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【サッカー】

ヤングなでしこは超攻撃的 ”兄” ”姉”を超える

2012年8月19日 紙面から

W杯初戦前日の公式練習で調整する横山(中央)ら=宮城スタジアムで

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 国際サッカー連盟(FIFA)主催の女子大会として日本で初開催される第6回U−20女子ワールドカップ(W杯)は19日に開幕する。女子U−20日本代表「ヤングなでしこ」は、宮城スタジアムで行われる1次リーグ初戦でメキシコと対戦する。開幕2日前にDF村松智子(日テレ)が右膝負傷で離脱するアクシデントがあったが、ヤングなでしこは超攻撃的サッカーで、大会初優勝を狙う。

 開幕戦前日というのに、若きなでしこたちに緊張感は微塵(みじん)も感じられなかった。「緊張して硬くなったらもったいない。思い切ってやれればいいと思います」主将でボランチを務めるMF藤田は笑顔で話した。

 今大会でイレブンは口々に「攻撃」を強調する。攻めを意識していても、強豪と対戦すると結局は引いて守ってしまう「姉」や「兄」を尻目に、MF田中陽は「攻撃の意識が高まってる。日本のサッカーがどこまで通用するか、自分たちもやってやろうと思ってる」と言う。

 U−17時代からこの世代を指揮する吉田監督は「U−17の時から、自分たちのテクニックを披露してゲームを支配しろと言っている。そういう部分が出ればいい。初戦はたくさん点を取って勝つのがベスト。メキシコはテクニックと上(フル代表)を経験している選手が5、6人いて経験もある。警戒しなきゃいけないが、それ以上にこっちが点取って勝てばいい」と攻めにおいて圧倒的な自信をのぞかせる。

 「ロンドンはあやさん(宮間)や美穂さん(福元)がいたので真剣に見てました。なでしこが銀で悔しい。自分たちに託してくれたと思うので自分たちが金メダルをとらないといけないと思います」。MF宮間、GK福元が所属する岡山湯郷でプレーするFW横山は、キッパリ言い切った。目指すは今までにない攻撃的なサッカーで、世界の頂点に立つことだ。 (荒川敬則)

 

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