ソウルの失業者数24.3万人 5年間で約20%増
【ソウル聯合ニュース】ソウル研究院のソウル経済研究センターが20日に発表した4〜6月期の市内の失業者数は2007年比で約20%増の24万3000人となった。2007年から現在までの全国平均22万8000人を上回っている。
ソウルの失業者数は2007年に20万7000人、2008年に20万1000人、2009年に22万8000人、2010年に24万4000人、2011年に23万9000人だった。
とりわけ、女性失業者の増加が目立つ。失業者のうち、男性が占める割合は61%、女性は39%となっている。この5年間の失業者の男女比率は男性64%、女性36%だった。ソウル経済研究センターは「男性の失業者は減少したが、女性は増えている。家事と育児などでキャリアを続けられない女性の雇用確保が必要だ」と指摘する。
青年(15〜29歳)の失業率は8.2%と、ここ5年間の平均値8.1%を超えた。5年間の全国平均は7.7%で、ソウルの青年失業が深刻な状況であることが分かった。
ソウル経済研究センター関係者は「就職を諦めた人は失業者数に含まれていないため、実際はより多くの青年失業者が存在する」と分析した。
失業者は15歳以上のうち働く意志と能力を持ち、求職活動を行っている人で、就職が可能な人を指す。失業率は失業者が経済活動人口(就業者数と失業者数の合計)に占める割合。
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