新日本プロレス12日の両国大会に電撃登場した桜庭和志(43)と柴田勝頼(32)が、新日マット参戦への胸中を激白した。2人は同社・菅林直樹社長が「格闘技モドキの中途半端なプロレスをする気はない」と参戦を白紙化したことに猛反発。柴田が現状の新日プロを痛烈糾弾すれば、桜庭は参戦不可の場合はブラジル移民を示唆するなど、2人の参戦問題は風雲急を告げてきた。
大きな波紋を広げた新日プロ電撃登場。2人は「年末にタッグをやって新しいものを生み出せる手応えがあった。次どこでやるのかと考えた時に選んだのが新日本だった」(柴田)、「水と油が混ざったらおいしい食べ物ができるかもしれないですから」(桜庭)と真意を説明した。
もっとも、今後は不透明だ。菅林社長からは「格闘技モドキのプロレスをやる気はない」と参戦を白紙化された。これに対し桜庭は「プロレスって格闘技じゃないの? プロレスって強さを競うものだと思うんですけど、格闘技も一緒だし、モドキっていう意味が分からない」と反論する。
さらに柴田は古巣の変貌ぶりを糾弾。部外者にリングを占拠される屈辱的事件にもかかわらず、新日プロから迎撃部隊は誰一人現れなかった。柴田は「選手はどういう気持ちで見ていたんだろうね? 保護者みたいに社長がコメントしてるし。変わっちゃったね」と切り捨てた。
純粋に新日プロでの試合を望む2人は対戦相手は特定せず、公募する構えだ。柴田は「神戸は(故星野)勘太郎さんのところですよね? こりゃあいさつに行かないといけないですね」と、9・23神戸大会への再乱入を示唆。それでも拒絶が続く場合は桜庭も「僕もシュートボクセとか行ってますけど、向こうはバッと言われたら皆が『テメーやんのか』くらいの勢い。(新たな相手を求め)ブラジル移民も考えます」と、三くだり半を突きつけるつもりだ。
「いろいろ新しい試みをするのは素晴らしいけど、いつなんどき誰の挑戦でも受けるスタンスまで変えてしまったら、もう新日本という看板は外した方がいい」(柴田)と、言いたい放題の2人。果たして新日プロからの迎撃宣言はあるのか、注目だ。
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