阪神またマートンの乱　拙守で交代、コーチと一触即発

　阪神が乱打戦を制した。５−５の５回に新井貴の２打席連続の８号２ランで勝ち越し、７回には代打ブラゼルの９号２ランで突き放した。ヤクルトは３回に５点差を追い付くなど粘ったが、投手陣が崩れた。３連敗で今季最多の借金５。

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　試合後のベンチ裏で関川外野守備走塁コーチとマートンが一触即発となった。全体ミーティングで関川コーチから何やら注意を受けたマートンが向かっていこうとしたが、有田ヘッドコーチやブラゼルに分けられた。

　マートンはこの日、慣れない左翼で先発。３回の守備で拙守を連発し、和田監督に交代を命じられた。そのあたりを注意されたマートンが冷静さを失ったようだ。関川コーチは「何もないです」と話しただけで、その後マートンと２人で、バスが出発した後も神宮球場のクラブハウスにこもって約５０分話し合った。

　今季は舌禍騒動を起こすなど、グラウンド内外で何かとトラブルが目立つマートン。今後、２軍降格も含めて処遇が検討されることになりそうだが、試合には勝っても、今のチームを象徴するようなギクシャクとした空気が流れていた。