尖閣諸島の魚釣島に19日朝に上陸した地方議員らが記者会見し、「尖閣諸島を中国に渡してはならない」と訴えました。
尖閣諸島に上陸した小嶋吉浩取手市議:「国民の一人として許せないので参加しました。あえて上陸することで日本人の志を示したと思っています。日本は尖閣を中国の手に渡してはならないという心意気を、全国に発信できたら成功と言える」
尖閣諸島に上陸した田中ゆうたろう杉並区議:「風にあおられまして、船から落ちてしまいまして、無我夢中で泳いだ先が魚釣島だった。たどり着いた時は非常に運が良かったなという思いもありますけども、まあそういったことです」
上陸した地方議員は、このほかに東京都議会議員、東京の荒川区議会議員、兵庫県議会議員の合わせて5人です。ほかに市民団体のメンバーなど合わせて10人が上陸しました。10人は午前8時ごろ、乗っていた船から海に飛び込み、泳いで魚釣島に上陸しました。島では用意した日の丸を掲げ、午前9時半ごろに船に戻りました。政府の許可を得ずに上陸したことについては、日本の領土だと示すことが重要だとしています。沖縄県警は20日に、立ち入り禁止区域に入った軽犯罪法違反容疑で上陸した10人の事情聴取を行います。また、洋上での慰霊祭に参加した国会議員は上陸に理解を示しました。
洋上慰霊祭に参加した山谷えり子参院議員:「(上陸は)正当化できるものではないかもしれないが、気持ちというのは分かるような気もします」