2012年08月19日

「小泉政治で日本人はさらに愚民化する」私の予測は当たった

理由は簡単でした。それは成功した東京ディズニーランドと正反対の理念を掲げ、冷酷無情な国家運営を行っていたからです。

小泉純一郎という元政治家を病気という側面から捉えている方もいます。

小泉純一郎の病的性格
<引用開始>
書棚から見つけた昔読んだ本に面白い話を見つけた。
病的性格を幾つかに分類していて、その中に情性欠如型と言われる病的性格があるという。
『この一群の中で問題になるのは、シュナイダーが情性欠如型と名づけた人々であろう。
人を思いやる惻隠の情、同情心、恥を知る感情、名誉を重んじる廉恥心、臍をかむ思い、あるいは心が痛むなど、様々な度合いの差はあるが、ともあれ自分の行動に人倫的な反省をする心、後悔の心、いわば良心と言ったものの見られない人々を捉えて一類型を立てているのである。

人倫的なもの、道徳律を頭では知っていてもそれを我が心の内に情感する事が出来ない、陰険で、冷酷で、残忍ともいえる行動を平然として行う人々である。
<引用終了>
http://www7.plala.or.jp/tarunoheya/page041.html

その小泉純一郎のメディア戦略をこのように分析している方もいる。

<引用開始>
小泉純一郎が自民党総裁となった二〇〇一年、山内昌之東大教授は二人の知事選出と小泉総裁選出を受けて、その三年間の政治の流れについて次のように述べている。

 「政治家や知事のなかには、テレビを中心とするマス・メディアを通して市民から熱狂的な『支持』を受ければ、発言内容や政策選択の当不当を問わずに、いかなる批判からも免疫だと考える者もいるらしい。しかし、こうした主張を見ていると、政治指導者として世論をバランスのとれた方向へ冷静に導こうとする大局観や歴史観の軽視と、その基礎にある体系的な知や教養の欠如を感じる」。
<引用終了>
http://www.jrc.sophia.ac.jp/kiyou/ki23/saih.pdf

小泉内閣は、大量の「ネトウヨ(ネット右翼)」と呼ばれる者たちを生み出しました。

<引用開始>
【そもそも 『ネトウヨ』 ってなに?】
ネトウヨの定義はとても簡単。次の3点に該当する人ならネトウヨ。
@ 差別主義者(レイシスト)・憎悪主義者であること。(主な憎悪ターゲットは、韓国・中国・在日・サヨク)
A 国家神道(靖国教理)を熱烈に崇拝し、国家神道に基づいた国家観・歴史観・軍国思想・教育観を有していること。
B イデオロギーの主張の場が主にネット上であること。
基本的に、@〜Bを満たしていれば100%ネトウヨ。
※1 @の憎悪主義者と言う点は特に重要なポイント。
これがAの理論武装やBの粘着活動力の源(みなもと)なってる。
※2 @のみの状態の人を『嫌韓厨』と呼ぶが、大抵の場合は@だけではモノ足らず 国家神道のダークサイドに惹かれて、すみやかにA、Bに足を踏み込んゆく。

【ネトウヨ大量発生の背景】
今日のネトウヨ・ブームは決して100%自然発生的におきたわけでなく、自民党政権の主要な右翼政治家による強力な後押しがあるんだよね。それは、小泉が嫌中になり出したころに安倍幹事長の元で実行された。これは作られた世論であることを認識する必要があると思う。
<引用終了>
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1231852357

小泉内閣の方針に反し、イラク戦争に反対した元駐レバノン全権大使の天木直人氏の2005年10月4日のブログにはこのように記載されています。

<引用開始>
自らの論理を正当化する受け売りの材料は、ネット上では右派のほうがはるかに多い。それが右傾化を支える・・・新しい世代の中にはそうした根拠薄弱な論理を心から信奉している人が出ている・・・話の中身が分からなくても、とにかく執着して相手をやっつけようという傾向がある。まじめに受け答えを試みる人々は根負けしてしまい、掲示板からはなれていってしまう。あるいはそうしたサイトがつぶされてしまう
<中略>
もし、ネット世論なるものの本質がこのような根拠薄弱な右傾化傾向に支配されているとするならば、権力側がそれに目をつけ、利用しないはずはない。
「議員秘書が参加しているケースもある。懸念されるのはこうしたネット上の世論の流れが、雑誌やテレビなど大手メディアに還流されていく現状だ
<中略>
これらを一言で要約するならば、匿名でしか強がりを言えない臆病者がその裏返しとしてネット上で弱いものいじめをする、そういう連中が、小心で自信がないゆえに強硬姿勢をとり続ける権力者小泉に迎合し、利用される、そういう構図なのであろう。
 そういえば最近テレビでやたらに暴言を吐く政治トークショーが目立つようになってきた。まともな議論を許さずに大声で怒鳴るものがもてはやされる。売名行為の政治的ショーだとわかっていても、これでは我々の意識は愚劣になっていく。これも良識な国民を潰していく見えざる愚民政策なのか。
<引用終了>
http://www.amakiblog.com/archives/2005/10/04/

問題なのは、「大手メディアへの還流」です。大津市のいじめ自殺事件でもこの還流は起こっています。

「メディアが学校や教育委員会の対応を批判する」→「ネトウヨと呼ばれる者たちが攻撃を仕掛ける」→「批判が殺到とメディアがニュース化する」→「刺激を受けた者が教育長を襲う」→「メディアはその報道を再商品化する」

このような連鎖が続きますが、読売新聞の最後のパレード捏造報道も同じだったのです。

「読売新聞の門間順平記者は2ちゃんねらーから盗作疑惑情報を得る」→「読売新聞が盗作という商業記事を書く」→「ネトウヨは攻撃してよし、と受け取り書店やOLCなどを攻撃する(回収させることに成功する)」→「メディアは回収の件を再商品化する」

ネトウヨたちは、作戦の成功に勝利の美酒に酔い、雄叫びをあげました。世紀のベストセラー本をこの世から消し去ったのですから、この成功体験は彼らの「力」を誇示するのに十分すぎるものでした。

私は、読売新聞発のこのネトウヨたちの成功体験がインフォーマルでバーチャルな「組織」の暴走の元になったものと考えています。その後に起きた酒井法子さんの別荘焼失事件も、英国人殺害事件の犯人市橋達也被告の両親攻撃事件も、今回の教育長襲撃事件も、メディアから「攻撃して良し」というメッセージを受け取った、「人を思いやる惻隠の情、同情心、恥を知る感情、名誉を重んじる廉恥心、臍をかむ思い、あるいは心が痛むなど、様々な度合いの差はあるが、ともあれ自分の行動に人倫的な反省をする心、後悔の心、いわば良心と言ったものの見られない人々」に火をつけたと考えられるのです。

『最後のパレード〜ディズニーランドで本当にあった心温まる話』を読んで涙してくださった何十万人の読者の中に、読売新聞は取材もしないで報道したことを知っている人はどれだけいるでしょうか。

読売新聞の購読者の中に、読売新聞は「人を思いやる惻隠の情、同情心、恥を知る感情、名誉を重んじる廉恥心、臍をかむ思い、あるいは心が痛むなど、様々な度合いの差はあるが、ともあれ自分の行動に人倫的な反省をする心、後悔の心、いわば良心と言ったものの見られない人々」による組織であることを知っている人はどれだけいるでしょうか。

読売新聞は小泉内閣を支持する内容の記事を書いていたと記憶しています。その結果が、私が予測した通りの今のいじめ社会です。読売新聞を購読(記事を買っている)者が哀れでなりません。
posted by M.NAKAMURA at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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