旭山動物園:おとりの1羽死に、1羽不明 フラミンゴ捕獲
毎日新聞 2012年08月18日 11時03分(最終更新 08月18日 12時25分)
18日午前0時ごろ、北海道旭川市の旭山動物園から逃げ出したヨーロッパフラミンゴを捕獲するため、紋別市のコムケ湖に連れて行ったおとりのフラミンゴ4羽のうち、1羽が死んでいるのを同園職員が見つけた。もう1羽が行方不明。キタキツネに襲われた可能性があるという。捕獲作業は続けている。
おとりの4羽は、網をかけたおり(約2メートル四方)に入れ、水場に設置されていた。網に直径約10センチの穴が開いており、ここから動物が侵入したらしい。穴は動物に破られたか、もともと開いていた可能性もあるという。
同園の広報担当者は「網を二重にするなどの策を取ればよかった」と話した。現場で指揮を執る坂東元(げん)園長は「撤退も考えたが、無駄死にになってしまうので捕獲作戦は続ける」と述べた。
捕獲しようとしている逃走フラミンゴはこの日午前、おりから約200メートルの場所にいるという。このフラミンゴは7月18日に同園を逃げ出した。【平野美紀、大場あい】