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“混合がれき”石巻から東京へ8月20日 12時28分
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宮城県石巻市で大量に残されているがれきのうち、木材やガラス片が混ざったがれきの一部が、県外の自治体としては初めて東京都で処理されることになり、20日から運び出す作業が始まりました。
石巻市では、大量のがれきが市内の仮置き場に積み上がったままになっていて、このうち「混合がれき」と呼ばれる、木材やガラス片、金属片などが混ざったがれきは、暑い時期を迎え、自然発火のおそれが出ています。
この「混合がれき」2万5000トンが、県外の自治体としては初めて、東京都で処理されることになり、20日から運び出す作業が始まりました。
がれきは、金属片などを粗く取り除いたうえ、周辺の空気中の放射線量などを測定し、東京都が設けた基準値を超えていないことを確認したうえで、トラックに積み込まれました。
このがれきは、22日、東京・大田区の民間の処理施設に到着するということです。
東京都環境局の山田裕彦課長は、「処理を的確にスピードを持って進め、被災地の復興の手伝いをしていきたい」と話していました。
石巻市生活環境部の木村和雄次長は、「震災から1年半がたつなかで、がれきの処理にもスピードが求められている。できるだけ早く処理して復興を進めたい」と話していました。
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