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【プロ野球】

移動バス故障&三重殺 星野監督、踏んだり蹴ったり

2012年8月18日 紙面から

◇西武4−1楽天

 西武が逆転勝ちで1分けを挟んで4連勝。0−1の2回に犠飛で追い付き、5回2死一、二塁から中島の2点二塁打で勝ち越した。7回途中まで1失点の野上が5連勝での6勝目。楽天は12安打を放ったが、再三の好機をつぶした。

     ◇

 まさしく、踏んだり蹴ったりの一日だ。楽天は移動バスの故障というハプニングに見舞われたかと思えば、試合では三重殺を食らい、負けた。

 「飛球で三重殺を取られるのはプロで珍しいんじゃないか」。星野監督が怒りをあらわにしたのは、2点を追う6回だ。無死一、二塁でフェルナンデスの右中間を抜けそうな打球を熊代が好捕。ここで何と、三塁寸前まできていた二塁走者の藤田だけでなく、藤田のすぐ後ろまで行っていた一塁走者の銀次も戻れず、三重殺。2回には河田の捕邪飛の際、スタートを切っていた一走・フェルナンデスが戻りきれず併殺。「走塁ミス、走塁ミス。今年は多すぎるわっ!!」と吐き捨てた。

 試合前はまさかのハプニングがあった。朝に仙台を出発し、JR東京駅からバス2台で立川市内の選手宿舎に向かった際、高速道路で不運に見舞われた。1台が故障し非常駐車帯に停車。故障車に乗っていた選手は動ける方に移って出発したが、首脳陣は代車が来るまで30分以上も待ちぼうけ。星野監督は宿舎到着まで2時間もかかった。

 「乗って、『あっ、おかしい』と思ったんや」と試合前に苦笑いしていたが、試合の方はとても笑えない内容。首位の日本ハムとは5・5ゲーム差。2日連続のバスの故障はないだろうが、ミスも根絶しなければ混パで取り残されてしまう。 (川越亮太)

 

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