NO MORE 違法アップロード・ダウンロード

ミュージックモラリズム みんなで守る、みんなの音楽

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ストーリー

西暦2035年。音楽を取り巻く環境は大きく変化していた。違法アップロード・違法ダウンロードにより、音楽業界の収益バランスが大きく崩れ、音楽の市場規模は2000年代初頭に比べて10分の1に減少していた。発売される新曲の数も激減し、みんなが口ずさめるヒット曲がほとんど生まれない世の中になっていた。
また、才能のある新人ミュージシャンのデビューなどの機会も激減していた。「何故音楽がこんな風になってしまったのか?」若者たちは真剣に考えた。いつの時代も若者たちは音楽を愛している。そして、「音楽を守るには、自分たちには何ができるだろうか?」このような自覚が、日本のほとんどの若者の間に芽生え始めていた。
そのような時代の流れの中で、「Music Moral keepers」は誕生した。ネット環境の整備により安易に音楽の違法アップロード・違法ダウンロードが繰り返された2010年代を重点的にパトロールし、取り締まる事で、音楽の未来を守るべく戦いを始めた。

キャラクター紹介

【森川隼人 (29)】音楽と自由をこよなく愛するロックンローラー。口癖は「Music is Freedom」。幼少期から、ミュージシャンだった両親に音楽の素晴らしさを教わる。10代から20代にかけて、世界を放浪しながら、様々なライブハウスでライブを行って来た。「音楽は自由だからこそ、みんなが責任を持たなければいけない」という想いが若者の間に広く共感を呼び、「Music Moral Keepers」のリーダーに選ばれた。夢は、音楽業界が復活し、多くのミュージシャンが自由に新曲を発表できる環境を作る事。人々が昔のように自由に音楽を楽しめる世界を作る事。

【西園寺恭一 (25)】IQ200の天才。古今東西の音楽を聴き尽くし、その全ての楽曲・楽譜を暗記している。信条は「音楽は人間の最も根源的な感情表現だ」。主に違法アップロードの取り締まりを担当。サイバー関連の案件に無類の強さを誇る現役バリバリの弁護士で、法廷では239戦239勝無敗。若者の間では、「サイバースペシャリスト」として有名。仕事以外ではいつもヘッドフォンで音楽を聴き続けている。多くの若者たちの「音楽を守りたい」という願いに耳を傾ける「Music Moral Keepers」のサブリーダー。音楽に対して熱い想いを持つ羽生涼子に、サイバーの知識や違法ダウンロードの取り締まりについて教育中。

【羽生涼子 (17)】2035年を生きる明るく元気な女子高生。幼い頃両親が離婚し、孤児院に預けられて育った。親の愛情を知らず、寂しい幼少期を過ごしたが、10歳の時にテストで100点を取ったご褒美として施設の院長に連れて行ってもらった歌手のコンサートに感動し、以後は音楽が心の支えになった。自らが音楽によって救われ、生きる勇気をもらってきたことから、同じように不遇をかこっている子供たちが素晴らしい音楽にふれあう環境を整えたいと願う。現在はミュージックカフェでウェイトレスのアルバイトをしながら高校に通う。一方で、違法ダウンロードを根絶して音楽業界を取り巻く環境を健全にし、多くのミュージシャンがよりよい環境で音楽活動ができるようにしたいと誰よりも強い気持ちを持つ。機械音痴のため、西園寺恭一に教えてもらいながら、現在パソコンと格闘中。

【村田瑞樹 (17)】2012年を生きる現役女子高生。インディーズバンド「クリークマシンガンズ」の熱狂的ファン。メジャーデビューが決定していた「クリークマシンガンズ」が、所属するはずだった音楽プロダクションの倒産でデビューが延期になったため、「クリークマシンガンズ」の名を世に広め、再びメジャーデビューさせようと大量の違法アップロードを繰り返している。時空をこえて、羽生涼子とは同じ歳。音楽とクリークマシンガンズへの愛情は、いつしか形を変え、違法配信へと駆り立てる強力な思念に取り憑かれることとなる。

WEBコミック「Music Moral Keepers」
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