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法改正でたん吸引の初の研修会8月19日 21時20分
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障害者のたんの吸引などが、法律の改正で研修を受けた介護職員にも認められるようになったことから、実技などを学ぶ全国で初めての研修会が盛岡市で行われています。
障害者のたんの吸引や、チューブを使って体に栄養剤を送る経管栄養は、これまで原則として医師や看護師以外は認められていませんでしたが、法律の改正で、ことし4月から一定の研修を受けることを条件に、介護職員にも認められることになりました。
これを受けて東京のNPO法人が、講習から実技までを一貫して行う全国で初めての研修会を盛岡市で開き、訪問介護などを行うヘルパーや介護を学ぶ学生などおよそ40人が参加しています。
19日は、人形を使った、たんの吸引などの実習が行われ、参加者たちは講師を務める看護師から衛生面に注意することや、呼吸用のチューブを着けるときに気管を圧迫しないよう丁寧につなげることなどの指導を受けていました。
参加した女性は「いままでできなかったことなので、対応できる人が増えれば利用者にもとてもよいと思います」と話していました。研修の運営に携わった深谷圭孝さんは「皆さん真剣に取り組んでくださっています。今後は被災地にも広げていきたいです」と話していました。
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