ナゴヤD11連敗もDeNAノリ温存の理由
2012年08月19日 12時00分
DeNAは18日、中日に4―3で惜敗し、ナゴヤドームではついに11連敗。1―4の9回、代打ルイーズの適時打で2点を反撃し1点差まで追い上げたが及ばなかった。
この試合前には、ベテランの中村が左肘痛のため出場選手登録を抹消された。ラミレスと共に打線をけん引してきた主砲の離脱は、最下位からの脱出を狙うチームにとって大ダメージだ。それでもナインは「ノリさんはゆっくり休んで英気を養ってほしい」の大合唱。中畑監督も「ノリは完全に治してからのほうがいい」という。
実はここにきて中村にはチーム内で「今季2冠王を取ってくれ」との声が強まっている。離脱するまでの中村の打率は2割9分5厘で打点は56。どちらもリーグ上位に位置しており、40試合以上もある残り試合で逆転する可能性は十分にある。
しかし万全でないコンディションで強行出場し続ければ好調な打撃に悪影響を及ぼすのは明らかで、さらには最下位脱出を目指すチーム全体にもマイナス材料となってしまう。そこでチームは中村に「左ひじを治しきってリセットし、2冠王奪取とチームの5位浮上を目指して打ちまくってほしい」と切望しているのだ。
球団関係者の話を総合すると、幸い長期離脱の心配はなさそう。復帰後は個人タイトル争いでデッドヒートを演じ、虎を追尾するチームのためにも打棒を爆発させてくれるはず。背番号には、そんな大きな期待がかけられている。
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