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「ヴァージニア」(Virginia)(アメリカ映画);巨匠コッポラが三流小説家を主人公に幽霊や吸血鬼が絡むB級スリラーの監督・脚本

 FAXで審議の結果と更なる「警告書」が送られて来たが、昨日(土曜)書留で自宅に同じ文面の書簡が届いた。審議会で「貴殿が表明したようにブログ掲載記事の自主的削除を直ちに実行されるよう求めます」だが「万一にも貴殿が本件実行を放置された場合には定款・会則に従い厳しく対応することをお知らせします」と。弱った。もう「既に削除した」と思っていたが、この文面では未だ何もしてないと言う認識で迫っている。何処をどう削りどう謝罪するのか何も指摘が無い。会長名になっているがブログ攻撃の矢面に立っていた福永理事の起案した「警告状」だろう。早速メールで問い合わせてみよう。しかし今まで手紙で問い合わせた「立証責任」や「合理的説明」については梨の礫なのが心配だ。(だから反応が早いこのブログに書き込むことになるのだ)

 さてFCCJ全会員宛にジョージ・バウムガルトナー会長よりメッセージが出ている。会長の強引な政策、FCCJの「公益社団法人」移行を目指し「F&B部門をアウトソーシング」に反対し訴訟に持ち込もうとする元会長たち、ロウリー、ネフ、ヴァン・ウォフェーレンの3人組。会長の回答は要約すると、訴訟しても根拠も無く無駄で君たちは敗訴するよというもの。けれども皆さん長年の会員だし一生懸命に質問をお寄せくださったんだから答えてあげよう。
 回答者は会長と福永、村上、ジョナサンの2人の理事と財務委員長。アラスカがダメになった後、現在は徐々に新アウトソーシング(しかりした所だが名前は明かさない)に移行準備のためダイニングルームを閉じ、バーも8月末の閉鎖に向かい縮小している。そのため従業員たちを「綺麗に掃除して」新アウトソーシングに渡す必要があると。元会長たちは「公益法人移行」は「皆が反対している」という説に猛反撃を加えている。三回連続して開かれた総会で承認され、更に公益法人賛成派のG会長は三選されて内閣を構成しているのではないかと。
 しかしこの回答は肝心なことを忘れている。FCCJ財政の90%以上を支えるアソシエイトメンバーに一言も諮問もしていないことだ。賛助会員は人間に非ず、奴隷に意見を聞くことは無いと。
 クラブの財政は1年間に1億6千万円の赤字を垂れ流している。収入は08年に比べ25%も減少している。しかし理事会がその恒常的減少に何か対策を打ったとは思えない。依田元GMや西村さんの依頼で私は08年までに新会員は40人以上を誘いパーティは無数に入れた。電通子会社社長会は今でも隔月に行われているし年1回の夏のパーティは派手だ。息子の結婚式披露宴まで家人の反対を押し切ってFCCJで実施した。しかし岩村担当や中村GMに代わり私に何のアプローチも無い。依田さんの頃は赤字はあっても2千万円を切っていたと言う。今は3億6千万円を超すと。依田GM以来の経理にDue diligenceをかける必要があるのではないだろうか?無駄や不正は無かったか?個人の不正は無かったか?しかしG会長はクラブに自分の飲食などをつけて無銭飲食をしない清廉潔白な人と聞く。その下の人たちはどうだろうか?賛助会員も巻き込んでdue diligenceを発表し皆が一致こぞって新生FCCJを作り出して行きたい。僕はこのクラブも働いている人たちも好きだ。(昨日ランチをしたら知っている顔はハニフさんと孫君だけだったのは寂しい)

 デンマークのロデとセーアン・ハマの兄妹が書いたスリラー「死せる獣ー殺人捜査課シモンスン」(早川書房:2012年5月刊)が日本やアメリカの推理ホラー小説と一風変わっていてとてつもなく面白い。主人公はコペンハーゲン警察殺人捜査課長、コランズ・シモンスン。一家団欒の夏の休暇から呼び戻される。遊びに来た小学生が見つけた。学校の体育館に5人の男が規則正しい図形を描いて殺され吊り下げられている。何れも顔面や身体が著しく破壊され身元が分からない。それに男性器が切り取られたり傷つけられたりしている。やがて犯人たちは小児性愛者だと言う噂が広がり、ネットを通じて世界に伝わる。犯人たちを擁護しようと言う動きが出て来る。捜査は世論に押されて難航するが、シモンスンたち警察はそれを逆手に取って罠を仕掛ける。
デンマーク人の名前は馴染が無く、男か女か分からないし、警察関係や犯人被害者など登場人物は凄い数になり名前が覚えられなくて弱った。
 それにしてもこれがデビュー作と言うから今後の作品は期待が持てる兄妹だ。

 昨日(18日)13時半の回を見ようとネットで調べると午後の回は無くなっている。急いで有楽町駅前に11時25分に駆けつけると左前列に3〜4席が余っているだけ。斜めに大型画面を見上げるのはかなり辛い。
巨匠フランシス・フォード・コッポラが監督・脚本でこんな低予算のB級映画を作るとは驚きだ。駆け出しの映画青年が僅かな予算を貰って作るような映画だ。
全く売れないオカルト小説家(Witch Novelist)、ホール・ボルティモア(ヴァル・キルマー)が本屋も無いど田舎まで行って(どうして都会でなく片田舎まで出かけるのだ?)自分のサイン本を売ろうとする涙ぐましい努力。そこで出会うミステリー小説好きの保安官ボビー・ラグレインジ(ブルース・ダーン)。杭を胸に打たれて死んでいる少女の死体を見せるから一緒に捜査をしながら小説を書かないかと誘いをかける。乗り気では無いがスランプに陥っている彼は一文の収入が無い。ネットのスカイプ電話で話す妻(ジョアンヌ・ウォーリー)やエージェントから次回作を促され、仕方なしに保安官の提案を受けいれ、題材を求めに街へ出る。エドガー・アラン・ポー(ベン・チャップリン)が突如幻想で現れ、現代と過去に起きた2つの事件の謎をホールと一緒に解明しようとする。町の真ん中に時計台があるが7面持つ時計の指す時間はマチマチ。どれも正確では無い。歩いているうちに、ホールはかつてエドガー・アラン・ポーが宿泊し今は廃屋となっている気味が悪い「サイコ」のような「チカリング・ホテル」に辿り着く。その夜、ホールは不思議な夢を見る。V(ヴァージニア).と名乗る少女(エル・ファニング)とともに他愛ない話をしながら散策していると、チカリング・ホテルの前に出る。なぜか入ることを拒むV。一人ホールがホテルの中に入り経営者と話をすると、ホテルの床下には12人の子どもが埋められており、13番目の子は地獄に落ちたと言う。それがVだ。ホールが表に出ると、殺された子どもたちの亡霊と子どもを抱えてその後を追う男の姿を目にする。
タイトルの原題は「TWIXT」。古語BETWIX=Between(〜の間に)の略語。それが何故「ヴァージニア」になるのか訳がわからない。確かにエル・ファニングはヴァージニアとで12歳の生き残った少女。ブレイシングが取れて歯が剥き出しになりやがて牙になってホールを襲う。吸血鬼だ!ポーの幽霊と言いヴァンパイアと言い、恐ろしげに出現するが主役では無い。だからおどろおどろしい彼らは直ぐに姿を消し、売れない作家の次の小説がテーマになる。周りの人間、保安官助手も保安官も喉を掻き切られ死んでいる。
何が何だか分からないが、これがあの「ゴッドファーザー」や「地獄の黙示録」の巨匠だ。おまけに字幕の大家戸田奈津子さんまで付き合っている。黒澤明の晩年も駄作愚作のオンパレードだった。
コッポラのスランプはここまで酷いとは知らなかった。昨日今日映画学科を卒業した若者でもこれほど酷い映画はつくらないだろう。日経で名前に釣られてこんな駄作を褒めているワタナベの気がしれない、「裸の王様」だ。

ヒューマン・トラスト有楽町で公開中。コッポラの名に釣られて客が押し寄せているから早めのチケット購入が必要。

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