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上陸議員“不法入国許せない”8月19日 21時20分
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沖縄県の尖閣諸島の魚釣島に上陸した東京都などの地方議会の議員ら10人のうち、議員の1人は記者会見で「香港の活動家による不法入国が国民の1人として許せなかった」と説明しました。
19日午前4時ごろから8時ごろにかけて、尖閣諸島の周辺海域で行われていた戦時中に亡くなった人たちの慰霊祭に参加した日本人のうち、10人が尖閣諸島の魚釣島に上陸しました。
警察や海上保安本部によりますと、10人のうち5人は東京都や東京の杉並区、荒川区、兵庫県、それに茨城県取手市の地方議会の議員で、残りの5人は日本のメディア関係者です。
これまでに10人は出港した沖縄県の石垣島に順次、戻ってきており、このうち、東京・荒川区と茨城県取手市の地方議員らが代表して記者会見を開きました。
小嶋吉浩取手市議会議員は上陸の動機について「香港の活動家が尖閣諸島に不法入国したことが国民の1人として、許せなかった。尖閣諸島を守るべきだと国民に発信できたとすれば成功だと思う」と述べました。
一方、警察は立ち入りを制限された禁止区域へ入った軽犯罪法違反の疑いもあるとして、今後、事情を聴くことにしています。
尖閣諸島の周辺海域で行われた慰霊祭には、国会議員や地方議員のほか、一般の人らおよそ150人が参加しました。
このうち、国会議員の代表ら8人は政府に上陸許可を申請していましたが、政府は「政府関係者以外が上陸すると、島の平穏かつ安定的な維持管理が損なわれる恐れがある」として申請を認めていませんでした。
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