろ俺が体に教えてやるから早くこいよ」                                                              まさ先輩は準備が完了してリングでゆうをまっていた。 ゆう「はいじゃあすぐ準備します。」 ゆうは準備をしてリングに上がった。                                                                                                            まさ先輩「おいゆうコングは自動になるようにしといたからな三分12ラウンドだ」                                                             ゆう「えっいきなり12ラウンドですか」 ゆうは少し弱気で言った。                                                                        まさ先輩「そんぐらいやった方が練習になんだろ嫌がってないでやるぞ俺みたいになりたいんだろ」                                                                                                                                                   ゆう「は…はい。やりましょう俺頑張ります。」                                                                                              まさ先輩「よし。テンカウントとられたら負けだがコングでも救われるからな。そうすれば少しは長くできるだろまぁ初めは手加減してやるから途中から本気でいくがな(笑)」                                                                                       ゆう「わかりましたよろしくお願いします」
「カーン」 1ラウンド目のコングお互い中央に行き打ち合いを始めた。
「シュッシュッシュッシュッ」
お互い始めたは様子みでジャブをしていた。
まさ先輩「おっゆういいぞいいぞうまいじゃないか」                                                                                            ゆう「あ…ありがとうございます。」
まさ先輩「そしたらこれだ」 まさ先輩は軽く右ストレートを放った。
ゆう(おっと) ゆうは軽く交した。
まさ先輩「なかなか筋がいいじゃないかその調子だ。」
ゆう「そうですかうれしいです。」まさ先輩「ぐはぁ」(な……また……)
まさ先輩は意外なパンチをくらってしまい少しフラっとしてしまう。
ゆう「先輩大丈夫ですか」
まさ先輩(こ……こいつ)
まさ先輩「大丈…夫だよ演技うまいだろ……オラ早くこいよ俺がいつマジになるかわからないんだから今のうちにうってこうよ。チャンスだぞ」
ゆう「なら…今のうちに…」
まさ先輩は余裕ぶってはいるが内心ふあんがあった。
まさ先輩「筋がいいから少し本気でいくぞ」
まさ先輩はジャブジャブストレートボディフローと打った。
ゆう(おっとおっとおっと)まさ先輩のパンチを軽々と避けていく。
まさ先輩(こいつ)
まさ先輩「おーいいじゃないか結構強いかもしんないぜゆうはまだ俺みたいにはなるには早いがな」
ゆう「頑張ります」
「カーン」
1ラウンド終了のコングがなった。
まさ先輩「もう終りかお疲れな。次は俺本気でいくから覚悟しとけよな(笑)」                              ゆう「は…ははは…はい」お互いインターバルに戻り休憩をして
「カーン」
ニラウンドのコングがなった。まさ先輩(あいつ俺のパン チ全部避けやがって)まさ先輩はニラウンドはまじていくつもりでゆうを睨んだ、
お互いリング中央に行きまたジャブをするもまさは先ほどとはスピードもパワーも違うパンチを放つ。 ゆう(おっとおっとまさ先輩スピード上げてきたな)
まさ先輩は本気でパンチを放つも軽くよけられてしまいいらついていた。                                                                           まさ先輩(ちょろちょろ俺のパンチ避けやがって生意気なんだよ) まさ先輩は自分の本気のパンチがあたらないことに段々はらを立ててきていた。
その時
「ドス」
ゆうのジャブがもろに入った。
まさ先輩(な…ま…まぐれだ) 「ゆうなかなかやるじゃないか……お返しだ。」 まさは顔面に右ストレートと放つも簡単に避けられてしまう。
ゆう(ふぅ)「まさ先輩どうすか本気出してもいいすよ頑張りますんで」
ゆうは調子にのってまさ先輩に笑 顔で言った。
まさ先輩「てめぇに本気だすわけねぇだろ本気出しちまったらすぐ終わってつまんないだろ」(アイツなめやがって)
まさ先輩はイラツク顔を表に出しながらゆうにパンチのラッシュをかけていった。
ゆうはそのまさ先輩のパンチを全て自分のパンチで弾き右ストレートを放った。                                                               まさ先輩「ぐはぁ」(な……また……)
まさ先輩は意外なパンチをくらってしまい少しフラっとしてしまう。
ゆう「先輩大丈夫ですか」
まさ先輩(こ……こいつ)
まさ先輩「大丈…夫だよ演技うまいだろ……オラ早くこいよ俺がいつマジになるかわからないんだから今のうちにうってこうよ。チャンスだぞ」
ゆう「なら…今のうちに…」
まさ先輩は余裕ぶってはいるが内心ふあんがあった。ゆう「先輩いきますよ」 ゆうは左ジャブを三発放った。
まさ先輩「がっはっへ」 ゆう「それ」ゆうは右ストレートを放った。                       まさ先輩「ぐぇ…」(こ…こいつ…つよ…)
ゆう「先輩ハンデばかりじゃつまんないすよ。ボディブローの殴りあいしましょうよ。手を止めたら終りで」
まさ先輩「折角のハンデなのいいいねか遠慮しないぞ」(こいつ舐めやがってだがボケツとったな。俺のかちだ舐めんなガキが、)
まさ先輩とゆうのパンチのうちにあいがはじまった。                                                                            ゆう「ふっふっへっふっふっふ」
まさ先輩「がっぐぇふぇふっふっがぇおぇ」                                                    お互い同じぐらいのボディブローをくらったが… ゆう(まさ先輩まだ本気じゃないんすかね腹も柔かいな力いれてないんじゃないすかねなめすぎですよ)                                まさ先輩(こ…こいつ…腹…意外と…かた…おぇ…パ…パンチも…おぇつ…つよ…い…)
まさ先輩「おぇうぇっあっあっあっがぁぁふぇあ…あああ…」 まさ先輩はついに耐えられなくなり腹を押さえて抱えこんでしまう。
ゆう(まさ…先輩)ゆうは手を止めてまさ先輩を眺めていた。
「カーン」 ニラウンド終了のコングかなった。
 まさ先輩は腹を押さえたままインターバルに戻っていった。
ゆうは疑問そうな顔をしながらインターバルに行った。
まさ先輩「は…は…は…おぇ……はぁはぁ」(あ…あいつ…つよ…すぎ…る…ま…まけてたまるか…あんなやつに…俺は…チャンピョン…だぞ…)
ゆう「ふー」(もしかしてまさ先輩きいてる手加減してるのかもしかして…俺がつよいのかまさ先輩のパンチあんまきかなかったな)
「カーン」 三ラウンド始まりのコングがなった。                                          ゆうは余裕そうに立ち上がった。まさ先輩はダメージは残っているものの痩せ我慢をしてダメージのないふりをして。
まさ先輩「ほらゆうさっきまで優越感にひたれたろ楽しかったかでもそろそろ終りかなほらこいよ雑魚が今度はお前がサンドバックになるぜ」
まさ先輩はゆうを馬鹿にするように言った。
ゆう「まさ先輩ちょっといいすぎじゃないすか」ゆうは少し怒ったように言ってまさ先輩の顔にジャブを放った。
まさ先輩「ぐぇ」
まさ先輩のマウスピースが少し出てきた。
まさ先輩「へ……やるな……でも弱いパンチじゃ俺は倒せないぜ。」
そういってまさ先輩はゆうにパンチのラッシュをした。 ゆう「おらほらおら」 まさ先輩のラッシュはゆうのパンチに全部弾かれてしまう。
まさ先輩(く…くそ…)
まさ先輩はいらついて大振りのパンチでゆうを狙った。
ゆうは軽く避けてパンチをよけてまさ先輩にアッパーを放った。

まさ先輩「ぐぉーー」
まさ先輩の顎にもろはいり一瞬意識が遠野きマウスピースははきだしそうになった。      まさ先輩(く…手も足も…でない……耐えるしか…でき…ないのか)
まさ先輩は維持でなんとかアッパーをされたたいせいからでもパンチを放ったが力入っていなく遅くゆうは軽く避けてしまう。
まさ先輩「へ…へへ…楽しいかゆう…こい…よ。余裕だ…ぜ…」
ゆうはまさ先輩が強がりを言ってることに気づき
ゆう「そうですかまだ余裕すかてっきり自分より弱いのかと思いましたよ。                            まさ先輩本気出していいですから殴りあいしましょうか避けませんよ」
ゆうはまさ先輩が自分より弱いことに気づき幻滅とまさ先輩チャンピョンをやっつけたい日本一になりたいと心の中で強く思っていた。
まさ先輩「泣き…みても……しんねえ…ぞ。」
そう言ってまさ先輩はストレートパンチをゆうに放った。                                              「ぐふ」
ゆうは言った通り避けずにわざとくらった。それからゆうは反撃せずにノーガード状態になり挑発をした。
まさ先輩「歯…くいし…ばれよ」                                                                   まさ先輩はゆうに対し鬼のような形相になりラッシュをした。
ゆう「ぐっぐふぐへふふふふふ…ふふはひ…ぐぇ」
一分ぐらいゆうは殴られ続けたが後退りすることなくまさ先輩の前に立ち続けた。
「カーン」
三ラウンド終了の合図がなった。
まさ「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ」(あいつ…俺のラッシュくらってダウンしない…だと)     まさ先輩は汗をダクダクにして疲れきった様子でインターバルに戻っていった。
ゆう「ふうーふうーふうー」(少しききましたが思ったより弱いパンチだな)                  ゆうは少しダメージはあったが…                                         「カーン」                                                        四ラウンドのコングがなった。
ゆうはインターバルの休憩でもうダメージは回復したみたいで身軽に動いていた。
まさ先輩はラッシュ打った疲れとダメージが残っているがまたやせ我慢をして身軽そうなふりをするも呼吸はあらくなっていた。
まさ先輩「はぁはぁはぁはぁオラ次だ早くはぁはぁこいやはぁ」
まさ先輩はゆうを挑発してグロ-ブでこいやと誘った。
ゆう「今度は俺からすよ。」
ゆうはまさ先輩に突撃するようにむかいジャブストレートジャブストレートと交互に放った。あまりに早いパンチにまさ先輩はガードが間に合わなくくらってしまう。
まさ先輩「おえっぐぁふぇ…」(こ…こいつさっきまでと…スピードが…)
ゆう「まさ先輩まじで行きますよ。たたき潰すつもりで」                            まさ先輩(こ…このまま…では)
まさ先輩は顔をまもるようにガードを上げると
ゆう「まさ先輩腹ががらあきですよ」
まさ先輩(…あ……)                                               「ズブー」
ゆうのボディブローがつきささる。まさ先輩は腹に意識がいってなかったため腹にグローブの2/3がめりこんでしまった。
まさ先輩「あがうぎゃああああああああ」
ゆうはゆっくりグローブを抜きまさ先輩の様子を眺めていた。
まさ先輩は腹を押さえてはきだしそうになるマウスピースを出さないよう我慢して目を見開いて震えていた。                                                         まさ先輩(は…は…はは……まじ…つえぇ…)「がぁぁぁぁおらぁぁぁこいぁぁよ」              まさ先輩は必死に平気なふりをしようとしていたが腹を抱えたままうごかなかった。
ゆう「じゃあ言う通りに」                                              ゆうはもう先輩が自分に勝てないことを悟ったが今まで憧れていた先輩が自分にボコボコにされている怒りから黙って先輩を殴りつづけた。                                       アッパー
「おぇー」                                                   右フック
まさ先輩「げぇー」                                                 左フック
まさ先輩「がは」                                                   まさ先輩はガードを上げてしまい
ボディブロー
まさ先輩「おえーぐぇー」                                              まさ先輩は両手で腹抱えてしまい
左ジャブ
まさ先輩「げぇ」                                                   もう一発ジャブ                                                まさ先輩「おぇ」                                                   そしてまたボディブロー                                               まさ先輩「おぇーぐぇー」まさ先輩は腹を押さえたまま動かない。
ゆう「ほらほらどうしたんすかまだ俺よりくらってないのに」                       ゆうはまさ先輩の髪をつかんで睨めつけるように言った。
まさ先輩「あがががあぎがががが」(は…はらが……)                            ゆう「どうしたんすかもう寝たいんすかそれじゃあ」
ゆうはまさ先輩の髪を掴みながらおもいっきりアッパーを放った
まさ先輩「ぐぇー」                                                  まさ先輩はゆっくり前めのりにダウンをして体をピクピクさせながら
まさ先輩「あがっいぎっうぐっあああ」
とヨダレをたらしながら軽い痙攣をおこしていた。
ゆう「ワーン・ツー・スリー・フォー・ファイブー・シックス・セブン」
「カーン」
四ラウンド終りのコングがなる。
ゆう「まさ先輩よかったですね。コングすよ。早くインターバルに戻ってくださいよ。」
ゆうは余裕そうにインターバルに行きまさ先輩を眺めていた。
まさ先輩「はぁはぁはぁはぁはぁはぁなめはぁんなはぁんなはぁはぁよはぁはぁ」
まさ先輩歩副前進をするように自分のインターバルにゆっくりむかっていった。まさ先輩は何とかインターバルにいきロープを使ってなんとさ椅子についた。
まさ先輩「はぁはぁはぁはぁはぁ」息は荒く顔も腹も赤くなっていた。                  まさ先輩(か…かてない…のか)                                             「カーン」
5ラウンド始まりのコングがなった。
まさ先輩はうまく立ち上がることができなくロープを掴みなんとか立っている状態であった
まさ先輩「はぁはぁはぁこいよはぁはぁはぁゆう」
ゆう「いいんですかなら……」
ゆうは不適な笑みを浮かべまさ先輩の顔に右ストレートを放った。
まさ先輩「がぁ」(こ……こいつ…まさか)                                                   ゆう「行きますよ」                                                                               ゆうは笑いながらまさ先輩にジャブを放っていった。                                                  まさ先輩はなんとかガードをしようとするも読まれてしまい顔をガードすると腹にジャブ腹をガードすると顔にジャブがくる。
まさ(ぐぇ…こい…つ…おふ…俺の…動きを…しかも…パンチ…をよわぐぇ…めてやがる…)
ゆうはワザとジャブだけ打ちまさ先輩をギリギリのとこでダウンをさせないように気をつけながら殴り続けた。
まさ「がは、おぇ、うへ、があああ、ふぇ……」
ロープを背にしているお陰て倒れないものの今までのダメージが重なり弱いジャブでもかなりのダメージを喰らってしまっているまさ先輩。
ゆう「さすがの筋肉ですねこんなにくらってもまだ倒れないなんて凄いですよ(笑)」
ゆうはまさ先輩を笑いながらジャブで殴り続けた。
まさ「ぐぇてめおぇのパンチがぁなんかぐぇきかはぅねえげぇよ…」
まさ先輩は強がっているもののもう体の限界。                                                        ゆうに殴られ続けながら                                                                          「カーン」
5ラウンド終了のコングがなりゆうはパンチをやめて自分のコーナーにもどった。                           まさ先輩はその場で倒れマウスピースをはきだしヨダレをたらしていた。                                            ゆうはまさ先輩を見下しながら次のコングがなるまでまっていた。
まさ先輩は体をピクピクさせながら白眼になってヨダレをたらしていた。
「カーン」                                                                                        6ラウンドのコングがなりゆうはまずまさ先輩に近付き耳元でゆっくりカウントをとった。
ゆう「ワーーーーーン…………ツーーーーーウ……」                                                まさ先輩はゆうがカウントとっているのに気づきまさ先輩は体中痛くうまく動けない中意地で体をピクピクさせながらマウスピースをとり口にいれた。
ゆう「スーーーーーリ…………フォーーーーー…」
まさ先輩(う……うまく…う…ご…け……ねぇ……は…や…くたた…ね…え…と)
まさ先輩はロープを掴み腕の力だけでなんとかたったが足はもうフラフラ力が入らなくロープに腕をからませてなんとか立っている状態だった。
まさ先輩「はぁはぁはぁはぁ」まさ先輩は立つのに力を全部使いきった様子であった。
ゆう「やっと立ちましたねまさ先輩。俺に勝てますかね」
まさ先輩「はぁはぁ俺ははぁはぁまけはぁはぁねぇよはぁはぁ」
まさ先輩はうつろな顔をしてロープに腕をからませてながら挑発をした。
まさ先輩「はぁはぁおらはぁはぁこいはぁはぁよはぁはぁ」
ゆうは何も言わずにまさ先輩の髪を掴み顔面にストレートを何発も放った。
まさ先輩「はぇうぇぎゃがぁおぇうぇあああああああ…ぁぁぁぁぁ」
まさ先輩は段々声が弱まってきた。
ゆうは髪を掴んだまま一旦パンチをやめてまさ先輩を眺めていた。
ゆう「こんなボロボロの先輩。弱かったんですね」
まさ先輩はもう虚ろな顔をして目の前のゆうの姿もよく見えない状態だったが……小声で
まさ先輩「おれ…は……つよ……いん……だ……おま……えは…おれ…より…よわ…い…んだ…よ……」
ゆう「あわれっすね」
ゆうは髪をつかんだまま次は腹にボディーブローを放った。
まさ先輩「グェェェェェ」                                                                                     まさ先輩の体はくの時になり前に倒れようとするがゆうが髪をつかんでいるのと腕をロープにからませてるためダウンできずにいた。口からは少しヨダレがたれていた。
まさ先輩は体制を立て直すとまた
まさ先輩「ハァハァハァハァ…グェェェェェ……」
ゆうはボディーブローを放った。そしてくの時の体制を直すとまたボディーブローと繰り返し行った。
ボディーブローを喰らうたびにヨダレをたらし量も徐徐に増えていきマウスピースも少しづつ口からでてきた。
マウスピースが口からかなり出た時ゆうのボディーブローは止まった。
ゆう「なさけないすね」 まさ先輩の顔腹はいたるところに内出血のあとが沢山あり涎まみれの惨めな姿になっていた。
まさ先輩「あ……あ…あ……あ…あ」
ゆうの声はまさ先輩に届いてないようだかまさ先輩はゆうを必死に睨んでいた。ゆうはロープにからんだ腕をはずしてまさ先輩をコーナーまで移動させてコーナーにもたれかけさせ
ゆう「ラッシュです…」 まさ先輩はコーナーポストのお陰で立っている状態。腕はだらっとガードもできない状態に顔アッパー胸腹にパンチのラッシュそして倒れそうになると顔面ストレートパンチ、アッパーをしてコーナーポストに押し戻しまた胸腹にラッシュを繰り返していった。
まさ先輩「あがおえうぇあがががふぇはぅがはおぇぇ………」
「カーン」
六ラウンドのコングがなるもゆうはパンチをやめずに5分以上殴りつづけた。途中まさ先輩はもう意識がなくマウスピースも吐き出し涎はだらだら流しぱなしの状態になっていた。
そしてゆうの強烈な右ストレートを放ちそこでパンチをやめてゆっくり倒れていくまさ先輩。
まえめのりになり倒れるまさ先輩ゆうは見下した目つきでまさ先輩の頭の前までいきゆっくりカウントをとった。                                                        ゆう「ワーン………ツウー…………スリー………………フォー…………」                                           まさ先輩の体がピクピクと動き始めた。                                                          まさ先輩(まだ……おわ……ん……ねぇ……)
片目は白眼身体中痣だらけのまさ先輩だがボクサーとしてのプライドでなんとか立ち上がろうとする。身体中痛みが走る中腕を動かしゆうの足を掴み立ち上がろうとする。              ゆうは何もただ見下しカウントを続けた。
ゆう「ファーイブ…………シークス…………セブン…………」
まさ先輩は体中に渾身の力をいれてゆうの体を伝って立ち上がったがゆうにクリンチをしている状態のまま動かなかった。
まさ先輩「ま……け…………ね……え……」
ゆう「まだたてましたかまだボコボコになりたいんすね」
ゆうはまさ先輩のクリンチを簡単にといてグローブで簡単に押した。まさ先輩はフラフラと離れてなんとか足を使って体制をたて直しファイティングポーズをとってゆうにフラフラになりながらゆっくりむかっていった。
まさ先輩はゆうにパンチを放った。
「ぱん」
まさ先輩のパンチには力が入っていなく子どもが殴るようなパンチを放った。
ゆうは何も言わずにノーガードになりまさ先輩のパンチをうけつづけた。
まさ先輩は何度も意味のないパンチを喰らわせて最後にはゆうにクリンチをしてそのまま力なくゆうの体を伝いダウンして気絶した。

  • [20]
  • 黒と白

  • 投稿者:
  • 投稿日:2011年10月13日(木)05時04分14秒
  • 返信
 
ぐぶぉおおっふ・・・・・・

情けない声がタバコ臭い息と混じって漏れる。
鳶の仕事で日に焼けた若き青年の脂ぎった額から、取り留めなく汗が流れ出す。
色白で華奢な細腕から放たれた少年の小さな拳が、薄っぺらながらも見事に割れた青年の腹筋に
見事にうずもれていた。

「お兄さん、筋肉質な割に意外と弱かったから、僕がこのあと別な意味で料理してあげるね。」

不気味な笑えみを浮かべながら少年は、前のめりに倒れかかってきた青年のズボンに手をかけ
強引にトランクスの中へ手を入れた。

「うっぐぅ・・・・や・・・やめろぉおおお!!!!」

悲しくも青年の悲痛な叫びが辺り一面に響きわたった。

  • [18]
  • (無題)

  • 投稿者:you
  • 投稿日:2011年10月10日(月)23時03分35秒
  • 返信
 
みなさんすっげーいいですよ!!
文章力あるので、自信をもってください!ありがとうございます

  • [16]
  • 低文章力

  • 投稿者:ぷらぷら
  • 投稿日:2011年10月10日(月)00時03分51秒
  • 返信
 
あまり文章力が高くないですが、もし興奮して頂けたら嬉しいです。

僕の名前はケン。親が金持ちで、家は防音室やらいろいろある。ただ、母も父もいつも忙しくて出張に出ている。
僕はドmな方で、いつもの筋トレと友達の鍛錬が相まって、僕は腹筋に相当の自信がある。親が居ないときにいつも防音室で腹筋鍛錬してくれる。
今日も自分の部屋で友達を待っていた。
上の服は脱ぎ捨てておいて、自分の腹を指で触っていた。
よく言われるけれど、顔は童顔みたいで、この腹筋とのギャップが凄いらしい。そう思い返しながら、指先を力を込めた腹筋の凹凸にいれたりなぞったりしている。手のひらで触ると幾つもの凹凸がマッサージをするようだ。自慢と言えば自慢の腹筋だった。学校でもよく制服の上を脱がされて触られる。
ピンポーン
玄関のチャイムが鳴った。僕は急いで、楽しみにしていた腹筋鍛錬をいつものようにやってもらうために、ドアに向かった。
その日が想悪夢となるとも知らずに。

「今日は特別だ。腹筋を超鍛えてあげるぜ!感謝しろよ」
いつも来てくれる2人の友達のうちの1人が言った。
ただ僕は安心できなかった。腕をロープによって後ろで巻かれ、友達は天井からロープを吊るしている。
まさか・・・そう思っていたが、的中した。
シュッ!
「どへぇ・・・」
いきなり筋肉質なヒデが腹筋を殴ってきた。突然すぎて用意できてなかった。その場でうずくまってしまった。
その隙に僕を軽々と持ち上げて天井から吊るした。正確には背中が壁に着くように吊るされているから壁と天井の間で吊るされている。
「よし、用意できたぜ。1人ずつやるから、耐えろよ?今日のメニューは・・・そうだな・・・お前が失神するまでだ!」
「えっ、ちょっと待っ―――がほぅ!」
まだ手加減してる・・・ヒデが拳を抜くと腹筋にあとがついていた。
「おらぁおらぁおらぁおらぁおらぁおらぁおらぁおらぁおらぁ!!」
ボディ!ボディ!ボディ!ボディ!ボディ!ボディ!ボディ!
「はぅ!はぅ!ちょっ―ぶふぅ!まっ――うぅえ・・・ってょ――げっぶ!!」
丸太の様な腕が左右目に留まらぬ速さで僕の腹筋に襲い掛かる。
でも、まだまだだ。気持ち良い・・・はずだった。しかし今日は違った。
段々ヒデの拳が腹筋に入っていく。
・・・いつもと格段に衝撃が違う・・・
そして気づいた。ヒデの目が違う。殺気立っている。
「ぐほぅぉぉっぅ」
ヒデが腕をかなり後ろまで持っていったと思うと、信じられない速さと重さで僕の腹筋を突き刺す。
内臓が…音が聞こえるなんて…
ぐちゅぐちゅ
でも手が吊るされて腹をかばえない!!僕の凹凸が顕著な腹筋が真っ赤になって悲鳴をあげている。苦しい・・・ヒデが拳を抜かない・・・ぅぅぅぅっ・・・
「おりゃ!」
拳を素早く抜いて解放されたと思った矢先。
すさまじい衝撃が背中を突き抜けた。
ドボォォォォォォォォォ
「ぐぉはっ!」
僕の腹筋の壁を危うく破りそうになった、硬い物体。
ヒデの膝・・・ぅぅっ・・・
「あれ?耐えた?ったく、俺の腹責めをいつも受けてるだけある、っぜ!!!」
ドボォ!ゴボォ!バフォォ!
「がっはぁ・・・ぶっほぉ!!げっぶぉ・・・」

~続く?~

  • [14]
  • 駄文

  • 投稿者:エイジ
  • 投稿日:2011年10月 7日(金)19時07分33秒
  • 返信
 
薄暗く、コンクリートでできた何もない部屋。
目が覚めた悠は、ぼーっとした頭で思い出した。
確か人通りのない暗い夜道を歩いてたら、後ろから突然白い布を鼻と口に当てられて…そこから意識がない。薬を嗅がされたのだろう。
それにしてもここはどこだ?
そして自分の置かれている状況にハッとした。両手足を大の字にされ、手首、足首を鉄のようなもので固定されている。動かそうとしても全く動けない。
「気分はどうだ?」
目の前には中年の男が立っていた。見覚えがある。
「そろそろ例のモノのありかを教えてもらわないと、作業が進まないんだけどねぇ。」
悠は少しイライラしたように
「前にも言ったはずだ。お前らの目的は分かっている。誰が教えるか!」
と答えた。
「う~ん、残念。君には本当にがっかりだ。」
すると、奥の扉から黒いスーツに黒いサングラスをかけた、スラリとした男がでてきた。20~30代くらいだろう。
「お待たせしました。」
彼の優しげな声が響く。
中年の男は
「君はまだ若いせいか、大人の世界を分かってないね。大人の話には素直に従うべきだよ。」
そう言うと、サングラスの男に目で合図した。
合図を受け、男は悠の目の前に立つ。
サングラスの先の目があったと思った瞬間、腹に凄まじい衝撃が走った。
ドスッ
「うっ…」
思わず声が漏れ、下を見ると男の拳が悠の腹に埋まっていた。
「はぁっはぁっ…うっ」
呼吸を整える暇もなく2発目が埋まる。
悠は高校生ながらもトレーニングは欠かさなかったため、体、特に腹筋には自信があった。
次の攻撃に備え、腹筋に力を入れる。
男が3発目を入れようとしたが、悠の腹筋でガードされた。
男は不気味な笑みを浮かべ
「そうこなくちゃ。」
と呟くと、次々に悠の腹にパンチを入れた。
ドスッ!ドスッ!ドスッ!ドスッ!
今まで手加減していたかのように、男の力強い拳が悠の腹筋を突き上げる。
ドスッ!ドスッ!ズンッ!ズンッ!ドボッ!
「うっ!おぅっ!おぇっ!うっ!おぅっ!」
悠の腹筋の壁はだんだん崩れていき、男の手首まで埋まるようになった。
ドボッ!
「おぇっ…」
何発目かのパンチで、悠は胃液を吐き出した。
男は殴るのを止め、
「汚ぇな。汚れるだろ。」
と呟くと、胃液がかかったスーツ、Yシャツを脱ぎ、上半身裸になった。
男の裸を見て、悠は背筋が凍った。
盛り上がった胸筋、バキバキに割れた腹筋、ごつごつとした岩のような腕。
スーツを着ているとスラリとして分からなかったが、こんなにも脂肪の全くない、筋肉質な体だったのか。「おまえの腹も見せろ。」
男の腕に恐怖を感じ、震えだした悠のシャツに手を添えた男は、一気にシャツを引きちぎった。
ビリビリッ!
露になった悠の上半身。悠の体も見事な肉体美ではあったが、男に比べるとまだ華奢であった。
割れた腹筋はどす黒く変色し、呼吸が分かるように動いていた。
男は悠の耳元で
「おまえの内臓、ぐちゃぐちゃに潰してやるよ。」
甘い声でそう囁くと、さらに凄まじい連打が始まった。
ドスッ!ドスッ!ドボッ!ドスッ!ドボッ!ズンッ!ズンッ!ドボッ!ドボッ!「おらおら、この腹筋は見せかけか?お前の腹にどんどん埋まっていくぞ。」
「うっ!おぅっ!うぇっ!おぅっ!がはっ!うぇっ!おぇっ!おぅっ!おぇっ!」
腹をかばいたくても、手首を固定されかばえない。
殴ってくれと言わんばかりにむき出しになった腹に、男は岩のようなごつごつした太い腕で容赦なく拳を突き上げる。
もう胃液も出尽くした悠は、ただ耐えるしかなかった。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
男は殴るのを止めると、悠を固定していた鉄をすべて外した。
ドサッ
と倒れこみ、どす黒くなった腹をかばう悠。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
先ほどから薄ら笑いを浮かべながら拷問を眺めていた中年の男は、呼吸を整える悠を見下ろしながら
「さぁ、次はもっと楽しいことをしよう。あの赤い扉の向こうには彼のような男が三人いる。君を待ってるよ。」
突然サングラスの男は悠のズボンを脱がせ、丸裸にした。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
中年男とサングラスの男、二人で悠を引きずりながら赤い扉へ向かう。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
悠は呼吸を整えながら、だんだん大きくなるぼやけた赤い扉を見つめる。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
目の前の赤い扉が開かれ、三人は扉の奥へ消えていった。

  • [13]
  • 若きチャンプの弱点

  • 投稿者:こうメール
  • 投稿日:2011年10月 6日(木)17時04分33秒
  • 返信
 
俺も妄想を書いてみます。
うまく書けたら感想くれるとうれしいっす。

若干21歳、ボクシング黄金のバンタム級の王者宗平は、この日も絶好調だった。

「チャンピオンの磐石のフットワークが、挑戦者の突進をことごとくかわしています!」

と実況が叫ぶ。

宗平は、(このまま集中を切らさず、足を使って相手を弱らせれば、きょうもフルマークで勝てる……!)と踏んでいた。

挑戦者は、重戦車の異名をとる、29歳のベテラン。この試合に引退をかける隆司には、宗平の弱点がわかっていた。

それが明らかになったのは、宗平が挑戦者の隆司をダウンに追い込んだあとだった。

「挑戦者ダウン!カウンター一閃!」

隆司は、一瞬、気持ちが折れかけた。しかし、あれほど鍛えてきたパンチをまだ打ち込んでない。

「残り一分!チャンピオン仕留めきれるか!」

宗平が猛ダッシュでコーナーにつめた瞬間だった。

ズドムッ!!!!!!!!

たった一発のボディブローで、無敗のチャンプが前のめりに倒れた。

「なんということだッ!チャンピオン、悶絶!!!!ハンマーのようなボディブローが、チャンピオンの鍛えあげられた腹筋を貫きました!!!!」

宗平は、マウスピースをズルッと吐き出し、マットの上でゆっくり転がった。

(なんでだ……?俺の腹筋、どうなった……?!)

初めての経験だった。打たれなれていない若き王者の見事な腹筋は、打たれ弱いガラスの腹筋だった。

「チャンピオン、なんと、立ちました!しかし挑戦者も効いています!残り三十秒、試合は果たしてKOで決まるか!」

重戦車の異名は伊達じゃない。ダウンなどなかったかのように、隆司は一瞬で足の止まった宗平をの背中を、ロープにめり込ませた。

ズボッドムッズンズボムッ!グボッグボッグボッグボッグボッ!!

……

三十秒は、丸ごとチャンピオンのボディが抉られる時間に費やされた。宗平の腹筋が背骨まで陥没し、元に戻る前に更に抉られ陥没し、の無限ループ。

ゴングが鳴ったあと、そこには赤くなったものの試合前と変わらない宗平の見事な腹筋があった。だが内臓はぐちゃぐちゃに潰され、宗平は胃の内容物をぶちまけながら、のたうち回った。

「まさに地獄の三十秒!たった一発、たった一発のボディブローが、チャンピオンのプライドと腹筋をぶち抜きました!!」

  • [12]
  • (無題)

  • 投稿者:八雲
  • 投稿日:2011年10月 3日(月)20時52分43秒
  • 返信
 
ここの小説よく読ませてもらってます。興奮します^^         チャンピョンを挑戦者が倒すの最高に楽しかったです。もしできたらなんすがガタイのいい親父が年下にボコボコにされるの読んでみたいです(結構長くいたぶられてほしいですね)もし作成する暇があったらお願いしたいです^^

  • [11]
  • 小説

  • 投稿者:裕介
  • 投稿日:2011年10月 3日(月)14時43分9秒
  • 返信
 
僕も過去の話しを書くよ

  • [9]
  • Re: 聖さんへ

  • 投稿者:
  • 投稿日:2011年10月 2日(日)23時47分18秒
  • 返信
 
>>8
> 素晴らしい小説ありがとうございました。
> 期待の斜め上をいく出来映えに感動いたしました。
> 全文保存して長い間大切に読ませていただきます。
> 本当にありがとうございました。

いっとくさん、どうもです。
喜んでもらえたようで一安心です><;
ですが、感想は凄く嬉しいのですが書くならここではなくもう一つの方で書いてもらえませんか?
このスレッドは小説スレッドですので、小説だけを載せれる環境になればと思っています。
じゃないとせっかく皆さんが書かれた良い作品がレスで後ろの方へ行ってしまうので。
そう言う意味でも、小説とそれに関する感想は分けた方が良いと思うんですよね。
書く人にしても読む人にしても。

  • [8]
  • 聖さんへ

  • 投稿者:いっとく
  • 投稿日:2011年10月 2日(日)09時05分7秒
  • 返信
 
素晴らしい小説ありがとうございました。
期待の斜め上をいく出来映えに感動いたしました。
全文保存して長い間大切に読ませていただきます。
本当にありがとうございました。

  • [7]
  • リクエスト「腹パンゲーム」いっとくさん要望作品?

  • 投稿者:
  • 投稿日:2011年10月 2日(日)00時22分59秒
  • 返信
 
皆さん、どうも
掲示板の方で「いっとく」さんがリクエストを書かれていましたので、言いだしっぺが自分と言う事もあったので書いて見ます。本来のリクエスト通りに自分が書くと何ページにもなってしまうので、大体…って感じですいません。リクエスト内容を読む感じだとこんなの?って思って書いてますので、思ってたのと違ってたらすいません。(汗)

「俺の筋肉凄いだろ?」
少し髪の茶色い男は教室の隅の席に座る眼鏡をかけたクラスに一人はいるであろう大人しいめの男に向け、腕を折り曲げ上腕二頭筋の力瘤を作りながら見せ付けて言った。
「うっ…うん。凄いね…腕」
「だろ?俺、毎晩筋トレしてるからよ。腹なんかボコボコ割れてんだぜ?見たいだろ?」
「え?…いや、別に…」
「良いって、遠慮するなよ。ほらよ、すげぇ~だろ?」
茶髪の男は静かに申し出を断る眼鏡の男の言葉を遮るかのように着ていたシャツを捲り上げると鍛え上げられた腹を見せ、出来る限り力を入れ筋トレの成果を見せ付ける様にボコボコに割れた腹筋の凹凸を強調させて見せた。
「す…凄い腹筋だね。…ねぇ~もうそれ位で良いだろ?筋肉自慢はさ」
「何言ってんだ。まだまだこれからさ、それに後で屋上へ一緒に行こうな!そこでもっと面白い事しようぜ」
「えっ、僕と?…放課後は早く家に帰りたいんだけど…」
「ダメだ。放課後は俺と二人で屋上!良いな?」
茶髪の男は無理矢理にそう言うとチャイムが鳴ったので席へと戻って行き、眼鏡の男はその後姿を見つめながら深く溜息を付いた。
「はぁ~ぁ、イヤになるな…こう言うの」


「うっ…がはぁ!」
「誘ったのは君だからね」
眼鏡の男はそう言うと前に突き出した腕を引き抜き、大きくゆっくりと息を吐き出した。
「てめぇ~…、聞いてないぞ。…それに、何だよその身体はよ…」
「何って、聞かないから答えなかった。それに僕さ、着痩するタイプなんだよね」
ここは学校の屋上、茶髪の男と眼鏡をかけた男は上半身を裸にし茶髪の男は毎晩の筋トレの成果だろうか、それなりに逞しい胸板や腕が汗を噴出し、身体を前かがみにさせながら休み時間に見せ付けていたボコボコとそれなりに割れた腹筋を赤くさせ、顔を歪めて立っており、その前では眼鏡をかけた男が肩幅に足を広げ、ギュッと握り締めた拳を茶髪の男よりも更に逞しくボコボコと割れて括れのある少し赤みを帯びた腹筋の脇にあるのが見える。
『着痩するタイプ』と眼鏡の男が言う様に、男の体は引き締まっており、分厚く盛り上った胸板とそれに相応しい位の脂肪が殆どないボコボコと通常でもその凹凸の深みがある腹筋。そして軽く腕を曲げている状態でもその存在を主張する上腕二頭筋が服を着ていた時の痩せている感じのイメージを覆す筋肉であった。
「僕さ、幼い頃から空手やってるんだよね。って言っても父が師範なんだよ。因みに僕は黒帯…段で言うと二段。だからこう言うのやってるって父に知れると怖いんだよね…でも今回は仕方ないよね?無理矢理誘って来たのはそっちなんだし…僕さ、負けるのとか嫌いだから。このゲームもやるからには負けたくないんだよね」
「くっそ…俺だって、負けるかよ」
茶髪の男はそう言いながら赤くなった腹を擦りながら眼鏡の男を睨みつけ、眼鏡の男はと言うとその顔を涼しげな顔で見ていた。
「さ、続きしようか?お互いに腹を10発ずつ殴って降参した方が負け…だったよね?僕はさっきもう10発殴ったから次は君の番だね。良いよ、腹殴っても…」
眼鏡の男はそう言うと茶髪の男の前で仁王立ちして脇を締めて身構えると通常でもボコボコに割れている腹筋に力を入れ、その凹凸を深めて見せた。
「やってやるよぉ!、お前に負けるか!!」
ガスッ! ガスッ! ドスッ! ……
茶髪の男はグッと手を握り締め一発ずつ眼鏡の男の凹凸を深めて力を入れられた腹筋へ撃ち付け、眼鏡の男は腹へと拳が当たる度に小さくフンッと鼻から息を吐き出し、茶髪の男から繰り出される腹への10発を受け止めた。
「フゥ~ッ!10発終わったね…もう少し強くても良いんだけどな…全力で来て良いからね?」
「くっ…次は俺の番だ。お前の拳なんか100発でも受け止めれるぜ!さぁ~来いよ。空手だか何だか知らないが、俺はお前には絶対に負けねぇ!」
「あまり強がらない方が良いと思うけどな…さっきの10発だって後半は軽くしてあげたの気付いてなかった?それにまだ本気で殴ってないんだよね…知りたい?僕の本気…まぁ~受け切れないと思うけど」
「へっお前の本気なんか知れてるぜ!来いよ、その本気とやらを受けきってやるぜ!」
「分かったよ。じゃ~こうしよう、もし僕の本気を全て受け切れたら僕の負けで良い。その代り受け切れなかったら君の負けで良いよね?」
「あぁ~分かった。それで行こう。さぁ~来いよ…」
茶髪の男はそう言うとグッと腹に力を入れ眼鏡の男の前に立ち尽くし、眼鏡の男はギュッと拳を強く握り締めると足を広げ腰を屈めると身構え、フゥ~ッと深く息を吐き出した。
「1…せいやぁ!」
ドムフゥ
「ぐほぉ!!」
眼鏡の男は勢い良く拳を前に突き出すと、拳はボコボコに割れた腹筋を鋭く突き刺す様にめり込み、男は目を大きく見開きながら前屈みに上半身を折り曲げ、半開きになった口の縁からはツゥ~ッと一筋の涎が垂れた。
「2…せいっ!」
ドフゥ!!
「うっ…ぐぼぉ!」
一発目に繰り出した腕を素早く引き抜くと、同時に眼鏡の男は素早くもう片方の腕を前へと突き出し、さっきまで眼鏡の男の拳を飲み込み掛けていた赤さを増す腹筋へと撃ち付け、拳はさっき以上にボコボコに割れた腹筋を飲み込み、奥へと凹ませた。
(はっ…腹が…っ)
深くめり込んでくる拳が男の筋トレで鍛え上げた腹筋の防壁を打ち崩し、その衝撃は既に内臓へとダメージを与え始めており、茶髪の男は苦痛に顔を変え露にする上半身からは脂汗を滲み出させている。
「大丈夫?苦しそうだけど…降参して良いんだよ?」
「だっ…誰がっ…するっ…かよ…ゲホッ…ゲホッ」
「そっか…」
眼鏡の男はそう言うと再び身構え、今度は素早く連続で勢い良く拳を前へと突き出し、その拳は茶髪の男の腹筋の中央付近で集中して繰り出された。
ドスッ!ドスッ!ドスッ!ドムゥ!ドムゥフ!ドムゥフ!
「おぐっ…うっ…ぐほぉぉ…ぉ…っ…んぐっ…あぁ」
眼鏡の男は拳を深々とめり込ませ、大きく目を見開き身体を前屈みにさせて脚をガクガク小刻みに震わせる茶髪男の苦痛に歪める顔を見ながら拳を左右に捻じ込んだ。
「これで8発だよね…残り2発」
そう言いながら眼鏡の男は拳を捻じ込み続け、茶髪の男は呻き声を口から漏らしながら胃からせり上がってくる胃液の苦さを感じ、徐々に口を膨らませて行った。
「これで9発!…おりゃ!」
ドグフゥ!!
捻じ込んでいた拳を引き抜き、眼鏡の男はそのまま拳を後ろの方へと引くと勢い良く体重を乗せた拳を前へと突き出し、目の前で前屈みになりながら足をガクガクと振るわせ続ける茶髪の男の痣が出来始めた腹へと強く打ち付けた。
「ぬぐっ…ごほぉ!」
茶髪の男は膨らませた口の先からピュッと胃液を吐き出し悶絶して眼鏡の男の拳を腹に受け止め、目の瞳孔を開かせた。
「次で最後だから…行くよ」
眼鏡の男は茶髪の苦しそうな顔を見てそう呟き、深く腰を屈めて身構えると一歩前に足を踏み出すと同時に腰を捻り、渾身の一撃を茶髪の男の鳩尾へと放ち、茶髪の男の体は一瞬だけ宙に舞い上がると直ぐに足は地面へと降り、声にならない声を上げ、眼鏡の男の捻じ込まれた拳に体を預けた。
「ぶえええぇぇぇ!!」
茶髪の男は胃からせり上がり続ける胃液混じりの涎を吐き出し、ガクガクと震えていた足は膝から折り曲げられズルズルと眼鏡の男の拳から体がずり落ち、ドサッと前屈みで倒れ込んだ。
「残念、最後の一発でギブアップだったみたいだね…大丈夫?って聞えてないみたいだね…」
眼鏡の男は目の前で無様に倒れ込む茶髪の男を見下ろしてそう呟き、近くに置いてあったシャツを着始め、階段の方へと歩き始めたかと思うと立ち止まり、振り返った。
「あのさ、後悔って言葉知ってる?…後で悔やむって書くんだよね…だから後悔って言うんだけど…じゃ~」
眼鏡の男はそれだけ言うとドアを開け帰って行き、一人残された茶髪の男は倒れ込んだまま口から胃液を吐き続け意識を失ってしまい、開かれた屋上のドアはそんな男の存在も気にする事無く、バタンと音を立て閉まるのだった。

  • [6]
  • Re: ボディーブロー

  • 投稿者:とおるメール
  • 投稿日:2011年 9月26日(月)15時35分45秒
  • 返信
 
めっちゃ興奮します。
割れた腹筋がぼこぼこにされるシーンを思い浮かべるだけで興奮です。

演技でやりたくなった

  • [5]
  • 無題

  • 投稿者:いっとく
  • 投稿日:2011年 9月23日(金)07時31分18秒
  • 返信
 
わかりました。
では本スレッドにさせていただきます。

  • [4]
  • Re: (無題)

  • 投稿者:ぷらぷら
  • 投稿日:2011年 9月23日(金)07時19分19秒
  • 返信
 
元の掲示板に書かれた方がいいのではないですか?

  • [3]
  • (無題)

  • 投稿者:いっとく
  • 投稿日:2011年 9月23日(金)06時14分44秒
  • 返信
 
聖さん、ぷらぷらさんどちらの小説も素晴らしいですね。
興奮しっぱなしです。
リクエストはこちらに書いてよろしいでしょうか?

  • [2]
  • 野田VSタケ

  • 投稿者:ぷらぷら
  • 投稿日:2011年 9月22日(木)22時53分44秒
  • 返信
 
タケの目の前の大男は周りの空気を重くした。
大男は腹筋はたくましく、腕も大木の幹のような太さだった。殴れば並大抵の家の壁はひび割れるか貫通する。腕の力瘤はタケの拳2つ分。
その大男こそタケの友達だった。しかも高校生。鍛えに鍛えぬき、ついにタケと対決をすることにしたのだ。
「タケ、今日こそお前の腹筋をぐちゃぐちゃにするぜ」
上半身裸になったタケの腹を手で撫でながら言った。
「実はな、俺経験あんだぜ、こういうの。どの内臓が破裂したりとか、ぐちゃぐちゃになったりとか分かるし、どうすればお前の腹筋に力が入らなくなるかもな。」
タケの友達、野田は恐ろしくしたつもりが、タケは逆に興奮した。
「じゃあ始めるか」
野田は自分の家に腹責め専用の部屋があった。なぜあるのかは前の持ち主が知っている。
タケは自分の背中を冷たい鉄の壁に付けた。
「行くぜ!!!!」
興奮しきっていた野田はタケが腹筋の準備をする前に腹を殴った。
「はぁぅっ」
殴られたぎりぎりのところでタケは腹筋を力ませた。しかしダメージを全て抑えきれなかった。手首はまだ見えるが確実に拳はめり込んでいた。
「中学校の頃は腹筋が凄かったが今はどう…かなっ!!!」
めり込んでいる拳に野田は体重を乗せタケの腹筋と腸を潰す。
ズブ・・・ズボ・・・ズブっ!!!
野田の腕力がタケの腹筋力に勝り腹筋ごと体の中にめり込んだ!!!
グチュッ、ブゥフォ!!
腹筋が体の中に入り込んだことにより、タケの腸は行き場をなくし成すがままに潰される!
「げびゅぉぉぉ・・・はぅっ、はぅっ、ぶふぅっ!!」
タケの苦しみはよそに野田は拳を手首までめり込ませたままタケの体を軽々上に運ぶ。
タケは体の中で腸が磨り減っていくのを感じた。
ミシ、ミシ、ミシ…
「げぅ…げほぉ!!」
タケは吐血した。しかし野田は気にせず、勢いよくタケを床に落とした。
そしてタケの腹筋を見えるように仰向けにした。もうタケの腹筋は紫。
「さてと、もうお前の腹筋が力まないから楽しめるぜ、へへへ」
タケは正直、野田の体重を耐えるくらいの腹筋力はあるつもりだった。しかし、もうさっきの壁で腹筋が挟まれて、腸もろとも力が入らないのはおろか、拳の跡がはっきり残っていた。
野田がジャンプしタケの力の入っていない腹に乗った。
「っっっぅ…ううううううっはああああああ」
内臓が全て口から出てしまうというくらいに衝撃が来た。
ドンドン野田の足はタケの腹筋の中へと埋もれていき、足首の3cm上のところでようやく沈むのをやめた。
「やめてく…ぐふぅっ!れ…腹が…やばい…」
「タケ…やわだな。やめるわけねーだろう?今までやってきた中では最低だな。胃と腸、肝臓をすべてつぶされた奴だってこれに耐えたぜ?ということでおしおきだ。」
野田は1回ジャンプした。そのときの押した力でも相当だ。
「はぁうっ!!」 押された腹筋には足の跡が残っている。
そして落ちてきた野田は素早くひざを下に出し鳩尾を狙った。
「ぅん…はぁうっ!!!」
ぐちゃ、ぐっちょ!
「げぼぉぉぉぉぉっ!!!!」
タケの口から大量の胃液!!!
野田の体重をタケの胃が負担している。もう胃液は搾り出されている状態だ。
そして1秒ごとに野田のひざはどんどん埋まり、太ももが半分見えるか見えないかぐらいになっていく。
ぐちょ・・・・ぐちゅ・・・・・ぐにゅ…
「げぼぉ・・・・」
どんどん胃液の水溜りは大きくなっていく。
そして残酷にも…
「お前の胃がどれくらい弱ったか確かめるぜ」
そういうと、雑にタケの腹筋の上から立ち、足を鳩尾の上に乗せた。
「野…田…お前、な げぶぅぉぅ… なにをするんだ…?」
野田は答えず足に体重を乗せ始めた。
ずぶずぶずぶ…
「げぇぼぉ!!! かっはぁ、かっほぅ…」
もう胃液が出尽くし、口の端からちょろちょろと出た後出なくなった。
タケの胃袋は野田の強烈な膝落としと腹踏みとで潰され、胃液も出尽くした。
もはやタケの中には残っているものがなかった。
「これからが本番だぜ?ばててんじゃねえよ。やっと汚くない腹責めができるぜ…」
そうするとどす黒く変色している腹筋を押さえて寝ているタケを首をつかみ軽々と野田は持ち上げた。
そして壁に置物のように立たせた。
「はじめるぜ?いいな?」
タケは頭を横に振った。目には涙が見える。
「お前それでも男かっ、よっ!!」
どっぼぉぉぉ!!!
「がぁはっ!!!」
左手で首を持ち、右手で野田は殴っていた。
腕力は今までわからなかったが、タケには野田がまだ加減していたのがわかった。
もう何もかもが腹の中でつぶれたタケはもう拳がめりこみ虐げてくるのを感じているしかなかった。
そして今のパンチは脇腹をついていた。
手首までがめり込んでいる。
「おらおらおらおらおらぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ドブッ、バスッ、ビシッ、ドスッ、グビュッ!
「はぁう、ぐふぉぅっっ!!ゲホォッ!!かはぁっっっっっ、うぉおううぇ!!!…ハァハァ…」
殴られるたびにタケの目は大きく開き吐くような顔をするももう吐くものがない。
痛みに耐えるしかないのだ。そして…
「終いだ、これくらい力入、れ、と、けっ!」
目に留まらぬ速さで拳が腹へと動く。
ぐちゅ・・・ぐちゃ・・・
「はぅっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!!!!!」
手首どころではない、肘まで野田の腕は埋まった。後ろの鉄の壁も凹み、タケの腹筋はもはや貫通されたも同然だった。これが野田の本気だ。
「楽しかったぜ?それ、最後に上に上げてあげよう」
上向きに入った右拳を野田はさらに上へ持っていく。軽々と。
もう左手は首から離れタケは純粋に拳によって支えられていた。
ぐぐぐぐぐぐ…
「かぁ・・・はぁっ・・・」
意識を失った。
「ふん、やればできるじゃねえか。まあ腸と胃袋は1年くらい治るのにかかるだろうが」
今もなお痙攣を続けるどす黒いタケの腹筋を見て野田は言った。


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