Windows 8 N に他言語をインストールする

17日の記事 (追記あり) に続いて Windows 8 RTM の話題です。
今回は N エディションの英語版を日本語化して使用してみます。

試用目的

独禁法により海外での販売を義務付けられている N エディション。
このバージョンでは WMP が削除されており、日本語版はありません。

TechNet より Pro N 専用のキーを入手できたので、使用できるか試してみました。

Windows 8 N (x64) – DVD (English)
en_windows_8_n_x64_dvd_916091.iso

N エディションは多言語で配布されていますが、日本語版はありません。
ただ、読めるのは英語くらいなものなので、ここでは English を選択します。

Windows 8 Language Pack (x64) – DVD (Multiple Languages)
mu_windows_8_language_pack_x64_dvd_917544.iso

後に日本語をインストールするため、言語パックもダウンロードしておきます。

インストール

例によって VMware Player を使用して、仮想マシンにインストールします。

「Language to install」 以外を日本語向けに設定します。

“WINDOWS 8 PR N” とありますね。

透明感のあるウィンドウが実際に使えたら良かったのですが……。

設定を開始します。

今回は従来通りのローカルアカウントでログインしてみます。
基本的に Microsoft アカウントを使用しますが、少し確認したいだけですからね。

Metro UI の単色のデザインは英語の方が映える気がします。 何故でしょう?

日本語化する

現在は、日本語を標準にしてはいますが、英語のみインストールされている状態です。

スタート画面のアイコンは OS で用意されているようで、部分的に日本語になっています。

まずはフォルダオプションから拡張子を表示させます。

エクスプローラの 「View」 → 「Options」 → 「Change folder and search options」 と進みます。
View タブの Advanced settings にある 「Hide extensions for known file types」 のチェックを外します。

続いて、Language Pack の ISO ファイルをマウントします。

Disk\langpacks\ja-jp にある lp.cab の拡張子を MLC に変更します。
「lp.cab」 → 「lp.mlc」 にリネームしてください。

関連付けが 「Opens with: Language Pack Installer」 に変わります。

言語パックファイルをクリックして、日本語をインストールします。

言語はコントロールパネルの 「Clock, Language, and Region」 → 「Language」 から設定できます。

「Windows display language: Will be enabled on next sign-in」 とあるので、再起動しましょう。

シャットダウン、再起動はチャームの 「設定」 → 「電源」 から行います。

今、気が付きましたが、サインアウトで良かったようですね。
スタート画面のユーザのアイコンをクリックするか、「Ctrl+Alt+Del」 キーの送信からサインアウトできます。

サインインすると日本語になっているはずです。

本来なら言語のオプションを開くと、言語のダウンロードができるようですが……。
私の場合、”言語パックの利用ができない” と表示され困ったので記事にしました。

Microsoft アカウントではないからでしょうか?

Windows Media Player

一般と N エディションの違いを探してみましたが、残念ながら WMP が削除されているだけでした。

それだけでは面白くないので、WMP をインストールしてみます。
通常は WMP12 が搭載されており、Windows 7 と同じバージョンです。

Win7 では WMP のないエディション用に 「Media Feature Pack」 として配布されているようです。
Vista は XP のファイルと共用なため、Win7 用のファイルを試しましたが駄目でした。

悔しいので、通常の Win8 Pro の Program Files から強引にコピーしてみました。
ですが、正しくインストールされていないと怒られ、先ほどの URI に飛ばされる始末です。

これは早急に用意して欲しいものです。

そういえば、Win8 の WMP では DVD の再生機能が廃止されたようです。
試してみましたが、DVD の再生はできないようでした。

私はそれだけのために使っていたので、少しショックな仕様変更です。
そうなると、代替は MPC、GOM Player など多くありますから、拘る必要もないですね。

試用の結果、N エディションでも日本語化して使用できそうです。
さて、乗り換えはいつ頃でしょうか?

  1. コメントはまだありません。

  1. トラックバックはまだありません。