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上陸した議員“信念に従った”
8月19日 20時25分

上陸した議員“信念に従った”
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19日朝、沖縄県の尖閣諸島の魚釣島に上陸した東京都などの地方議会の議員ら10人は、順次、石垣島に到着しており、上陸した議員の1人は「自分の信念に従って上陸した」と話しています。

19日午前4時ごろから8時ごろにかけて尖閣諸島の周辺海域で行われていた、戦時中に亡くなった人たちの慰霊祭に参加した日本人のうち、10人が尖閣諸島の魚釣島に上陸しました。
警察や海上保安本部によりますと、10人のうち5人は東京都や東京の杉並区、荒川区、兵庫県、それに、茨城県取手市の地方議会の議員で、残りの5人は日本のメディア関係者だということです。
このうち、東京・荒川区の区議会議員は午後4時半ごろ石垣島に到着し、記者団に対し、「自分の信念に従って上陸した。尖閣諸島が竹島や北方領土のようになってはいけない。日本人が日本の領土に上がることは何ら罪に問われるものではないと思う」と述べました。
上陸したほかの地方議会の議員も順次、石垣島に到着しており、このあと記者会見を開くことにしています。
一方、警察は立ち入りを制限された禁止区域へ入った軽犯罪法違反の疑いもあるとして、今後、事情を聴くことにしています。
慰霊祭を行ったメンバーらは政府に上陸許可を申請していましたが、政府は「政府関係者以外が上陸すると島の平穏かつ安定的な維持管理が損なわれるおそれがある」として、申請を認めませんでした。

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