2011年06月06日

世見2011年6月6日ご報告

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(神秘の湖オンネトー、足寄町)

Date: 2011.06.05 | Category: お知らせ | Response: 0

私の人生最後の夢を運ぶ飛行機が、5月31日午前11時40分、とかち帯広空港へ向けて羽田国際空港を飛び立ちました。


<天候は快晴>
窓からはお日様が海と仲良くキラキラと語らい、小さな真っ白い雲がその語らいに誘われるかのように通り過ぎていきます。


私は海岸辺りから目が離せなくなっていました。
海岸に打ち寄せている浜辺を見ていると目と鼻の奥がジーンとなり景色が霞みます。



手を合わせながら、犠牲に遭われた皆様に
「今から行ってまいります。どうか応援して下さい。」
とお話し掛けをしたその時、やる気と云う気が体中を走り出しました。


仙台空港は、上空からも大災害を思い出すのには十分です。
海岸辺りは飛行機が進めど建物は見付けられません。これが現実の世界です。
あの日から、もうすぐ3カ月です。


改めて自然の脅威を思い知る事が出来ました。
空港に着くと、前日に着いていた友が迎えに来てくれていました。

今から行く先は、足寄町役場。そこが、私の目的地です。
「何故、足寄町なの?」


このご質問にお答えするのには、20年もの物語をお伝えしなくてはいけませんが、そのお話はいずれお伝えさせて頂きますが、この度の事はこの物語の後半部に属します。


私が26年間お仕事をさせて頂いている潟Tミーの社長は、「子供達に有機野菜を食べさせたい」
この一念で様々な事を本業とは別に手掛けて来られました。


私も不思議な世界の方々に自然界の摂理に基づいた農法を教えて頂き、専門家の皆様にも今迄お役立ちが出来たと思っております。


このような思いの流れの中から生まれたのが、-25℃でも生産出来、高齢者でも働ける生産工場の夢の設計図でした。


北海道の冬場は土が凍り、土凍で思う様に野菜が作れません。それと、人口が減少し続けています。
それは生活の基盤である働く場がない事が一番の原因に思えるのです。


北海道の活性は日本の活性に繋がる事を信じ、2009年の冬、潟Tミーは足寄町役場からお借りした場所に-25℃にも耐えられる生産実験装置を置き、葉物での実験をスタート致しました。勿論、私が中心で進めさせて頂いています。


この度の東日本大災害は、私自身にも人生を大きく変える出来事が起きました。
ご存知の通り、この度の大災害を当てたと云う事で多くの皆々様のお目に留まり、
今も尚30万近い方が毎日私の拙い文をお読み下さっています。


3月11日を境に取材の申し込みが相次ぎ、テレビ出演の依頼や15名の集まりに2000人近い人が申し込まれ、自分の置かれた立場に驚きながら、「自粛」が一番と思い、ご相談も止め、日々皆様のお心に届く文が書ける事を最大のテーマにして時を重ねましたが、64才と云う自分の年齢を考えますと、このままで人生を終わりにしたくない思いが日増しに膨れ上がり、今後 どう生きたいのかと自分に問い掛けますと、「自然界復興」と「地球家族」作りでした。


未来の子供達に、熱き思いを残したいもあります。


テーマが大き過ぎて私には力不足かもしれませんが、こうして私の文をお読み下さる皆様にお呼び掛けをしたら、もしかすると意気に感じて下さる方が応援して頂けるかも知れないと思うようになって行ったのでございます。


先ずは、行動ありきです。
そして向かった先が、足寄町役場でした。


役場とは生産実験装置の事で、すでに道は付いていましたので、お話をお分かり頂くのに時間は掛からず、ご協力をして下さると云って頂き、一歩前進出来、潟Tミーの社長のご意志を継げるかも知れない喜びでホッとしています。


次は、皆様へのお願いです。

「地球家族」を目指す第一弾として、足寄町に自然農法生産工場を作る事や、世界の子供達の笑顔が絶えない社会作りの為の資金として、NPO法人を立ち上げたいと思っています。


ただ、NPOを立ち上げるのには6カ月程かかるとの事ですが、近日中には私の考えにご賛同頂ける皆様には、有料サイトのご購読料としてのご支援を賜りたく思っております。


ただ、全てを有料化には致しません。今迄通り、このブログは私が書けるだけ書かせて頂きます。
今は「夢が現実に近付ける事だけです。」


どうか、皆様のお力をお貸し下さい。
そして、一日でも早い復興へ向けての第一歩を北海道の足寄町からスタートさせるご協力を宜しくお願い申し上げます。


足寄町の生産工場が成功すると、東日本大災害で被災をされた方の職場作りも出来るかも知れないと私は思い込んでもいます。
まだまだ勉強不足で絵に描いた餅にならない為にも、多くの事を学びたいと思っています。


松原照子氏”幸福への近道”より転載させていただいております。



posted by キキ at 15:39| Comment(0) | 世見”幸福への近道”より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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