佐藤優氏「野田首相は逃げずに会談すべき」
2012年08月19日 12時00分
元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏(52)は、強硬な対日姿勢に転じた韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領(70)のさらなる暴走を予測する。
「現実的な対日外交を諦め、竹島上陸や天皇陛下への暴言で“日本に対し、厳しい態度を取った大統領”と歴史に名前を残すことが目的になっている。韓国の世論も支持し、来年2月の任期までこの強硬路線は止まらない」
15日の演説でさらなる“爆弾投下”が予想されたが、竹島問題や天皇陛下に触れることはなかった。「竹島への言及がなかったことで一部で軟化したとの見方があるが、それは間違い。この日は国際世論を味方につけるために狡猾な演説をした。注目すべきは、“慰安婦問題を日韓の戦時下の問題と扱え”との発言で、これはホロコーストと同じ扱いにしろということ。“日本はナチスと一緒”と宣戦布告したようなもの」
強硬路線を突き進む韓国に対し、日本は国際世論を味方につけての反撃が必要と説く。
「まずは国会が竹島の返還に対する決議を行い、島根県の条例で“竹島の日”となっている2月22日を国の行事とする。韓国の無礼な対応に黙っていないことを目に見える形で示すべきだ」
9月にはロシアのウラジオストクでAPECが開催され、予定されている野田首相と李明博大統領との会談は、延期される見通しだ。
「外務官僚はセッティングせずに逃げようとしているが、野田首相は会談するべき。共同会見の場で竹島問題が存在していることを国際社会に知らしめれば、韓国には打撃になる」
佐藤氏は悲観することなく、毅然とした“政治主導”を発揮すべきと提言した。
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