“逆ギレ”マートン謎のVサイン
2012年08月18日 18時00分
低迷・阪神で大騒動が勃発した。9―7で勝利した18日のヤクルト戦(神宮)試合後のベンチ裏でマット・マートン外野手(30)と関川浩一外野守備コーチ(43)が一触即発の事態となったのだ。
問題のプレーは3回に起きた。無死二、三塁で川本が放った打球は低い弾道で左翼を守るマートンの正面に。ところが、この打球の目測を誤ったマートンは後逸し、走者二人を生還させる二塁打にしてしまった。さらに続く山田が放った遊撃後方へのフライにスライディングキャッチを試みたが失敗。あろうことか打球はマートンの足に当たり、右翼方向へ転がり二、三塁とピンチを広げてしまい、和田監督はたまらず俊介との“懲罰交代”を命じた。「2本とも取ってあげないと。ピッチャーがかわいそう」と指揮官。まさにお粗末なプレーだった。
そして試合後。勝利の余韻に浸る間もなく事件は起きた。ベンチ裏で行われたミーティングで関川コーチの言葉にマートンが激高し、つかみかからんばかりににじり寄った。慌ててブラゼルと有田ヘッドコーチが仲裁に入り、その場は納まったが、不穏なムードに変わりはない。関川コーチは「何もない」と話しただけで、その後、マートンと球場横のクラブハウスの一室にこもって約1時間話し合った。
帰り際のマートンは笑顔で関川コーチに手を振り、言葉を交わし、別々のタクシーに乗り込んだが、試合に勝っても後味の悪さを残した。
岡田可愛,中山麻理,小山いく子,岸ユキ,中山仁
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(写真左から=後逸するマートン、試合に勝ちナインとタッチ、ベンチ裏で激高、報道陣にVサイン)