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【プロ野球】

1000奪三振も田中は後半戦勝てず

2012年8月20日 紙面から

◇西武6−2楽天

 西武が1分けを挟む6連勝で今季初めて首位に浮上した。4回に浅村の適時二塁打で追い付き、6回にも浅村が2点適時打を放つなど5連打を含む6安打で5点を奪った。2番手の十亀が3勝目。楽天の田中は制球が甘かった。

     ◇

 あの頼もしかった姿はどこへいったのか。楽天・田中が勝てない。この日も1−1の同点で迎えた6回、先頭の秋山から5連打を浴び、5イニング0/3で6失点KOだ。当然、交代を告げられた田中。険しい顔で球場の屋根に響く歓声を聞き続けた。

 「6回は1点を取られてから、切り替えてと言い聞かせたけど、うまく打たれた。単調になりすぎた」。後半戦はいまだに白星なし。「要所で球が甘かった」と反省の言葉だけが口を突いた。

 5回には栗山からプロ通算1000奪三振。1042イニングは史上6位、23歳9カ月は史上7位のスピード記録で達成し、沢村賞右腕の貫禄をみせつけたはずだった。しかし、次の回の大乱調で喜びは消滅。試合後は「どうでもいい」と吐き捨てた。

 チームも3連敗で、借金は今季ワーストタイの「5」。3位のソフトバンクには4ゲーム差まで引き離された。「今に見とけ。絶対、流れがくる」と反攻への意欲をみせた星野監督も、田中には「あれではどうしようもない」と嘆き節。エースが不調のままでは、混パの中でさらに取り残されてしまう。 (川越亮太)

 

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