日本政府が今年秋の国連総会で行われる安全保障理事会の非常任理事国の改選で韓国を支持しない場合、韓国政府は日本の常任理事国への進出を支持しない方向で対応する方針を明らかにしました。
日本の産経新聞は17日付で、獨島問題と関連して、日本政府内で韓国の国連非常任理事国進出への支持を撤回すべきだとする声が出ていると報じました。
韓国は国連安全保障理事会の非常任理事国への進出をめぐってカンボジアと競合していますが、大統領府青瓦台の関係者は19日、「日本政府が韓国の国連非常任理事国進出への支持を撤回する場合、韓国としては日本の常任理事国進出と連携して対応することになるだろう」と語りました。
また「韓国はカンボジアと非常任理事国への選出をめぐって競合しているが、すでに必要な支持勢力を確保している。韓国を支持せずに中国の影響力が大きいカンボジアを支持するかどうかは、日本の選択にかかっている」と指摘しました。
国連安全保障理事会は、常任理事国5か国と任期2年の非常任理事国10か国で構成されていますが、韓国は2013~14年が任期となる非常任理事国への進出を希望しており、カンボジアと競合しています。