魔法少女リリカルなのは ~一般人な転生者~ (奇跡的な人間)
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原作開始

三年生進級から数日たち、おそらく今日が原作開始の日だ。何故なら今朝夢を見た。ユーノがジュエルシード撃退するところのな。その為今日の神羅は最高のニヤケ顔だ。
因みに言い忘れていたが神羅のオッドアイは右が赤で左が金だった。一体どこのラウラ・ボーデウィッヒだと突っ込みそうになったのは別段良い思い出ではない。

「(俺が転生者かって怪しまれなければいいんだけど。)」

「あっ、鳴海君おはよ~!!」

考え事をしていた俺に挨拶をしてくる、元気はつらつといった少女・高町なのは。三年生二日目に席替えをして席が近かった(後日知ったが、神が細工していたらしい)為、仲良くしている。

「ああ、おはよう」

今は挨拶する程度の仲を保っている。別段仲がいいわけでもなく、別段仲が悪いわけでもない。知り合い以上友達未満といったところだ。ただまあ………会話をしたりすると楽しいな、って思ったりする。けど俺は保身の為にあまり仲良くはならない。何故なら今も神羅が俺の高町に手を出すつもりか?とでも言いたげな目で俺を睨んで…

「俺のなのはに手ェだすつもりか………?」

言ってましたよ畜生。友達(月村&バニングス)と楽しく談笑していた高町の顔が引き攣っている。何というかご愁傷様。読んでいた本にしおりを挟み、数秒ほど合掌する俺であった。決して薄情なのでは無い。

「アンタが鳴海ね、」

命名、『神よ、何故私を見捨てたのですか(エリ・エリ・レマ・サバクタニ)』完全発動。何故わたくしめのところなどに来るんですかバニングス様。高町や月村と話してればいいじゃん。

「〔なあアスナ、俺なんか悪いことした?〕」

『〔うーん、マスターは絡まれない様にテストの点数もおさえていたしてね………わかんない〕』

ですよねー、と念話を送り再び思考し始める。極力絡まれないようにテストは常に八十五~九十点程度。ときどき九十五点だして、たまーに百点出す程度だ。学年順位は十位以内だろうけど、学年一位のバニングスに絡まれる理由が分からない。

「ちょっと何かいいなさいよ」

「ああ、どうして話しかけられたのか分からなかったから少しパニクってたんだ。もし気に障ってたならごめん。」

そう言って軽く頭を下げる。これが紳士というものだ。

「別に怒ってないからいいわよ。クラスメイトに声かけるのが変なわけ?私はただこの前のテストで学年一位になった奴の顔が気になっただけよ。」

たしかにバニングスの言い分には一理ある。しかし………俺が学年一位?

「バニングスさんじゃなくて俺が学年一位?」

たしかにこの前のテストで百点とったけど何故に?

「あんた………私に喧嘩売ってるの?」

「あー、えーっと……詳しく説明して下さりませんか?」

説明を要求します。

「えっとね鳴海君。この前のテストで自分が百点取れなくて自分以外の人が取ったから悔しかったんだよ。」

「す~ず~か~」

「あっ、ありひゃひゃんいひゃいひゃい!」

説明を要求知った俺に何ともまあ分かりやすく教えてくれた月村。つまり嫉妬でせうか?

「あ~え~っとバニングスさん、怒らせるつもりで言ったわけじゃ無いんだ。だから月村さんを離してあげてください。」

「はぁ……しょうがないわねぇ」

「ううぅ………」

いやしょうがないのはお前の方だろ、と言いそうになったが喉にとどめる。

「月村さん大丈夫?」

「うん、ありがとう………」

「どう致しまして(………ん?)」

視線を感じるので少し周囲を見渡す。どうやらクラスのみんなが俺たちのやりとりを見ていたらしい。しかし、その視線の中に嫉妬やら敵意があるのは何故だ?もちろん、それらの視線の元凶は神羅だ。

「俺の嫁たちに手ェだしやがって!!」

なるほど、複数の場合は総じて嫁たちになるのか。テストにでるな。そして凄まじく三下な台詞をどうもありがとう。予想通りの言葉を思いっきり口に出したよ。予想が当たったのにここまで嬉しくないのは前世を含め初めてだ。教室中に聞こえるくらいの音量ではっきりくっきりと。バニングスは何言ってんのよあいつみたいな目で見ているんだが、気づいてないんだろうな。

「何と言いますでしょうか…ご愁傷様。」

「……そう思うなら何とかして欲しいわ。」

うん、無理。



〔誰か……助け……て〕

夕食を食べ終え食器をアスナと一緒に洗い、ソファーに座って歌番組を見ているとフェレット族のユーノ君から念話が届いた。うん、無理だわ。

「マスター、行かないの?」

「ん、別に大丈夫。これから高町が助けにいって魔法少女として爆誕するから。」

「本音は?」

「あのイタイ人も来るし、アレ生理的に無理だし。歴史が変わるのは避けたい。」

因みにアスナは家の中では基本的に常時アウトフレーム状態だ。理由?一人だと寂しいんですよ畜生。

「(闇の書ってのが出てくる事件まであと少しか……)」

俺は基本的にリミッターを付けている為魔力はFランクにしている。さすがにヴォルケンリッターもこんなゴミ魔力いらないだろう。魔法文化のない地球でも、魔力量Fはたまにいる。ほとんどはリンカーコアすら持っていないが。

「(けどあっち側にはシャマルっていう補助特化型騎士がいる。俺がリミッターつけてるのがバレたら即戦闘だな。)」

そのときに備えて鍛えてきたんだがな。俺は取り敢えず思考するのを辞め、テレビにうつされているアニソン特集をみることにした。

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